石灰硫黄合剤に変わるもの

[園芸相談センター]の過去ログです

バラ初心者 【九州】 2008/12/27(土) 09:56:41
つるバラについての質問です。

2年前、庭につるバラを2本植えました。
前年の冬はそれほど幹・枝も大きくなかったので、石灰硫黄合剤を刷毛で塗りましたが、そのおかげか黒星病やうどん粉病が発生しませんでした。
ところが今年は幹や枝が大きく長くなったため、全体の1/2ほどしか刷毛で塗れなくなりました。
石灰硫黄合剤の効果は認めるのですが、腐食などを考えると隣家との距離が近い(隣家のフェンスまでの距離が50cmほどしかない)ことを考えると、噴霧は不可能だと思います。
(ダコニールやオルトランなどは、風の弱い晴れた日に噴霧しています。)
このような場合、石灰硫黄合剤に変わる(腐食の恐れがない)薬剤や、もし石灰硫黄合剤を使用するとした場合の工夫などがありましたら教えて下さい。
よろしくお願いします。

cactus 2008/12/28(日) 13:05:54
バラと言う植物は病害虫の発生が多いのですが、確かに石灰硫黄合剤を
冬場の落葉期に使用するのは発生の予防には効果的です。
基本的には噴霧器で散布し、刷毛で液剤を塗るような事はしません。
刷毛で塗ると全体は塗れませんから、塗っていない部分が発病してしま
う事があるからです。また臭いが強烈ですから、隣接する民家が近い時
には、使用を避けるように通達があるほどです。

バラ初心者さん、黒星病やうどん粉病が間違いなく発生する確証は無い
ですよね。また発病をしないと言う確証もありません。
薬剤を使用すれば駆除は出来ますが、同じ薬剤を使い続けると何年後に
は薬剤が効かなくなり、別の薬剤を使用する事になります。薬剤に対し
て病害虫に抵抗力が付いて効かなくなる訳です。
発生を予防するためには薬剤散布は必要ですが、発生を少なくするため
には環境を変える事も必要です。環境を変えると発病をしなくなる事は
ありませんが、薬剤に頼るだけで何もしないよりは発生は少なくなると
思います。
黒星病やうどん粉病では薬剤が異なり、石灰硫黄合剤のようには行きま
せん。また薬剤によって併用が出来ない物がありますから、事前に薬剤
を販売している店に行き、薬剤担当の方に相談をして指示に従って下さ
い。

gardenfan 【近畿】 2008/12/28(日) 22:31:06
ツルバラの誘引の季節ですね。

石灰硫黄合剤はバラには適用が無くなりましたのでお勧めできませんが、この時期にツルバラの枝の上から刷毛に含ませた10倍の液を滴下すると十分に表面を覆います。
ウドンコの時期に5000倍程度で散布すると効きます。

強アルカリなので黒星やウドンコの菌やハダニには効きます。
我家ではバラの近くのフェンスやブロック塀の殺菌として使っています。バラにではありませんよー。
決して窓のアルミサッシなどには散布しないように。

マシン油は殺菌効果はありませんが、カイガラムシなどの殺虫効果がありますので1−2月に使ってみてください。

バラ初心者 2009/01/05(月) 20:20:34
[[解決]]
cactusさん、gardenfanさん、アドバイス有り難うございます。
(里帰りしていたので、お礼が遅れて申し訳ありません)

昨年、石灰硫黄合剤を使い、うどん粉病と黒星病を抑えた(大きな効果があった)と信じているので、今年も使用できないかと思った次第です。
上記病気の発生確率が五分五分でも、五分抑えることができれば上出来だと思っています。
お二人のアドバイスを参考に、今年も滴下方式?等石灰硫黄合剤の使い方を工夫しやってみます。
有り難うございました。

Toris 2009/01/17(土) 09:32:15
後藤みどりさんの話だと、石灰硫黄合剤が不都合なら
サプロール乳剤500倍で、とのことでした。

R・ひろき 【関東】 2009/01/17(土) 11:30:03
 こんにちは。
 石灰硫黄合剤の代用にと、プロやいろいろなベテランが他の農薬を濃くして使えということを言うことがあります。サプロール以外にもさまざまな農薬名があがります。

 でも、規定より農薬を濃くして使うことは、食用ではないバラに使う場合でも、法律上は良くないことです。(日本ばら会のホームページなどを見てください。)

 健康上も、規定より濃くすることは良くありません。
 Toris さん、もうしわけありません。これは使う人の健康上の配慮等々から、プロの真似をしないほうが良いと思います。


 解決済みなのにすみません、本題ですが、ずっと前、石灰硫黄合剤を上の方に塗れなかったとき、思い余ってつるばらの枝を整理し直したことがあります。最近はこれを使わなくても使っても変わらなくなったので、そういうことはなくなりましたが……。
 
 毎年試行錯誤していけば、少しずつ庭にあった栽培ができてくると思います。
 そうなればこれを使わなくても栽培できるようになるのではないかと思います。

Toris 2009/01/17(土) 12:18:48
なるほど、そうなんですね。了解しました。


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