ポーチュラカの剪定と切り戻し

[園芸相談センター]の過去ログです

まゆごろう 2008/09/09(火) 23:30:18
今年初めてポーチュラカをプランターと壁掛け鉢で育てています。
大分成長して伸びに伸びきっている状態です。
花付きがとてもよく今がまさに満開の状態です。
でも伸びすぎているので見苦しい感じもします。
思い切って短く切り戻しをしても今からまた花は咲いてくれるでしょうか。剪定をすると花がつくまでに日にちがかかるのでしょうか。
花つきがよいのでどうすればいいのか悩みます。
アドバイスをお願いします。

たちつ 【近畿】 2008/09/10(水) 12:09:10

主訴の結論
摘心1-2週間で、新芽伸長及び開花予定。
切り屑は、取りあえず3-5本束ねて、挿し木しておく。挿し穂の蕾は、付けて置けば、根が無くても開花する。用土は、何でも良い。
花は、新芽の先にしか咲かないので、適宜摘み取り、枝数を増やす。
新芽の成長状況(太さ・成長速度)や落葉状況・葉色変化で、地温・施肥・潅水を観察し把握する。経験と感を養う。

ポーチュラカの栽培ポイント
1)苗を買うときには、一花咲いているもので、花色・花茎の長さ(八重咲きのみ)・花径を確認し、枝数の多く軸が太いものを選ぶ。
2)買った苗は、観賞用とはせずに、挿し穂とりの犠牲材料と割り切る。
新芽が伸びれば、とにもかく摘み取り挿し木する。摘んでは挿す摘んでは挿す。
3)夏場は、地温をできるだけ下げる。密植に育てる。密植植えの潅水に注意。土に潅水して、葉茎に水濡れさせない。特にハンキングには、土・鉢に直射日光を当てない。直射日光は、蕾に当てる。蕾に日当たりがないと、花は展開しない。開花中でも花は閉じる。

その他 参考資料。
挿し木発根適温20〜25℃
発芽発根日数7〜10日
生育温度15〜35℃
施肥例2g/g(用土)
              生育適温20〜30℃
越冬条件として、理想的には、加温ハウス20度前後
好適pH 5.5〜6.5
育苗全期を通じ、用土は幾分乾かし気味に管理する
日当たりのよいところで栽培し、十分に光にあてる。
日陰管理で徒長し蕾は展開しない。
地温30度以上では、落葉する。株元の地温上昇に注意。通風、換気を行い、空中湿度・地温を下げる。
葉色を見ながら適宜液肥を与える。窒素控えめ。
花芽が頂芽の先端にしか付かないので、花数を増やすにはピンチが必要。
越冬
親株は、10℃以上の日当たり室内で管理する。従って、夜温が20度以下になる前に,越冬タネ株を確保しておく。

さし芽
花色がよく、花径が大きく生育旺盛な親株からさし穂を採種し、7〜10cmに調整。根が無くても花は咲く。
大阪の路地自然栽培では、盆過ぎからは、夏疲れか・挿し芽繁殖が弱い。繁殖は、7月中頃に、一挙大量に挿し芽が良い。

このようなイメージです。



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