ユリの鉢植え栽培

[園芸相談センター]の過去ログです

アヤ 【関東】 2011/07/19(火) 19:29:30
鉢植えで栽培していたユリのコンカドールとソルボンヌの花が咲き終わりました。
来年も咲かせたいと思い、こちらの過去ログを拝見したのですが
鉢植えでは球根の肥大は難しいというご意見が多くありました。

どなたか鉢植えで同じ球根を何年も育てている方、栽培のコツを
教えてください(ユリは8号鉢で1球ずつ植えました)

またユリの花の美しさに魅せられ、カノコユリ系、鉄砲ユリ系
オリエンタル系の球根を注文しました。これらのユリの栽培で気をつけ
なければいけないことも教えてください
すべて鉢栽培の予定です。
よろしくおねがいします。

空色 2011/07/19(火) 20:31:23
オリエンタル系のユリは、
日本原産のカノコユリ、ヤマユリ、タメトモユリなどを交配親として改良されたものです。
鉄砲ユリも日本の野生種が園芸化されたもので、
共通点は、球根の下から出る根と、球根から伸びた茎の地下部から上根(うわね)が出ると言うことです。
つまり、球根の上下に重要な根が存在します。
特に上根は地中の養分を吸収し、葉の光合成と合わせて球根に養分を蓄える、重要な根なのです。
鉢植えで、球根が肥大する為には、上根が充分に張る余裕がある事が必要です。
なので、なるべく深めに球根を植えるのですが、そうすると、球根の下根が根を張るスペースが少なくなり、水分の吸収などが難しく、上下でアンバランス状態になり、球根が肥大しにくくなり、
年々、球根が小ぶりになり易いのです。
近年では、深鉢より、さらに深めのロングタイプの鉢もありますので、なるべく深めの鉢を使用し、
植え付けの時に、マグアンプKなどの元肥も、球根の上の土にも混ぜておくと良いと思います。
鉢植えは、毎年、秋に新しい用土で植え替えして、真夏は鉢に直射日光が当たらないようにして、
根が高温になりすぎないようにするのも、ポイントかと思います。

空色 2011/07/19(火) 21:18:36
追記です
ユリは花後の管理が重要です。
種をつけないように花柄を切り、
カノコユリ、オリエンタル系は明るい半日陰に置き、葉焼けを避け、なるだけ葉のある期間を長くするようにします。
緩効性の置き肥と、液肥を肥料の規定量を守り、葉のある期間に肥培するようにすると良いと思います。

体験談のおまけ 【東海】 2011/07/19(火) 22:20:15
 コンカドール(OT系)地植えと鉢植え(10鉢前後)で10年以上(20年には届かない)続けている一人です。まあご指摘の基本どおり(↑網羅されてます)やってみることです、何年もたせられるかは環境・人夫々、他人様の仰る通りとは限りません。
 確信している事はコンカドールの丈夫さは同系でも最右翼の一つ、前年同等の球寸を確保できる事も稀ではありません。カサブランカ(OH)とは比べ物にならないほど丈夫。小生毎年3球程度を更新していますから、概ね3年程度もたせているということでしょうか。
 分球させず、大球を残すのを楽しみにしていますので まあその程度が腕前の限界ですね。深めの10号に1球としていますので、不満な分球した小球は 良いものだけを地植えの弱ったものと交換という毎年。
 旧用土を流用するとたちまち弱りますので、その残土対策・手間が大変。鉢は同数、1年天日にさらし交互に使用。念のため植え替え時に殺菌剤を使っていますが、使わなかった事がないので比較評価不能。
 ちなみに 入手しているのは1kg近い大球(最近入手難)、肥培目標も1kgですが一度も・・・このサイズからの花数、大きさは圧巻。とにかく基本は嫌と言うほど過去ログ・解説書に紹介されてます、どうなるかは環境・栽培者夫々によります、やってみることです(それと運もあるかな)
 ソルボンヌは数年しか置いた事がないので 述べる資格なし。 以上、来年の良い花を祈ります。

空色 2011/07/20(水) 02:39:01
体験談も必要でしたか(^_^;)
62年もののカノコユリと、9年もののマルコポーロが最長寿です。
カノコユリは祖母が四国から嫁入りしたときに持ってきたもので、分球を重ね、大半は庭にいますが、今でも移動観賞用に鉢植えも続けています。
マルコポーロは3年目に一度だけ帯化して、一本に74輪、花を咲かせたことがありますが、翌年からは普通に戻りました。
基本的な栽培をしていても、いろんなことはありますね(*_*)

