カサブランカの分球

[園芸相談センター]の過去ログです

佐藤 【関東】 2011/05/12(木) 09:09:39
プランターでは何度かカサブランカを咲かせてきました
でも、そのまま植えておくと、翌年には小さな芽がいっぱい出て元のようには咲きません

今度、初めて地植えの出来る小さな庭を作ります
そこで、カサブランカを初め、すかし百合等を植えてみたいのですが
咲き終わった後のお手入れの仕方をどうぞご指導下さい
分球するっていうの聞いた事が有りますが、どうやったら良いのでしょう

地植えの土なのですが、今まではコンクリートの下に有った普通の土ですので
掘り起こして他の土にしなくてはいけませんでしょうか
その時は、どういう土を買ってきて肥料などの事もお教え下さい
宜しくお願い致します

有閑店主 【東海】 2011/05/12(木) 22:18:56
 どういう土なのか判りません、かといって然るべく土壌調査をして・・・なんて事は、まあしませんよね(小生もしません)。 ただ言える事は『今まではコンクリートの下に有った普通の土』がそのままで“花壇に適した土”である可能性は極めて低いでしょう。
 「花壇 土 改良」といったキーワードで検索すれば 沢山ヒットするはずです。 殆どが腐葉土・堆肥を鋤きこむといった内容ですが ご自宅の現状に合いそうな、そして出来そうな事をなさればよろしいかと。 アレコレ情報をつまみ食いはしないのがコツ。
 『カサブランカを初め、すかし百合』ですから、植付けまで充分な月日がありますし 特に球根用と考えずとも汎用の花壇の土と考えて準備できます・・それまでは現状のプランターで。

 『翌年には小さな芽がいっぱい出て・・』これが分球です。理屈ではこの時の小さな球根を大事に育て、立派な球根にまでにするわけですが 趣味栽培では殆ど期待出来ません。 ある意味幸運にも分球しなければ、比較的大きな球根で翌年楽しめる可能性があります。
 なお「ユリ」「カサブランカ」で過去ログを検索すれば お分かりいただけますが、カサブランカ等 植え替え・そのまま どちらにしても数年で消えてしまうものだとお考えになった方がよろしいかと。
 花後の管理も過去ログに いやと言うほどでてきます、一度ご覧ください。

佐藤 2011/05/12(木) 23:20:06
有閑店主様
アドバイスを有難う御座いました

初めての小さな花壇なので、初心者でも楽しめるお花を探そうと思って居ましたが、百合は何年もは無理そうですね

過去ログ等を見る事に致します
有難う御座います

たちつ 【近畿】 2011/05/13(金) 01:30:38

カサブランカ・ユリ

ユリ球根の全部は、病原性植物ウイルスに侵されています。
只、ユリにも強力な抵抗力を持っていますから、発症しにくいだけで
す。
そこで、念のために、球根を植えつける前に、球根の殺菌消毒をしたり
します。
教科書的には、トッジンM 「昔はオーソサイドなどイロイロありまし
たが法律が変わったのかも、(・・? 」
http://item.shopping.c.yimg.jp/i/j/potos_fd0064

