クレマチスの育苗中の管理について

[園芸相談センター]の過去ログです

まさ 【近畿】 2012/04/05(木) 14:22:47
クレマチスを衝動買いしました。
ラヌギノーサ系の伊勢原という品種です。
2号ポットに入ったのもので表土より5cmほど芽が出ているだけです。多分1年生苗だと思います。
以下の点について、教えてもらえないでしょうか?

(1)今週末に5号深鉢に植え替える予定ですが、クレマチスは深植えが基本らしいですが現在、表土より5cmしかないのに深植えしたらほとんど地中に埋まってしまうのですが問題ないですか?

(2)行灯仕立てにするつもりですが、支柱の高さはどの程度のものが必要ですか?
草丈2〜2.5mとラベルにありますが、これはツルの長さでしょうか?

(3)今年はしっかり育苗して丈夫な成木にしたいのですが、参考にした以下のページでは
「植えかえ後、数節伸びた時に株元1〜2節残して強剪定を行い、側枝となる新芽を出させます。」
とありますが、これは系統に関係なく共通事項でしょうか?

http://www.geocities.jp/clematis_ozawa/sub2.htm

たちつ 【近畿】 2012/04/05(木) 21:03:53

>地中に埋まってしまうのですが問題ないですか?
難関学校の試験や日本の最高裁判所の判決ではないので、模範解答はない。
単純に、考えて、苗が小さければ、最初は浅く植えて、後から土を足せばよい。
概ね2-3関節。
尚、支柱の件やすぐに大きくなるので、5号15cm鉢より8-10号のほうが良いかも。

>支柱の高さはどの程度
悩むのは面倒なので、朝顔の支柱がよいかもね。
それでも短ければ、一度下まで誘引して再び朝顔のように誘引する。

注意事項1
 クレマチスは、朝顔のように蔓茎は自然に巻かないで、ゴキブリの触覚髭が絡まる。従って、植木鉢の近所には、他の植木を接近させないことです。
注意事項2
 クレマチスの蔓茎は、老化すれば、硬くなって折れやすい・裂け易い。人間と違って、骨は外側にある。褐色化した古い茎が裂けても、爪楊枝とセロテープで補強すればよい。外骨は褐色していても、中肉は、緑色している。・・・・茎折れ・茎裂けの相談も多い。

>ツルの長さでしょうか?
蔓植物ですから、蔓の長さです。

>これは系統に関係なく共通事項でしょうか?剪定
これは、トリビアな発想です。原種自然界ならだれが剪定をしてくれるのでしょうか
只 園芸ですから、枯れ草は綺麗に始末したほうがすっきりするし と言うことです。ただし、品種により、余り取り除くと、花つきが悪くなるので、残しておきましょうと言うことです。
原則は、何もしないということで、景観や都合により取り除く場合には、よく考えて。・・・・品種・系統ごとによく見極めてと言うことです。 

的確な剪定をすれば、花が集まって咲く と言うことです。

剪定しなければならないと言うことではない。 景観と花付きの問題。
これが、相当慣れないと解らないので、テキストでは、最初から解説されている。
剪定必要論の独走。園芸都市伝説。

と私は、思い込んでいます。

ラヌギノーサ系・・・軟毛のある品種の意味。
前年の茎節から、新芽をグングンと伸ばし、止まったらその先に一輪咲く中国系の品種。時には、秋にも狂い咲きすることもある5下咲き。

詳しくは↓ かなりマニアックな一押サイト
http://clematis.co.jp/mini/mini_18.html


まさ 【近畿】 2012/04/06(金) 10:16:25
たちつさん、返信ありがとうございます。

(1)と(2)については了解しました。
深植えするのに、後から盛土するなんて、よくよく考えれば思いつきそうなのに頭が固いですね。
鉢の大きさに関しては、クレマチスの栽培経験がないので、生育速度がイメージできませんが、8-10号だと苗に対してちょっとアンバランスな感じがするのと、水の管理が難しそうなので、6号スリットロング鉢で定植しようと思います。
支柱の高さも、蔓の長さがわかれば、おおよその見当がつきます。
誘引したものを再度、誘引し直す事は避けたいので長め支柱(表土から90cm程度)を用意しようと思います。もしこれでも短いようならご指摘ください。

