バラ 土を石灰硫黄合剤で消毒?
yagi
【関東】
2007/03/07(水) 22:33:00
マンションのベランダでバラを鉢栽培して3年目です。
ある方から、石灰硫黄合剤で土を消毒する方法を勧められました。
1〜3月に月1回、規定量に薄めて土にまくと、黒点病やうどん粉病の春の発生を最低限におさえられるとのこと。
1月に初めてハケで石灰硫黄合剤を塗ったのですが、そのときにはなるべく土にはつかないようにしました。根を傷つけるのではないか、と思ったからです。
石灰硫黄合剤を土にまいて消毒しても、根は傷つかないものなのでしょうか?
gardenfan
【近畿】
2007/03/07(水) 23:46:33
yagi様
はじめまして。
>ある方から、石灰硫黄合剤で土を消毒する方法を勧められました。
1〜3月に月1回、規定量に薄めて土にまくと、黒点病やうどん粉病の春の発生を最低限におさえられるとのこと。
ある方がどのような前提でお話されたのか判りませんが、あまりお勧め出来ることではありません。
確かに黒点病は土の中にいる細菌が雨でバラに付着して起きますので、土の「表面」を消毒しておくと効果はあるでしょう。
しかし1−3月に3回も投入するのは、どの程度の量を投入されるのかわかりませんが、土のpHが8以上になります。これでは悪玉菌だけでなくて善玉菌もやられてしまいます。バラにも良くありません。
土の表面を消毒するのであれば、普通の殺菌剤の散布の残り液を土に散布するので十分だと思います。勿論腐葉土や籾殻等でマルチしておくのが前提ですが。
うどんこは土だけでなくて、ベランダの柵や壁面にも付着している可能性がありますので、今の時期にバラ以外でそういう所を殺菌剤で消毒しておく方が効果があると思います。
R・ひろき
【関東】
2007/03/08(木) 07:25:14
こんにちは。
石灰硫黄合剤の瓶の「使用方法」欄に、土壌灌注とは書いていないので、その方法はお勧めできません……。散布と書いてあると思います。(もともとバラには適用外です……。)
土壌灌注用に作られたものではないので、よくないと思います。
規定量というのも、使用方法として土壌灌注が無いので、バラにとって薬害が出るかどうか、あるいは、ちゃんと病害虫に効果があるかどうかは、まったく不明です。
石灰硫黄合剤が少量垂れても、ミニバラ等は根がやられることがあります。
どのくらいしみこむのかにもよりますが、ベランダの鉢で3回やるのは、ちょっと不安があります。
普通、黒点病の越冬を防ぎたいときは、やや強めに剪定(未熟な枝で越冬することがある)、残った葉を掃除(落葉上で越冬することがある)などをします。残した枝や芽の付近を消毒するのもいいと思います。
黒点病の越冬場所は、土そのものではなく、葉や茎の病斑上、落葉の病斑上です。(バラの病気と害虫:長井雄治著 農文協2005)
それでも、どうしても土が気になるときは、鉢替をするか、鉢替できないときは、鉢の表面を削って捨ててはと思います。
表土を削って捨てるぶんには、バラの根への損傷は無いです。
yagi
【関東】
2007/03/08(木) 21:48:00
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gardenfanさま
R・ひろきさま、
いつもこの掲示板での、詳しいご回答を参考にさせていただいています。今回もありがとうございました! 善玉菌のことやバラの根への影響を考えて、石灰硫黄合剤はやはり土にはまかないことにします。
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