植物にやさしい垣根について

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

かな 【外国】 2009/08/29(土) 10:41:56
昨年水害にあい家の東側の垣根が倒れました。新しくするにあたって、以前はきっちり詰っていたのですが、隙間のあるものにしてつる植物をからませるようにしたいと思っています。

今考えているのはベリー類、つるバラ、ゴーヤ、朝顔などです。見た目にきれいなのは黒い金属製のものですが、その他候補として白のプラスチック製のものと木製の板塀を隙間があるように設置するものがあります。今のところ黒い金属製のものにしようと思っているのですが、南国なので、金属は夏にはかなり熱くなります。植物を絡ませるには向かないでしょうか。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2009/08/29(土) 13:28:08
金属でも涼しい時にはすでに育ち始め、暑い時期にはすでに葉に覆われていれば金属部分は日陰に成っていて夏になってもその部分は思ったほど高温にはなりませんよ。そのためには前年の秋から春にかけてよく生育してくれているものが向きます。そのため春に種蒔きして育てる一年草だとちょっと育ちが遅れるので無理かも?でも南国の植物は日本では冬が越せない為に便宜上一年草とされていて南方の国では宿根草と言うもののいっぱいあります。そのような植物苗なら購入して今年の秋にでも植え付けるのが良いですね
そういう植物が育つかどうかの目安になりますので、お住まいの国名は必ずお書き添え下さいね

ただ、金属の垣根は一見丈夫ですが、また水害に遭うと隙間に漂流物が絡まり溜まってしまい、流れる水が多くはなくても引っかかった漂流物の重量と流れる水の力で割と簡単に根元から歪んだりグンニャリと変形したり、最悪基礎から外れて流されてしまう恐れがあります。日本ではしっかりした支柱を作るためには深く穴を空けて砂利を入れ、丈夫な鉄筋の支柱を立てたらコンクリートで固めてから埋め戻し、それに金属の垣根を取れないように嵌めてと、とても頑丈な基礎を作ってから垣根を施工してくれますが、お住まいの外国では同等の施工が可能かどうかがわかりません・・・。施工の仕方が甘いと水害の後にグンニャリ曲がった金属の垣根や支柱を撤去してからまた作りなおすのにお金がかかるので、もしまた水害が来ることが心配なら金属性の垣根は水害に遭うたびにお金のかかる垣根になると思います

あと、水害で比較的被害が軽い垣根というのは植物自体を垣根にしてしまう事ですね。人工的な垣根は再建が大変ですが、植物なら被害が軽ければ適宜刈りこめば楽に再生しますし、最悪流されてしまってもまた新しく植物を植えるだけです。お住まいのお国でポピュラーな垣根の植物が一番ですが、そういうもので垣根を作るという選択肢はありませんか?お住まいの地でそういうものがあればそれは水害の対策として理にかなっているので垣根にと植えていると言うことで、水害が酷くなっても比較的早く再生する植物であろうと思います
日本の沖縄や小笠原では、多肉植物の「銀杏木」という「金のなる木(別名花月)」の葉を小さく茎を華奢にしたような植物(金のなる木とは全く別の植物です)が垣根に使われるのだそうです(斑入り葉の品種もありますが少し性質が弱くなるので垣根には向かないかと思います)。熱帯の植物で暑さにも刈りこみにもかなり強く割に早く1メートル以上に育ち、剪定すれば簡単に枝数が殖やせ結構背が高くなる様です。枝を切って土に挿せばすぐに根が出て殖えやすく乾燥を好み丈夫です。これも植物自体がしなやかなので台風の強風に強くてほとんど水がいらないという性質を生かしての植栽の様ですよ。お住まいのお国が多湿な所だと向かない可能性がありますが、普段は乾燥している所なら最適な垣根植物だと思います。詳しくは検索なさると学名などが出てきますのでお国の多肉植物を扱うナーサリーに問い合わせると入手できるかもしれません。日本では小さく仕立てたものを園芸植物として楽しむので割と入手は容易ですが、どうしてもお住まいの国内では見つからない場合は植物検疫さえちゃんと受ければ日本からの持ち出し持ち込みは可能と思います。植物検疫では根に土の付いた植物は持ち込みも持ち出しもできませんが根が無くて病害虫がないものなら、手続きさえ済ませば外国に持ち出せます。海外の多肉植物のナーサリーから個人輸入する事もできますが日本からの持ち出し持ち込みが鮮度が比較的良いかと思います。植物の持ち出し持ち込みの詳細は日本の植物検疫とお住まいの国の植物検疫に問い合わせてみて下さいね

