根の性質について
アイスアックス
【関東】
2007/09/08(土) 22:52:58
秋植えの植物に際しまして、疑問がありますので質問させてください。
直根性で移植を嫌うものとして、ウィキペディアにはケシ科、マメ科、アカバナ科とありました。この科以外でも直根性にはヒマワリ(キク科)、ケイトウ(ヒユ科)、ニチニチソウ(キョウチクトウ科)などを聞きます。
また本やネットなどで「○○は根が浅く張る」「広く張る」などという記述を読みます。
こういったことは、どのように調べたらいいのでしょうか。
ネットは特に、情報ソースとして正確でないものもあるように感じます。
この秋の種蒔きで、鉢に直蒔きするかどうか、また使う鉢のサイズ・形状を考えているところです。
具体的にそろそろ植えるつもりなのは、ネモフィラ、オステオスペルマム、ビスカリア、バージニアストック、ヘリオフィラ、パンジー、ビオラです。
ネモフィラとバージニアストックは直蒔きと書いてあるものと、育苗と両方あり、わからなくなっています。
球根ではスイセン、ムスカリ、サフラン、コルチカムを植える予定です。
スペースに限りがあり、鉢の大きさをなるべく小さくしたいです。
自分で買ったものは説明書きがあるのですが、購入品でないものもあり…。
根の性質など先々自分で調べられるようになりたいと思っています。
何が聞きたいのか自分でも混乱してきましたが、当座的には上にあげた植物の性質が知りたく、長期的には、これから色々育てていくのにあたって知識を増やしたいです。
もちろん、実際に育てて知ることが大事とは思いますが、園芸を今年始めたばかりで、ヘタクソのためうまく育たない気がしています。植物が好む条件をなるべく整えたいと考えています。
もしくは、個人の事情とは別で、いまSub-Rosaさんが有毒植物で立てられているような、「根張りが広い/狭い植物をあげるスレッド」のようなものを作ったほうがいいのでしょうか。
長々とすみません、よろしくお願い致します。
かん
2007/09/09(日) 02:35:23
植物栽培のソースの定番は、小学館の園芸植物大事典です。これが
一番詳しく品種も多いです。栽培法も載っています。4万円もしま
すが、植物ファンならたいていの人が持っています。
とはいえ、この本も人が書いているので、ひとつひとつの品種を
それぞれの植物の担当者が全部自分で栽培できるわけがありま
せん。ネットの情報の良いところは、自分で育てている人から
直接話を聞ける可能性があることです。しかし、たいていは素
人なので、勘違いが少々あることは仕方ないと思います。そん
なに間違っていると感じたことはないです。時々、自分と全く
違う意見をみかけてびっくりすることがありますが、そういう
時は、なんらかの形で確かめることにしています。はっきり
わからない場合は、生産者に聞くのが良いですね。ただし、
そういう人がうまくつかまるかどうかはわかりませんが・・。
プロは同じような質問が来るのでうんざりしているみたいで
すし・・・。
栽培法のソースとしては、上記の小学館の本の他に、いろいろ
本が出ています。NHK出版のものは信頼しています。他の出版社の
ものが駄目というわけではないです。とりあえず、定番本を読んで
みてはいかがでしょうか。出版された本は、ネット情報より信頼性
は、段違いに上だとは思いますが、自分の植えたい植物や自分の育て
たい方法が書いてあるとは限りません。
かん
2007/09/09(日) 07:57:45
あと、日本植物生理学会の質問掲示板のページはおすすめです。
ここは、プロが答えてくれます。私自身は質問したことがないので
すが、検索すると役にたちます。
http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_index.cgi?show_page=129
ただし、細かい種類別の育て方を尋ねるのは妥当ではないと
思います。植物のメカニズムでわからないことがある時など
に、質問されるといいと思います。
ゆえ
【関東】
2007/09/09(日) 13:38:31
こんにちは、アイスアックスさん。埼玉県在住のゆえです。
