バラの枝枯れ

[園芸相談センター]の過去ログです

SON 【北海道】 2007/05/26(土) 16:45:19
 昨年からバラの栽培をしているのですが、昨年は黒星、今年は枝枯れが止まりません。

 春先は小口から黒く変色してきて枝が黄色く変色してきたところを切り取り石灰硫黄合剤を小口に塗っていたのですが、なかなか庭全体のあちこちで発生して止まりません。

 特に最近は蕾を持つよな時期ですから、いくら病気の枝でも新しい芽の出た枝をバッサリ切り落とすことができずに様子を見ているのですが、いよいよ駄目だと判るまで切らずにおいていても問題はないものでしょうか?

 剪定鋏もアルコール消毒をしながら使っているのですが、もっとこの病気に対するいい対処法はないものなのでしょうか。

 よろしくお願いいたします。

たちつ 【近畿】 2007/05/26(土) 17:33:48

新芽・蕾が枯れる・萎れるは、刺し虫の産卵・・・・新芽時に毎週、園
芸用殺虫剤散布。

剪定後の枝枯れは、

1) 花後の剪定は、5つ葉の直近でよく切れる刃物でスバーっと斬る。
葉・葉後・節から新芽が出るので、節を押しつぶさない・傷をつけないように際際できる。3つ葉は花茎なので、残すと枯れるのが普通。枯れ枝に病気黴が生えて、下に伝染する。

2) 冬剪定・仕立て直しなど太い茎を切る場合には、切り口に、ボンドとか癒合剤を塗っておく。・・・・バラの茎は、中が中空なので、芯から乾燥して枯れる。内側が無防備なので、内側から乾燥して枯れる。

根が弱って枯れる・水不足で萎れるは、新芽が萎れる。緑軸に縦皺が入る。
内側から枯れる・病気は、茎の片側(側面の一部)から全体的に黄変褐色かして徐々に枯れる。ひどいと茎1本が枯れる。変色していない部分で切って、ボンドを塗っておく。
新芽の先だけ萎れる。刺し虫(ゾウムシの刺し傷)。・・・殺虫消毒。

最高に元気なときには、株元又は接木直近から、元気すぎる太く長い・急速にグングンとシュートが伸びる。これが来年の主幹(大黒柱)になる。このシュートが生えるか生えないかが、来年の決め手。

葉の病気。消毒するのなら
雨後に必ず、殺菌消毒をする。表土にマルチング。
消毒したく無いなら、早く乾かす。黒点病が発生してからでは遅い。
消毒するのなら、徹底的に、しないのなら最初からしない。
中途半端はダメ。益々ひどくなり、葉が全て落葉して無くなる。

花が全開したら・中心が見えるくらい開いたら、直ちに花を切る。
そのほうが、次の新芽が早く生えて、2番3番花が小さいながら早く咲く。蕾の無い枝も、見つけ次第5つ葉で斬る。
早く新芽を生やして、蕾を付ける。

秋花は、できるだけ遅く咲かせる・気温低く咲かせると花色が鮮やかになる。

春花は豪華賢覧に・贅沢に。・・・・沢山咲くが、早く終わる。
夏花は、貧弱なので咲かせない。
秋花は、花色鮮やかに、じっくりと長く楽しむ。
これが、たちつ流の楽しみ方。(大苗)

ミニバラは、蕾が付いたら、半ひかげ管理で涼しく楽しむ。
一度に、満開に咲かせて、長く楽しむ。雨に注意。(花が傷む)


SON 【北海道】 2007/05/27(日) 13:20:14
 早速の回答ありがとうございます。
 いろいろとお教えいただき感謝いたします。

 ところで、このバラの枝枯れ病と思われる病気は、その枝から出ている新芽が元気なうちは放置していても問題はないのでしょうか?それとも、新芽を含め早急に変色した患部を切除すべきでしょうか?

 放置していると株全体にこの病気が広がるのか気になるのですが、反面新芽がひょっとして元気に育つのではないかとの思いがあって、どちらにすべきか判断できないのです。
 判断基準のようなものがあれば、お教えください。

たちつ 【近畿】 2007/05/27(日) 22:06:34

悩むところですが、株元の茎が数本あるならば、黄変した茎のうちで、
綺麗なところで切り、防腐剤を塗るのがベターと思う。
病気が移るというより、株元まで枯れれば止まる。
茎が一本なら、殺菌剤を塗って、好転する事わ祈るのみ。


SON 2007/05/28(月) 06:49:48
[[解決]]
 度々ありがとうございます。

 なるほど、良く判りました。

 元気な新芽が出ているので、小口を消毒してもう少し様子を見てみます。止まってくれるといいのですが・・・。

 ありがとうございました。


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