坊っちゃんカボチャについて

[園芸相談センター]の過去ログです

よし 【近畿】 2009/09/26(土) 16:15:39
スーパーで買った坊っちゃんカボチャの種を、ダメ元でプランターに植えたら、1株のみ、ぐんぐん成長して現在、10cm程の子つると思われる髭のようなものが3本と、雄花と思われるツボミがそこかしこについています。

種を蒔いたのが、お盆の頃で、時期はずれだったので今年の収穫は期待していませんが、来年の春に再チャレンジしたいので以下、ご指導下さい。

(1)書籍を読むと、子つる5,6節の頃に親つるを摘心とあるのですが、『親つる』というのは、主幹の頂部の事でしょうか?
又、子つる5,6節というのは、子つるの葉が5,6枚ということでしょうか?
又、別の書籍によると、日本かぼちゃと西洋かぼちゃがあり、坊っちゃんは西洋だと思うのですが、西洋の場合は親つるを摘心しなくていいともあります。どちらが正解でしょうか?

(2)子つるの誘引は、どのようにしたらよいでしょうか?
現在、長方形のプタンター(25cmx50cm)の端のほうにガボチャがあり、4隅に支柱を立てて土面から15cm程の位置に針金をぐるっと巻いています。

りっこ 【関東】 2009/09/26(土) 19:17:44
少し誤解があるようです。
つるの呼び方はいろいろあるようですが当方はこのように理解しています。種を植えて最初にでるのが親つる(主つる)で葉が2枚でてきます。これは双葉(子葉)です。その後に出てくるのは本葉でこの葉の枚数が5枚ほどになったら先端部を摘心します。その後葉の脇からツルをだします。このツルが子ツルです。子ツルが成長して更にツルが出るのは孫ツルとよびます。ですから子つるから出た葉が5枚ということではありません。
西洋カボチャはほとんど親つるだけでも又本葉5枚くらいで摘心して子ツルを3本だして育ててもどちらでも大丈夫です。それぞれに長短があるようです。品種によっては必ず子ツルし立てというのがありますので注意が必要です。
坊ちゃんカボチャは果重500g程度ですから1株あたり10個ほど収穫が可能です(露地植えの場合)。ですから親ツルを摘心して子ツルを3本だして1ツルあたり3個ほどにすればいいのです。沢山つけてもスイカと同じで美味しいものは出来ません。エビスやほっこりなど大きめのカボチャは1個あたり2kg前後になりますので1株あたり3個ほどで止めます。1株当たり合計5〜6kgとなり坊ちゃんカボチャ栽培と同じくらいの収量になります。
さて、プランター栽培は基本的にはカボチャ栽培には向きません。ツルの処理が角型のプランターでは難しいからです。できれば丸型の鉢で行灯仕立ての方が向いています。このときは親ツルは摘心しなくてもそのままでいいと思います。摘心して子ツルが3本もでると整枝が大変です。鉢は出来るだけ大きいほうがよく直径30cm(10号)以上がいいでしょう。かなり大きな鉢なら2株同時に植えて各1個づづ結実している写真を見たことがあります。このときは坊ちゃんカボチャと同じような品種です。
現在のプランターでのツルの誘引はわかりません。強風などで倒れたり、無理にツルを曲げると折れたりするからです。当方なら小さめの棚を作ってネットを張りそこにツルを誘引して栽培しますが、そのような場所と空間が確保できるかどうかです。

よし 2009/09/26(土) 20:51:58
りっこさん、お返事ありがとうございます。

>プランター栽培は基本的にはカボチャ栽培には向きません

マンションのベランダ栽培の為、プランターでないときびしいです。
ミニかぼちゃなら可能かと思いました。
今から、丸型のプランターに植え替えるのは大変なので、来年、アドバイス頂いた行灯仕立てでチャレンジしてみます。
又、既に来年用の種も既に用意してあります。
調理後のカボチャの種を風通しのよい場所で2週間程、乾燥させて管に入れて保管してあります。
このような、保管方法でよろしいでしょうか?

>少し誤解があるようです。
親つるについては、僕の解釈であっていた様にと思います。(主幹の頂部=本葉の頂部という意味でした)
子つるが出るまでは、親つるは摘心してはいけないと思っていましたが、子つるが出るまで待つ必要はなく、本葉5枚くらいで摘心してもよかったのでしょうか?(本場9枚でやっと子つるが出てきました。)

書籍には、『子つる5〜6節の頃に親つるを摘心』とまちがいなく書いてあるので、僕の解釈では本葉5〜6枚ではなく、子つるの『節』が5〜6だと思うですが、栽培以前に園芸用語がわからないので『節』という意味がわかりません。

