冬季におけるバラの葉の管理

[園芸相談センター]の過去ログです

ミニバラ 【北陸】 2008/01/07(月) 12:43:50
 あけましておめでとうございます。こちらは初めての積雪がありました。
 18年末に大苗を植えバラ花壇を始めた初心者です。
 初めての冬ですが、木にはまだ葉が残っているものがありますが、自然に落ちるのを待っていれば良いのでしょうか。
 昨年黒点病になった木も一部あります。冬剪定は2月頃の予定です。

トミー 2008/01/07(月) 19:35:26
落ちるのを待ってて良いです。

落ちなければ、剪定の時に強制カット。

なお、NHK出版のバラ大百科によれば、剪定しなくても本来は良い
らしいのです。古いのは自然に枯れて置き換わる。でも、剪定し
たほうがより美しいバラが咲くようです。

最近、話題になりましたが、剪定前に強制的に葉を落とす必要は
ないそうです。私も落としません。

関東では、ここ数日の暖かさで、芽が出てきてしまっています。
こまったもんです。もちろん、このまま次第に暖かくなれば、
問題はないのですが、それはいくらなんでもないでしょう。

R・ひろき 【関東】 2008/01/08(火) 08:18:17
 こんにちは。
 北陸の気候条件がよくわからないのですが、たとえば当地(関東)では、冬は乾燥して空っ風が強く吹きます。気温もなかなか下がらないことが多いですし、春も早く暖かくなることがあります。

 そのため、

1.風の通り道に植えているバラの葉は、12月頃に予備剪定をして根が揺れない程度に切り戻す。
2.最低でも1月頃には葉をむしる。
 剪定時期まで放っておくと、その時期は気温があがっていることもあり、昨年の病気や虫の持ち越しがあるかもしれず、その辺不安なので。
3.ちょくちょく庭に出て、寒さで枯れ込んだ部分を切り取る。
4.2月時点で一気に切り下ろすと暖かさのためにショックがありそうな暖かい冬は特に12月以降に少し切ったり、葉をむしっておく。


 ということで、12月から順に鉢替やつるばらの枝の整理を始めると、1月下旬には庭にバラの葉が無い状態になります。こちらの剪定は2月です。こうしておくと、1月末には葉がない(=新たに降ってくる葉が無い)ですから、地面の掃除もしやすくなります。

 今回は花壇ですが、鉢植の場合は、

1.9〜10月に植えてしまった大苗は芽吹いているので、剪定時期までむしれない。(ということで、その時期に大苗は植えません。)
2.11〜12月の大苗は芽吹いていない。
3.鉢替したときは、枝を切って葉をむしる。
 鉢替は、最低でも1月中には終える。当地のバラの根は、芽よりもずっと早く、1月下旬くらいから動き始めるため、剪定と同時の鉢替では、根が追いつかないで、毎年毎年、2月植えの大苗と同じ状態になってしまう。

 鉢替でも、最近の流行のように、ほとんど根を崩さない場合は、すぐにむしらなくてもいいかもしれませんね。



 一部黒点になった部分もあり、春も早く暖まるということですから、気になるようでしたら早めにむしっておいたほうがいいと思います。


>最近、話題になりましたが、剪定前に強制的に葉を落とす必要は
>ないそうです。私も落としません。

 最近の話題ってなんだろうと思って、ここでの最近のスレッドを読んでみましたが、
http://engeisoudan.com/lngb.cgi?print+200801/08010017.txt
 これかなと思います。


 どんな場合でも剪定前に強制的に葉を落とす必要がない……ということではなく、庭の状態や気候条件、前年の病気の出方、庭やベランダでの根が動く時期によって、庭の持ち主が考えることではないかと思います。

邪見 2008/01/08(火) 11:32:40
なんだか、難しいですね。
でも、なぜバラだけ特別なんでしょうね。
付いてる葉は大切に、ってのが基本なのに、わざわざむしるなんて。

おそらく切花生産者が行っている方法の一部が不正確なまま一般流通しているのでは?、などと勝手に推測しています。

同じような育て方をしていないと、冬に葉だけむしっても意味ないかもね。
強い風が吹くのは冬だけでないし、というか、関東の冬は温暖で、そんなに強い風ふかないですよね。
じゃあ関東以西・太平洋側では台風シーズンもむしるのかしら?。

