粉砕チップの堆肥づくり

[園芸相談センター]の過去ログです

ジュンヤ 【甲信越】 2009/10/04(日) 22:19:41
市で粉砕チップを無料配布しています。これでチップ堆肥を作ろうと思い、たたみ1.5畳分で50cmくらいの山になるようにもらってきました。地面に穴を掘って、下から粉砕チップ、米ぬか、土と繰り返して何層かにして上にビニルを掛けておきました。1週間たったらドブのような臭いがしていた為、慌てて広げて日に当てました。臭いは少しおさまったのですが、チップ堆肥として再生可能でしょうか?
だいぶ臭いが収まったものに近くの林で赤い土をもらってきてビニール2袋分くらいまぜてみました。掘ってしまった穴にはコンパネを置き、粉砕チップはその上に移し変えました。
最初に混ぜた土は庭の土でエクステリア業者に入れてもらったものです。工事の残土にぶたの糞と粉砕チップを混ぜ込んで販売しているようです。入れたばかりですが、あまり良い土な感じはしません。どなかたアドバイス頂けませんでしょうか?宜しくお願い致します。

りっこ 【関東】 2009/10/05(月) 04:46:37
難しいですね。米ヌカが醗酵する前に腐敗したためと思います。米ヌカを用いる場合は醗酵促進剤などをいれて堆肥化させます。ヌカ漬けのように頻繁にかき混ぜます。そうしないと乳酸菌が発生する前に腐敗してしまいヌカ漬けには使用できなくなります。当方が堆肥を作るときは生ごみ醗酵、地中醗酵、コンポスト利用が主ですがやはり醗酵促進剤は投入します。山茶花などの剪定枝はシュレッダーで粉砕してそのまま山積みしますと1年後には堆肥になっています。勿論米ヌカは入れません。地中醗酵のときは作物残渣、生雑草、醗酵促進剤、米ヌカをいれて中堆肥を作り間ます。このときの米ヌカの役割は微生物の餌としていれます。ワラなどを入れるときは更に硫安をいれます。3週間後には播種や苗の植え付けは大丈夫です。粉砕チップというのが原料が何か分かりませんがやはり半年以上かけて堆肥化すればいいと思うのですがどうでしょう。醗酵するときは醗酵剤によって好気性のものと、嫌気性のものがあり、又醗酵熱を出すものと出さないものがあります。

ジュンヤ 【甲信越】 2009/10/06(火) 00:38:58
りっこさん、コメントありがとうございます。
粉砕チップについては市で各家庭で出た剪定枝を回収していて、それを細かく切断して配布しています。そのため、どのような種類の木が入っているかはまったくわかりません。シュレッダーというのかわかりませんが、かなり細かくなっています。
>>粉砕チップというのが原料が何か分かりませんがやはり半年以上かけて堆肥化すればいいと思うのですがどうでしょう。
こちらについてはとりあえず山積みにして様子をみると言う事でしょうか?だいぶ土とまぜてしまいましたが、何とかなりそうでしょうか?お手数をお掛けしてすみませんが、再度アドバイスを頂けませんでしょうか?宜しくお願い致します。

たちつ 【近畿】 2009/10/06(火) 02:38:46

もっと最近の漫画映画を良く見ないとダメですねぇー。最近では、アニメともいいますが。
妖怪とか、もののけとか。
ミイラ造りは何も乾燥させる煮干しだけがミイラではない。湿気の多い日本でもできる。死蝋ミイラとか。
堆積化石というものや嫌気性腐敗というものや、醗酵醸造とか 最近では、曝気汚水浄化もはやっている。
ということで、適湿・適温・通気のいずれかの条件がかけていたのかもね。
私は、知識人ではないので、詳しくは知りませんが、単純に考えて、有益醗酵菌は、デンプン質を好む。酸素が必要。
脂質は、腐らないが酸化し劣化する。温度に敏感。
たんぱく質は、腐敗分解する。悪臭がする。
いずれにしても、分解劣化してしまえば、肥料となる。・・脚注1
但し、土壌混合比率には、注意が必要。
何でも、純粋なものが多ければ(濃度が濃いければ)中毒を引き起こす。
何事も、ほどほどにということでしょうね。

山間部と違って、都会なら専用のEM菌を使うとか。したほうが早く堆肥化する。穴に投げ込まずに、野積みしておけば、3-5年で分解するかも。木屑の種類にもよりますが、微生物以外にキノコや甲虫類やシロアリ系の助けが必要かも。
山間部なら、専用のEM菌や分解微生物も自然に適度な分布状態で沢山繁殖していますが。都会では、自然体系が崩れているので過密に偏在しやすい。大抵は、有害なほうに傾く。

又、コンパネのほうが木屑より早く堆肥化しそうに思いますが。

花壇や庭に使うのなら、私流には、貰ってくる時にできるだけ古いもの、腐食の進んでいるものを貰ってきて、無駄な手間をかけずに、そのまま土に混ぜ込みますが。尤も、天日干し程度の手間はかけますし、又キノコや昆虫(シロアリ・根きり虫)の幼虫にも注意(有害・無害の判別)します。
そのうちにいずれは、養分になるでしょう。

尤も、腐敗より、醗酵のほうが、人にとっては親しみやすいものですが。

脚注1
醗酵であれ、腐敗であれ、その過程の好き嫌いや副次的な影響を別にして、結果は同じようなもの。
もし腐敗に、害があるとするならば、ドブの土や洪水の後には、植物が生えないことになる。誰もが知っているとおり、文化文明の発生は、洪水により発達してきた。
なぜか、保存可能な食べ物が沢山作れたからです。そこには富と権力の集積があった。

腐葉土とは、腐った落ち葉が土になる。と簡単に書く。自然に任すということでもある。 醗酵とは書かない。こちらは、人為的に、より簡単に利用する人間の知恵のことです。
私流には、知恵も知識も無ければ、先人の知恵を参考にしながら(大抵は、文章としては、理解できても、今一つ理解できないものが多い)、野山の観察もしています。自然の成り立ちを真似したほうが楽。
尤も、今では、自然にのめり込み過ぎて、本末転倒して、花壇が雑草ジャングルになっている。(^_^;)

このようなイメージです。



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