今の時期のユズの手入れ
イニエスタ
【関東】
2009/01/18(日) 11:07:28
3年前に地植えしたユズの樹、高さ130センチほどがあります。
売られていたときには実をつけていて、初めの2−3年は鉢に植えていました。
花をつける気配がないので地植えしましたが、葉が丸まったり、すっかり落ちてしまった年もあり、今年は葉っぱはつけていますが、全体的にいかにも元気がありません。
栄養が決定的に足りないのだと思いますが、いつ、どうすればいいのかを教えてください。
11月ごろに、固形の「油かす」を株の周囲に10個ほど埋めてみましたが、変化はないようです。
家から庭に出にくい構造なため、日々のケアはほとんどしてやれず、週末に見て廻って、蝶のタマゴがついていたら手で取るくらいのことしかしていません。
南の庭ですが、ブロック塀が近いので、冬場は株元まで日が当たりません。
よろしくお願いいたします。
ハシモト
【関東】
[URL:http://blog.sun-plants.net/]
2009/01/18(日) 18:15:44
今頃の季節に、葉色が悪かったり、葉が落ちてしまうのは、
寒いのではないでしょうか?
ゆずは柑橘類でも耐寒温度が低いですが、
苗木のうちは、冬の温度が低すぎると葉を落としてしまいます。
特に寒い風による寒風害には要注意です。
ウチも関東ですが、埼玉中部あたりでも、
柑橘の苗木は葉を落としてしまいます。
1月はなんとか黄色い葉をつけていますが、
2月の寒さで、葉が落ちることが多いです。
葉を落としても、木が生きていれば、春に芽をだしますが、
全て葉を落としてしまうと、
やはりそれだけエネルギーが要るのでしょう。
翌年に花を咲かせるのは難しくなってきます。
大きくなれば、より寒さにも強くなると思いますのが、
それまでは、寒い風が当たらないようにするなど、
防寒対策をしてあげたらよいと思います。
イニエスタ
2009/01/19(月) 23:24:38
ありがとうございます。
寒い・・・!これまで考えたこともありませんでした!
確かに日当たりが万全でないので、おっしゃる通りかもしれません。
防寒対策として、どんな方法が適切でしょうか?
こも巻きというのでしょうか、ムシロ状のもので幹を巻くのを想像してみたのですが。
雨に降られてもダメにならず、通気性のある、ムシロの代用が何かないか考え始めていますが、よさそうな方法がありましたら、お教えいただければ幸いです。
ハシモト
【関東】
[URL:http://blog.sun-plants.net/]
2009/01/21(水) 22:54:51
関東でもかなり寒い日がありましたので、
今からの防寒対策では今年は遅いかもしれませんが、
根元にワラやバークチップを敷く
おっしゃるとおり、こも巻きのように樹の周りをワラでまく、
または、樹のまわりに支柱をたてて、まわりだけでもぐるっと寒冷紗などを
張って直接寒風が当たらないようにする。雪や霜が降りそうな時には、
そこにちょっとした屋根になるようなものを乗せてあげる
などすると良いかもしれません。
関東あたりだと、気温そのものよりも特に「強い寒風」が当たる事による
ダメージが大きいかと思いますので、
それを避けてあげる工夫をしてあげると良いと思います。
でも、木が大きく育てば、自ずと樹勢が増して、
寒さで葉を落とさなくなると思います。
イニエスタ
2009/01/22(木) 22:48:23
ハシモトさん、ありがとうございます。
さっそく週末に近所の店を覗いて、役に立ちそうなものを調達してこようと思います。
(ムシロって、小さなお店でも売ってるんでしょうか・・・。)
あいにく株元にムスカリを植えており、葉っぱがわんさか出ているため、それを避けてしかバークチップか何かを置くことができませんので、やはりこも巻きもやってみようと思います。
