サントリーのビオラは秋には?

[園芸相談センター]の過去ログです

ななっととうう 【東北】 2013/05/30(木) 18:11:12
サントリーのビオラ(かスミレだったと思うのですが)
たくさん咲いた花も、終盤になってきました。

いまは植木鉢に植えているのですが、
庭に植え替えたら、秋や来年にも楽しめるでしょうか??

HPには、「基本的に1年草です」としか書いてありません。
業者としては毎年買ってもらいたいでしょうから、そう書いてあるのあかな〜?なんて思ったり、品種改良で1年しかもたないようにしてあるのかな〜?なんて思ったりもしていますが、
もし、多年的に楽しむのに成功した方がおりましたら、教えてください。

ちなみに、北国住まいで、今やっと気温が20度を超える日もあるようになったところです。
冬のおとずれは早く、雪もつもります。

たちつ 【近畿】 2013/05/30(木) 19:29:29

>HPには、「基本的に1年草です」としか書いてありません。
私個人的には、サントリーに関しては、酒屋一本主義ですから、園芸部門は、贅沢な道楽としての位置づけと思います。・・・社会貢献・会社のイメージUP・波及貢献・派生研究・今流行の独立部門創設とかで、商売というより道楽ですね。
儲けることより、イメージ下落につながれば、おそらく園芸部門は、損得抜きで、閉鎖してしまうでしょうね。

本来スミレ系は、環境にうるさい性質のもので、機嫌がよければ、親株も翌年には、再び開花しますが、機嫌が悪いと自滅してしまいます。
従って、スミレの種類も形も環境により、色々と変化し多様化しています。・・・原種系の自然スミレ。
環境が良くても、概ね姿形は、体裁用には育たない。 姿が乱れる。のが普通です。
宿根して、翌年に再び、芽が生えてくれれば別ですが、これがなかなか
上手くいかないのが、改良品種たる、園芸種ビオラ・パンジーの宿命です。大抵は、種子で繁殖する。つまり1年草となる。
この種子も、F1となれば、同じ花が揃って、翌年も咲くとは、限らない。
など、色々な問題がある。

>業者としては毎年買ってもらいたい作戦
>品種改良で1年しかもたないようにしてある作戦
このようなことは、考えていない。
もしこのようなことが可能なら、何もややこしい法律を作ることもないし、独自の規制をすることも無い。 サントリーなど、独自の規制しまくりです。 宣伝費の計上は有っても、一般向けには宣伝もしていない、それでも人気がある。だから割高でも売れる。
統計的根拠はありませんが、日本人向けと言うより、海外向けのような気もする。
HPもシンプルな表現で、豪華な感じがする。
不統一未完成のデビアス調表現かも。

と言うことで、ほとんどのお花好きの方々は、毎年買っています。
必然的に、場所もなければ、手間隙もかけたくない。しかしそのときの気分しだいで、花の一つでも植えたいということかも。
花の世界と言うものは、不思議な世界で、一鉢一株5千円となれば、よほどのことでない限り買いにくい。
しかし 一株1-3百円なら、10個でも20個でも買う。足らなければ、又買い足しに行く。 それに植木鉢に、肥料に道具・物置まで買えば、
どちらが安く付くか解らない。中には、お花より高いグッズ服飾品まで買い揃えて、そのまま雨ざらし・・・・

と言うことで、結局苗を買ったほうが楽で、豪華絢爛に咲きそろう。

茎あり品種のビオラ・パンジーは、難しい。
茎なし品種のスミレは、楽。

このように思います。


ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/05/31(金) 00:27:40
ビオラという言葉は日本では「パンジーと同じ仲間で花の小さい物の総称」となっています。このパンジーとビオラは日本では一年草の物がほとんどで、時期が来れば枯れます。種子が出来ますが一代交配物や、サントリーなどの大手ブランド苗だと種子から育てても親と同じ物が咲く事は少なく花が貧弱に咲く事も多いものです。

