すいか 即効性のリン肥料

[園芸相談センター]の過去ログです

カントリーボーイ 【中国】 2008/07/26(土) 11:57:51
すいかでピンポンぐらいの大きさになったら即効性のリン肥料をしたいと
思います。リン分100%の肥料でお勧めはどんなものがあるのでしょうか?
よろしくお願いします。

犬塚信乃 2008/07/26(土) 19:47:23
スイカは特に酸性土壌を好む、という話を聞いたことがあります。

生育初期のスイカにリン酸を利かせると、どの様に有益なのか
解りませんが、酸性土壌にリン酸を確実に利かせるのは
結構、難しい話なのではないでしょうか?

プロフェッショナルのご意見を伺いたいものです。

カントリーボーイ 2008/07/26(土) 21:24:30
初めて作るものでただ単に下記のURLで見たものでありよく知りません。
よろしくお願いいたします。
http://oshiete.eibi.co.jp/qa282281.html

T 2008/07/27(日) 23:34:39
リン酸肥料の単肥を即効的に与えたいのであれば
一番簡単な方法は過リン酸石灰水の葉面散布だと考えます。
具体的な手順は 過リン酸石灰+ 葉面散布 で検索すれば見つかると思います。

pinetree 【九州】 2008/07/28(月) 01:13:00
 犬塚さんが参戦すると,専門外でもつい口を挟みたくなりますので・・・

 まず,リン分100%の物質は黄リンや白リンだと思いますが,これらは多分,肥料としては機能しないはずです。もっとも,使いたくても入手困難でしょうけど。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3

 りん酸分の多い肥料としては,重過リン酸石灰があります。入手しやすさからはTさんがお書きの過燐酸石灰があります。ただし,通常,20kg袋ですので,ここで質問される多くの方には手に余る量です。
 即効的にはこれもすでに書かれているように葉面散布か,水に溶かしてかん水するかです。

 りん酸に限った事ではありませんが,特定の成分を多量に与えると,拮抗作用から他の成分が効かなくなったり,発育を悪化させたりします。うろ覚えですがリン酸の多用では,確か,亜鉛欠乏や発根抑制だったかと。

 また,余計な話しですが,このごろ言われなくなりましたが,湖沼の富栄養化は,リンも一役買っていたはずです。即効性(水溶性)のリン酸の多用は,それを促進する事です。

 堆肥と熔燐の施用による土作りなど,もっと基本的な部分から始めて,そこから少しずつステップアップした方が間違いが無いし,園芸も楽しくなりそうな気がしますけど。

 犬塚さんの疑問解消にはなってませんね。

犬塚信乃 2008/07/28(月) 20:20:00
質問者さんの趣旨からだんだん離れていきますが

多くの園芸テキストでは花芽形成期に入ったらリン酸肥料を与えましょう、云々の記述がありますが、その昔、
湖沼の汚染の要因として洗剤のリン成分が挙げられていて
現在販売されている洗剤はほとんどが無リン(リン成分を含まない)と
なっています。

然るにおいて、園芸の世界ではリン酸の効能を高らかに鼓舞するのみで
環境への配慮はあまりにも少ないのではないでしょうか?

pinetree 【九州】 2008/07/29(火) 00:06:40
 富栄養化の件にネタ振りしときながら,話しを元に戻しますが,

 速効的な燐酸肥料としては,水溶性りん酸を多く含む過燐酸石灰でしょう。ただし,ECが上がりやすい事から夏場の施用には,量を少なくするなどの注意が必要です。また,水溶性りん酸は土壌に固定されやすく,不可給態(植物が利用できない)のりん酸になる割合が高くなります。
 効率的に吸収させたいのなら,Tさんがお書きの葉面散布ですが,リン酸は葉面からの吸収速度が遅く,必要量を充足できるかは疑問です。あくまでも土壌施用との併用が基本でしょう。

 固定化に関しては,土壌が酸性側ではリン酸の固定割合も大きくなるようですので,犬塚さんがご指摘の「酸性土壌でりん酸を効かせる難しさ」の理由の一つであるようです。
 火山灰土壌のようなリン酸固定能の大きい土壌では,ようりん,もしくはようりんと過燐酸石灰などの併用が望ましく,堆肥などとの同時施用が効果的とされているようです。施肥時期は,基本的には冬季です。

 ところで,「ようりん(熔燐,ヨーリンとも)」はク溶性リン肥のことですが,この「ク溶性」とは根が出す酸で溶ける事を意味します。ようりんは水溶性ではありませんので,土壌中で固定化される割合も低く,植物の根が伸び,根の酸に触れて溶けてから,ようやく植物に吸収されます。
 特にアルカリ土壌でない限りは,ようりんやBMようりんなどを堆肥と一緒に施す事で,根の伸びに伴って効率的に吸収されます。ごく基本的な管理技術としておすすめします。

 リン酸はチッ素についで多量に必要とされる肥料要素ですし,欠く事の出来ないのは確かでしょう。ですから
>すいかでピンポンぐらいの大きさになったら即効性のリン肥料をしたい
と言う行為を否定するつもりはありません。ただ,明確な理由もわからないままリン酸肥料だけにこだわりすぎるのもいかがなものでしょう。
 他の肥料も同じ事が言えますが,施したから効く,吸収されると言うものではありません。資材の特性にあった,適時,適量の使い方をしなければ,効果が無いどころか,植物の生育を抑えてしまう事もあります。

