ゴムの木の根(気根)について

[園芸相談センター]の過去ログです

MORI 【東北】 2007/09/07(金) 14:54:40
今年の春にゴムの木(バーガンディー・高さ約30cm)を植え替えて順調に育っていたのですが、最近幹と土の境目から何本も根が出てくるようになり、その根が地上部に出てきてしまいます。幹に対して垂直に伸びてきて、ある程度伸びると上に反り返るように伸びています。長いものだと鉢のふちを飛び越えてしまっています。

土は固くないし、鉢底から根も出ていませんので根詰まりではないと思います。何か原因はあるのでしょうか?異常は他にないので気にしなくてもいいのでしょうけど、ちゃんと土にもぐって太くなってほしいので、何とかしたいです。

生育環境は、明るい日陰のバルコニー(南向き)・水遣りは土が乾ききってからたっぷり・肥料は与えていません。

よろしくお願いします。

MORI 【東北】 2007/09/14(金) 15:21:16
1週間たった現在の状況ですが、先週の土曜日に土を増やし、それでも土から出てしまう根の先端は土の中に押し込めました。
今日現在それでも土から出てきたのは1本でした(それも押し込めました)。

収集癖のある男 【関東】 2007/09/14(金) 17:12:10
 こんにちは、好きでゴムノキばかりを育てている変わり者です。

 幹と土の境目からとのことなので、浅植え状態(土も減る時ありますし…)になってしまった事による根の露出かも知れません。勿論、普通の気根かも知れません。どっちにしても生育に大きな影響は無いでしょうし、不恰好と思うなら切ってしまっても良いと思います。
 太らせたいとの事なので、普通の根として機能して欲しいなら、土を足して埋められるものは埋めてしまう。支柱根のように機能してもらいたいなら先端の白か赤い部分(成長点、バーガンディーは確か白だったと記憶。うろ覚えですが…)を人為的に埋め込んでしまいましょう。自然に任せても土中にたどり着く根はあると思いますが、原生地と違って日本では湿度が足りない時期が長いので、人為的に埋め込むほうが確実です。どっちにしても成長点が土中にあるなら気根でも根でもやがて太くなっていきます。

 気根の発生原因ですが、木自体が大きく充実してくると勝手に生えます。根詰まりなどによって、あがきのように生えてくる場合もあります。小さく、なんの障害も無く健康に生育してても生えます。温度の足りない冬でも生えます。なので、異常が他に感じられないのなら、気にしなくても良いですが、根に何らかの障害があるときは気根が生えやすい傾向はあると思います。気になるようでしたら、一度鉢から抜いて根の状態をチェックしてみても良いかと思います。

 なお、気根でも根でも重力に向かって全て伸びるわけではないので、下に向かって生えてないことについては問題ないと思います。

収集癖のある男 【関東】 2007/09/14(金) 17:24:09
 雑用しながら書いていたので投稿する前に現状が追加されてましたね…
 出ている根を太らせたいならその対処で良いかと思います。
 なぜ根が出るかの原因は現在の情報では特定できないでしょうし、特定したいのであればもっと情報があればもう少し詳しくアドバイス出きるかも知れません。
 植え替えのやり方(特に土の情報今まで使用した土と変えてないかとか、元肥入りのを使ってるとか…)や水遣りの仕方をもう少し詳しく…
 後はやっぱり、現状の根の状態ですね…

MORI 2007/09/14(金) 19:45:38
収集癖のある男さん、もう回答は得られないと、半分あきらめていました。ありがとうございます。

最初の内は根の先端を土の中に埋めていたのですが(おっしゃるとおり、支柱根のようにしたかったので)、それでも土から出てくるので上から土で埋めてしまいました。

植え替えのやり方については、土を全部落として、観葉植物の土で植え替えました。今までも同じ土です。

水遣りについては、土に竹串を刺して鉢の底まで乾いているのを確認してから、たっぷりと与えていました。

鉢底から根が出てない、土も固いわけではない、こんな状態でも根詰まりの可能性はあるのでしょうか?