葉をつけているということは、微々たるものでも光合成していますね。
それをむしるとそれっとばかりに新しい芽を出そうとしますね。
だから剪定のときにむしるのは、なんとなく意味がわかりますが、樹には逆に負担をかけているようなきがしますけど。
剪定が大規模なら、事前に準備させる意味で、ってのは、感覚的にはわかりますが・・・。理解できるのはこのぐらいです。
葉をむしって休眠させる、なんていったって、気候の具合で葉をおとさなくてよい、とバラ自身が判断してるんだから、葉をむしっても中途半端に芽が動く(動かそうとする)んだとおもいます。
もっと自然に楽しめないものかしら?。
むつかしいですね。

トミー 2008/01/08(火) 12:57:43
R・ひろきさんへ

単純な質問ですが、よろしく教えてください。

1. "芽が動く"(芽が伸びてくる)という表現はよく聞くのですが、
  "根が動く"という言葉はあまり聞いたことがないです。
  根が伸びている状態かなと想像するのですが、これはどういう
  ふうにしたらわかるのでしょうか。

2. 11月に植えた大苗は芽ぶいています。それは個体差だから
  あまり気にならないのですが、"だから9月~10月には大苗を
  植えない"というのはどういう意味ですか。
  なんでそんなにむしりたいのかなと思います。冬の大苗に
  新しい土だったら、黒点病の菌もいないでしょうし・・。
  10月に植えた大苗がものすごく伸びていて、2月の剪定を
  楽しみにしています。

よろしく教えてください。

ロムロム 2008/01/08(火) 13:54:21
>トミー 単純な質問ですが、よろしく教えてください。

ココはミニバラさんのスレやがな〜。
質問したければ、新しいスレ立てなはれ。

R・ひろき 【関東】 2008/01/08(火) 14:13:07
 こんにちは。

 感情的な受け止め方は様々あると思いますが……私は結構長めに丁寧に色々なケースを考えてレスを書くので、なにかと堅苦しい、こういう場合はこうしなければならないと書いているように思われてしまうことがあります。でも、こうしなければならないと書いているのではないのです。
 
 むしりたくなければ、自分の庭ではむしらなければいいのです。どうぞお気を楽に……。
 私も葉をつけて越冬させたことは何回もあります。その結果もよくわかっていますから、自分の庭の場合を書いてレスしています。

 よく読むとわかると思いますが、12月に、樹液が出ようが何しようが全部強制的にむしっているわけではありません。そのバラや気候によりやり方を変えています。それでレスが長いんです。

 トミーさん、むしりたいわけではないのです。
 そこのところ、どうか、読み違えないでください。


 どんな場合でも「剪定前に強制的に葉を落とす必要がない」……ということではなく、庭の状態や気候条件、前年の病気の出方、庭やベランダでの根が動く時期によって、庭の持ち主が考えることではないかと思います。
 葉を落とす必要が無い……という考え方に対し、別の方向からレスを書きました。
 むしりたいから書いたのではないのです。むしる必要のある環境、状況があることを書いています。


>強い風が吹くのは冬だけでないし、というか、関東の冬は温暖で、そんなに強い風ふかないですよね。
>じゃあ関東以西・太平洋側では台風シーズンもむしるのかしら?。

 ちなみに、当地では、かなり強い風が吹きますよ。地植などは悲惨なほど揺れる場所があります。
 関東も広いですから、邪見さんの居住地とは違う場所も多々あります。
 関東以外に住んでおられるかたが、冬の関東は風が弱いと考えてしまわれるとまずいので、書いておきます。

 台風シーズンの話や切り花の話題等は、またまったく別ですので、ここで話はしませんが、邪見さんのレスを軽視しているという意味ではなく、スレッドの本筋から外れるから控えるという意味ですので、誤解のないようにお願いします。また台風シーズンになったら、話題になるかもしれません。そのときのついでにでも、話が出るかもしれませんね。


 トミーさんへ。

 まず、

>なんでそんなにむしりたいのかなと思います。

 という考えは「外れ」ですので、頭から追い出してください。

 その上で、私のレスを読んで下さいね。

1.これは、以前にも「バラ初心者さん」宛かなにかで書きましたが、11月〜2月まで順繰りに鉢替したりしているとわかってきます。
 もちろん、自分の庭でのことに過ぎません。
 もっと早く動く地域や環境もあります。遅い場所もあると思います。
 それで、いつも自分の庭限定で書いております。
 挿し木するとまず芽が動き、根が後ですが、越冬のときは逆です。

2.秋早くの大苗は、剪定まで葉を伸ばしておいた方が結果が良いです。楽しみに伸ばしておいて良いのではないでしょうか。
 ただ、私の場合、困ることがあるのです。
 他のバラは裸で越冬できているのに、その株だけ、極端な話をいえば、芽付近で越冬する病害虫がいることがあります。

