土壌酸度について

[園芸相談センター]の過去ログです

【東海】 2007/03/10(土) 22:43:03
この4月より家庭菜園を始める準備として
用土作りをしたのですが、どうもうまくいきません。
赤玉土、培養土、 腐葉土 をそれぞれ3/1ほど混ぜてから
苦土石灰(「みのまぐ」という製品です)と化成肥料を加えて
土壌産時計でphを計測したのですが、4ph以下の数値だったので、
苦土石灰をさらに追加したのですが、ph値は上がるどころか、
4ph以下になってしまいました。
正確に測ってはませんが、おおよそ用土100リットルに苦土石灰を
150g〜200gは入れたと思います。
もう、この用土は使えないのでしょうか。
もし、復旧できる方法があれば、教えてください。
ほんとに、そそっかしい性格で、
お恥ずかしいのですが、
よろしくおねがいします。

Iwasaki 【近畿】 2007/03/11(日) 01:01:20
少し、勘違いされている様な気がしましたのでお伺いします。
苦土石灰と土を、其のまま混ぜた状態で直ぐに計測されたのでしょうか?
通電式の酸度計等の場合、化学反応が終わった状態で測定しないと、正確なデーターは出ないと思います。
この場合の測定方法としては、散水等をして数時間置いた後、再測定すると正確なデータが出て来ると思います。

りっこ 【関東】 2007/03/11(日) 01:40:43
粘土質で水はけが悪いような土壌以外ならそんなに神経質にならなくても大丈夫ですよ。酸度も通常石灰をまくとしても薄っすらを播く程度です。ほうれん草のようなアルカリを好む野菜などは別として大抵そだちます。家庭菜園なら即効性の化成肥料よりも有機肥料のほうが扱いやすいですよ。又、酸度を計測するのはIwasaki さんがご指摘のように反応後に雨上がりに計測するほうが良いですが、だいたい計測場所によってかなりばらつきがあります。でもph4以下というとかなり酸性ですがもともとの土壌はどのようなものでしようか。普通PH6前後であればよいですが...又、すぐには植えつけないようにしてください。化学反応で植えた苗が傷ついてしまいますので最低10日以上空けて植えましよう。

たちつ 【近畿】 2007/03/11(日) 04:55:54

極論として・・・

まず基本的に、科学に懲りすぎ・数値化に拘り過ぎ。テキストに頼りすぎ。
科学というものは、再現性が高いものですから、楽といえば楽ですが、
科学には、前提条件があります。条件を満たす理屈を知らないと意味が無い。
園芸の初歩は、体験する事。その体験を通して、より良く育てたい・何か不都合が生じた時に、その原因とか、解決方法を知りたいとかいうのなら、そのときに理屈を調べればよい。
園芸に知識も計器も、必要ない!!。知識が豊富なら、それだけ早く理解したり・解決できる可能性が高いという事です。早いという事です。
園芸に必要なのは、体験・場数。すなわち熱狂的な観察と知恵が最低必要条件。
体験だけで9割り方は成功します。少なくとも死滅させる確率は低いものです。
核家族化・詰め込み教育・便利社会世代の欠陥ですね。

>赤玉土、培養土、 腐葉土 をそれぞれ3/1ほど混ぜてから
ど根性大根が、話題になったことも有りました。高山植物・ジャングルのラン・貧困国の農業を見ても判るように、科学を計算していますか。
科学とかpHとかという単語すら存在していないと思いますよ。
計器もなければ、資材も無い。品質は悪いかもしれないし、生産量は少ないかもしれないですが、少なくとも土壌が原因で、死滅させる事は無い。多くは、乾燥か塩害が原因です。