りっこ 【関東】 2009/09/26(土) 22:00:59
広い庭での栽培で食したカボチャの種を播種して見るのもいいですが、どんな味になるかはまったく分かりません。当方の堆肥場からの発芽ではまったく食することは出来ない味でした。やはり苗を購入するか、好きな品種の種を使用したほうが賢明です。
その書籍は間違っていると思いませんが親ツルと子ツル両方での収穫を意味しているように思います。子ツルの葉が5枚というのは最初の子ツルのことなのでしょうか。毎年5種類ほどのカボチャを播種して栽培しています。西洋カボチャは一般的に摘心しなければ親ツルを伸ばしての栽培ですが子ツルがでるのはかなり葉がでてからです。おそらく15〜20枚以上の葉がついてからですよ。今年のほっこり133は親ツルをそのまま伸ばして栽培しましたが子ツルが出てきたのは1.5ケ月ほどしてからです。収穫は親ツルで2個、子ツルで1個合計重量は6kgほどです。ほとんどのカボチャは摘心しないと子ツルがでるのはかなり遅くなります。子ツルに葉が5枚付く頃には親ツルに実がついていますよ。カボチャは10〜13節のころに受粉させたほうがいいです。雌花は5節ほどでも咲きますが下位節での雌花は撤去します。節というのは葉と葉の間です。子ツルなら親からツルがでて葉がついていきます。このとき葉を数えて7枚なら7節ということになります。
親ツルの摘心を本葉何枚でするかは子ツルを何本出すかで決めますが、カボチャなら5枚で摘心すると5本の子ツルがでます。そのうち元気の良い3本を残して育てます。メロンなら本葉3.5枚で摘心です。スイカならもう少し葉を多くしての摘心になります。あまり沢山の本葉をつけると子ツルも沢山出るし、又養分もとられます。
当方は親ツルを本葉5枚で摘心して栽培もしています。子ツルがでるのに若干日数がかかりますので、梅雨時の受粉などを考慮しておなじ品種でも摘心して子ツルで栽培するもの、親ツルを伸ばすのと両方採用しています。

よし 2009/09/26(土) 23:12:14
りっこさん、ありがとうございます。
りっこさんの解説でほぼ、僕の疑問は解けました。

僕は、変わっているかもしれませんが、きれいに咲いた花などは興味がなく、種から発芽して育っていく過程を見るのが楽しいです。
ですので、野菜でも収穫までの過程を楽しみたいので、味については二の次ですので発芽すれば問題ありません。

来年は、りっこさんの真似をして、親つる残し、親つる摘心の両党でやってみるつもりです。
とりあえず、早急の問題は現況のカボチャをどちらでいくかですが、親つるを残したままいこうと思います。(この方が楽そうなので・・・)

そこで疑問です。
親ツルで2個、子ツルで1個収穫とありますので、子つるも放任状態にして10〜13節の雌花以外は、蕾を摘むだけでいいのでしょか?
それとも、親つると、一番成長の良い子つる1本のみ残して、他の子つるは摘心するのでしょか?
バカな子と、あきれないでどうぞ、ご指導ください。

りっこ 【関東】 2009/09/27(日) 00:43:41
よしさんの現在のカボチャは子ツルはまだ出ていない状態です(摘心していませんので当然です)。先端部近くのひげは何かにからみつきながらツルを安定させていく役割をします。おそらくベランダはカボチャのつるで足場がなくなるでしょう。うまく針金や手すりに誘引することです。ですからそのまま親ツル1本し立てのほうがいいと思います。やがて子ツルもでてくるでしょう。
親ツル仕立ての場合は子ツルは2〜3本ほどしかでません。おそらく子ツルが出る前に3個ほどの結実があるでしょう。あるいは子ツルは出ないかもしれません。こればかりは実際に栽培して見なければ何ともいえません。もし子ツルがでたならツルの繁殖具合をみながらどうするかそのときに撤去するか、育てることが出来る空間があるかで決断されてはどうでしょう。雌花だけを残してはだめです。通常雄花はそのままにしておきます。10〜13節にせっかく出た雌花も雄花がなければどうしょうもありません。雌花は3〜4節くらいの間隔で発生します。ときには連続して雌花がつくこともあります。又、一個受粉して実が大きくなってくると次の雌花は開花することなく落蕾することがあります。カボチャ自身で調整しているのでしょう。又、雌花を人工授粉などをするときにはあまり動かしてはいけません。受粉後もそうです。あまり触って動かすと実が肥大する前に落果することがあります。

実がついて草勢が弱まって乾燥が続くとうどん粉病にかかりやすくなりますので注意が必要です。適正な収穫時期(坊ちゃんなら受粉後40日くらい)を待って美味しいカボチャを作ってください。

今回はプランターサイズが小さいので親ツルしたてを勧めますができれは野菜プランターなら大きめ(72cmx40cmで40Lほどの土容量)のものがいいです。なぜなら根も結構張ることが出来、しかもデッキや手すりにつるを這わすことができるし、親ツルを本葉5枚で摘心して子ツルを3本だして栽培、株あたり10個前後の収穫を目指すのが小さいカボチャ(坊ちゃんやほっこり姫など)を栽培する一番あった方法だと思います。なぜなら親ツルのみに10個近く実をつけるのは難しいからです(プランター栽培なら3個くらいが限界でしょう)。露地植えなら子ツルを3本だして各ツル同じ時期に1個づづ受粉させて3回繰り返せば9個になります。大きいかカボチャなら各つる1個としますが..

よし 2009/09/27(日) 04:43:22
りっこさん、度々ありがとうございます。

僕は1つ大きな勘違いをしていたようです。脇から出ているヒゲの様なものが、子つるだと思っていましたが違うのですね。

受粉については、雌花が咲いた時に雄花がないとダメな事は、理解しているつもりです。マンションの高層階でハチや蝶もあまり来ないので、もし雌花が咲いたら、人工受粉するつもりです。

>ベランダはカボチャのつるで足場がなくなるでしょう
栽培には、相当のスペースがいることも聞けて、とても参考になりました。現在の葉だけでも手のひら大のが何枚もあり、びっくりしているのに、まだまだ成長するのですね。土手カボチャと言われる所以でしょうか。ベランダという限られたスペースで、何鉢できるか今年の様子をみてきまたいと思います。

実際に栽培されている方からのコメントで、非常に参考になりました。
どうもありがとうございます。
今日1日待ってから、解決とさせていただきたいと思います。

よし 2009/09/28(月) 04:55:57
[[解決]]
閉じます。
りっこさん、ありがとうございました。

#僕の投稿には、誤字が多くて、すみません。


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