バラの休眠って何
ばら初心者
2008/01/05(土) 14:05:29
ばらの休眠という言葉を良く聞きますが、
休眠ってなんでしょう。見た目は、枯れたわけでもないのに落葉
した状態で枝の伸びもない状態を休眠と理解しています。
小学館の園芸植物大事典によれば、
"成長に不適な環境に適応するために生長を一時停止する生理的
状態を休眠という。"
付帯事項があり、"生育可能な条件に移せばたちまち生長を再開す
る場合は、"強制休眠"として区別する。" 要するに本来の
休眠とは違う。
暖冬だったら休眠しないのだったら、強制休眠であり、本来の
休眠ではないのではないでしょうか。
何がいいたいかというと、バラにとって休眠は必要なのかどうか
ということです。強制休眠であれば必要のないことになります。
ただし、"葉の存在が芽の生長を抑制していると考えられ、
摘葉処理により芽の生長が再開される。"とも記載されています
ので、春の直前の剪定は必要なのだろうとは思います。
12月とか1月に葉をむりやりむしり取って、何かいいことがある
のでしょうか? 上記したように、2月頃の剪定は必要みたいで
すが・・。
ばら初心者
2008/01/05(土) 14:16:58
動物の冬眠との比較は乱暴かもしれませんが、動物の冬眠の場合は、
植物の強制休眠にあたると思います。餌もないし、寒いので、しか
たなく休んでいる。休んでいることで、動物の体力が充実するな
んてことはない。
のぎ
2008/01/05(土) 20:19:09
難しいことは良く知りませんが、
ハイビスカスは強制休眠ということかと思います。
バラは落葉樹なので休眠。
ハイビスカスを例に取ると、ハイビスカスの原種などが生育するハワイ
などは、日本のように四季がはっきりしないため、休眠や落葉なども
なく生育し続けます。このハイビスカスを日本で育てると、四季があるため冬の時期は半休眠のような状態になります。環境が合う室内では
室内で花を咲かせることも出来ますが、低温にあうと生育が緩慢に
なる。これを、その本では強制休眠、と呼んでいるのでは。
もともとバラの原種が生まれた環境は四季があるため、冬に落葉する。
落葉樹と呼ばれますよね。これは生理的休眠に当てはまるかと。
葉をむしる必要の有無について。
関東でもなかなか落葉しなかったりしますが、主に病気の持ち越しを防ぐ
為と、植え替えの際に根をいじるので、根をいためた後はうまく水上げ
できるまでは葉からの水分蒸散を防ぐために、葉をとると考えます。
根をいじった後は、葉を維持するのも株の体力を消耗するものです。
どの植物も、根をいじったら地上部も株の負担を減らすために刈り込む。
根と地上のバランスを保ってあげると、植物は良く育ちます。
ただ、やっぱり紅葉というのは、葉の持つ栄養を木の体内に戻す作業なので、
自然な落葉が望ましいですが、落葉しない地域で育てる以上、ある程度
バラに我慢してもらわなくては、と、葉をむしる作業は苦肉の策かと
思います。ご興味があったら、お持ちのバラで実験されてはどうでしょう?
私は何がしかの虫や病気が越冬したらやなのでしませんが。
春に萌え出る新芽の力強さを一度でもご覧になると、葉をむしる作業は
なんて事のない作業になると思いますよ。
gardenfan
【近畿】
2008/01/05(土) 20:40:42
バラの休眠が必要かどうか?
暖かい南の国やハウス栽培では周年採花できますので必要ではありません。
ただ日本で露地栽培の場合は必然的に生理落葉するということですね。
葉を強制的に取ることは、のぎさんの言われる通りです。
夏剪定の時に最上部の芽の葉をむしると、芽が動き易いのは確かです。
>ただし、"葉の存在が芽の生長を抑制していると考えられ、
摘葉処理により芽の生長が再開される。"とも記載されています
ので、
その記載記事の前提がなにかです。
ばら初心者
【関東】
2008/01/06(日) 03:00:28
[[解決]]
貴重なコメントありがとうございます。
バラは熱帯でも植えられているし(日本への出荷もされている)、
温室で育てられたりしているので、低温の意味が良くわかって
いませんでした。
のぎさんのおっしゃるように、バラが生まれ、交配種が生まれた
ペルシャや四川省は、日本と同じ緯度で、夏は30度を越え、
冬は零度以下になるという気候のようです。今まで暑い地域だ
と勘違いしていたのですが、緯度はほぼ日本と同じです。随一
違うのが雨量。日本の1/7くらい。主題と関係ないですが、
日本で黒点病にかかりやすいのが何となく納得できました。
おそらく諸外国では、黒点病にかかることははるかに少ない
のでしょう。
なお、その後、インターネットで検索していたら、バラ栽培
農家の中には、積極的に低温にさらしているところもあるよ
うです。
バラにとっては、冬の寒さにあい、落葉させることは自然な
ことなのでしょう。
しかし、青々としている葉を早い時期に人為的に落とすこと
の意味は、やっぱりよくわかりません。
どの本を見ても、冬の剪定の必要性について書かれています
ので、それには従います。こういうのは長年のバラ栽培者の
経験の積み重ねですから・・・。剪定の時に、葉も全部落と
すつもりでいます。剪定と植え替えと葉をむしるのを同時に
行うつもりでいます。
皆様、貴重なコメントありがとうございました。
初心者用掲示板@園芸相談センター