普通の土さえあれば、栽培環境の条件を別にして、後のことはどうでも良い。
まして、礼さんの土なら、贅沢すぎると思う。3-5年間は、その混合土のまま使っても、殆ど支障は無い。石灰も、肥料も必要ない。
強いて言えば、半年程度は、保湿管理がやや難しいかなぁ〜と思う。保湿性が高いかなぁ〜。夏に蒸れるかなぁ〜。というところでしょうか。
石灰も3倍ほど多い。石灰や肥料は、なくても育ちますが、多すぎれば、邪魔になる。少ない目少ない目ですよ。・・・コヒーは、砂糖がなくても飲めますが、沢山入れすぎるととても飲めない。簡単な実験として、コカーコーラを冷やして飲むのと、1度沸騰させてから飲んでみれば、その違いが良く判る。
料理にしても、テキストどおりに作っても、必ずしも口に合うとは限らない。お茶を飲むのに、一々温度をはかりますか。お茶のテキストを読めば、お茶の種類別に、ちゃっぱの量・湯の量・回数・温度まで詳しく紹介されていますが、一々読みながら、計りながら飲みませんよ。少なくとも、無視しても飲めない事は無い。お茶があれば、それだけで満足するものです。

pHは、土の酸度を測るものですが、土の保湿・水に電離した水素イオンの数を計るもの。土に湿気がなければ計れない。厳密に言えば、計るたびに異なる。計器の使い方が悪いか・狂っているか・前回の成分が感知部に付着しているかと思う。

科学とかテキストを使用するのなら、材料器具の説明書をよく読まないとダメですね。

失敗の土?は、場所さえあれば、厚さ5-10cm広げて、2-3回雨ざらしにすればよい。(雨水での流失に注意。余り触ると赤玉土が崩れる)
雨水に晒すのと、水道水で洗い流すのとでは、効果・結果はぜんぜん異なります。綺麗に洗うというより、緩和させる気持ちですね。

ということで、そないに、培養土つくりに、神経質になる必要はありませんよ。どのような土でも、有ればそれだけで良い。
より満足したければ、そのときに考えればよい。そのうちに慣れてきますよ。経験・場数・年季・慣れです。
・・・極論としての話。
・ 

【東海】 2007/03/11(日) 13:50:33
Iwasakiさん ありがとうございます。
あれから、簡単な説明書(タケムラ製土壌酸度測定器)を見直したのですが、
ご指摘どおりのことが書いてありました。
しかし、なぜか、あっちこっちを測定したのですが、phは5前後でした。
元の用土が6前後で、中和の石灰を入れて5前後なので、
はたまた不安になってきたのですが、たちつさんのアドバイスにならって
とりあえず進めてやっていきます。
今後ともよろしくおねがいします。



りっこさん、ありがとうございます。
上のIwasakiさんあてにも書いたんですが、とにかくやってみます。
たぶん、土はアルカリ性になってると想定して、
ほうれん草にもチャレンジしてみます。
もちろん、来週あたりから種まき予定にします。
今後ともよろしくおねがいします。


 
たちつさん ありがとうございます。
とても親切なご回答、しかも一晩でこんなに早くいただき、恐縮です。
ほんとに狭い裏庭の一角にU字ブロックと大鉢を並べて、
今回は、ほうれん草、きゅうり、20日大根、大葉、ハーブを植えていく予定でいます。
土の方はあれから腐葉土、通常の土を加えました。
土壌酸度測定器は5ph前後(土を加える前)なんですが、
たぶん、土を加えて少しは中性にもどったと想定して進めてみます。
今後ともよろしくおねがいします。

たちつ 【近畿】 2007/03/11(日) 16:29:06
折角作った野菜ですから

ほうれん草は、間引きがてら汁ものの具・色合いに使いましょう。
キュウリは、7月末までが勝負。真夏には枯れやすい。
20日大根も、間引きがてら食べる。特に防虫ネットを被せておかないと
虫が付きやすい。
大葉も虫が付きやすいので、防虫ネットを大きく被せる。
ハーブは、ほっておいても良いですが、今のうちから何に使うか、を良く調べておくと良い。ハーブは、摘んで摘んで使い込めば、株が元気になる。
万が一、失敗するとすれば、キューリかもね。株もとの高温・水やりの適否。とにかく太い茎を長く沢山育てればよい。
畑なら、簡単に捨てるほど沢山収穫出来ますが、鉢植えは何かと難しいものです。

土も買えば高いし、それ以前に捨てる場所が無い。
そこで土をリサイクルする事になるわけですから、リサイクルの仕方も、念頭に。
特に、野菜は連作できないものが、多いですから土の管理に気を付ける
ようにしましょう。
連作障害とは、同じ野菜を同じ土に植えれば、枯れたり育たない事。