垣根にベリーを絡ませる場合にはブラックベリーは向かないのでご注意を。性質はツルバラに似ていて自ら他のものに巻きつくことはないので人間が手で絡ませたり紐で縛ったりしなければなりません(ツルバラも自力では絡みません)が、枝は二年目に実を付けるともうその枝には花は咲かず3年くらいたてば不要な枝となるのですが、垣根に絡ませてしまうとその枝を切って取り除くのにとても手間取ります。残しておくといずれ枯れ、そのまま垣根に絡ませて残しておくと見栄えが良くありません・・・
ベリー類でも、ブドウやベビーキウイの様な完全な蔓植物が良いでしょう(これらは剪定が必要)。日本ではアケビやムベという剪定も必要ないのもありますが、外国では入手しにくいかもしれませんね

かな 【外国】 2009/08/30(日) 05:23:21
ばんざいうさぎさん、詳しい説明をどうもありがとうござます。居住地はアメリカです。植物のゾーンでは9でいつも湿度は高いところです。水害は今までは100年に1度くらいの割合で起こっているのですが、地球温暖化のためもっと頻繁になるかもしれません。

以前垣根の下の方には水が流れるように穴を開けていたのですが、おっしゃるように洪水の時には漂流物が詰ったらしく、避難が解除されて帰ってきたら倒れていました。近所の金属のネットになっている垣根や、金属の棒でできている垣根は無事だったので、今度は隙間をたっぷり開ける方針です。

家の東隣は海まで芝生が何キロか続き、広々としてとても景色が良いので、生垣で見えなくしてしまうのはもったいなく感じます。つる植物の借景にしたいと思っています。今までも日本から植物を持ってきてはいるのですがたいてい枯れてしまうので、土か気候が合わないのかなと思っています。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2009/08/31(月) 11:57:29
アメリカにお住まいですか。湿度が高いという事は南部あたりの気候と考えてよいですか?滅多にない水害にお逢いになったとは大変でしたね。その時の経験と景観の問題で金属性の垣根を希望しているなら、施工さえ頑丈にしてもらえれば問題はないでしょう。
今は地球規模でどこも異常気象になっているんですねぇ・・・。北海道は前年前々年は酷い猛暑だったのが今年は今まで経験したことのない冷夏でお日様を一か月見る事がなく7月末に長袖を着てても肌寒くてストーブを炊いたくらいですよ。やはり北海道特産の野菜たちは軒並み不作で、地元で採れた旬の野菜でさえびっくりする様な値段で売られています。お盆過ぎから暑くなってきたもののいつもの夏ならこちらでも簡単に育つ夏野菜が地元では品不足で思う様に入手できません。普通気候が悪くても影響のないと言われる野菜ほど今年は出来が悪いので家計に響きそうです・・・

気候から考えれば、南米や東南アジア原産の植物が丈夫に良く育つと感じます。朝顔なら日本朝顔ではなく日本でアメリカアサガオと呼んでいる色の鮮やかで花の沢山咲く‘ヘブンリーブルー’や‘スカーレット・オハラ’あたりが良いでしょうね。日本ではこれくらいしか知られていませんがアメリカの植物の通販カタログあたりには他の色の品種も載っていると思います。日本朝顔も育つには育つでしょうが日照が日本と違うので花がいつ頃から咲くなどはちょっと解りません。特に日本の朝顔は短日植物なので夕方以降は近くに人工的な明りがあると花が付かないのでご注意くださいね。近くに街灯があったり室内の明りが少しでも感じられるところでは花芽分化しませんので、夕方以降は朝まで真っ暗な環境を必要とします

こちらは耐寒性の低い植物は育てられないので候補は少ないのですが、花ならジャスミンの名の付く種類のものは育てられるでしょう。宿根性のナスタチュームの仲間はクライミング性で、外国のものは日本で見る種類以外にもいろいろあって綺麗ですよ
実のなるものでは、ブラジル原産のパッションフルーツ(クダモノトケイソウ)あたりは花にインパクトがあって実も美味しくてお勧めですよ

日本から持ち込んだ植物が枯れてしまうのは、おそらくある程度育ったものは環境の急激な変化に適応できないからでしょうね。また運んだ時のストレスが影響する事もあります。植物は育ったものを植えるよりも種で育てたものが、育てられた環境に最も適応しやすいそうです。種から育てて生き残ったものから種を採り丈夫株から種を採りまた蒔いて・・・を何年か繰り返すと大体そこの環境に耐えられる植物になるとも言いますので、性質が種で蒔いても安定しているものは日本から種で持ってくるのが良いと思いますよ。物によってはちょっとの間植物検疫で調べられる事もありますが、大抵の種は日本からアメリカへの持ち込みは大丈夫かと思いますよ


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