(3)のチビ苗の剪定については、ピンチにより脇芽を出させ葉数を増やし光合成をより多く行わせ苗の充実を図ることが目的かと思いました。
蔓植物は、南瓜と胡瓜くらいしか経験がなく、これらは品種により親蔓仕立、又は親蔓を摘心して子蔓仕立のほうが良いものがあり(収量が増えるという意味で)、クレマチスも品種(系統)によりそのような違いがあるのかな?というのが疑問の始まりです。

チビ苗に対して株元1〜2節で剪定する事は、なかなか初心者には勇気のいる事です。
花後の剪定や、冬剪定について紹介しているサイトは多いものの、チビ苗の剪定について紹介しているサイトはなかなか見つけられませんでした。ですから実際、栽培されている方の方法をお聞きしたいです。

たちつ 【近畿】 2012/04/06(金) 15:14:30

蔓植物の匍匐仕立てでなく、立体仕立ての再誘引は、面倒で、茎折れしたり絡まったりして、現実的にはムリ。

朝顔の支柱を調達したら、2mの針金を3本用意し、これを蔓に見立てて、イメージトレーニングすればよくわかる。針金でなくても、紐でも糸でも良い。

>南瓜と胡瓜くらいしか経験がなく
十分です。違いは、平面的に誘引するか逆円錐形の(行灯仕立て・ちょうちんの骨組み・グルグル巻き)立体仕立てかの違い。と
蔓果実野菜の多くは、花(子孫繁栄のH形態)は、オスメスがバラバラに独立して咲く(雌雄異花)そこで、芽摘みをして、子蔓孫蔓と枝分かれさせないと、親蔓では、雄花が多くなる。そこで、雌花を沢山出させるために芽摘みをする必要がある。というのが一般的です。
光合成とは、全く関係が無い。
果実を収穫する目的ですから必要なのは、オスはどうでも良い。メスの数。
ところがクレマチスは、種も畑も同じ花に同居しているので、花の数が勝負。そこで、花はどこに着くかが問題となる。
鶏でも同じ。オスは必要ない。メスだけで十分玉子を産む。
人間の場合には、男女が手をつなぐだけで、赤ちゃんが生まれる。
男女とも、気に入った相手は、星の数ほどいる。
そこで、長年戦争・奪い合いが続いたので、男社会が生まれた。
男にとっての、危機感は、ある日突然に、「実はこの子は、貴方の子ではない」といわれたら、男の根底が、根本から崩れる。そこで、女を隔離した。女の脅威は、経済的な基盤が崩れるという、微々たるもので無視された。そこで、離別するときには、政治体制が崩れるために、尼寺を作って、幽閉した。 埴輪作戦も同じ。
ある最高地位者も長くないだろうということで、いろいろともめている。3世代の部下が、お互いに内輪もめする。上位下克・下克上ほど屈辱的で耐えられないものはないらしい。他人の喧嘩ほど、滑稽な事は無いので私は楽しみにしている。

>株元1〜2節で剪定する事は
ちび苗であろうが、おお蔓で有ろうが、1-3節埋めたほうが良いと書いてあっても、1-2節で、切れとはどこでも紹介されてない。新芽前の枯れた古い蔓を景観見栄え目的で、整理する場合には、短く切るとは書いてある。
短いとは、3-4節残す品種と蔓を半分程度残す種類があるので注意することと書いてある。まして、ちび苗の芽摘みをすることなど、誰もしないので、そりゃー紹介する人も極めて少ないでしょう。想定外の話。
↑のサイトの植え替えの漫画を見れば良く判る。

ラベル・1-2節埋める・根鉢は崩さないと書いてある。
ラベルは系統育て方のキーワード。索引INDEX。・・・バラとクレマチスには、ラベルは必ず必要。
茎は埋めるは、クレマチスとボタンには、必要。・・・クレマチスの茎と根が外れやすいし、付け根が腐りやすい。腐った場合に、その関節から根が出る。又折れやすいからです。 ボタンは樹で根はシャクヤクという草の根を借りているからです。早くボタンの根を生やして、獰猛なシャクヤクのを腐らす必要があるからです。ボタンの挿し木は非効率で、上手くいかないものも多い。
根鉢は崩さないは、クレマチスやアスパラガスの根を傷をつけると腐りやすいからというのが定説らしい。・・・私は、根を叩きつけて、根の土を取り除いていますが、腐ったという経験が無い。

