木瓜の剪定について

[園芸相談センター]の過去ログです

とーる 【四国】 2007/11/01(木) 21:54:10
現在、庭の片隅に木瓜を植えているのですが、日当たりが悪いので11月中に植替えを行いたいと思っています。
花後剪定と夏剪定をしなかったので樹高は1m30cmですが、横は徒長枝?が伸びて左右にそれぞれ1m40cmと1m10cmあります。
今回の植替え時に、縦を1m、横の左右をそれぞれ50cm程度に剪定したいと思っています。(横に伸びている枝の葉芽?や花芽?の間隔は7〜8cmあります。)

剪定と植替え時の注意する点についてのアドバイスを、よろしくお願いします。

たちつ 【近畿】 2007/11/02(金) 05:51:43

http://botany.cool.ne.jp/wwwlng.cgi?print+200703/07030129.txt
剪定は、後2週間程、待ったほうがよいような気がします。
植え替えは、花後とか、秋より、春の方がよいような気がします。
挿し木、植え替えは、いつでも、どこでも、好きなようにすれば良い事
ですが、新規植え付けと、既設植え替えとは、一寸異なります。(ポケ
は丈夫な花木)、管理注意としては、落葉・葉の寿命以外には、落葉さ
せないことです。特に、鉢植えの場合の、夏場などの用土乾燥による落
葉には、注意。

と考えられます。


とーる 【四国】 2007/11/03(土) 10:59:02
たちつさん、アドバイス有り難うございます。

『11月ごろの気温が低くなったら、春に伸びた新枝を全部切り捨てます。しばらくすれば、古い枝から芽がでてきます。其れが蕾です。』
ということで、
@剪定は葉が落ちてから、
A新枝は切り捨てたほうがよい、
B花芽は新枝を剪定しなければ、剪定した時より遅く出てくる、
ということで、いいんでしょうか?

また、枝に葉が残っている段階で、葉芽と花芽の見分け方はあるのでしょうか?(経験が無いので、区別が難しくて....)

よろしくお願いします。

たちつ 【近畿】 2007/11/03(土) 14:35:31

Q1) 花付き良化剪定は、落葉前後の気温が下がってからの方が楽。
  ・・・気温が高いと、葉枝芽が育つ。花芽が育たない。
  時節はずれに、剪定すれば、直ぐに新芽が生えてくる。新芽には、
  花が無い。花蕾は、冬の低温で、目覚めて成長するし、葉茎は、高
  温で、目覚めて、育つ。ここで問題なのは、多くの花木の蕾の下地
  は、高温期の夏に作られる。下手に斬れば、蕾の下地を切り捨てる
  ことになる。しかしボケは、古い茎にできるので、その心配も少な
  い。好きな位置できれば良い。問題は、枝葉の生えない時節を選ぶ
  と楽。と言うことです。
整枝美観剪定なら、好みに応じて、自由な季節に、斬ればよい。
  格好良くしたい、更に花も沢山育てたい、更に欲張って、花大きく・花色の数や開花位置・紅白の比率まで、自分で決めたいとなれば、
それ相当の、技と知識と年季が要る。これは、好みの流派の愛好会に入らないと難しい。

Q2)  当年の花を中心に考えるのなら、切ればよい。
   美観上・枝更新などを考えるのなら、好きな位置の当年枝を残しておけばよい。目的と好みの問題です。この枝にも、2-3年後には、花も咲く枝になる。

Q3) 切らなくて、ほったらかしにしていても、花は咲く。
   ただ、見苦しい。茎長ければ、花が飛ぶ(花の咲く位置が、広がる。) 開花時節が遅れれば、花が葉っぱで見えなくなる。
華やかな花見というより、素朴な・質素な花になる。・・・どちらが良いかは、好み。
開花が、遅いか早いかは、枝には関係が無い。ボケの品種と気象状況で決まる。

Q4) 花芽と葉芽の区別は、どの花木も、共通です。
練習として、今なら、椿・山茶花の芽を観察すればよくわかる。
形とか、位置関係とか、芽を縦半分に切ってみるとか。
次に、芽だしたまねぎとかニンニクを、縦割りすれば、球根も理解されやすい。ヒヤシンスも、芽だし球根を割ってみればよい。(外見の形や大きさと中の仕組み・構造。花が咲くか咲かないかの違いとか。)

基本的に、新芽とか蕾は、花や葉茎の整理ダンスで、極め細やかに、折りたたんであります。葉は丸めて縮めてあるので、細く長く先がとがっている。単純構造。花は、種袋(子房)が大きくて、細くするのに難しい。従って、丸く収納しないと仕方が無い。複雑な部品が沢山必要。
人間で言えば、男と女の違い。生物学的に、考えれば、女が細くなるのは、難しいし、色々な障害がでやすい。大昔は、多産系のポッチャリ型とか、やや太り気味が好まれた。適切な医療技術が無いとか、子育てが楽(子供の死亡率が高かった。)いろいろ。今は、裕福(生存するには、心配が少ない。)なので、生存より、外見が尊ばれる。
この意味で、草花栽培・観察から、祖先の体系とか生活様式も想像できる。 古今東西の違いはあっても、環境から、かけ離れた生存は、不可能なもの・必然的なものということでしょうか。
尚、種は、「素」ですから、ある意味では、元素(簡単なもの。基本的な部品)とプログラム(精密で、複雑なもの。組み立て方法とその順番)しかないので、もっとややこしい。遺伝子とかDNAは、種類が少なく、その句読点の打ち方がややこしい。同音異語の間違いのようなもの。
間違って、コピーしたり、切り方を誤ると破壊する。詰まり、障害がでたり、壊死することになる。絵の具の配色混ぜ合わせのようなもの。
青と黄色を混ぜれば、緑になるし、その比率によって、まったく異なる色になる。黄色い空で、青い草花に、緑の海景色なら、通常は、異様な感じがする。このようなもの。


たちつ 【近畿】 2007/11/03(土) 14:40:40

>黄色い空で、青い草花に、緑の海景色
 →を
緑色の空で、青い草花に、黄の海景色
に訂正。


とーる 【四国】 2007/11/03(土) 21:52:28
[[解決]]
たちつさん、詳しい説明有り難うございます。
剪定はアドバイスを頭に入れながら、12月になってから行います。
植物を育てるということは、奥が深いことだと再認識しました。
何年・何十年も手をかけて、やっとアドバイスが出来る境地(知識レベル)に達するんでしょうね。
たちつさんの哲学も垣間見た気がします。
有り難うございました。


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