 私は体質的に、あまりたくさん農薬を使えないので、越冬には大変に気を遣います。
 これもあくまで、私の場合ということで書いています。病害虫が気にならないかたは、気にしなくて良いのです。

> 昨年黒点病になった木も一部あります。冬剪定は2月頃の予定です。

 今回のご質問の場合、黒点病について気にされていましたので、一連のレスのなかで、病害虫の越冬についてふれています。



 あまり質問者さん以外の方とやりとりが続くと、質問者さんが出てきにくくなってしまわれるかもしれません。

 私はこのあと、何を言われても、質問者さんからの再質問以外はレスしないようにします。

 よろしくお願いいたします。

のぎ 【関東】 2008/01/08(火) 16:06:17
この掲示板で冬になると葉を落とすべきかどうかの質問がたくさん
見受けられますが、基本的にR・ひろきさんの考え方と同じで、
庭やベランダを持っている人の環境・趣味によって、したいようにする、
これだと思います。

正直、葉をむしったからといってバラが弱るとか、つけていたからと
言ってバラが枯れるとか、そんなことは起こりません。
道端に、ずーっとボーボーに放置されているバラも見かけますが、
黒点病になりながらも花をつけているのも見かけますしね。
剪定した気配のない株も見ますが、それを美しいと思うかどうかは、
本人の感覚なので、否定はしません。
乱暴ですが、剪定は言い換えると美的感覚、芸術的なものだと考えています。
株立ちの姿が美しくなるために剪定する。美しく育つために、懐枝は
カットする。そうすれば病気も虫も少なくなる。この枝をこう伸ばしたいと
春を思い浮かべながらハサミを入れていく。盆栽にとても似ている
部分もあると思います。バラの場合、針金ではなくハサミですが。

お正月の前に、庭やベランダをスッキリさせたい。
こんな理由でもいいと私は思います。
特に、集合住宅にお住まいの場合は、落葉は近所迷惑になりますし、
自然と落葉させるにまかせたら、苦情が出るかもしれません。
バラの植替えや剪定は、花をつけることとは別の、一種の楽しみすら
感じる作業です。植替え作業は、今年どれだけ根が育っていたのか知れる、
バラから通信簿をもらうような作業と考えます。
もちろん、科目(品種)が増えれば時間もかかるので、お正月休みの
前後にかけて作業は進めます。植替えを済ませたものから剪定を
していくので、必然的に葉がついているものはむしる。
2月から3月の気候が、現段階では読めないため、植替え作業が大丈夫
な最低気温に入ったら作業を開始する。こんな感じの気楽な作業です。

木がかわいそうだと感じるのは人それぞれですし、実際に自分の
ペースで剪定しても、春には驚くような新芽が伸びてきます。
何年もかけて、毎年方法を変えて、自分の家でのベストなタイミング
を知っていけばいい、と思います。
剪定や植替えは大変ですが終われば気分もスッキリする楽しい作業。

と、話がそれましたが、トミーさんの場合、冬剪定のときに葉がついて
いるようならば合わせてその時むしっておくのがいいと思います。
理由はR・ひろきさんが書かれている内容と同意見です。

断言しますが、葉をむしるのが好きなのではなく、剪定と植替えが
好きなのであり、付帯事項として葉をむしらなければならない状況、と
私は思っています。個人的な考えです。
バラを育て始めた1〜2年目というのは、枝にハサミを入れる作業が、
怖いし、かわいそうだという気持ちになります。○○しなければ
育たない、ということに縛られたら、バラでも何でも面白くない。
自分のしたいようにやってみて、その通信簿を来年にもらえば、
毎年毎年どんどん楽しくなると思います。掲示板はヒントではありますが、
答えは目の前のバラの1年後の姿だと思いますよ。

ミニバラ 2008/01/08(火) 17:38:11
[[解決]]
多くの先輩方からのアドバイスありがとうございました。
手を掛けることに応えてくれるということを励みに難しいバラに挑戦してみました。
各庭での状況把握が大事なことがわかりました。
今回は初めての年なので、このまま落とさず自然に任せ、落ち葉の始末をしっかり続けていこうと思います。
経験が重要ですね。植え初めから3年日記を使って作業等の記録は取っているので、こちらも挫折しないよう続けていこうと思います。
本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


[園芸相談センター]の過去ログです

初心者用掲示板@園芸相談センター園芸相談センター