あくまで私が普段やっているやり方や経験知に基づいてお話しますね。
まず個々の植物から。
◆ネモフィラ
種蒔き床→ポット上げ→定植
根は浅く広く張ります。
冬の間、地上部は小さくても春から急に伸びだすので、6号鉢に1株が順当です。
※栽培書では、移植を好まないと記されているのがほとんどの植物です。
◆ビスカリア
直播き→余分なものを間引きながら育てる。
根はかなり旺盛に伸びます。どちらかと言うと縦方向に伸びます。
密植する(あまり間引かない)と、草丈が抑えられます(20〜30p)し、
株間を15〜20p空けますと、草丈が60〜80p位まで伸びます。
間引いたものを植えつけても、よく育つ植物です。
栽培は水を控えた方が、茎がしっかり育ちますし、多肥栽培にすると姿が乱れます。
◆バージニアストック
種蒔き床→ポット上げ→定植
根は普通に(笑)張ります。しかし、どちらかと言うと縦方向の感じがします。
株は株間を空けるとすかすか感が出るので、10p位とやや株間を狭く取ると見栄えがしますよ。
※栽培書では、移植を好まないと記されているのがほとんどの植物です。
◆ヘリオフィラ
種蒔き床→ポット上げ→定植
根は広く浅めより深く張ります。
茎が真直ぐに伸びにくいので、幼苗のうちから支柱を添えると良いでしょう。
多肥にすると姿がとても乱れやすいので、元肥だけで充分です。
◆パンジー・ビオラ
種蒔き床→ポット上げ→定植
根は広く浅く張ります。
パンジー・ビオラの発芽後初期段階では、そこそこ密(1p間隔)の方が発育が良くなります。
本葉が3〜4枚展開した後に、小さめのポットにあげて、
それに根が回ったら、一回り大きいサイズのポットにあげて、定植すると、開花が早くなります。
しかし、普通の開花で構わないのであるのなら、小さめのポット上げ、定植しても、春には充分花がわんさか咲きます。
オステオスペルマムは播種したことがないのでごめんなさい。
移植を好まない(直播き)と言われているものも、本葉が2〜5枚展開した位の時期ならば、
移植するときに、根をいじらないようにすれば、大抵のものは移植できます。
私はここにあげたものは「種蒔き床→ポット上げ→定植」という手順を踏んでいますが、
ニゲラやラークスパーのように、大型で移植を嫌う植物は「種蒔き床→定植」という形をとることが多いですね。
やはり大型の植物の方が根の張りが早く、ポットあげすると定植する時期を逸することが度々だったので、ポット上げを省くようにしたのです。
なぜ移植嫌いとわかっているものでも、直播きにしないかと言うと、
直播きの場合、欲しい場所にきちんと芽が出ないことがあったり、何かの加減で芽がダメになったときに、間抜けた植栽になるからです。
その点「種蒔き床→ポット上げ→定植」の場合、ポット上げする時点で、
保険株の確保♪と言っては、余剰苗ができているので、万が一のときは差し替えられるので便利です。
また、これは全く私個人の事情ですが、直播きしたい場所には、
まだ秋の草花が綺麗に咲いていたり、種取りが済んでいなかったりと、
場所が空いていないということも大きく関係しています。
幸い私のうちは育苗する場所が取れるので、こういうことをしていますが、
栽培環境は個々によって千差万別なので、ご自分が負担にならないやり方を見つけていくのが良いと思いますよ。
ただ「直播き」とされている植物でも、
小さいうちで根をいじらなければ移植は、大体の場合大丈夫だと言うことは知っていて損はないと思います。
今回、アイスアックスさんのご質問の「根の張り方」。
正直なところ、形状は考慮しても「大きさ」まで考えたこともありませんでした(^^;
(上記に記した根の張り方は、地植え株を処分する際に掘り返したときの印象です。浅い=目測15p〜20pとしました)
同じ植物でも、地植えと鉢植えでは、株の大きさが異なります。
その理由は、土の量=根が張れる場所の差です。
やはり根がしっかり大きく張る方が、地上部も大きく花も増えます。
しかし、たとえ鉢植えで根が多少制限されたとしても、
その子のポテンシャル目いっぱい発揮されないだけで、充分、見ごたえある株にするのは可能ですよ。