ということが、私の解釈です。

結論として、とりあえず、今年は斬らない。そのまま育てるということです。

ついでに、↑の増し土は、予備の土ですから、大粒の赤玉土単用で、排水・通気・保湿・寒暖緩衝を優先するもので、保肥性・保湿性の高い汚らしい腐葉土は混ぜないほうが望ましい。極端に言えば、5mm粒前後の小石でも良い。鉢底のごろ石の残りでも良い。

6号スリットロングでも良いし、なければ、手持ちのプラ鉢の側面で下1/3程度には、沢山の横穴を開ければよい。土漏れするなら、タマネギとか、球根のネットや網戸のネットで適当にカバーすればよい。
スリット鉢は、素焼き鉢の側面に根が張りやすいということで、尚且つプラ鉢は、側面からの通気がなく、地表やそこ穴付近に根が張るということから改良されたもの。従って、素焼き鉢にスリットは無い。プラ鉢のみ。ということです。同じ考えとして、横長のプランターも、通常穴は、横に一つしかない。反対側にもう一つ穴を開けたほうが望ましい。
たかが1つの手間だけで、根はりや排水は、随分と異なるものです。
最近の植木鉢は、経費節減と見栄えばかりで、栽培に適したものは無い。穴の大きさもしかり、下駄の高さや土の量と形も出鱈目。・・・栽培上と商売は別のもの。墓仏壇や冠婚葬祭も同じ。心が無い。
どちらが良いか悪いかは別にして、考え方も、180度変えないと、一から考え直さないと、ついていけない。上手くやりくりできない。思っています。


たちつ 【近畿】 2012/04/06(金) 19:07:56

>それでも短ければ、一度下まで誘引して再び朝顔のように誘引する。
ここに誤解があるのかも。

それでも蔓が伸びすぎて、支柱が足らなくなれば・短くなれば、
その伸び過ぎた蔓を下まで(植木鉢の近く)引き下げて、そこから・下から再び、上の方へまわしながら、伸ばす。
一度支柱と蔓を取り外すと言う意味ではない。
クレマチスの絡み方は、葉の茎が螺旋して、絡まるために、葉を一々と斬らなければならないので、無理。面倒。

それも面倒なら、支柱を継ぎ足せばよい。
それも面倒なら、自然に任せて、枠の内側から外側へ垂れさせればよい
あるいは、植木鉢を高台に載せるとか。

に訂正。

大和民族の子として生まれ、日本に育ったものの、日本語がわからない。まして漢字やカタカナ語などは、適当に使っている。
外国語など全く理解できない私です。(-_-;)

外国旅行に行ったときに、値段交渉が面倒なもので、何を言っても通じないし面倒なので、プレゼント・ギブミーと連発していたら、タダでくれたし、
又あるときには、面倒なので、従業員に盗んで来いと言う意味で、ロビンフッド=格好よい盗賊・義賊と私は解釈。 ロビン=Robin 駒鳥=小鳥を robbery窃盗と解釈 フッドHood=覆面=wood材木森 の合成語と解釈して、ロビンフッドと連発していたら、通じないので、盗んで来いと怒鳴ったら、本当に盗んできた。言葉より熱意・心で通じるもものです。ついでに、産地証明書らしき紙も持ってこさせた。当然に、代金は無料で、お礼も言ってもらった。 何でも感謝される感謝することは、大切なことです。


まさ 【近畿】 2012/04/07(土) 14:18:57
[[解決]]
たちつさん、返信ありがとうございます。

チビ苗の剪定については、私が一番理解しやすかった最初のスレッドで添付したURLの方は挿し木等で実際に育苗されているようで、でたらめな事を紹介されているとはどうしても思えません。
私も挿し木で予備の保険苗ができたら、実際に試してみようと思います。

今回は予備苗もなく、初めてのクレマチスでとても怖くて株元1〜2節で剪定は出来ないので、仰せのように剪定せずに、1年間育ててみようと思います。

どうも、ありがとうございました。


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