収集癖のある男 2007/09/14(金) 20:52:52
 私は根詰まりより、他の根の障害を疑ったんですよ〜

 水遣りで鉢底から水が抜けるまでやってなかったら根の呼吸障害か、2株以上を植えているための生存競争か、土が今までと違うため生育障害とか… 肥料不足とか…

 でも、土を全部落としての植え替えが原因の可能性があるかも知れませんね〜 述べた通り健常な状態でも気根は出ますが、根の役割が何らかのせいで低下している時も、気根は出やすいように思います。私も土の状態から根詰まりはなさそうなのにやけに気根でるなぁと思い、根を傷つけないようにして抜いて見たら、根が殆ど成長してないときがあったもので… 植え替えから7〜8ヶ月たって根を見たら植え替え時とたいして変わってないような状態でした。しかも、枝葉の生育は普通でした…

 ゴムノキたち、フィカス属は丈夫な方なので、目に見えて変調が出た時はかなりやばい状態なのかも知れません。過去何鉢か枯らしたことはありますし…

 まぁ、水遣りも適正で、市販の観葉植物用土でしたら元肥も入ってるでしょうし、そもそもゴムノキで肥料切れの変調はそうそう聞きませんしね… 怪しいのは植え替え時に土を落としすぎたせいかなと思います。植え替え時は半分から3分の1ぐらいは土を残して植え替えるのが安全と思います。

 そっと根の状態を見てみるのが一番特定できるように思えます。植え替え時の状態から殆ど根が発達していないなのなら、植え替えで根にダメージがあったのでしょう。植え替え時より根がかなり回っているようであれば、健常な時の気根と思います。
 もし、根が思ったより発達していなければ、(もしくは土がしっかりと根の隙間に入ってないの為かも… その為に水遣りのたびに土が隙間へ流されて目減りして浅植え状態になっていってるとか…)根の働きを少しでもカバーするために出たのかなと思います。

 東北でしたら関東よりも生育期間は短いでしょうが、根を痛めないように様子を見てみて下さい。問題なければ、立派な支柱根を目指しましょう(笑)そのときはまた、気根の発達のさせかたとか、気根についてのアドバイスができると思います。

 根に障害があるようでしたら、その状態に合わせてアドバイスできるかと思います。

MORI 【東北】 2007/09/19(水) 13:05:33
遅くなりすみません。

先週末に鉢から抜いて、根の状態を見てみました。かなり根が回っていて根に問題はないようです。
抜いてみてわかったのですが、先日埋めた気根は鉢に向かって伸びて、鉢に当たり鉢に沿って横に伸びた後地上に出てきているようです。
一回り大きな鉢に植え替えた方がいいのでしょうか?

収集癖のある男 【関東】 2007/09/20(木) 19:32:00
 根はちゃんと成長しているのですね、安心しました。

 根が回っているというのは根鉢(抜いたとき鉢の形に根が鉢全体に回っている)が形成されていると言うことでしょか? もしそうなら、見て、これ以上根が成長するには底穴か鉢上に伸びるしかないだろって状態なら植え替えした方が良いかも知れません。もうしばらくは大丈夫そうなら、植え替えは来年の5〜6月で良いと思います。

 地上に気根から発達した根が多少出ていても生育や冬越しには影響は無いと思います。もし、見栄えを気にするのでしたら一回り大きな鉢に植え替えしても良いでしょう。
 ちなみに鉢は深鉢でしょうか?(上側のフチの直径より高さのが圧倒的に勝っているタイプ)もしそうなら、次回植え替えするときに普通鉢(直径と高さがほぼ同じか、多少高さが勝っているタイプ)にした方が根が地上部には出てきにくいと思います。そもそも根は横にも底にもそれなりに張りますし…

 完全に見栄えの問題だけとなりますが、支柱根のようにしたいということなので、私なら植え替えしちゃいます。その際、一度埋まってしまっている気根を掘り出して(土を足して埋めた分を取り除いて)適当に気根が見える状態に埋めなおします。

 根詰まりしそうな状態でも、見栄え重視での植え替えでも、この時期の植え替えは増し鉢だけにして、通常の植え替えはしない方が安全です。根鉢を崩さずに鉢のサイズだけ1〜2回り大きくします。植え替え適期に改めて根鉢を崩す植え替えをしなおします(鉢はそのときはそのままのサイズ) 根鉢を崩さないと、あっという間に根詰まりしますので…

収集癖のある男 2007/09/20(木) 19:40:04
 最後の行訂正します。

 植え替え適期に改めて根鉢を崩す植え替えをしなおします(鉢は〜) 根鉢を崩さないと、あっという間に〜
          ↓  
 植え替え適期に改めて通常の方法で植え替えしなおします。(鉢は〜) 根鉢を崩して根を半分から3分の2ぐらいに減らさないと、あっという間に〜

MORI 【東北】 2007/09/20(木) 21:02:05
おっしゃるとおり、抜いたときには鉢の形でスポッと抜けました。根鉢が形成されているという状態だと思います。

アドバイスどおり気根が見えるように植え替えてみたいと思います。

鉢は深鉢ではないのですが、以前ゴムの木は深鉢が良いと見たことがあったので、次に植え替える時は深鉢にしようと考えていたのですが、実際のところどうなのでしょう?

