鉢植えのバラを地面にする方法

[園芸相談センター]の過去ログです

369 【関東】 2010/12/28(火) 13:35:04
鉢植えで2年くらい経ったジェームスギャルウェイというイングリッシュローズを花壇に植えたいと思っています。
この場合、鉢の土替えの時のように根鉢は落として植えたほうがいいのですか?
それとも、根鉢のまま植えたほうがいいのでしょうか?

明るい光 【北海道】 2010/12/28(火) 16:12:17
地面とは地植えのことですか

それともチップか何かにして表土にまくかまぜるという意味ですか

369 2010/12/28(火) 23:32:42
明るい光さん、こんにちわ

地植えのことです。

gardenfan 【近畿】 2010/12/30(木) 15:05:18
地植えに下ろす場合は、スリット鉢ならそのまま鉢の底面を切り取って鉢の半分から3/4位が地中に埋まるように鉢毎植えると良いですよ。勿論土はそのまま。地に根を伸ばせるので土を落とす意味はありません。(昨年鉢で土を落として根の確認をされたというのが前提ですが)

そして鉢の上にも、もっこりと用土を追加して接木部分も土に埋まるようにしています。
鉢毎埋めるのは、まだ2年生ですから回りのバラからの攻撃を回避できるのと、接木部分も埋めるのは、自根を出させるとその後のベーサルシュートの出が良くなるし、ベーサルからも発根することが可能になるからです。

R・ひろき 【関東】 2010/12/30(木) 19:09:36
 こんにちは。

 根から土を落として植え替えます。
 一年に一度、根をチェックするチャンスですし、地植えにしてしまいますと、なかなか掘り上げられないと思います。ネコブセンチュウ、根頭がんしゅ病、コガネムシの幼虫等々はチェックしておいたほうがいいです。
 逆に根鉢のまま、冬に植えるメリットはほとんどありません。根がぐるぐる巻いたまま、古い土を巻き込んだままですから、あまりよくないと思います。春〜秋に地植えする場合は、根鉢のまま植えざるをえませんが、冬はすっきり落として新しい土にしたほうが良いかと思います。

 余談ですが、ツギメを出す出さないについては、いろいろ意見はありますが、圧倒的にツギメを出して植えている人が多く、それが原因で致命傷になったという話もありませんから、とくに寒い欧州に合わせる必要もないことだと思います。でも、これは出す出さないでバラが枯れるかどうかという話ではないので、お好みでどちらでもよいと思います。


 以下は何年か前、自分のサイトに載せた内容です。
 ご参考までに。

●接ぎ目を出して植えるか、出さずに植えるか。

 というのを、考えてみました。
 最近、日本で発行された本のなかに、「接ぎ目を上に出して植える方法には、何の根拠もない」と書かれたものがあるそうで、本当に根拠がないのかどうか、考えてみました。

1.「バラ図鑑300 英国王立園芸協会編 日本ヴォーグ社」
 この本では、花の季節についても、イギリスの状態が書かれています。
 そのなかで、バラの大苗の植え方もあり、接ぎ目を地面の下に隠す方法が載っています。
 日本で出版される本は、ほぼ接ぎ目を上に出す方法です。(例外有り)

2.外国産の苗などで、台木の寿命が短めのものを使ってある場合、地面の下に接ぎ目を隠すことにより、品種の根が出てきて、結果として株の寿命が延びることがあります。

3.どうしても古い幹だけになって、シュートが出ない場合、ゲンコツ切りをすることがあります。
 その方法を使う場合、地面の下に接ぎ目がある状態では、不可能です。

4.カミキリムシの幼虫は、成長するにつれ、下に食い進むことがあります。そのときは、深く植えていても、結局は中心部に達しますので、被害は同じです。むしろ、クラウン(根元のごつごつした接ぎ目のちょっと上、バラの心臓部)が食われているときに、侵入口から遠くなるので、やや針金で退治しにくくなります。
 一度、クイーンエリザベスを深植していたときに被害に遭い、根元を掘りながら苦闘したこともあります。
 カミキリムシ退治は、どちらでも苦労すると思います。