>翌年には小さな芽がいっぱい出て元のようには咲きません
は、親球根が病気(害虫とか)を発病壊死する前に、子孫を残した結果の
現象と考えられます。
ユリは、球根の大きさに比例して、茎太く花数が増してきます。
特にカサブランカは、山百合の系統ですから、花数が適度に、多いほど
喜ばれますから、市販品の球根は、大きいものが選別されています。
親指1関節程度以上の大きさがあれば、それなりに花も見られます。
白花は別として、色花は、球根が小さいとやや発色が悪くなります。
チューリップと違っても、ユリは、地上部に病気がが発症しても、景観
が悪いですが、汚い花でも咲く場合が多い。
野菜ほどでは有りませんが、やや連作を嫌う品種もあります。
球根を確認選別するために、毎年植え替えるか、連作障害防止の為に3
年毎に、植え替えるか、ほっておくかは好み。
肥料が多すぎると、花数が多い・茎がぺしゃんこになる・花びらが乱れ
る場合もあります。
豪華と観るか見っとも無いと感じるかは好み。
山百合の仰山
http://unemezawa.de-blog.jp/photos/uncategorized/yuri051.jpg
山百合の茎ペッタンコ
http://members3.jcom.home.ne.jp/msachiko1/IMG_781411.gif
花とは、草(葉)が化けると書きます。がくが未発達省略した、ユリやチ
ューリップの外の花びら3枚が葉か花びらか解らない(安定性がやや弱
い。) 内花びら3枚が、花びらかおしべかも解らない場合がある。
茎が細くて長すぎると次に付くべき花芽がとまる(花数が無い)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/0f/0d02391600a0279dc58296d3e383e0c7.jpg
>分球するっていうの聞いた事が有りますが、どうやったら良いのでし
ょう
イロイロな方法がありますが、自然分球が良い。(球根の中心が2つあれ
ば、2つに割る。3-4個ならそれなりに割る。)
球根の増え方の例
中央上左がスレ主さんの場合。下が自然分球根
http://komorebinisaku.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/09/26/jpg.jpg
地下茎の木子
http://www.sekichu.co.jp/diy/image/085/8.gif
地上部のムカゴ
http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/97/5b/itoaoc/folder/1169681/img_1169681_28186054_1?1248563195
球根の外側のリンペンを挿し木とたもの・又は、球根の一部が腐って残
ったものからの繁殖。
http://www.shashinka.net/is.php?i=494058&img=060928snow2.jpg
この性質を利用して、マニアック的に年に2度咲かせる方もおられま
す。
その他、茎挿しとか、ロゼット挿しとかイロイロ
>咲き終わった後のお手入れの仕方をどうぞご指導下さい
種を採種しないならば、晴天が続きそうなときに、茎の葉の上下の中間
で切り取ると草丈が低くなる。花の元ので折る人もある。花を犠牲にし
て、球根を大きくするために蕾が確認されれば、切る人もいる。ほった
らかしでも良い。花粉が嫌いなら、(服が汚れて落ちにくい)おしべのヤ
クを摘む人もいる。
鉢植えなら、茎が枯れたら、毎年植え替える人もいる。
なぜなら、
>地下茎の木子
この図のように、ユリの根が球根下根と球根上根の二種類ある。
主に、下根は、発芽するまでの根で、上根は、発芽後花までの根の働き
がある。この下根の力で、球根が地表部に押し上げられるからです。
従って、ユリの植木鉢は、グラスのように長いものが利用される。

>カサブランカを初め、すかし百合等を植えてみたいのですが
カサブランカ山百合系とスカシユリ系では、一寸栽培環境が異なる。
山百合系は、株元を涼しくしたほうが望ましい。落葉樹の下とか、半ひ
かげ向き。
スカシユリ系は、丈夫なので、どちらでも良い。日当たりを好む。
その他、テッポウユリなど筒ユリ系は、雨に弱く、花びらが裂ける場合
がある。 区別は、花びらが重なっているか・重なっていないか・筒に
なっているかです。
>地植えの土なのですが、今まではコンクリートの下に有った普通の土
>ですので
好みですが、その土の量3と腐葉土1の混合土に、安物の園芸用土を半々
に混ぜておけばよいかも。
コンクリートの上に、土止め用に、ブロックを積んで(セメンで固めな
い)、土の深さ40cm程度有れば十分です。
肥料は、発芽時分に心持与えるかなくても良い。
ユリの球根は、チューリツプや水仙のように、茶色い皮がないので、掘
ったら、買ったらすぐに植えつけます。更に、土の保湿は、さらっとし
た湿り加減・・・乾ききらず、湿りきらず。米を洗ったらすぐに水が切
れるようなイメージ。・・・・・余り神経質にならなくても良いことで
すが。

そこで、土に関しては、細かく言えば、気分的には、迷うところです。
砂地が良いのか(排水保湿が良い)、粘土質(赤土系・病原菌が増えにく
い。)が良いのか。 粘性土壌の意味がいま一つ解らない。
教科書的には、砂地系の解説が多い。
オニユリは、川原など、砂地の斜面に多いし、元気が良い。
山百合・笹ユリは、山の赤土粘土に多い。
テッポウユリ系は、海辺の砂地に多い。
結局は、面倒なので、適当な土に植えているのが現状です。
飽きたので、枯れても良いし、花が咲けばそれでも良いしという理由。
カサブランカの球根も、1つ100円前後と随分と安くなった。
以前は、切り花1本で1-2万円した。ちぎれた花でも500円以上した。
カサブランカか胡蝶蘭かカトレアかという高値(根)の花だった。

このように思います。


佐藤 2011/05/13(金) 05:11:34
[[解決]]
たちつ様
ご丁寧なアドバイス感謝致します
お気に入りに入れておいて、迷ったらまた読ませて頂きます
こんなに色々な面からご説明頂いて有れば、もう充分です

ユーモアを交えながらのご説明に心が和みました
本当に有難う御座いました


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