たちつ 【近畿】 2011/07/20(水) 04:39:15

いずれのユリも、球根の大きさは、人差し指1関節の大きさがあれば、それなりに咲きますよ。
花数は、球根の大きさと茎の太さに比例して沢山咲く。
単純に、鉢土(茎の下半身)を板などで、日陰にして、涼しくすれば、長持ちする。
球根は、毎年植え替える・・・鉢植えの場合・・・・球根が、地表へ浮いてくるため。
球根の植え替え時に、殺菌消毒する。・・・病気になっても、枯れることもなく、葉が枯れても、花はさくものの、汚らしい。いずれも、来年には、綺麗に咲く。
蕾が付く直前にアブラムシの殺虫消毒する。
茎元は、茎が伸びだしたら、消毒するか、常に監視する・・・茎齧り虫が茎に穴を開ける。

透かしユリ・鉄砲ユリ(筒ユリ)系は、土に日が当たっても、かなり強い。
オリエンタルユリは、やや弱い。
冬芽のロゼットには、日当たりがんがんと防寒(季節風)が必要かも。
肥料は、控えめに・・・・茎がゆがむ(オリエンタル系)・花が裂ける(筒ユリ)
花は、雨に当てない・・・寿命が短く・汚くなる。
花が咲けば()蕾が色づけば)、日差しは、不要。
切花なら、蕾確認後、からは追肥は絶対にしない。花持ちが悪くなる。
当然に、葯(花粉)は、ピンセットで取り除く、花粉が、衣服に付けば、洗濯しても、落ちにくい。
土は、変えたほうが良い。連作障害というより、いや地障害で、盛衰が起こる。時として、自然消滅する。
高砂ユリは、種でよく増えるし、翌年に咲く。開花時期も、気まぐれで
、初夏から初冬まで、気分で咲く。一茎に一回ですが、開花は不定期。

マニアック的には、正月前後に咲かせれば、再び初夏にも咲く。・・・・冷蔵加温と開花後に球根を緑色に焼き再び客土する。

それ以前に、支柱を立てて、茎折れを防止することが必要。
その他の事項としては、この程度かも。


アヤ 2011/07/21(木) 06:21:35
おはようございます。
皆様ありがとうございます。本当は地植えにしたいのですが
狭い庭ですので、どうしても同じ場所にユリを植えることになります。
連作障害があるということですが、同じ場所で連作障害を防ぐ方法は
ないものでしょうか。

体験談のおまけ 2011/07/21(木) 20:18:16
まあ兎に角やってみる事ですよ、人夫々 環境夫々・・同じ答えは出ませんから。
連作障害、目・耳にしますからそうなんでしょうね、拙宅の事しかわかりませんので○○年くらいの体験だけ書きます。
地植えなら5年くらいは放置でもいけるかな、分球やらで混雑したり・調子を崩してるのや気に入らないのを更新したりで 概ね3-4年でまとめて掘り起こしていますね。
その折には、堆肥やらなにやらを鋤き込んでフツーに土のリハビリをする程度・・どの程度の障害が起きているのかよくわかりません。
(勿論 消えてなくなるのもありますね、どうだろう数割が消えてると思います でないとカイワレダイコンのパック状態)
鉢の方は物干竿みたいなのに10数輪つけてますから、切花には難しいし・つもりも無いです。ごちゃごちゃと庭隅に咲かせてるのは切花にも丁度いい塩梅で、ちょいとした手土産・お供え用にも重宝してます。
唯一徹底的に気にかけるのはアブラムシ、他は放ったらかしに近い手抜き ・・少々のルリタテハなんかには目を瞑ってやりますわ。
(毎年新種は0-1種と決めてます、今年は地植えの方は5種・全部OHとOT系)

あつ 【関東】 2011/07/23(土) 12:11:37
こんにちは
私もベランダーで4年ほど鉢植えで育ててます。球根もある程度の大きさを維持することが出来ています。育て方は過去ログにある通りです。ただ、特に気を付けている事を書いてみます。

1鉢の大きさ
2置き場所(日の当たり方)
3夏の暑さ対策

1について 10号を使っています。ユリは1メートルを超えることが多いので8号では小さいかもしれません。地上部が小さければ球根も小さくなるのではないでしょうか。

2について 私のベランダは北側で、ほとんど日に当たりません。(明るい日陰)はじめは、日に当てないと球根が太らないのではないかと思いましたが、オリエンタル系では良かったのかもしれません。・・・・コンカドールはOTですので少し日に当てないといけないかもしれません。

3について これはとても大切です。北側のベランダでも夏場は日が当たり、鉢の側面は結構熱くなります。地温の変化はユリにとってよくありません。
私は100円ショップで売っているアルミシートで側面をまいています。

これらのなかで間違っているものや、関係のないものもあるかも知れません。参考までに

アヤ 2011/08/08(月) 19:33:02
[[解決]]
みなさま、アドバイスありがとうございます。

教えていただいたことを参考に育てます。

お礼が遅くなり申し訳ございませんでした。


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