鉢バラの土の中のがん種を
ローリー
2009/08/15(土) 00:01:00
ERのブラザーラドフィールの鉢で、株元あたりの土の表面に盛り上がってきているがん種らしいものを発見しました。氷山の例えで考えると、全体の大きさはかなりありそうです。真っ直ぐ上に伸びてたはずの幹が、おそらく盛り上がるがん種がテコの要領になっているのだと思いますが、少し斜めになってきています。
がん種の塊を削って消毒すると復活する可能性があるというのを聞いたことがあるのですが、今回のように地中に大部分がある様子の場合はどうしたらいいでしょうか?
今の時期に掘り上げて根を出して削るというのは、健康な苗でも傷んでしまいそうですが、掘り上げなければ塊を削ることができない状態です。
地上部は、見る限り特に問題は出てません。特にしなびてるわけでも枯れてきているわけでもなく、切ったところからは芽吹いたりもしています。
R・ひろき
【関東】
2009/08/15(土) 12:05:34
こんにちは。
土の中にある場合は、冬まで待ちます。
夏場はがんしゅ菌の活動が盛んですから、仮に掘り上げ作業でバラが枯れなかったとしても、掘り上げで傷ついた根の部分にさらに感染、もっとこぶの数が多くなります。
冬になったら、完全に土を落としてみてください。
がんしゅを取り除くと根が無くなるほど酷い場合もありますし、こぶが一個だけということもあります。
そのときにまたどうするかは判断してみてください。
今のところは、その鉢を他の鉢と少し離して置いてください。
水やりしたときに、その鉢から出た水が他の鉢の下に流れていかないようにするとだいぶ違います。昨年ですが、鉢植えを50センチくらいの間隔で置いておいたところ、その年に買った苗にがんしゅが出ていて、その両脇の鉢にも感染していました。
がんしゅの塊を削ってみると復活する可能性があるというのは、
・がんしゅからがんしゅ菌だけが使える栄養分が流れ出しているため、それを削れば、当面バラが使えるほうの養分が増える。(バラが一時的に回復する)
・がんしゅ菌による遺伝子組み換えされたバラの根が一部分にとどまっている場合は、たまたまその部分を綺麗に切除できていると、がんしゅが復活しにくい。(逆に組み換えされた部分が全部取り除けていないと復活する)
ということがあるためです。
実際にはがんしゅ菌は土の中にもいますから、完全に治るということはまず無く、どこかに逃れて再発することも多いです。最悪、挿し木で更新してもふたたび出てくることもありました。
がんしゅ菌は傷口から侵入しますから、なるべくバラの根には傷をつけないようにしてみてください。支柱を挿し直したり、中耕をすると傷ついてこぶの数が増えることもあります。
がんしゅ用の殺菌剤で、農薬として販売されているのはバクテローズです。でもこれは感染前の株に使うもので、感染した後は効果ありません。
削ったあとの傷口は、軽く焼いてみてください。普通の殺菌剤や癒合剤に入っているものは、糸状菌用のものが多く、細菌には向かないです。
ローリー
2009/08/15(土) 22:43:42
[[解決]]
R・ひろきさん、ありがとうございました。
とりあえず、場所を隔離して冬になったら掘り上げてみます。
本当に癌腫?
2009/08/16(日) 03:51:52
バラの元気が良ければ、癌腫じゃないかも。
返信にもあったように、夏は癌腫大きくなりやすいし、成長も鈍るし。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mham/byosyu.htm
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参考になるかも。 はずしてたら、ゴメン。
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