キンカンの木を切ったのですが新芽が出てくるでしょうか
リンデン
2009/06/11(木) 03:53:03
植えて15年くらいになる金柑についてなのですが、
これまでずっと父が剪定してくれていたので毎年実が生っていました。
その父も老齢になり、ここ何年かほったらかし状態でした。
それでも実は生っていたのですが、気がつけば枝が増えるわ張ってくるわで周りの木の邪魔になっていました。
本に「剪定は箒形」とあったので、去年思い切って邪魔になっている枝をはらって箒形にしたのですが、
今年は高くなってしまって実に手が届かない始末です。
最近木を見ると、比較的下の方から新しい枝が出ていたので、
思い切って地際から60pのところから切ってみました。
ここからなら手の届く樹形になりそうでしたので。
でも、そこには新しい芽も枝もありません。
見た感じは背の高い切り株です。
期待どおり新芽は出てくるでしょうか?
また、切った枝から実を収穫して食べてみましたら、とても甘く美味でした。
種を見ると緑色の中身が透き通って見えました。
これを蒔いたら芽が出て木になり、何年か先には実がなるのでしょうか?
木を切る前におききすべきだったとたいへん後悔しています。
ご存知のかた、どうぞよろしくお願いいたします。
たちつ
【近畿】
2009/06/13(土) 20:17:54
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上手く再生するか、ダメか、気長に様子を観ましょう。
基本的に、新芽の発芽しやすい条件の季節に切る。・・・概ね柑橘系は2-3月
余り寒いと樹が寝ているので風邪を引く。反対に、暑いと喉が渇くのでへたる。
秋は、冬眠前なので、腹が減る。従って、春先に切って、春に元気良くのびのびと育てる。
次に、生理循環として、根から水分を吸う。 →葉から水分を排出する。従って、葉が無ければ、糞詰まりで死ぬ。便秘は良くない。増して、腸閉塞は、死を待つばかりということになる。
大手術は、集中治療監視病室行きとなる。・・・切る枝の際に最低一枝は残す。残っていなければ、枝が切り口から乾燥してミイラになるのが早いか、新芽が生えるのが早いかということになる。
簡単に言えば、切る時期と 切る位置や 切る程度が金柑の再生能力(体力)に合っているかどうかということです。
概ね果樹は、花・受粉時期とその後の果実肥大熟成期間が必要です。
更に厄介なことに、果実の肥大時期に、来年の花芽細胞が作られる。
従って、ここに剪定の難しさがある。
経験的に、柑橘系に関しては、剪定は春先が良い時期となっている。
早春から生える枝になる実は、商品価値が高く、夏以後に生える枝は、立派なものがならない。極端な話、ミカンでも、キンカンのような極端に小さい実ばかりに成る。とか、反対にデコポンみたいに凸状で大きすぎる皮の厚いミカンがなる。
果樹は、バッサリと大きく切るより、コチョコチョと小さくこまめに切ることになる。
更に、収穫作業の効率化として、幼苗の時節から、将来を想像して、しつけることになる。簡単に言えば、おこちゃまのお受験躾ですね。
超難関幼稚園予備塾から始まって、東大、次に霞ヶ関を肩叩きされてやっと卒業し、天下りという社会人になれる。ということです。
ここで晴れて、ノーパンしゃぶしゃぶが美味しく食べられることになる。それまではじっと我慢して、無用な正義感を忘れ、雨風を避けなければならない。
身が熟すまで、股無いと仕方が無い思い込むべし。これが雄蕊のルールである。雌蕊は、開くときに、その後が決まる。高く売れるかどうかは、市況操作による。ミカンも同じ。チラチラとサンプル出しし、ここぞ天井と思えば、抜け駆けして、一気に勝負出しする。寸分狂えば、冷蔵させ寝かせることになる。希薄が早いか、腐らせるか、リスクも大きい。
その他、柑橘系は、根の成長時期と茎葉の成長時期が異なるので、施肥時期にも、タイミングが必要です。
キンカンは、開花時期も複数回とあり、どの時期に咲く花に受粉させる
とかいろいろ。
尤も、私は、灯台めぐりに忙しいので、そのようなことは、無頓着ですが・・・・
このようなものと、単純に割り切っています。
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リンデン
2009/06/15(月) 01:11:45
[[解決]]
たちつさま
なかなかレスがいただけなくて落ち込んでおりました。
詳しく説明していただき、どうもありがとうございます。
要するに私は柑橘類では考えられない大胆なことをしてしまったのですね?
切った痕には殺菌剤入りの松脂みたいなものを塗りましたので、乾燥はしないと思うのですが甘いでしょうか。
今年もし芽が出てきてくれたなら実を生らせない様にして
枝を育てたいと思います。
どうもありがとうございました。
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