5.春先にクラウンや根が温まると、シュートが出やすいことがあります。
 でも、「温める」方法は、気候により違うと思います。
 冬場の気温が低く、雪が少なく、風に晒される期間が長い場合、なるべく根を深く埋め、クラウンも地下に隠したほうが、温まりやすいです。
 冬場の気温がさほど下がらず、風に晒されることも少ない場合で、緯度が低めで、春先に早く長く日光が当たりやすい場合、クラウンは上に出して置いた方が温まりやすいです。(一部、地下水が高い場所では、地下にあるほうが温まることもあると思いますが。)

 ……というようなことを考えますと、少なくとも関東より西南では、接ぎ口を出して植えたほうが、株が温まりやすく、シュートという意味では、有利なのではないかなと思います。我が家では、深く植えてしまったものにシュートを出したい場合、3月頃に、根元を掘ってクラウンを出し、日光に当てるようにします。
 イギリス等々では、寒いというのもあると思いますし、台木もR.ラクサなどの寿命が短めなものもありますから、地下に埋め込んだほうが良いのかもしれません。

 で、結局、「何の根拠もない」というのは、納得できません。
 自分の庭にあった方法を取るのが一番かもしれませんね。
2006/9/24記

 国産苗をクラウンを出さずに植えた場合、接ぎ口に出るタイプの根頭がんしゅ病の発見が遅れることがあります。
 出して植えることには何の根拠もないと言っているバラ園、国産苗の扱いが多いですし、根頭がんしゅ病の発生が多いほうです。国産苗なら気をつけなければならないのはわかっているはずと思うのですが。
2010/2/13追記


※ツギメ等々の件について回答者同士で討論になりますと、別スレのように質問者さんが置き去りになりますので、お互い自重してはと思います。よろしくお願いします。

gardenfan 【近畿】 2010/12/30(木) 21:07:03
ひろき様

継ぎ目をどうするか、ですが日本ではほぼ100%地上にしなさいという本ばかりですね。
でもオースチンは0−10センチ地下に、コルデスやローズマリー・アレキサンダーさんは地下5センチに、そしてガートルード・ジェーキルさんも自根を勧めています。1902年
ハワイやタイでも挿し木苗が多いです。寒さとは違うメリットがあるということです。ということで挿し木できる品種なら挿し木を勧めています。
先のレスでも書きましたが地下に埋めることによってそこから出たベーサルシュートからの発根によってそのシュートの成長が促進されますが、そういうことは今までどの本には書かれていません。
ベーサルが出たところからの発根なので、継ぎ目を地上にしているとそれは不可能です。
品種にもよると思いますが、一度試して見られることをお勧めします。
シンデレラや手児奈では、モッコリマルチした方がシュートが上がり易いです。

以上は質問者様の2年目の鉢植えのバラで昨年土替えをして問題の無かったという前提で書かせていただいています。土を落として洗うのも良し、でもせっかく根鉢を完成したのであれば、そのまま地に植えた方が、その後の成長は良いと思いますし、鉢毎植えることのメリットもあると思っています。
底面を切って見れば幼虫も有無も確認できますし...

R・ひろき 【関東】 2010/12/30(木) 22:04:12
 こんにちは。

 以前にも書いたかと思いますが、うちにも何品種も深植えした株があります。
 結果、あまり良くありませんでした。シュートの出もむしろ少ないくらいです。

 というわけで、このような「どちらでも良い点」については、
・どちらをやっても枯れない。
・庭の環境にあわせてやってください。
 というような感じで書くようにしています。

 つまり、このような場合は、
・〜〜しなさい、これがベストです。
 という書き方はしませんし、できないわけです。

 そのあたりの回答の書き方の違いかと思います。


 そのほか、ネコブセンチュウやがんしゅについては、全部落とさないとわからないでしょう。部分的に出ることも有り、買ってから2〜3年で出ることもあります。

369 2010/12/31(金) 01:22:54
[[解決]]
gardenfan さん、ひろきさん、回答ありがとうございあした。

色々な方法があるようですが、gardenfan さんの言う、

>鉢の底面を切り取って

というのが、とてもできそうにないと思うので(頑丈そうなプラスチック製の鉢です。小さい苗が植わって売ってるようなへにゃへにゃのではないので)、土を落として植えてみます。


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