万年青の植え替え
ぴいちゃん
2012/07/01(日) 16:28:11
知り合いから頂いた万年青。何年も植えっぱなしになっていたらしく10号鉢の中にぎっしりと植わっています。いろいろなものを植え替えては失敗したことが何度もあるのでいじるのが怖い気もしますが春先に水肥を与えたせいか新芽がわさわさとでてきて植え替えした方がよいような気がしております。場所がないので株数を増やしたくはありません。このまま一回り大きな鉢に植え替えればいいのでしょうか?教えてください。
たちつ
【近畿】
2012/07/02(月) 02:14:36
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万年青は、縁起ものとして、昔は重宝されました。
簡単に言えば、青春が万年続く・・元気ハツラツ不老長寿。魔除
貧富の差にかかわらず、近所の裏山に沢山自生していたし、簡単に採取できて、簡単に移殖できた。特に、冬の閑散とした内庭には、南天・山茶花が、彩りをかもし出して、暗い内庭が明るくなった。
内庭の端には、トイレがあった。 トイレ(不衛生)や冬の土(益虫の冬眠)・冬のキッチン(火事)には、貧乏神が宿るとされて盛り塩して清めた。冬は暇ですし、家の中を見直すのに都合が良い時節。
と言うことで、万年青は、どこでもいつでも簡単に、植え付け育った。
万年青がよく育つ家は、縁起がよくて、すぐ枯れるのは、縁起が悪いとも言い変えられた。 あんたは、育て方が日本一下手糞とはいえない。
喧嘩になり殺し合いになるので、格好良く遠まわしに言った。
・・・京の都流(後の上方・関西流・日本流の言い回し)
そのような下地があって、お茶・華道・盆栽と流行りだして、葉物盆栽として、一つの流派こだわりが流行った。葉の模様違いなど種類も増え、珍品・希少品も生えてくるとブレークする。ますますこだわる。
本来は、どこでもいつでも育つ植物ですが、ここに拘り・流派が、加味されると、土一つに関しても、沢山の考え方がでてくる。
従って、ネットを開くたびに、ミズゴケだけとか、瓦礫だけとか、普通の庭土とか、軽石がよいとか、砂が良いとか・・・・あれが悪いこれしかないとか、初めての人なら、さっぱり解らなくなる。
どれも正解なのですが、それぞれの土を使う場合には、それ専用の管理の仕方がある。これが具体的に細かく、解説されていない。
水は与えるな と 水はたっぷり では、迷うことになる。
ミズゴケと瓦礫は、ぜんぜん違し、むしろそれで育つのかと不安になる。
里山の自生地
http://kochan.mypages.jp/10kuratake33.jpg
山の断面
http://pds.exblog.jp/pds/1/201005/12/43/b0133243_2230883.jpg
http://www.netis.mlit.go.jp/Netis/Images/KT-050021B.jpg
アンパンと鉢植え
http://image1-3.tabelog.k-img.com/restaurant/images/Rvw/2184/2184594.jpg
鉢植えの基本図
http://www005.upp.so-net.ne.jp/asagao/honbachi-danmen2.jpg
万年青の植え替えの例
http://www.omoto.net/uekomi/uekomi-f.html
自生地は、落葉樹の斜面に生えている。
落葉樹は、冬に日差しがあり、夏には、木漏れ日が当たって、涼しい・地温も低い。明るい。
斜面は、水はけが良いし、適度に湿っているし、絶えず水が流れているので、酸素も多い。雑菌も洗い流されて、程よく調和する。
表土は、腐葉土で覆われているので、土の中の保湿と換気がよく・薄い腐汁栄養も豊富。腐葉土の下には、赤土という粘土地層があって、金属微量栄養素も豊富で必要なら根を伸ばし、不要なら、根を止めればよい。
アンパンで云えば、ゴマが万年青で、フワフワが腐葉土で、空気の層が有って、その下に、ネバネバのアンがある。一緒に食べるから、美味しい。アンばかり食べても、パンだけ食べても、美味しくない。
アンが好きなら、缶詰のアンか羊羹を買えばよいし、パンがスキなら、食パンを買えばよいし、皮が好きなら、食パンの耳だけ、買ってくれば良い。 でもやはり、ヤマザキの粒アンパンが美味しい。拘りアンパンは、美味しくない。津の井村屋のあんが良い。キンツバは、大阪堂島ですね。長餅は、四日市ですね。岐阜の八壺豆(多度豆)や 青柳のういろも美味しいね。桑名の時雨のお茶漬けも美味しいね。全国には、ご当地の名産の美味しいものも沢山有る、有名品も数々あれど、地域性があって、特別に美味いと言うものは、この程度かも。
堂島のロールケーキも超人気ですが、スーパーのロールケーキのほうが遥かに美味しいと思う。
と言うことで、こだわれば、きりがないし、テキストが必ずしも、口に合うとは限らない。
結論
植え土は、面倒なので、鉢底石(軽石が良いかも)に、粗い腐葉土2-3割り混ぜて、適当に、植えつければ楽。
半ヒカゲ管理。
潅水は、月1-2回程度、雨が当たれば、なくてもよい。
肥料は、なくても良いし、春と秋に、液肥1回程度。
普通の土・使い古しの土なら、微塵粉土をふるいにかけて、腐葉土3割り程度混ぜておけばよい。
炭があれば、砕いて混ぜておいてもよい。粉はダメ。・・・ミネラルの補給。
瓦礫は排水通気・軽石なら保湿。 腐葉土は、肥料 兼保湿 兼通気 狙い。
株分けして、余ったら、捨てればよい。
芋の切り口には、石灰粉(乾燥剤を粉にしてでもよい。)で消毒防腐処理。
結構 傷口から腐りやすい場合がある。
試しに、残った捨て苗を乾いた土に植えて、最初の一回だけ水をやって、その後は潅水しない。 その後何ヶ月たてば、枯れて、死んでしまうか実験すればよい。
芋を丁寧に分離して、半日乾かして、乾いた土に寝かして、芋の片身半分だけ埋めるて、1回だけ潅水して、後はほっとけば、どの程度で、新芽や新根が生えるか実験すればよい。
あくまでも、真夏の直射日光は避ける。 下葉から枯れてくるし、葉色が悪くなる。 間接光・半ヒカゲ・日当たりなしで、涼しく。
因みに、私のは、軒下の台の下にほったらかし、思い出した頃に潅水している。多分1-3ケ月に一回程度は、水をやっているのかも。
なにせ、飛び込み雑草が枯れているくらいですから。除草しなくてもよい。大きくならなくて都合が良い。 (-_-;)
それでも、毎年、花は咲いているし、実もなっている。
と言うことで、枯れるというより、過湿で、腐らしているのと思う。
湧き水・清水と違って、植木鉢の水は、淀んで、水腐れしやすいものです。特に根の太い植物は、のろまで、水揚げが弱い。だから、移殖に弱いか葉が厚い。機敏さ・敏捷性が無い。
このようなもの。
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