パンジーやビオラ以外のスミレだと宿根性の物が多いです。でも日本の品種でサントリーから売りだされている物は無いはずで、もしあってもおそらく外国種の物でしょう。

お手持ちの物は一年草のビオラの園芸種で一代限りで楽しめる種類と思います。本州では基本的に梅雨時や初夏辺りで暑くなってくれば開花も終盤で枯れる事が普通の様です。
ただし、このビオラという植物は北国だと稀に宿根する物もあります。特に北海道では昔から在来のビオラがあって庭に紫の単色や黄色と紫の物が毎年生えては条件が良いと株が年々大きくなる事もあります。
おそらく大昔に持ち込まれた古い品種か、パンジーのこぼれ種子が先祖がえりしたもの由来かと思われます。
また、外国で作出されたビオラの品種だと結構宿根するものがあり、我が家では‘ホワイトパーフェクション’と言う品種が宿根し数年楽しめました。
日本のビオラの交配はかなり複雑なので、こういう宿根性の性質が受け継がれている物なら東北でも北部の県にお住まいなら稀に根が生き残り次の年の春に芽が出る(物によっては常緑で雪の下で冬を越す)事もあるかもしれません。
サントリーのビオラがもしも、そういう宿根性の性質を少しでも受け継いでいるのなら次の春にまた楽しめるかもしれません。でも確実では無いので今回はダメモトで植えてみるのが良いと思います。もし種子ができて落ちれば来年芽吹き育って花が咲くかもしれません。正直どんな花が咲くかは解りませんがまあまあ綺麗な花なら種子を採りまた蒔いて育て咲かせと毎年繰り返し、良い花の株の種子を採って行くと(性質の固定化)そこそこ綺麗な花が楽しめるかもしれません。
綺麗な模様が入っていなくても紫単色の花(一代交配種の種子からだと結構出てくる)は先祖がえりの色らしく、丈夫で性質が受け継がれ易いです。

サントリーの園芸植物部門など大手の種苗会社で売られる「ブランド苗」は大抵他の品種よりも単価が高く、容易には同じ品質の物が殖やせず基本ワンシーズンで楽しむ物と思っておいた方が良いです。
毎年楽しみたいのなら、花はビオラに似ていて宿根性の強い「宿根ビオラ」を購入するか、花が小さく華やかさはビオラほどでは無いですが、外国の宿根性のスミレを植えると毎年花が咲いて楽しめますよ。

外国のスミレで日本で流通し一般に購入出来る物に、ビオラ・ラブラドリカ(黒葉すみれ)やビオラ・ソロリア(花色や模様が多く、割と華やか)やニオイスミレ(スィートバイオレット)あたりを購入すると良いですよ。ニオイスミレは開花時にとても良い香りが漂う物ですが、園芸化されている品種の中には香りが無いか微弱な品種があり、時々ビオラ・ソロリアがニオイスミレとして売られている事もありますのでご注意ください。
外国の宿根性のスミレを確実に手に入れたいのならネットショップで秋か早春に注文すると良いです。
ビオラ・ラブラドリカは選抜品種の‘紫式部’というブランド苗が早春にホームセンターで売られる事も多くなりました。花の無い時期もカラーリーフとして使え種子でも増えるので(ただし黒さの度合いの個体差は出る)ブランド苗の割にお得なスミレと思います。ニオイスミレも「香りビオラ」の名前でホームセンターに置かれだしたのを今年見かけました。香りも良く比較的育てやすい品種の様なのでお薦めです。

ななっととうう 2013/06/04(火) 22:48:40
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お二人ともありがとうございました。細かく丁寧な説明で、勉強になりました。
サントリーの苗は、価格が若干高めですが、私のような超初心者でも、失敗なく、虫もつきにくく、花をたくさん咲かせてくれるので、気に入っています。ただ、不自然なぐらい花をたくさん咲かせるので、かわいいなと思いつつも、花がふびんにも思います。
だんだん手入れをマメにできるようになったら、お手ごろ価格の苗にも挑戦してみたいと思いますが、今回は、このまま咲き終わったら終了、ということにします。

アドバイス、ありがとうございました。


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