株の更新とは?
さる
【北海道】
2010/06/01(火) 22:52:56
北海道に住んでいます。
セージを庭に植えて3年ほどたちます。
本によれば3年ほどで株分けや挿し木などで株の更新をはかる・とあります。
これはセージによらず他の植物にも共通してよく書かれている説明ですが、これがどういう意味なのかよく分かりません。
挿し木によって新しい苗を育て、これまでの親株に替えて庭に植え直すという意味でしょうか?その場合、これまでの親株は処分するということでしょうか??
大変初歩的な質問ですが、分からずに悩んでいます。
どうか教えてくださるとありがたいです。よろしくお願いします。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2010/06/01(火) 23:29:29
植物には種類によって寿命が短いものがあります。それや連作を嫌い何年も同じ場所にあると大きくなるにつれて徐々に弱ってくるものも。
特にハーブの類は株が古くなってくると「劣化する」ことが多く香りが弱くなったり変な香りに変化する事も多いのです
特に宿根草や低木の茎が木質化し何年も経つほど香りは弱くなりやすく感じます。香りが一段と良いのはやはり若い株のため、劣化し始めている親株から子孫を作り新たに植える「代替わりさせること」が「更新」という言葉で表している中の一例と私は思っています
でも、枝を採ったりした後の親株は、切り戻した状態になるのでそこからまた若芽が多く出る事に成り、これも「更新した」状態とも言えますから、処分はしなくても良いのですよ。ただ周りの土は養分が少なくなっているので、植え替えが可能なら根を傷めないよう別の場所に植えてあげても良いかと思います
香りの劣化というのは、香り=虫や病気を寄せ付けない為に植物自らが出している成分なので、植物の細胞が年をとると長生きしていると香りを出す力が弱くなったり香りの成分のバランスが狂うのは避けきれない事(これが劣化です)。更新というのはハーブの類の場合は刈りこんだり新しい株にしたりで新しい細胞を多く育てさせ香りを復活させることなんです。必ずしも株の代替わりだけが更新ではなく、新しく育つ部分が多く出来るようにするのが更新と言われる作業で、古い株は処分せずに切り戻しを繰り返せば姿は不格好に成りやすいものの香りはまた戻ってくるはずですよ
さる
2010/06/02(水) 19:44:16
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ばんざいうさぎ様
ものすごく納得です!
あまりに初歩的な質問であろうけど、わからないうちは先に進めず困っていました。
若い株を育てつつ、親株も切り戻しを繰り返して若返りを図ってみますね。
分かりやすく説明してくださって本当にありがとうございました。
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