それには、良い土に植え付け、必要なだけ追肥をすればいいのです。
>植物が好む条件をなるべく整えたいと考えています。
このお気持ちは、誰もが思っていることですが、いつでも最高の栽培条件を揃えられるわけではありません。
しかし植物の方も、与えられた環境に適応する術があります。
その生命力を信じて、おおらかな気持ちで栽培されると良いと思いますよ。
園芸をしていると、知識は知識に過ぎなく、参考にしかならないことがよくあります。植物との相性もありますしね。
栽培書の基本通りだと上手く育たず、我流が1番良く育ったりすることもあるんです(笑)
ただ、信用できる栽培書を1.2冊お手元に置いておかれるのは、有効だと思います。
現在ご自分が育てていない植物のページも、暇なときにペラペラしているだけで、なんとな〜く知識が蓄積していくものですよ。
それに園芸を3年くらいやれば、科の特徴などで栽培方法を見当つけられるようになるものですよ。
私の手持ちは、1500〜2000円の園芸種の栽培書が2冊、山野草のものが1冊です。
どの本も500種くらいの掲載です。ということは、1つ1つがとても詳しく書かれているわけではありません。
しかし園芸初心者にとって、花の写真が綺麗で手軽に持ち運びできる栽培書はとても重宝すると思います。
かんさんご紹介の「園芸植物大事典」は、多くの図書館で貸し出さないものですので、
必要なときに図書館で利用してみて、必要性を感じたときに購入なされば良いと思いますよ。
ネット情報は、信じられそうなサイトや「やり方」を1つ選んで、その年は信頼して、その方法を試してみる。
それで上手く行ったらそれでよし、上手く行かなかったら違う方法を探す。
こんな感じで、いつも私は利用しています。
かなり長くなっていて恐縮仕切りですが、最後に球根についてもザラッと触れておきます。
球根に関しては、1年こっきりでも構わないのであるのなら、超〜密植にしても構いません。
しかし、来年も咲かせたいと思われるのであるなら、
球根と球根の間を空けて、子球が育つスペースを空けておいたほうが良いです。
スイセンは、深植えが適しているので、用意できるのであれば深鉢が良いです。
ムスカリの植え付けは、冬になってから(12月)で充分です。
秋に植えつけると、葉がダラダラ伸びて開花期には、葉がメデゥーサのようになります。
また球根類全般ですが、浅植え過ぎる(球根の頭が見えるような)と無駄に分球して、
翌年の開花球が確保できないこともありますので、ご注意くださいね。
それではあまり不安がらずに、種蒔き、頑張ってくださいね。
来年は、たくさんの花が咲く春になりますよ、きっと。
>これをお読みになった皆さまへ
最後まで、読むのが大変だったと思います。
大変な長文になってしまい申し訳ありません。
アイスアックス
【関東】
2007/09/09(日) 19:03:38
かんさん、ゆえさん、コメントありがとうございます!
>かんさん
>小学館の園芸植物大事典
そんな立派なものを持っておられるのですか。
さすがですね。
なかなか気軽に買える値段ではないので、こんど図書館に行って読んでみたいと思います。
御紹介のサイト、面白いですね。つい読みこんでしまいました。
研究者の方による回答だと、片寄ったことは書いていないでしょうし、勉強になりそうです。
>ゆえさん
たくさん書いて下さってありがとうございます!
・移植/直播きの件
私の場合、ヒマワリの移植に失敗しまして、直蒔きにできるものがあるならそうしたほうがいいかと思っていました。
ベランダなので置き場所の移動はききますし、ジフィーポットの用意もありますし、自分の環境を見回して検討します。
・オステオスペルマム
こちらは種袋がありまして、難しく考えずに記載通りにやることにします。
・根の張り方について
事情を申しますと、先日素焼きの浅鉢をふらっと買ってしまい、「これは何に使えるのだろうか」と悩んでいたのです。
高さが必要なものを植えてしまったらいけないだろうと思いましたが、教えていただいた中でネモフィラが似合いそうなので、そうすることにします。
・ムスカリ
メデューサになりますか〜!
