アダンの挿し木
デリー
【四国】
2009/07/31(金) 18:28:48
アダンは挿し木はできるのでしょうか？
出来るのであれば方法を教えてください。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2009/08/03(月) 19:06:35
アダンはタコノキの仲間の一種なので、観葉植物としても流通しているタコノキの仲間の管理方法に準じてみるのが良いかと思います
タコノキなら成熟した株元に子株ができるので、それを５〜６月に株分けして植え付けるのですが、数を多く殖やしたいのならやはり種から殖やすのが簡単な様です
タコノキでも挿し木での増殖というのは私の調べた限りでは書かれていないのでもしかすると元々出来ない性質なのかもしれません。熱帯の観葉植物目的に植えられる植物で根元に特徴がありそれが見どころのものでは、挿し木で殖やしてしまうとその特徴が現れないものも多く、パキラやニンジンガジュマルや多肉植物の砂漠のバラあたりでは根の特徴を出すために種を発芽させて育てます（上部の枝ぶりを良くするためにニンジンガジュマルの根に普通のガジュマルの枝を接いでいるものもあります）。気根の出るもので挿し木で殖やせるものもあるにはありますが（セロームなど）、挿し木のものだと幹から出てきて下に向き伸びる気根だけしかないので、株元がよく膨らんだ特徴のものや株元から出る気根ほどよく発達しタコの足の様に横に這っていく状態のものを好むのなら、それらは種から育てた実生苗からしか出来ません
もしタコノキも似た特徴があれば挿し木に成功したとしてもタコの足の様な気根が沢山は出ないかもしれず出たとしても幹からだと実生苗からの株ほど見ごたえはないでしょう
アダンも同じ事が言えるかもしれません。特に観賞用に殖やす目的なら木が成熟して株元から出る子株を分けるか、実から採った種で殖やすのが一番でしょうね
もしダメモトでも良くて試してみる気がおありなら、来春にでも「取り木」を試みてはどうでしょうか？これはすぐに挿し穂を切り離すのではなく、枝の皮を剥いでそこから根を出させて根が伸びてから枝を切り離して鉢などに植え替える方法です
実際成功するかどうかはやってみて成功するまでわかりませんが、枝がすっかり成熟している部分の根が出てほしい場所の樹皮を何センチかの幅でくるりと全部剥いでしまい木の部分が見える状態にし、その下の方から透明なビニールを縛りつけ中によく濡らしたピートモスなど土の代わりに詰めて皮を剥いだ部分とその周囲がピートモスごとビニールで包まれる様にして、上の部分のビニールを紐で枝に縛りつけて固定します。時々中に水をあげながらしばらく待つと根が出て伸びてくればビニールの表面にまで根が届いて見えますから枝の木の部分を切り離して独立させてあげれば新しい株の出来上がりです。ゴムノキなどの仕立て直しによく使われる方法ですので詳しくは「取り木」や「ゴムノキ 仕立て直し」で検索すると画像入りの実施方法が出ているサイトが見つかるかもしれませんので、検索か書籍などを参考にしてみて下さい
やんも
2009/08/04(火) 07:00:09
可能ですよ。
沖縄では昔から挿し木増殖された苗が植林されてきたようです。
親株と同じ姿に育ちますよ。
「アダン 挿し木」または「アダン 挿木」で検索すると、詳しく書かれたPDF文書が見付かるはずです。
そこには（沖縄では）冬に挿すとよいと書かれていますが、四国あたりではやはり初夏くらいが適期ではないかと思います。
切り口を1週間くらい乾燥させた方が成功率が高いようです。
取り木も可能かもしれませんが、アダンは単子葉植物なので環状剥皮法ではなく舌状に切れ込みを入れて行います。
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