ビオラの土

[園芸相談センター]の過去ログです

らいだ(東京) 2007/04/10(火) 10:07:19
おはようございます。
秋に種まきしたビオラを育てています。
何鉢かあって,それぞれ土がちがいます。
A:前からあった使い回しの土
 (たぶんハーブの土,短期間で枯れてしまったローズマリーの後)
B:バイオゴールドの土
C:花ごころ(トヨタの技術で開発,とあります)
D:なるほ土
それで,Dの鉢たちだけまったく花が咲きません・・・。
「軽い土なので持ち運びが楽!生産者も使用する厳選された材料を使用」
とHPには書いてありました。確かに軽いです。
ほかの土を使った鉢では花がたくさん咲いています。
こんなふうに固有名詞を書いていいのか迷いましたが。
ABCDとも1鉢ずつではなく,ビオラの種類も3種類混ざっています。
BCDは鉢底石を敷いて土の袋からざぁっといれて,苗を植えました。
土の中身についてまったく分からず,
いつもブレンド済のものに頼っているので,
どうしたものか悩んでいます。
このDの土に何か足してやれば花が咲くのでしょうか。

ぽー 【関東】 2007/04/10(火) 15:08:58
「なるほ土」を知らないので検索してみました。
販売元はプロトリーフ。ここの土は、私もバラ用やハーブ用を使ったことがありますが、わりに信頼できるメーカーだと思っています。
なるほ土「白」(室内観葉植物用)と、なるほ土「有機」(ガーデニング用)がありますが、らいださんがお使いなのは「有機」のほうですよね?
http://www.protoleaf.co.jp/index1-2-2-7.htm

成分はピートモス主体でパーライトや軽石をプラス、それに牛ふん堆肥などの有機質配合ですか・・・。
使ったことがないのでわかりませんが、水管理が難しそうだな、という印象を受けました。
たっぷり水を含ませたらなかなか乾かないけれど、逆に一度乾かし過ぎると、水をはじいて根が吸水しにくいという気がします。
製品の袋に、そうした使い方の注意書きなどはありませんか?
キャッチコピー通りに生産者さん向きのブレンドだとすると、使いこなすにも多少のテクがいるかも・・・なんて思ってしまいました。

私だったら、使用感を確かめたうえで、赤玉土と半々ぐらいにして使うかなあ。
まずは袋の裏に何と書いてあるか、確認してくださいますか。
また、らいださんの水やり法、ほかの土との乾き具合の比較はどうかも教えてくださいな。

らいだ(東京) 2007/04/10(火) 16:20:30
ありがとうございます!
おっしゃるとおり,なるほ土「有機」(ガーデニング用)でした。
見た感じはピートバンを粉々にしたような(ピートモス?)ものと5ミリくらいの軽石様のものの混合で,とても軽いです。

袋の裏は============================
・ph調製済 このまますぐ植えつけられる
 かる〜い培養土 なるほ土は、誰でも肝胆に清潔にガーデニングを成功させる初心者にも失敗の少ない培養土です。生産者の多くが使用するレシピ・原材料をそのままブレンド。3種類の有機質肥料が入っているため、2〜3ヶ月は肥料を与える必要がありません。このままですぐ植物苗を植えつけられるよう開発された商品です。
・適合植物
 ペチュニア・パンジー・ビオラなどの草花、トマト・なすなどの野菜苗、チューリップなどの球根、宿根草、観葉植物などの植物全般
・かる〜い土なるほ土の特徴
 厳選された材料 生産者が使用する原材料・レシピを研究、どんな植物にも対応できる培養土にしました。
 有機質肥料が3種類入っています
 牛ふん堆肥・腐葉土・バーク堆肥をブレンド。ほとんどの植物はこれだけで育ちますが、生育旺盛な植物は、液体肥料を植えつけ後1ヶ月から追肥してください。