ムスカリの海の中にスイセンが立っている写真を見て、真似したいなどと思っておりました。しかし今真面目に調べたら、寒咲き日本スイセン、ムスカリとは花期がずれているようです。考えなおします。
丁寧に教えてくださってありがとうございます。
植えたいものの種類が(腕前に反して)多くて混乱している上に、うまく育てたい欲に目がくらんでいます…。
失敗をおそれず、ゆっくり実践していくことがいいようですね。(失敗をおそれないのは難しそうですが…)
きっと他の初心読者の方にも、心強い内容だったと思います。
>他の皆様
もし他にもこんな勉強方法(調べ方)があるよということでしたら、教えてください。
[[個々の植物の根のタイプについては、解決]]
タネツリ
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2007/09/10(月) 00:01:48
ケシ科、マメ科、アカバナ科も含め、観賞植物はすべて移植しています。
ポリポットが無かった昔は、稚苗以外の移植はダメージを伴いました。ボットの存在を無視し、古い参考書からウツシガキしている本も、あるだろうと思います。
方法は、次に載せました。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg/seedling/seedling.htm
タネツリ
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2007/09/10(月) 00:03:13
訂正させてください。ボットの存在→ポットの存在
ぽー
【関東】
2007/09/10(月) 01:00:41
ゆえさんの育て方アドバイスから漏れていた球根についてのみ。
◆サフラン
ご存じだと思いますが、土などに植えなくても、テーブルの上にころがしておくだけでも花が咲きます。
基本的な育て方は↓のサイトを参考に。
http://www14.plala.or.jp/m-seed/aboutsaff.html
ただ、アイスアックスさんがサフランをどう楽しみたいか、来年のために球根を育てる気があるかどうかで、育て方も少し違ってきます。
花を楽しみ、まためしべをスパイスとして収穫したいのなら、室内・土ナシ栽培で十分です。可愛い器にでも詰めて、明るい場所に置いておきましょう。直射日光に当てる必要もありません。
めしべの収穫法や利用法については↓こちらの過去ログを参考に。
http://botany.cool.ne.jp/wwwlngb.cgi?print+200511/05110031.txt
また来年以降も球根を利用したければ、花後すぐに植えつけます。
コンテナ栽培ではすごく分球しやすいので、なるべく株間をとり深植えにして、日当たりに置き、肥料たっぷりで育てます。
それでも葉が枯れるまで半年はかかりますから、スペースと相談して・・・
それだけの場所も根気もないのなら、球根肥培はすっぱりあきらめ、毎年新しい球根を買うのも1つの割り切り方だと思います。
◆コルチカム
サフラン同様、室内で土なしでも開花しますね。
育て方はこちらを参考に↓
http://www.yasashi.info/ko_00004.htm
サフランと違ってこちらは有毒植物、食用にはなりませんので、間違えないように!
また、私の経験では、コルチカムの球根はサフランなどほかの球根以上に、過湿に弱い気がします。コンテナ植えならかなり水はけのいい土を使い、また植えつけるとき、急にたくさんの水やりをしないこと。
アネモネの球根と同じように、あらかじめ湿らせた土に植えたら、1週間くらいは水やりしないで、ゆっくり吸水させたほうが失敗がないと思います。
私はいつも水管理に失敗して、球根を腐らせたり消失したりしてます。(^^;
タネツリ
【関東】
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2007/09/10(月) 06:44:57
フイリゲンジスミレを上手に栽培している方は、皆さん直播に限ると言っていて、これは信用しています。こういう経験が他にあれば、書き込んでいただけると嬉しいです。
一般に、究極の不耕起直播である自然生えの方が、よく育つ場合があります。
アイスアックス
【関東】
2007/09/10(月) 10:43:54
タネツリさん、ぽーさん、コメントありがとうございます!