 初心者版ですので,本来は「資材の特性にあった,適時,適量の使い方」を丁寧にお教えすべきなのでしょうが,何とも難しいですね。

pinetree 【九州】 2008/07/29(火) 00:06:43
 富栄養化の件にネタ振りしときながら,話しを元に戻しますが,

 速効的な燐酸肥料としては,水溶性りん酸を多く含む過燐酸石灰でしょう。ただし,ECが上がりやすい事から夏場の施用には,量を少なくするなどの注意が必要です。また,水溶性りん酸は土壌に固定されやすく,不可給態(植物が利用できない)のりん酸になる割合が高くなります。
 効率的に吸収させたいのなら,Tさんがお書きの葉面散布ですが,リン酸は葉面からの吸収速度が遅く,必要量を充足できるかは疑問です。あくまでも土壌施用との併用が基本でしょう。

 固定化に関しては,土壌が酸性側ではリン酸の固定割合も大きくなるようですので,犬塚さんがご指摘の「酸性土壌でりん酸を効かせる難しさ」の理由の一つであるようです。
 火山灰土壌のようなリン酸固定能の大きい土壌では,ようりん,もしくはようりんと過燐酸石灰などの併用が望ましく,堆肥などとの同時施用が効果的とされているようです。施肥時期は,基本的には冬季です。

 ところで,「ようりん(熔燐,ヨーリンとも)」はク溶性リン肥のことですが,この「ク溶性」とは根が出す酸で溶ける事を意味します。ようりんは水溶性ではありませんので,土壌中で固定化される割合も低く,植物の根が伸び,根の酸に触れて溶けてから,ようやく植物に吸収されます。
 特にアルカリ土壌でない限りは,ようりんやBMようりんなどを堆肥と一緒に施す事で,根の伸びに伴って効率的に吸収されます。ごく基本的な管理技術としておすすめします。

 リン酸はチッ素についで多量に必要とされる肥料要素ですし,欠く事の出来ないのは確かでしょう。ですから
>すいかでピンポンぐらいの大きさになったら即効性のリン肥料をしたい
と言う行為を否定するつもりはありません。ただ,明確な理由もわからないままリン酸肥料だけにこだわりすぎるのもいかがなものでしょう。
 他の肥料も同じ事が言えますが,施したから効く,吸収されると言うものではありません。資材の特性にあった,適時,適量の使い方をしなければ,効果が無いどころか,植物の生育を抑えてしまう事もあります。

 初心者版ですので,本来は「資材の特性にあった,適時,適量の使い方」を丁寧にお教えすべきなのでしょうが,何とも難しいですね。

2008/07/29(火) 00:07:34
すいません。二度押ししちゃいました。

たちつ 【近畿】 2008/07/29(火) 23:49:53

スレ主さんの質問には、難しい問題があります。
1) 実がなった、そこで早く大きくしたい。又は肥料を与えなければ成らない 同じ施肥するのなら、花実用のリン肥料を、同じリン肥料なら濃いものを、濃いもの=良いもの という思いつき。
2) 生育状況や栽培環境との関連を忘れている。 短絡的な発想。・・・チキンラーメンやウルトラマンではないので、技能と一緒で、有る程度の時間が必要です。
肥料は、栄養素=元素・イオンであって、栄養分ではない。温度や太陽の力を借りて、植物それぞれの持てる能力で、化学変化させ栄養分を作る過程・時間が必要です。そのためには、必要なときに、適量施肥するということです。与えると言う感覚より、不足分を補うという理解が必要です。

何でもない事ですが、トマトにしても、スイカにしても、果実野菜や果樹は、草花と違って、初めての栽培としては、上級者向きの部類にはいります。・・・安定栽培し、安定品質の収穫を得る上での話し。
私的には、大型のスイカの栽培よりも、小型のプリンスメロンとか黄色瓜がお勧め・・・場所が少なくて済む。

そこそこの経験なり、知識が無ければ、ムリに施肥するより、施肥しないほうが無難と考えます。肥料の有無=確実な収穫の有無ではない。むしろ事故につながりやすい と考えます。当初は、生育過程を観察する程度。連作障害と管理可能栽培地の制約があるものの2-3年は栽培したいものです。同じ作るのなら、株数(ツル数ではない)を多く育てる。
そして、7月末前後には収穫するよう定植時期を逆算することが無難かも。・・・日当たり必須条件と夏場の高温乾燥による夏ばて蔓枯れ障害防止のため

どうしても、施肥したければ、液肥ハイポネックスでも、葉に霧撒布すればよいかも。

リン元素は、特殊な?性質があって、その化合物には、毒にもなり、有益にもなります。毒としては、一躍有名になったサリンがあります。その他富栄養化水質汚染の弊害とか・・・
100%のリンとは、概ね赤燐系と黄燐系(白燐系)があります。自然発火爆発の可能性から、水に湿らして管理したり、低温管理したりし、常温管理は、素人では管理が難しい。・・・怪談の火の玉の発想
肥料的には 通常は、リンカリと一括して考えます。

その他リン肥料には、植物の吸収面として、水溶性・可溶性・ク熔性という言葉があります。

スイカ栽培の基礎知識の参考サイト
http://www.pref.yamanashi.jp/nouseibu/gijutu/vfhp/suika/PAGE001.HTM
http://www.pref.yamanashi.jp/nouseibu/gijutu/vfhp/suika/PAGE002.HTM
http://www.pref.nara.jp/nogyos/nousou/QA/97suika.htm

このように考えます。


カントリーボーイ 【中国】 2008/07/31(木) 12:07:10
[[解決]]
いろんなご意見どうもありがとうございました。
参考にしまして肥料を施してみたいと思います。


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