・原材料:ピートモス・焼成真珠岩・牛ふん堆肥・腐葉土・バーク堆肥・軽石・苦土石灰
============================

たしかに、冬の間は大して肥料をやらなかったのでつい最近(ここ1ヶ月週に1回くらいでしょうか)からしか液肥をあげていませんでした。12月に植えつけてからもう4ヶ月。肥料が切れていたのかも知れません。固形は何も施していませんし。

水やりは、冬の間は平均して3,4日に一度くらいで、暖かくなってからだんだん回数を増やしています。先週と今週は寒かったので2日おきくらいですがその前は暖かくて1日おきくらいになってきていました。それから、2月に急な介護で10日ほど放置してしまった期間はガラガラでした。(ベランダに降り込む雨だけ。)

A:使い回しの土はちっとも乾きません。使い回すときにふるいに掛けたので細かすぎるのかも知れません。いつ見てもべったり黒々としています。でもよく水がしみこみます。
B:バイオゴールドの土はすぐに乾きます。油断すると乾いてしまってこの鉢のビオラからぐったりしてきます。枯葉や枯枝など大きな混合物があります。しかし最も大きくなっています。
C:トヨタの土は粒子が細かく、水やりの時には水をはじくような感じがしてしみこみにくいのに乾ききることはほとんどありません。生育もよい感じです。
D:なるほ土は水がしみにくい感じはします。軽石(のような白いもの)が一番上に浮いてきます。Bの次に乾きやすい気がします。

※ジフィーセブンに種まきをして小さなポリポットに植え替えたときの土はすべてトヨタの土でした。それが大きくなって今の鉢にそれぞれの土で植えています。

全体の生育のよさはB→C→A→Dでした。
しかしABCの鉢もそろそろ肥料が切れる、ということなのかもしれません。肥料、難しいですね。多くても良くないし少なくても。でもそのあんばいをいろいろ考えるのが醍醐味かもしれませんね。
袋の裏を見るとこんなに良い土なのに生かせない私が申し訳ない感じです・・・。

ぽー 【関東】 2007/04/12(木) 18:39:43
こんにちは。返事が遅れてごめんなさい。
いや、実は私より土に詳しい人のレスがつかないかな〜って、見守ってたんですけど(^^;

いろいろ考えたんですが、D=「なるほ土」に植えたビオラの花が咲かない
原因は2つ考えられるかな、と思います。

1)水切れの影響で根の張りがよくない

土(に限りませんが)の成分は袋に表示されていますが、配合比率の多いものから順に書くよう定められています。したがってこの土の主成分はピートモス、次に多いのが焼成真珠岩(いわゆるパーライトと考えていいです)。これに、牛ふん堆肥・腐葉土・バーク堆肥の3種類の有機質と、水はけをよくするための軽石、酸度調整の石灰をプラス・・・ということのようです。
さて、主成分のピートモスとパーライトですが、どんな性質をもつかご存じですか?
http://botany.cool.ne.jp/wwwlng.cgi?print+200703/07030196.txt
↑の過去ログも参考になると思いますが・・・
ピートモスは通気性・保水性にすぐれた用土ですが、一度からからに乾燥させると、水をはじいて吸水しにくい性質があります。
パーライトは、おそらくそれを補うために配合されているんだろうと思います(パーライトにも種類があり、真珠岩原料のものは保水性がよく、また土全体の水もちをよくします)。
ですから、普通に適切な水やりを続ければ、別に問題はないのですが・・・
>なるほ土は水がしみにくい感じはします。
ということから、おそらく一時的に水切れさせたことがあり(2月に留守にした時かもしれません)、それ以降、ずっと土の保水力が落ちている=植物にとっては常時水不足の状態が続いているのかもしれないな〜と思いました。
対策としては、一度たっぷり、ピートモスが水を含んだ状態にしてやること。
大きなバケツなどに水を張り、鉢ごとドボっと水没させて、吸水させてみてください。30分くらい漬けておくといいと思います。
そのあとは、普通に「土が乾いたら水やり」で大丈夫です。