野菜作りは、年間作付けスケジュールが必要です。常に半年先、半年先を考えておく事。
概ね、秋蒔き冬収穫に、葉もの 春蒔き夏収穫に実ものを作ると楽。(害虫防除の問題)
葉ものに消毒は、直接食べるので気持ちが悪い。実物の消毒は、花実に掛けないように、葉だけに掛ければよいので比較的嫌悪感も薄れる。
中春とか中秋収穫ものは、比較的万人の口に合うものが多いし、買えば高い野菜も多いのですが、中途半端な時期に、野菜が植わっているので、ローテーションが組み難い。
このような感じ。


gardenfan 【近畿】 2007/03/11(日) 16:48:42
礼様

私も土の酸度が大事だということで三角錐の酸度計を購入しましたが、電池不要なのは、土の酸度が電池になるからで、電極と土の密着度によって誤差が生じます。
普通の田畑の細かい土なら測定できますが、赤玉土や培養土は荒いので全然違った値が表示されて使えません。多分「培養土等は測定出来ません」という説明があるはず。でもこれって購入して箱を開けないと判らないのですね。

ではどうするか?
酸度測定液というのが販売されています。園芸用でも熱帯魚用でも構いません。土と等量の水を混ぜて上澄み液を採取するように書かれていますが、時間がかかりますので、私は土と等量の水を混ぜたものを濾紙で濾過して直ぐに測定しています。インスタントコーヒーの瓶が重宝しています。濾紙とロートが必要になりますが、理化学機器の関係が無ければ、コーヒーの濾過装置でもOKです。その場合はフィルターが2枚ほど必要かもしれません。

Iwasaki 【近畿】 2007/03/11(日) 18:52:05
酸度測定には、色々な方法があります。
私のお勧めは、試験紙です。
此れは、一般的には余り出回っていませんが、リトマス試験紙に似たような物で、空瓶等に中性の水と土を入れかき混ぜて、後は沈殿して澄んだ水に試験紙を浸けるだけで、後はフロチャート表の色と比べれば測定できます。
試薬の様に、測定液の量等も測る必要も有りませんし、保管も案外楽です。
測定時期も、完全に土の化学反応が終わる迄畑を数日寝かす必要も無く数分で行えます。

植木屋 園主 [URL:http://members.aol.com/Oujien/] 2007/03/11(日) 20:04:21
こんちは〜♪
植え付けに付いては先ずはたちつさんの御意見に一票ですね
例え地下は過湿であろうが盛り土で高く植え込めば関係ないです!
あとは年々植物の根が進入して程よい土壌に変えてくれます、ってのが私の考えです(^m^;)
土壌などは余程の事が無い限り(汚泥での客土,廃棄物交じりの土壌?)は強アルカリを好む種類とか強酸性を好む種類とかで無い限り、先ず植え込んでからの対処の方がやり易いと思います!
適地適作と云うことを頭の中に入れて置いたら後の管理も楽です♪

酸度測定は色々やり方もあるかとは思いますが
配合した土の場合乾燥した土(少々の水分があっても)では全く違う結果が出るかと思います
タケムラ製土壌酸度測定器は私も細かい測定範囲のある機種を使いますが(まぁ普通は其処まできめ細かい事は必要ありませんが)
これは乾燥した土でももちろん測定は可能にはなってはいますがより正確に測定するには
先ず、土を少々日頃散水する水に十分に溶かして(土も何箇所か場所を変えて採取)、時間を置いて上澄み液だけを測定される事をお奨めしますコレだと粗変わることがありません!
日頃散水される水の酸度もかなり違う結果が出ますよ♪
>たぶん、土はアルカリ性になってると想定して、
これ勘違いされているようですねpH4なら酸性系です
酸性を好むブルーベリーでさえもチョッときついかな?ですよ!