あと気根についてなのですが、現在ガジュマルも育てていて気根がたくさん出て地面につくと太くなっていくのがわかるほどです。一方ゴムの木ですが土に埋めたのにひからびてしまう気根があります。ひからびた気根は先端からひからびてくるのですが、まだひからびていない部分から根が出たりしているので大丈夫だとは思うのですが...。この違いは何なのでしょうか?

収集癖のある男 【関東】 2007/09/21(金) 22:12:02
 鉢は最終的には素材も含み好みで良いかと思います。
 浅鉢じゃない限り、素材、形状はそれぞれ育成には重大な影響を及ぼすものでは無いと思います。水をやりたがるタイプなら排水性を重視した鉢選びをしたり、軽さや、場所をあまり取られたくない等、各家庭、人それぞれの鉢選びの基準があると思いますので…
 ただ、気根を育てる事を重視するなら、表土面積の小さい深鉢は向かないと思います。気根は、地上から生えて地表に至って根を張りますので、始めのうちはどうしても根張りは地表近くとなります。また、気根を埋め込むスペースもたくさんあった方が良いとも思います。ですので、鉢自身の個性を考えて、植物をどう育てたいかで選んでみて下さい。


 もう一つのバーガンディーとの気根の違いですが…
 ガジュマルは人参ガジュマルではないでしょうか? もしそうなら、ガジュマルの人参部分は幹では無いので、違いがあってあたりまえと思います。人参部分は、肥大した根で、本来は土中にあります。それを観賞目的で地上に露出させた仕立てなので、人参部分から出る気根は本来は普通の根です。幹の途中から空中に向けて生えて、地面に到着して初めて根の役割へと発達する気根とは違って当たり前ですし、生える多さもかなり差があるでしょう。別にバーガンディの生育に異常があったり、管理の仕方に間違いがある訳ではありませんので、安心して下さい。

 もし、肥大した根を露出させたガジュマルではないのなら…
 推測ですが、気根の出る多さについては、木の個性かなと…(笑)
 うちには31種類生育していますが、気根はかなりバラツキがあります。同種でも株が違えばやはりバラツキます。たくさん出たり、少しだったり、全く出なかったりです。
 干からびる件は完全な湿度不足です。ガジュマルの方が鉢が小さくないですかね? 表土とその近くは真っ先に乾くので水遣りの頻度の差かなと… または梅雨時に気根が地中に潜ったとか…
 葉水するときは気根にもかるく霧吹きして表土の湿度を上げれば結構ましになると思います。霧吹きのかけすぎに注意です。

 ちなみに気根は、黒っぽく干からびていたらOUTです。その部分は枯れています。茶色になっているだけなら、休眠しているだけかと思います。十分な湿度と温度が得られれば、そこから再度のびて行きます。うちには1年間成長と休眠を繰り返し、40cm近く下の地表にたどり着いた気根もいます。茶色くなってもあきらめないで霧吹きをしてみてください。気根を育てるなら、根気が必要です。

MORI 【東北】 2007/09/22(土) 18:00:46
[[解決]]
鉢については、やっぱり気根を重視したいので深鉢はやめておく事にします。アドバイスどおり今回は根鉢を崩さずに植え替えて、来年の適期に再度植え替えします。

ガジュマルは人参ガジュマルを購入しましたが、根腐れをおこしてしまい人参部分を全部切ってしまったんです。なので、地上には幹の部分しか出ていません。

気根が干からびる件はやっぱり湿度不足なのですね。確かにガジュマルは鉢は小さくないのですが、気根にはよく霧吹きをしていました。(人参部分を切ったのもあり、ゴムの木よりも愛着があるのかもしれません)ゴムの木には葉水はまめにしていましたが、気根に霧吹きはしていませんでした。単純にこの差なのかもしれませんね。今後はゴムの木の気根にも霧吹きをします(かけすぎに葉注意します!)。

しかし、高さ40cmを干からびることなく地表にたどり着くのはすごいですね。私も「気根は根気」を肝に銘じて気根を育てたいと思います。

たくさんのアドバイス大変勉強になりました。ありがとうございました。


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