2)肥料不足
お書きのように、どの鉢も追肥してないとすれば、肥料切れの可能性がありますね。
「なるほ土」には3種類の有機質が配合されていますよね。これに植物が必要とする養分も含まれてはいますけど、肥料というよりは、土をふかふかにして植物の根張りをよくし、また土中の有用微生物を活性化するというのが主な目的です。育てる植物により、適切な追肥が必要になります。
ましてビオラのように花期が長い植物は、肥料不足になりやすいですから、置き肥でも液肥でもいいから肥料をやってください。
とくにピートモスは保肥性が弱いので、液肥なら規定量より薄めにして、回数を多く。

そのほか、ちょっと気づいたことを。

Aの土:
>使い回すときにふるいに掛けたので細かすぎるのかも知れません。
えっと、どのくらいの目のふるいにかけて、ふるいからこぼれた土・ふるいに残った土・どちらを使ってます?
教科書通りのやり方だと、まず目の粗いふるいにかけて、残ったもの(前に育てた植物の根など)を捨てます。つぎに目の細かいふるいにかけ、下に落ちたものを捨てます。これを「みじんを抜く」といいます。
みじんが多いと、土の通気性や排水性が悪くなるので、取り除んです。
らいださん、もしかして、下に落ちたほうを使ってませんか?

C:「花ごころ」も、わりに信頼できるブランドだと思います(私はバラの土は、このメーカーのがいちばん好きです。ただしバイオゴールドの土は使ったことないですけど^^)
「花ごころ」にはいろんな培養土がありますが、お使いのはどれですか?
http://herb.hanagokoro.co.jp/homepage.nsf/pages/CtlgC
「特選有機」や「室内ベランダ用」だと、原料からおそらくDの土と似た性質をもっていると思います。水切れ注意、また肥料分はほとんど含まれていないので、追肥が必要です。

らいだ(東京) 2007/04/13(金) 05:58:48
[[解決]]
ぽーさんありがとうございます。

ご紹介いただいたページを読んでみました。
土の性質は今までほとんど考えずにきていました。反省です。
これからもう少し知的な園芸(?)をと意気込んでいます。

咲かない鉢たちは,やはり水切れかもしれません。
今日は鉢をどぼん,やってみようと思います。
一つは様子を見ながら植え替えてみようかとも思います。

それからお店の人と話をして「バッドグアノ」という肥料を買ってきました。
とてもよいのだそうでちょっと成果が楽しみです。
これ(月に1回)と液肥(週に1回)を併用するのだとか。

ふるい,ですが100円ショップの目の粗いもので
残った根や枝を取り去るのに使いました。
ですから1段階だけで,「みじんを抜く」という方はやりませんでした。
まさにみじんというかんじです。
AとDを混ぜるとちょうど良いくらいな感じがします(笑)

バイオゴールドはほろほろと崩れる土で,「団粒構造」なんだな〜と思います。
育てたあと,土が無くなってしまわないというか,
常に新しい土のような感じなので,捨てずにまた使えます。
高いけれど結局安くつくというか・・・。

「花ごころ」は最高級培養土EXCELLENTでした。
なんだかいやに立派な(?)名前ですね。
とてもこまかいのにふんわりしていて育ち方も良いので何だか好きです。
ビオラの芽が育って,小さいポットに植え替えるときにはじめて使いました。
バイオゴールドは葉っぱとか枝とか大きなものがごろごろ入っていて
小さいポットに不向きな感じがしたので。
(余談ですがポットに植え替えるときにジフィーセブンのネットをそおっと取り外した苗の方が断然よく育ちました。)
サイトを見てみると保水性に工夫を凝らした商品のようですね。
実物の見た感じはピートモスそのものみたいです。
「保肥力が高いので少なめ」だけれども追肥は必要とのことですね。
いろいろ考えてみたら改善点がたくさんありました。
花も良く咲くようになりそうな気がしてきました。楽しみです!
ていねいにやさしくご教示くださいまして,ありがとうございました。


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