チューリップの球根について

[園芸相談センター]の過去ログです

つるり 2007/05/08(火) 23:20:16
過去ログを見ましたが、これというものがみつけられなかったので質問させて下さい。
少し前にチューリップの相談を見かけて 花が咲かないのは球根がいくつも別れているのでは というレスがありました。
うちのチューリップも今年12〜3個のうち3つしか花が付かなくて
その花も大きくなる前に枯れてしまいました。
まだ時期は早いのですが、葉が枯れてきたので掘り出して球根の皮をはいで中をみると大きいと思っていた球根が3〜4個に別れていました。
中には1センチに満たないものもあります大きいものでも2.5センチぐらいでしょうか...これは次に植えてもまたさらに個別れしてしまって花は期待できないのでしょうか。

無聊 2007/05/09(水) 18:20:50
12〜13個の球根は、購入したものでしょうか?
過密に植えたり、浅い鉢で根が十分に伸びるスペースがないと、十分に根から水を吸えず、花が咲けないことがあります。

チューリップの球根はひとつの球根が生育とともに分裂し、それらが葉が枯れるまでに太り、翌年の花芽をつくって増える、という育ち方です。ですから、分裂したのは自然のことです。

売られている品種は花が極端に大きく改良されています。
花が咲いてしまうと球根の養分を使い果たし、次にできる球根は小さくなります。
普通の改良種の場合は、まともに咲いた場合、翌年同じ大きさの花はつけず、小さくなったり咲かなかったりします(生産者は花色がわかった時点で摘み取ってしまいます)。

また、チューリップは暖かくなると葉を枯らして休眠する植物ですから、花が終わったあと、急激に暖かくなる関東以西では、葉が早く枯れてしまい、十分に球根が太る時間がありません。

加えて密植したり、鉢が小さく十分に根が伸びない場合は球根を太らせることができません。また、冬に一度乾燥させてしまうと、根が傷み十分に生育できません(葉までは球根の水分、養分でなんとか育っても花が枯れてしまうことがあります)。

以上のようなことから、十分に球根が太れなかったのではないかと思います。

チューリップの根って、結構地下深く伸びますから、大きめの深さのある鉢に、球根の間を少し空けて植え、乾かしてしまわないようにします。

今年咲かなかった理由はわかりませんが、球根がもともと小さい、植え方が悪かった(鉢浅すぎ、密植しすぎ)、乾燥させた、球根が粗悪(ウイルス病罹患など)などなどが考えられます。

つるり 2007/05/10(木) 11:21:06
レスありがとうございます。
恥ずかしながらお名前をなんと読むのかわかりませんT^T

球根ですが2年目で前年より一回り小さくなったものでした。
通常ホームセンターで売られている横長のプランターに5センチ間隔で昨年の秋に植えて、化成肥料と油粕を秋と春先にあげました
原因は球根が小さかったせいかもしれませんね〜

今年は花が枯れた後に暑い日が続いて早く葉が枯れている気がします。
いつもより一月季節が早まった感じで...
この球根ではもう来年も花を見るのは難しいのでしょうか
可愛そうですが捨てるしかないのでしょうか

ぽー 【関東】 2007/05/10(木) 14:15:45
こんにちは。
お住まいがどちらかわかりませんが・・・(名前の横から地域が選べます)
過去ログをお読みになったのなら、わかると思うのですが、
「関東以西の暖地で・品種改良された大型の花が咲く品種で・コンテナ植え」
この条件が揃っていたら、同じ球根を使って翌年(または数年後)もまた咲かせるのは、とても難しいと思います。
コンテナ植えは地植えほど根が深く張れませんし、花後すぐに暑さがきて葉が枯れ、球根が太る時間が足りませんから。

分球しているのは、品種による(分球しやすい品種)かもしれませんし、プランターということから、浅植えになっているせいかもしれません。

可哀想で球根を捨てられないのであれば、モノは試し、秋になったら植えつけて肥料たっぷりで育ててみては? おそらく来年の花は期待できないでしょうけれど、何年後かは咲くかもしれません。
ただその場合は、いまと同じプランターではなく、根が十分張れるような深さのあるコンテナを使われたほうがいいと思います。

ちなみに、うち(@千葉のベランダ)では原種以外のチューリップは今、ほとんど全部葉が枯れたので抜いて捨てました。過去に何度か、同じ球根をまた咲かせようとトライしましたが、貧弱な葉しか出なかったりウイルス病を発症することが続いてあきらめました。掘り上げた球根はそこそこ大きいのもあったんですが、中で分球していたのかもしれないですね(皮は球根を保護する働きがあるので、むいて確認したことはなかったです)。
それだけの手間とスペースをかけるのが惜しいので、いまは原種以外のチューリップは、1年かぎりの使い捨てと割り切っています。

無聊 2007/05/10(木) 15:46:10
なるほど。
チューリップの場合、基本的に一枚の皮で包まれたものは一つの球です。
多くは花を付けると分球し、球根を増やします。

2年目以降だと、改良品種は同じ花を付けるのは無理です。
小さくなっても咲く場合はあります。
肥料としては、窒素分のおおい油粕より、燐酸・カリを多く含むものを与えます。

が、手間と効果を考えると、使い捨てのほうが良いか、と思います。
生きてはおりますが、本来適した気候でないところで、ひいひいいわせて育てるのもなあ、と思っています。

原種系のチューリップはわりと毎年開花が楽しめますよ。
こちらも素朴でかわいいものです。


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