ボケの鉢植えの不調

[園芸相談センター]の過去ログです

つけもり 【関東】 2011/03/10(木) 18:31:44
初めて質問させていただきます。

1月下旬にボケの鉢植えを購入しました。
ここ最近、鉢の土が水を吸わなくなってしまいました。
素人考えながら、鉢が小さく根づまりしているのではないかと心配です。
しかし、ネットで調べたところ、ボケの植え替えは秋、との事で悩んでおります。
以下に詳細な状況を記載いたします。
アドバイス頂けたら幸いです。

長寿楽という名前で、現在高さ15pくらいです。
鉢は買った時のままで、径が13cm深さ8cmほどの浅いものです。

購入時すでに花が咲いており、しばらく室内で鑑賞して一度花が終わりました。
その後化成肥料をやり、現在はベランダの日向に置いています。
水遣りは、毎日もしくは2日に1回、といったペースです。

そして最近二度目の新芽と蕾が出てきています(温度管理が不適当だったのでしょうか)。

冒頭書きました土の水はけ以外に気になる点は、一度目に開いた葉の数枚に茶色のまだらができてしまった事と、アブラムシといった所です。


長文になってしまい、すみません;。
植え替えをすべきかどうか。
もしくは何か他に講じるべき手段があるのか、心配でご相談いたしました。
できれば元気で長生きに育てたいので、なにとぞよろしくお願い致します。

とんぼ 【近畿】 2011/03/10(木) 20:00:29
つけもりさん、初めまして。
確かにボケの植替えは秋が適期といわれていますが、これは植替え時に根を切ったり、傷つけたりした傷あとから根頭がんしゅ病などが発症しやすいからです。
この菌は暖かくなると活動的になるので、寒くなる時期に向かう秋のほうが適期というわけです。
しかし、根を切らずにそのまま鉢を一回り大きくするだけなら、いつでもできます。ボケを鉢から土をつけたまま抜いてみて根を様子をご覧になられたらどうでしょうか。
根が鉢の底をグルグル巻いていたら、そのまま一回り大きな鉢に入れ、隙間に土を補充します。
10月頃、再度鉢から抜き、根を切ってから元の鉢に植替えします。
この作業をしないと鉢をどんどん大きくしなければなりません。
もっともボケを大きくするのが目的ならば話は別ですが。
ストレプトマイシン剤などの殺菌剤がご用意できるのであれば、根を切った後、殺菌剤に浸漬すれば今でもできると思います。
鉢植えにされるか盆栽にされるかで対応が変わってきますね。

たちつ 【近畿】 2011/03/10(木) 21:32:58

極論として

多量施肥による肥料焼け障害か 潅水過多による根弱り障害と思う。
どちらかと言えば、栽培経験値の低い人なら、ほったらかしのほうが無難な部類。

潅水の注意
全く潅水しなくて、カラカラに乾かしたほうが良いか、毎日ドロドロに、潅水したほうが良いかといえば、
全く潅水しないほうが、長生きする。
正解は、生育環境を総合的に、見極め判断して、適期適量の水分補給する。
簡単な方法は、苗が小さくても、30cm程度の素焼き鉢など安物の植木鉢に植えて、雨の日に潅水すればよい。普通は、樹の姿に応じた、格好いい塗り鉢を使う。と言うことは、塗り鉢は、生育環境上はよくないですが、それでも育つ。塗り鉢を使う場合には、通常は植物の特性と土(苔)の特性をコントロールしないとよくないものです。この点も無頓着でよいのがボケです。

概ね、根が粗いので、真夏の土の乾燥に弱く、落葉しやすい。
肥料は、植え替えたら、その土だけで(腐葉土混合)、2-3年は持つ。肥料を与えたければ、年に1-4回、液肥ピペット(35cc程度)を差し込むか、ペレット肥料(油粕と骨粉を固めたもの)を年に12個程度転がしておけばよい。此のほうが無難。

開花調節以外の目的なら、温度管理は必要ない。従って今回の事件との関連性は、低い。

>ボケの植え替えは秋、との事で悩んでおります。
365日、いつでも良い。ただ気温が高いと、植え替えのときに、根斬り、枝斬りをするので、少なくとも、傷めるので、その根の傷口から、
根頭がん腫病を発症することがある。又、枝斬りは、ボケ独特の開花特性との兼ね合いから、花のない年となるかもしれないと言うことです。
それでも、枯れるということはない。
ボケの開花特性。
今年に生えた新梢には、蕾が付かない。2年以上古い幹・枝に付く。
従って、斬る枝の位置と斬る時期を見極めないと面白くない。
又、枝を切れば、蕾を育てるより、茎葉を育てるように成長する。
簡単な見分け方は、蕾が付いてから、蕾の付いていない部分を切ればよい。翌年の開花位置の事を考えて。
ボケっとしている(ピントがずれている・反応が遅い)と思い込んで、ボケという。ボケと木瓜の意味が違うと、簡単に割り切ると覚えやすい。

その他、気持ち悪い病気として、
グンバイムシ(葉が脱色して、白くなる)・赤星病(葉の裏に発生する)など葉の異変がある。これでも枯れることはない。気持ち悪いものです。

それぐらいでも、開花する。枯らす原因のほとんどは、栽培者の過保護に拠るものが、ほとんどです(100%と言ってもよい)
その他として、極端に根を乾かす。(引き抜いたまま、ほったらかしにするとか、土がカラカラになっても、未だ水やりしないなど)

挿し木は、365日可能。捨てる枝があれば、適当に挿し木しておけば、予備苗・消滅落胆による保険にもなる。太さは、1mmでも発根するときは、発根する。
それほど、丈夫で、手間隙のかからない部類です。種類も多く小さくても満開の可能性が楽な部類です。
実をならすには、少しの手間隙が必要。簡単に、運任せで確率を高めたければ、沢山の株数を大きな株林になるように、育てればば楽。草木瓜系ならより楽。その実が熟成したら、実の中に黴や越冬害虫がいる場合も多い。カリンと一緒で齧っても美味しくない。

このようなイメージです。

今後の対策としては、潅水を控えて、様子を診て、新梢が育てば、挿し木し、それが育つだろうと確認されれば、好きなように、植え替えるなり、切り刻むなりすればよい。そのほうが無難。
と考える。格好良く育てるとか考えずに、消滅回避の子孫を残すことを優先させる。此の程度で、親も子も格好良い華が、後から自然勝手についてくる。

これが、花の一つでも咲けばよい。そのうちに沢山の華が、満開に咲くときもあるさという、私流の管理方法です。

しつこく言うと、その他として、ボケは、竹と思え。
鉢底から、根が逃亡して、そこから、竹林のごとく、新たな幹が育ってくる。(4-5年)。どこが最初の鉢鉢植えだったのか解らなくなる。
始末するに、棘が刺さって、困る場合もある。(原種有刺系)


たちつ 【近畿】 2011/03/10(木) 21:39:17

書き込みに、2時間もかかってしまって、前任者とWってしまったようです。
愛犬の、ヨークンが遊べと言うもので、遊びすぎたようです。
 (^_^;)



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