りっこ 【関東】 2007/03/11(日) 20:41:14
昨日比較的多い雨が降っていましたので酸度計で菜園や鉢の酸度を計測してみました。機種は湿度も計測できるものですが同じものです。やはり結構ばらついていました。4.5から6.5くらいの幅です。スギナが発生する箇所は酸性度がたかいです。5から5.5、ハコベが猛烈に繁殖(ウサギが好むので春作の植え付けまでそのままにしています)しているところは6から6.4くらい。このくらいになるとスギナは発生していません。ブルーべりーの周りを計測したら期待はずれで6くらい。日当たりもあまりよくなかったので3株ほどほりあげて酸度の低い場所に移植しました。又1ケ月ほど前に鉢上げしたブルーべりーの酸度を計測したらこれまた6と期待を裏切る数値でした。鹿沼土と未調整のピートモスと赤玉土、腐葉土で植えつけたのですが以外でした。あとはだいたい6〜6.5くらいでしようか。ちなみにカイガラ石灰の袋に酸度計を入れてみました。かなり湿っていました。丁度7をさしていました。雨もあたるのでアルカリ度が少し低下したのかもしれません。犬や猫がおしっこする場所などはやはり酸性土がたかくなります。雑草のはえぐあいで若干の目安になりますよ。

植木屋 園主 [URL:http://members.aol.com/Oujien/] 2007/03/11(日) 22:13:15
タマに気分的にも測定してみるのも新たな発見がありますよね♪
ピートって云うのも絶対的に酸性のものだと頭にインプットされてますからね
これって水分を含んで腐食しだすと計測値がかなり違ってきます!
水分(大まかでは中性値)の保持力も出てくるからの影響も有るんだと思います
ピートを混入される場合は要注意点だと思います!
その点鹿沼土単用,ボラ土単用などサツキなどの鉢物盆栽系に使用する場合は
比較的微塵になり難いので計測値も余り急激な変化は出ないようです!

スギナは酸性度の指標になる植物ですからね
でもpH6〜6.5辺りの計測地なら一般の作物?ならば粗何ら障害も無くすくすくと成長はするのではないでしょうか♪
それに植物の方も少々の事には順応して育ってくれるのではないかと思います
っと、まぁ植物本来の適応力に期待しているんですが(^^ゞ

?? 2007/03/12(月) 12:49:33
>順応して育ってくれるのではないかと思います

そんなことはありません。苦心して育つのです。

雑草が生える場所なら大体の野菜は作れますが、
本来の生育や収量が得られるかは別です。

【東海】 2007/03/18(日) 11:10:26
1週間、パソコンをほったらっかしの間にこんなにたくさんの
返信ありがとうございます。

たちつさん、ほんとにありがとうございます。
今朝、とりあえず、20日大根、大葉、ハーブの種をまきました。
DIY店に行ったら、「オアシスミニベッド」という種まき育苗専用の
スポンジというか、水耕栽培みたいなセットを見つけて、買ってしまいました。
今回は直か撒きは避けて、この、「オアシスミニベッド」とセルトレイの2とおりでトライしてみます。

gardenfanさん、ありがとうございます。
土壌の酸度、濾過する方法と、植木屋 園主さんからの方法;上澄み液の測定の
両方をやってみます。
今朝種まきしとところなので、この用土に植え替えするのは、まだだいぶ先なので、
学習もかねて、いろいろもう一度やってみます。


Iwasakiさん、ありがとうございます。
今朝DIY店にいったついでに、試験紙らしきものをさがしたのですが、見つけることができませんでした。
上の返信でも書いたんですが、今回は、濾過する方法と、上澄み液の測定でやってみます。

植木屋 園主さん ありがとうございます。
>>たぶん、土はアルカリ性になってると想定して、
>これ勘違いされているようですねpH4なら酸性系です
実際測ってみないと、わからないのですが、
石灰をいれる前の元の用土が6前後だったんです。
そこに多めの中和の石灰を入れてもんですから、
たぶん、アルカリ性の7ぐらいんじゃないかと想定したんです。
それと、上澄み液での測定、やってみますね。
アドバイス、ありがとうございます。

りっこさん ありがとうございます。
付近に生える草木で土壌酸度がわかるんですね、
なるほど!です。
もともとカンも鈍いし、なにをやっても不器用人間なんですが、
楽しみながらやってきます。

2007/03/19(月) 16:54:14
[[解決]]
この投稿は、いったんここで閉じますネ。
また、わからないことが出たら、
新たに投稿させていただきます。

ありがとうございました!!


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