消石灰について:勉強不足で大失敗です
タテバヤシエリコ
【関東】
2009/03/17(火) 16:48:38
勉強不足でお恥ずかしい限りですが、どなたか対処法を教えてください。
昨日 3年以上使用した花壇の一斉植え替え(宿根草)のため 土壌改良をしようと、『消石灰は殺菌効果がある』という園芸の本からの情報のみで 大量の顆粒消石灰を混ぜ込んでしまいました。
約1u・約90㎠・約60㎠X2の計4か所に 5kg袋の約半分も使ってしまいました。
今日になって 表面にうっすら化粧程度、と知り 大パニックになっております。 Ph値は判りません。
今まで 不勉強のまま園芸をしてきた結果と大反省しております。
花苗も購入済みで 本当に困っています。
どうぞお助けください、よろしくお願いいたします。
タテバヤシエリコ
[URL:訂正]
2009/03/17(火) 16:53:04
花壇の寸法:約1u・約90平方p・約60平方pX2
です。 よろしくお願いいたします。
pinetree
【九州】
2009/03/17(火) 20:23:30
やっちゃった事は悔やんでも仕方ないですよ。まあ出来る限りのことを試す事です。
石灰量は,多くても1uあたり200g程度です。あまり多量に施すと,アルカリ側に急変するため望ましくないとされます。
植物側の問題については,好む土壌phが種類によって異なりますので,何を植えたいのかを書き込めば,詳しい方からの助言があるかも知れませんよ。ぜひ種類を書き込んで,アドバイスを求めてみてください。
面積が小さいですので,石灰の多い部分の土を採って,新しい土と入れ替えるなどの方法もあります。深く耕して下層の土と入れ替えたり,全体を混ぜてしまえば,phの上昇はある程度は抑えられます。
大まかな基準の200gの石灰量は10〜15cmの場合ですので,頑張って30〜40cmも掘り返せば,何とか耐えられるph上昇になるかも知れません。
同じ石灰量でも,土質や有機物の含量によってph変化は異なります。影響の無い範囲に収まるかも知れませんよ。
私なら,周囲に土を採れるところが有れば,花壇の表面の土を取り去り,その上でほじくり返して石灰の多い土を下層に追いやって,低くなった花壇の表面に周囲の土を補充します。
その上で,有機物が不足するでしょうから,バーク堆肥などを加えます。
たちつ
【近畿】
2009/03/17(火) 20:29:51
・
なにもパニックに陥ることもないでしょう。
家が燃えたとか、誘拐されたわけでもなければ、植物人間になったわけでもないことですから。
消石灰は、命までもとりませんよ。
大変良い経験をしたと、喜ぶべくかもしれません。
これからは、何事にも、少なくとも、取り扱い説明書をよく理解しましょうね。
この世は、何事でも、自己責任ということをよく頭に入れておきましょう。
例えば、自己所有の自宅で、赤ちゃんが寝ていたとしましょう。
空から隕石が、降って来て、赤ちゃんが大怪我をしていても、あなたと赤ちゃんの責任です。
あなたと赤ちゃんが、悪い。悪いから、その責は、あなたも赤ちゃんも、負無ければなりません。何が悪かったといえば、其処に、寝かした寝ていたのが悪い。
その責めとは、少なくとも、痛い・痛々しい・当座の処置・将来の不安
など、経済的心理的な負担を将来にわたり、負い続けなければならないということです。
植物を育てることも、自分を育てることも、子供を育てることも、みな同じことです。
折角、このような貴重な体験をしたのですから、今一度、他の事柄や日常の行動も、連想してみましょう。
草花を育てていると、高飛車に考えるから、ややこしくなる。
草花に、育てられてもらっていると謙虚な気持ちを持って、草花にたいして、感謝すればよい。
さて、本論にもどして、何が間違っていたか ?
まずなぜその消石灰を選んだのか。
無知だったのか? 横着を考えたのか? 惰性で選んだのか? 本
来の目的を忘れ、その内容よりデザインだったのか? 選びやすい陳列場
所だったのか? 安いと感じたのか? ・・・以下の解説は、次回に???