>タネツリさん
ご紹介のページ、写真付きの説明でとてもわかりやすいです。
色々なテクニックをお持ちなんですね。
タネツリさんの最初の投稿に「稚苗」とあるのは、よく聞く「幼苗」よりもさらに小さい時のことでしょうか。もし、「稚苗」と「幼苗」を分けて考えておられて、扱い方に差があるのなら、教えていただけると幸いです。
>ぽーさん
御指導ありがとうございます!
球根を今年だけと割り切るかどうか、葉っぱだけを育てるか、以前から悩んでいます…葉っぱを見て観葉植物と思えるかどうかがキモかもしれません。
ところでサフランで
>コンテナ栽培ではすごく分球しやすい
とありますが、自分の手持ちのメモ(どこで読んだのか今となっては不明)に、「サフランは芽を1本か2本残してあとはカット」「その1本か2本が球根の数になる」と書いてあります。コンテナだと、そういった処置をした上でも、分球しやすい傾向ということでしょうか。
>他の皆様
タネツリさんのお話のような、「これだけは移植NG!」の御経験、ぜひ教えていただけたらと思います。
ぽー
【関東】
2007/09/10(月) 11:55:00
ご質問の、サフランの芽と球根の数についてですが・・・
芽の数なんて、意識して育てたことないです。(^^;
ですがこれまでの経験では、サフランを植えつけたあと、出てくる芽の数は1球につき1つか、せいぜい2つだったと思います。(1つの芽からは松葉のようなツンツンした葉がたくさん出ますけど)
植え付け後、ずっと時間を置いてから、新しい芽が出てくることがあるのかなあ? あるとしても、私のことだから、「あ〜葉が増えた」くらいに思って気づかなかった可能性大(爆)
お役に立てなくてスミマセン。
ハッピ−マン
2007/09/10(月) 15:56:08
アイスアックス さん、こんにちは〜
育苗用のポットに種を蒔いて、苗を作る範囲においては
あまり神経質になる必要はないと思います。
根土を落とさないように気をつければよいでしょう。
直播きして出てきた苗を移植するには注意が必要です。
のぎ
【関東】
2007/09/10(月) 18:36:14
>根の性質など先々自分で調べられるようになりたいと思っています。
とりあえず、私はこれについて。
http://www.google.co.jp/
上記グーグルという検索サイトにて、検索します。真ん中の四角に
キーワード入力するだけ。
ズバリ方法は、
「花の名前 育て方」
例えば、「パンジー 育て方」
パンジーと育て方の間に、スペースを1角入れることが大事です。
でも、これに立ちはだかるのが名前の混乱。
「バラ 育て方」と検索すればたくさん情報が拾えますが、
「マダムフィガロ 育て方」と入れても出にくく、いいものが拾え
ません。品種名ではなく、バラだとかパンジーだとか一般的に
呼ばれる名前を入れてください。分からない場合、品種名単体で
検索すれば、それがバラなのかなんなのか、少しは情報がヒット
します。辞書の逆引きですね。検索キーワードの選び方を工夫すれば
もっと欲しい情報が拾えますよね。例えば「花の名前 大きさ」など。
どんどんキーワードを変えて情報を絞り込んでいきます。
私はこれで検索しますが、たいてい上位に入っているのが、
ヤサシイエンゲイさんのサイト
http://www.yasashi.info/
大まかな情報はここでとらえ、あとはもっと細かい情報までいろいろな
サイトを見ていきます。
一番知りたいのは「一般家庭でどういう風に育つか」というもの。
主に大きさを知りたいわけなんです。私もベランダ栽培なので。
そういった情報が載っているのが、個人のサイトですね。栽培日記
なども参考になります。写真は何よりも情報量があります。
キレイに撮影している写真より、全体を写しているものが参考に
なります。あまり見かけないのが残念ですが。
育て方で気をつける点など、大事な部分では複数サイトで同じことが
書かれているものを参考にします。ネットは信用ならない情報も
数多く氾濫しているため、リスクを減らすため。どこかで成功しても
自分が成功するとは限らないので。突拍子もない栽培方法や情報は
初めての場合は避けます。
調べるということは、その花の生まれた場所や、性質なんかを知れる、
とても面白い作業なので、ぜひ調べてみてください。
アイスアックス
【関東】
2007/09/10(月) 19:36:17
皆様コメントありがとうございます!