あと、もしかしてバークチップの代わりに腐葉土を厚めに敷くというのは効果ありますでしょうか。
いずれにせよ、ムスカリを避けながら、ドーナツ状になってはしまうのですが・・・。
ますもと (横浜)
2009/01/23(金) 16:24:59
腐葉土でもよろしいですし
庭に枯葉が落ちていれば枯葉を根元にかき集めてもよろしいのですよ
また見栄えがよくありませんが梱包用のプチプチの大きいやつを
上からかぶせといてもいいのではありませんか
弱っているときの肥料はやめておいたほうが
それ以前に堆肥などをすきこんだほうがよろしいと思いますよ
特に油粕は窒素肥料で葉肥といって枝葉は茂りますが
花を期待するための肥料ではございませんので
燐酸および加里分の多い肥料が良いと思います
いずれにしても暖かくなり元気になってからの作業で
根を元気にする完熟堆肥が一番です
玩橘
2009/01/23(金) 17:52:21
@柑橘類は一般的に地温12℃以下になると肥料の吸収を止めます。従って遅くからの肥料は、根に障害を与えても、即効的な効果は何も有りません。
A柚子は、日本において露地栽培可能な柑橘の内で、一番耐寒性の高い柑橘です。
B葉が黄色いのは、根腐れを起こしてない前提に立てば、肥料不足です。葉が黄色くなるのと、冬の寒風で落葉するようでは、採果後の一般的に言われるお礼肥が少ないのです。故に、御地の秋の地温が12℃以上の時期に施肥下さい。
C現在において、葉が黄色いのであれば、3月に入ってから尿素の500倍液を葉に噴霧下さい。尿素の吸収ピークは、撒布後2日目程後ですので、毎週の噴霧も可能です。
D葉が丸まったりとありますのは、多分夏場の事と思います。完全な水不足です。土に表面的な水遣りでは無しに、1週間に一度、たっぷりと与えてください。
E株元を綺麗にするのは、カミキリムシの被害から守るのに有効ですが、夏の乾燥、冬の寒害からの防御の為に剪定枝葉がありましたら置いてください。草をベッタリと置きますと、根の酸素吸収を阻害しますので、行わないで下さい。
ハシモト
【関東】
[URL:http://blog.sun-plants.net/]
2009/01/24(土) 09:51:23
葉が丸まる・・は冬の間と私は読んでしましましたが、
もし冬でしたら、夏の間にハモグリガなどに葉の裏面などがやられた場合に
寒さによるダメージが加わると、丸まる傾向にあります。
2−3年は鉢、地植えしてから3年ということなので、
そろそろ木もしっかりしてくる頃かと思いますので
皆様の書かれている通り、今年は、思いつく範囲の防寒対策をしてあげたらよいかな。
と思います。
その上で、来年は絶対に葉を落とさず花を咲かせるために、
きちんと春肥、夏肥、秋肥と与え、より冬を迎えるまでに
樹を元気に育ててあげたらよいと思います。
そして、寒波が来る前の防寒対策。
育てている微妙な環境の違いによって、工夫が必要になるのが
難しくも面白いところだとも思いますので、
よく様子を見てあげて、対策を工夫してあげたら良いかと思います。
イニエスタ
【関東】
2009/01/27(火) 08:48:18
[[解決]]
ハシモトさん、ますもとさん、玩橘さん、
皆さん、ありがとうございます。
全体的な対策というか方針が、だいぶわかりました。
葉っぱが丸まってくるのは夏が過ぎてから冬にかけて徐々に、という感じです。
今年は黄色くはなっていませんが、昨年は落葉する前はかなり黄色かったですね・・。
皆さんのご助言どおりに、遅いかもしれませんが寒さ対策から始めて、来年はどうか、ようすを見守っていきます。
後日、過去ログとしてご覧になった方にも参考になるとよいのですが。
親身に相談にのってくださって、大変ありがとうございました!
初心者用掲示板@園芸相談センター