まず、園芸上は、消石灰とは、酸性化土壌の中和を、主な目的とし、消毒は、副次的な作用であるということです。
もし、土壌殺菌を主に目的とするならば、他の手段を講じるべきであった。又殺菌消毒なら、消石灰ではなく、より強力なトリインフルのニュースでおなじみの 生石灰 です。
便利で手の汚れにくい顆粒でなく、薄雪舞い散る 微粉末 です。
対策は、土壌交換以外にはない。といっても、すでに植えてある、植物がすべて消滅するとか、今年一年は、草花が育たないとは限らない。多少の犠牲はあるでしょうが。
取り合えず、土と顆粒を、混ぜ込んだということですから、表土だけより分けるということもできませんから、毎日1時間x10日ほど、水道水を
流しっぱなしにして、洗い流すとか。・・・水道代が1-2万余分にかかる。
土を入れ替るより、一般の園芸用土換算の1/10となる。
次に、草花より今年は、健康を目指して、雑草変わりに、ホウレンソウを育てる。(ホウレンソウに手伝ってもらって、カルク抜きをする。)
ホウレンソウって、買えば結構お高いものです。これで元が取れるかも。 (・・?
年3-5回の収穫を目指そう
まぁ〜 このような事は、あなただけでは無く、市民農園でも、良くあることです。
簡単・便利・安いは、何事でも、考えもせず、粗暴な取り扱いになるものです。
このように、考えますが (・・?
・
タテバヤシエリコ
2009/03/17(火) 23:59:54
pinetree様 たちつ様早速のアドバイスと貴重なご意見を有難うございます。
今回の大失敗は一言で言うとやはり 消石灰自体の勉強不足(1冊の本を読んだだけで行動したこと)でした。 よくわからないまま 気軽に使ってはいけないと痛感するととに 良い経験となりました。(袋にも何も説明書きがなかったのに。。。)
我が家の花壇(レイズドベッド)には ほかに 宿根草、樹木などあるので、水を流し続ける、というのは無理そうなのです。 やはり 土を換えるしかないのかな。。。と思いました。
念のため植える予定の苗を書き出します。 ジギタリス、ペンステモン、リナリア、ガウラ、などです。
もしよろしければ ご意見よろしくお願いいたします。
pinetree
【九州】
2009/03/18(水) 19:14:53
お書きの植物にアルカリ土壌が適するかどうかはお答えできませんが,
消石灰の主成分は水酸化カルシウムで,水には溶けにくいはずです。 多少の酸を含む水に溶けないわけではありませんが,多分,水道水で流すのは現実的な話ではないでしょう。周囲の植物の根腐れの可能性もあります。
http://www.jplime.com/sekkai/sekkai03.html
植え込み穴を大きめに掘り,市販の花木用の培土を苗の根を大きく包むように植え込んでも,ある程度は改善できるのではないかと思います。とにかく試してみることです。
あまり神経質にならずに,有機質を多めにしながら,適当に植えてみたらいかがですか。無責任な言い方でしょうが,迷っていて苗を老化させるより,植えてしまえば何とかなるかもしれませんよ。「案ずるより産むが易し」という言葉もあります。
ただ,石灰を多投したのですから,多少のトラブルは生じても不思議ではありません。あまり細かいことを心配しないことではないでしょうか。
アルカリを少しでも解消したいのなら,有機物にPH調整していないピートモスなどを使ったらいかがですか。
なお,硫安などの酸性肥料は土壌を酸性化しますので,PH改善に機能しますが,石灰に直接触れるとアンモニアガスが発生することがあるようです。緩効性の玉肥を使ったり,ピートモスや腐葉土などの有機物にくるんで定植位置に埋め込むなど,石灰量が多い場合は肥料のやり方に注意して下さい。
リトっぷ
【九州】
2009/03/18(水) 19:38:40
こんばんは。
とりあえず原因がアバウトだった事に起因しますので
今更リトマス試験紙で測定したりしないですよね(-.-;)
普通アルカリ性土壌を好む植物でもPH7以上では成育出来ないそうです。