>ぽーさん
サフランの芽は、そんなに出ないのですね。たくさん出てくるのかと勝手に考えておりました。
気を付けて観察して、そういう場合があれば切ってみようと思います。
また教えてくださいね。
>ハッピーマンさん
文面から、ジフィーセブンやセルトレーなど、独立したものに蒔いたものは心配無用。皿状の容器を使って共有(?)で蒔いて、移植の時にどうしても土や根をいじることになる場合には、要注意。と理解しました。
もし違っていたら御指摘ください。
今回は種蒔きや球根なんですが、ポリポットの苗を買ってきて植え替える際にも、「この根をさわっていいのだろうか」とよく疑問なのです。
植わっている土と用意した土の質があまりにも違っていたら、なじむように元の土を少し崩すとよい、という話も聞きますし。
なので、自分で最初から育てるものだけでなく、広い範囲でも知りたくて、質問がちょっと茫漠としてしまっています。すみません。
>のぎさん
ありがとうございます。
google検索と、ヤサシイエンゲイさんのサイトは存じております。
「育て方」=「日々の管理」はわかるのですが、どれくらい大きくなるか(高さや、スペースに対する密度など)、地下部分について書いてあるものがなかなか見つからないです。
売り場に行って種の袋を見たりもしておりますが、そのとき置いてあるとは限らないし…種苗メーカーさんがデータベースにしてくれればいいのにと思います。
現状はやはり、個々の植物を地道に検索、手っ取り早い近道はないということでしょうか。
これまで個人の方の栽培記録は、その人の技術がどうなのかが自分にはわからないし、環境も違うし…と食わず嫌いで(?)あまりよく見ておりませんでした。色々と見てみることにします。
タネツリ
【関東】
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2007/09/10(月) 20:19:42
稚苗と幼苗について
使い分けてきましたが、検索してみると、正式には逆かもしれません。
幼苗の極若いものを稚苗と書いてきました。
のぎ
【関東】
2007/09/11(火) 14:25:33
私もわりと疑り深いタイプで情報は量で勝負する考えです。
インターネット情報は責任がない(金銭が絡まない)だけに、
誤った情報もありますよね。
ヤサシイエンゲイさんのサイトは、自分でも種まきしたり
育てたりすると分かるのですが、いい情報だと思います。ベーシック
な育て方が、よくまとまっていて、植物の性質なども詳しいです。
ここで回答している人も、回答の数だけ失敗もしているんだと思います。
例えば、ペチュニアをはじめて育てたとき、ギューギューに寄せ植え
して大失敗したことも私はあります。
だいたいの根の量とか、草丈の量は育てることによって分かる。
これが、情報だけでは補えない経験ですよね。
答えが出ている推理小説より、よっぽど楽しいと思います。
あと、苗の扱いは、それぞれの植物によって異なりますよ。
苗になったものを、根に十字の切れ込みを入れて定着させるか、
なるべく崩さないようにするか。
よく、「移植を嫌う」ということが書かれている植物がありますが、
こういった植物は、根鉢をなるべく崩さないで植え込む。
「根を1/3崩して植え込む」とあれば、移植に割りと耐えられる植物。
球根は、育てたいところに植え込むのが早いですが、例えば持ち越した
球根など、不発の可能性があるものを小さなポットで植えたことがあり
ます。芽が出たので、大き目の植木鉢に植え替えましたが、問題は
ありませんでした。買ったものはかなりの確立で芽が出るので、
植えたい所に植えればいいと思います。だいたいその球根に必要な
スペースは「6号鉢なら2球、60センチプランターなら5球」という
ようなスペースの情報も探せば出てきます。
苗の扱い、というくくりではなく、植物ごとの性質を把握するのが
良いかと思います。
アイスアックス
2007/09/11(火) 19:40:39
>タネツリさん
私も、最初漢字だけだと「幼」より「稚」が小さいように思いました。
一般栽培ではあまりメジャーなことではなさそうですね(気にしている人は少ないようで?)。自分はまだそこまでのレベルにないですし、どちらも「苗の小さいもの」と思っておきます。
>のぎさん
何度も詳しく教えて下さり、ありがとうございます。
ヤサシイエンゲイさんは、この掲示板で回答者されている方もよくリンクを貼っていらっしゃって、やっぱり皆さんからの支持率高いのですね。
ここに書いてあることを読んで、不明点があれば他にも調べれば、まず間違いはなさそうだとわかりました。
それからやはり、自分で経験・失敗してみて学ぶことが大事なのですね。
頭ではそのようなものとわかっているつもりだったのですが、少々うまく育たなくても、すぐに枯れる訳ではなく途中から挽回もできるものだと、だんだん植物を信用する気に(?)なってきました。
どうも、最初から完璧を目指しすぎていたようです。
皆さんに暖かいコメントをいただきまして、本当にありがとうございます。
がんばります。
***
自分としては解決ボタンを押してよい気持ちになりましたが、もうちょっと「移植NG」の情報を待ったらいいのでしょうか?