ちょうど今の時期から雑草とか増えてきますので雑草の様子を見て元気だったら植えてしまうとか…
顆粒なんですよね,強アルカリで症状が続くのか,いい感じでゆっくり弱アルカリ性を保つのかは庭土の緩衝作用次第ですね。
砂質土壌なら有機質(ピート)を投入するのが良いですね。
以下のサイト内に
アルカリ性土壌でのミネラル欠乏の症状が記載されています。
それと対処もありますが具体的にPH数値が出てくるような内容は現状のPHが判らない事には参考にならないですね。
http://www.eonet.ne.jp/~green-up/h033.html
タテバヤシエリコ
2009/03/18(水) 22:54:47
[[解決]]
pinetree様 再度の書き込み有難うございます。 私自身もだいぶ落ち着いてきて(?)今は気持の切り替えています。
リトっぷ様もありがとうございます。大変参考になりました。
とにかく 苗も購入済みなので 今回はとりあえず出来るだけ土を掘りだして 市販の培養土を入れなおしてみます。 取り出した土は 最終的なph値次第で 別の苗(花でも野菜でも。。今度はきちんと予習をして!)をプランター栽培で挑戦してみることにします。
このたびは 皆様 親切、丁寧にアドバイスいただき 感謝申し上げます。 ありがとうございました。
たちつ
【近畿】
2009/03/19(木) 00:56:15
・
解決済ですが、余興として。(*^^)v
やはり、混ぜ込んだ土を深度30cmほど入れ替えないとダメですね。
私の間違い、(石灰を洗い流す方法はムリ)
言い訳 (^_^;)
石灰と石灰水の勘違い。・・・・石灰水なら洗える。
(この場合、とりあえず、石灰水の薬害は、無視した)
更に、残ったものが炭酸石灰(歯磨き粉)となり、無害化すると
短絡的に連想した。。
石灰も、生石灰で、主訴の消石灰と勘違い。
生石灰+水 →石灰水と沈殿した消石灰・・・短時間で可能
ここで更に勘違い。
残った消石灰を更に、水に溶かして、石灰水を作り流し去る。
・・・・長時間必要・水温管理も
水1ℓに石灰1g溶けるとするば、水1tに付き石灰1K溶けるだろう。
1日一時間六tの十日六十トン 六十㎥は上下水道代約一万五千円。
少なくとも、石灰は、地下深く沈下するだろう。
ここで、粉末と顆粒の沈下の速度の違いとか無理もある。
その他の無理だろうと考えたことは、
水道止めたとき〜、次回の流水までの間のアルカリ濃度が高くなると
いう問題。(もし植え込み草花があったとして)
常に流しっぱなしにできない。水道代が高い。近所迷惑。汚泥公害。
といって、30〜60分毎には、シーケンスが無いと間欠できない。
シャワーホース首振り式が3-4個要る。
次に、根腐れの問題。
水道水は、絶えず流れている。ので問題は無いだろ。と勝手に割り切る。
・・・1日一時間の10日。気温も寒くも無し、暑くも無し。
次に、混ぜ込んだ(耕した)とあるから、何も植えてないと私は、勝手に
割り切る。
もし植え込んであるなら、混ぜ込んだもの量(土の量、場所の量)も知れて
いるし、其処の土だけ取り除けばよい。
(全量取り除かなくても、その部分だけ)
部分的に、混ぜ込んだとしても、面倒なだけで、たかが知れている。
余り深く掘れない。
部分的なら、かなりの石灰濃度となっている。
その後に、水の流しっぱなしは、できないと有り。もういいかとなった。
水の流しっぱなしは、肥料分も洗い流しますが、有益菌も有 害菌も
有害物質(老廃物)も洗い流す。
滅菌・益菌害菌のバランスとりには、効果があるかも。とも考え、
あえて提案したものである。
私の経験では、十リットルの土を洗うのに、十回 百リットルの水が
必要なのと、しんどいので、一時間ほどかかる。 (^_^;)
大抵は、それも凍て付く様な真冬の仕事となる。雑草の秋種洗いも兼ねて。
真夏なら、種も無いので、一週間ほどアスファルトの上で、天日干しし、
篩にかける。雨も降るだろうし。
・
初心者用掲示板@園芸相談センター