ひとまずこのままで、様子をみて解決させていただきます。
のぎ
【関東】
2007/09/12(水) 12:11:39
なにを疑問に思っているのか、イマイチ分からないのですが、
移植を嫌う植物の種類が知りたいのでしょうか?
移植を嫌う植物の育て方が知りたいのでしょうか?
根の張り方の違いを詳しく解説している書物やネット情報を知りたいのでしょうか?
ハッピ−マン
2007/09/12(水) 17:47:20
園芸店で購入したポット苗を植えつける場合、根土を落とさないのが原則です。植えつけた後のことですが、購入時に展開していた葉茎は、新しい環境に馴染まない場合がままありますよね。ですから、新しい環境に馴染んだ芽が出てくれば購入時の葉茎は用済みだと考えたほうが気楽です。実際、そういうことはよく起こりますから〜
アイスアックス
【関東】
2007/09/12(水) 19:50:23
[[解決]]
のぎさん、ハッピーマンさん何度も書き込みありがとうございます。
>のぎさん
うまく文章が書けませんで、すみません。
自分としては、もう疑問点は教えていただけました。
タネツリさんの
>フイリゲンジスミレを上手に栽培している方は、皆さん直播に限ると言っていて、
>これは信用しています。こういう経験が他にあれば、書き込んでいただけると嬉し
>いです。
こちらに対して、まだありませんか?という意味でした。
タネツリさんの書き込みから2日しか経っておらず、もう少し多くの方の目に触れれば出てくるかもしれないと思い、様子をみて解決にすると書きました。
こういう場合のクローズの仕方がわからず、とりあえずそうしたのですが、、、。
誤解を招くので、解決にさせていただきます(で、いいのかな)。
どうもありがとうございました。
>ハッピーマンさん
自分は、植えた後に土の様子がかなり違うとわかった時は、いいのかどうかはわかりませんが、フォークで少し崩して周りと混ぜたりしています(上のほうだけになりますが)。
植える時には、やはり崩すと傷みますよね。ありがとうございました。
M2
【中国】
2007/09/13(木) 09:55:27
解決着いてますが・・・
したくて着けた感じがしないので・・・
私の経験では直根性の根で春〜夏期の植物は直蒔きの方が失敗しにくいです。
秋からの場合は成長が少し遅いので根を痛めない又土の成分が大きく変化しない限り結構植え付けれます。
夏の場合は成長が早く根を痛め易い&根鉢ができ倒れやすく移植は出来たものの結果的に失敗にって事もある模様(台風などがあって)
稚苗(私の場合も幼苗の前で使ってます)の場合で移植する事が結果オススメになるのですが、この時の根は主要の根ですので失敗した場合はその苗は根付いても成長が遅くなる事が多くなります。
植え付けとしては秋植えは深植えが成長が基本的に早い実験結果がでてましたが、苺みたいな自分から体を引き込むタイプは浅目が良い様です。
って、ずれてますかね?
のぎ
【関東】
2007/09/13(木) 12:09:51
わたしの場合、同じ年に違った植え方をして実験しますよ。
例えば、丈夫なパンジーで実験したときは、3種類の育苗方法を
同じ年にとりました。なぜ、毎年変えるのではなく、同じ年に
やるのかというと、天候という大きなものに左右される場合がある
ので、同じ天候条件で育苗方法を変えてみます。
パンジーの場合、連結育苗トレー、ジフィーポット、直播とやって
みたり。ジフィーポットの場合、そのまま植えつけられると言って
いるので、そのまま植えつけたものと、下に切込みを入れて広げて
植えたもの。この年は、ジフィーポットの下に切れ込みを入れて
植えつけたものが一番生育がよかったです。
ただこれも、我が家の環境において、ということです。
栽培には、その人のクセがあるので、土の選び方、水のやり方、
日照の違い、植木鉢と土のバランス、あげればきりがないですよね。
どれが成功でどれが失敗かなんて、分かりはしません。
ただ、ベーシックな育て方の基本は大事だと思います。
移植を嫌う植物でも、土が崩れて植えつけたところで、我が家では
育っていますが、人にその方法を薦める気はありません。
感覚として、「やっても育つのになぁ」と思う程度です。NGなこと
ってそんなにないと思いますよ。
根とはなんぞや?葉とはなんぞや?という深い部分の知識が欲しい
(育てるだけではなく、それも楽しみだと思うので)場合は、
例えば園芸学部や農学部が存在するような大学の、面白そうな
一般向けの講義を受けて見るのもよいかと。料金も手ごろで
高い書物をかうより実践的です。
例えば、もう終わってしまいましたが、千葉大学の園芸学部では
↓ガーデニング・初めての家庭菜園
http://www.h.chiba-u.jp/kokaikouza/ippan/shimin_16.htm
↓いままで行われた講習会はこんなのが
http://www.h.chiba-u.jp/kokaikouza/ippan.htm
とか、実践的なものまでやっています。また、もっと細胞レベルの
講習などもありますね。
募集枠がすぐ埋まってしまうようなので、こまめにチェック
されるといいと思います。
また、地域でもガーデニング講習会というものが行われていたり
します。私の住む地域では、参加費500円で、植木鉢と苗3種が
ついて、植え方の講座なども開いています。こちらも人気の講座
なので、市町村の広報誌などを見るのがよいと思います。
*近所のガーデニングベテランおばあちゃんは、知ってるくせに
これに参加して苗をせしめてきます。
試しにやってみる、その為に保険のもう一株があればなお良い。
こんなカンジで経験をつむといいのではと思いますが。
アイスアックス
【関東】
2007/09/14(金) 13:35:35
[[解決]]
M2さん、のぎさんありがとうございます。
>M2さん
ご経験を教えていただき、ありがとうございます。
自分はヒマワリの移植(本葉2枚頃だったかな)に失敗したんですが、おっしゃるような時期が関係しているのか、別の理由か、きっと何年も経ったあとに想像できるかもしれないです。
解決の件は、御配慮いただきまして恐縮です、本当にいいんです(^_^)
タネツリさんから、私の一存で解決したことについてひとこと(?)いただければなおスッキリです。
>のぎさん
自分も、比較実験をするつもりです。
一昨日、第1回の種蒔きを行いまして、まずは土の種類を何通りかでやってみようというところです。
うまく育って、植え付けの時に複数の株が残ったら、植え方の比較もぜひやりたいと思います。こういうことは、何シーズンもかけて実践と考察の繰り返しをして、わかってくるのでしょうね。
講習会、面白そうです。
根をはじめ、植物の仕組みには興味がありますし、今後も勉強していきたいと思います。
スレッドを長引かせてしまい、すみませんでした。
どうもありがとうございました。
タネツリ
【関東】
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2007/09/14(金) 21:35:18
アイスアックスさん ご配慮いただき済みませんでした。ご質問自身が、突き詰めたなとお感じになった時点で、解決済みで結構ですよ。
初心者用掲示板@園芸相談センター