エムダイファー水和剤の使用回数について

[園芸相談センター]の過去ログです

バラ薔薇 2007/03/04(日) 21:40:42
バラの薬剤散布について質問いたします。

去年からエムダイファー水和剤というのが住化武田より発売になっているようですが、これの花卉類(バラ含む)の総使用回数が「−」になっております。
これは無制限に使ってよいということでよろしいでしょうか?

有効成分は「マンネブ」であり、恐らくこれと入れ替わりでラインナップから外れた「マンネブダイセンM水和剤」とほぼ同等の製品なのかと思っていますが、私の記憶ではマンネブの総使用回数は8回でしたので不思議に思っております。
と思ったら、「ビスダイセン」もバラの総使用回数は「−」に変更になってますね・・・。

総使用回数は「収穫物への残留回避のため」となっておりますので、確かに食用でないバラには関係ないと言われればそれまでですが、耐性の面などからあまりにも頻繁な散布はまずいのではないかと。

それとも「マンネブは耐性がつかないので好きなだけお使いなさい」と言うことなのでしょうか。

長文になってしまいましたが、ご存知の方が居られましたがご教授の程、よろしくお願いいたします。

たちつ 【近畿】 2007/03/07(水) 23:01:40
登録番号
第10557号

農薬の種類 マンネブ水和剤 農薬の名称 エムダイファー水和剤
登録番号10557 花き類(ばら、きく、カーネーション)
灰色かび病、炭疽病、べと病、さび病 400〜650倍
発病初期
単独使用 8回以内  マンネブ混用総回数 8回以内


登録番号 第10559号 農薬の種類 マンネブ水和剤
農薬の名称 サンケイエムダイファー水和剤
花き類(ばら、きく、カーネーション) 灰色かび病、炭疽病、べと病、さ
び病 400〜650倍 後の情報は 「-」
と成っています。 「-」意味についての脚注説明が無いデスネェー。

やはり、「-」の意味は、製造元か、農林省に確認しないと仕方が無い。

私は、説明書など、何に効くか?と 希釈倍率は? を気にする程度。と無頓着ですから良いですが、より真面目に守るのなら元締めに聞いた方が良い。
それと
>確かに食用でないバラには関係ないと言われれば・・・・
の考え方は、私は日頃から良く使いますが、本来は危険な考え方です。

バラも、商品である以上大量に市場に出ます。苗・切り花・鉢植え・例えばケーキの飾りやサラダ・風呂浮かせバラと常に、消費者は、危険に晒される。ここも想定しています。バラも食用になる・食用にする。
消費者は、何に使うか判らない。

バラとは、関係ないですが、伊勢海老の甲羅を齧って口を切る人もいる。甲羅など普通は食べない。でも、宴会になれば、20人に一人位の確率で齧っている。足に至っては、5-10人に1人齧っている。
私は、伊勢海老は臭いので、嫌いです。人が美味しく食べている意味が良く判らない。そこで暇なので、感心してみているだけ。唇を切って血が出ている。
バラでも、齧る人は多い。飾りのバラを齧る人も多い。中には、花瓶のバラの香りをかいでいるうちに、かぶりつく人も居る。
勿論、料理にも使うし。

法律というものは、法律A規定と実務行為B実施内容が 良い事は、100%一致しないとダメです。都合の悪い事は1%でも抵触すればダメです。
農薬は、都合の悪い規定ですから、1つでも触れればダメ。
原則として、農薬は、絶対に使ってはダメ 但し規定の範囲内で使っても良い。というもの。・・・表向きの規定。
実質は、当分の間は、事故がなければ黙認する。利害関係者・世論が騒げば、それ相当の罰ゲームをしてもらいますよ。
政治的な判断。公務員の気分しだい。マスコミによれば、輸入品が今は対象のようです。
個人・小規模な取引は、摘発するだけシンドイ。面倒なだけで手柄にならない。から、無視。
農協経由・セリ市場経由は、指導が行き届いている。から必要なし。
問題は、急増する輸入品対策・日本農業の援護 今はここに注目している。
趣味の農薬まで、手が回らない。魚が浮けば別ですが。
最近の注意すべき事は、農薬を使って、犬猫カラスを生殺しにしている事件がある。野良犬は昔は、保健所が捕まえていた。今の保健所は、汚い皮膚病を持った犬猫をわざわざ捕まえない。持っていても何とか言い訳して、受け取らないようにしている。くそ寒いのに・くそ暑いのにそんな事するはずが無い。という事。従って被害意識過剰者が、薬殺する気持ちも良く判る。
只、これらの行為がひどくなると、我々としては、買う場所が少なくなるし、買う手続きが面倒になり、価格が高くなるし、小瓶がなくなるかもしれない。

ということで、元締めに聞かないと明確な答えは出ない。
憶測で曖昧な判断するには、危険すぎる。 と思う。


gardenfan 【近畿】 2007/03/08(木) 00:09:48
「−」の表示について

ボルドーのHPにありました。
http://www.greenjapan.co.jp/zborudo_ds.htm
−−−−−−−−−−−−−−
使用時期、使用回数の「―」は制限無く使用できることを示しますが、ラベルの使用上の注意事項はよく読み、必ずお守り下さい。
−−−−−−−−−−−−−−

R・ひろき 【関東】 2007/03/08(木) 03:22:12
 こんばんは。
 総使用回数は、有効成分毎に数える方式だと思います。
 商品の銘柄毎ではないので、そこらへんも面倒です。
 私も、それを含めて、聞いてみたほうがいいと思います。

 ちょっと思い出したんですが、「食用ミニバラ」という適用作物名が、大グループ名「野菜類」の下にあります。これなどは、はなから食用ですね。

バラ薔薇 2007/03/08(木) 20:39:35
本件について、住化タケダ園芸株式会社様に問合せ、以下のような
回答を頂きましたので、投稿させていただきます。

なお、本投稿内容につきましては住化タケダ園芸株式会社様より
掲載の同意を頂いておりますとともに、快く掲載にご了承頂いたことに
心よりお礼を申し上げます。

回答内容は以下のとおりです。
-----引用開始-----
お問い合わせいただきありがとうございます。
以下のご質問についてご回答申し上げます。

ご質問の通り、エムダイファー水和剤の花卉類での総使用回数が「−」となっているのは、
栽培期間(ワンシーズン)中の使用回数に制限が無いことを示します。

しかし、使用回数の制限が無いからといって「どんどん使いなさい」という意味ではなく、
「必要に応じて使えます」という程度の意味になるかと思います。

たしかにエムダイファー水和剤は保護殺菌剤ですので、連用による薬剤耐性の心配も少ないですし、
また、ここで対象となる花卉類は食用ではありませんので残留の面での心配も少ないわけですが、
だからといって極端な使い方をしては、逆に植物を傷めかねませんので、おすすめはできません。

例えば、病気が気になる季節(例えば4〜7月、9〜10月)に月に1回もしくは週に1回など、
通常考えられる程度の使用頻度で、発病に合わせて適切にお使いになることをおすすめします。

殺菌剤は植物を病気から守る為にお使い頂いてこそ意味がありますので、
どうかその点をご理解頂き、適正使用にご協力頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。
-----引用終了-----

バラ薔薇 2007/03/08(木) 21:06:58
連続で失礼します。

上記は住化タケダ園芸株式会社様に、この文面で投稿しますということでご了解を頂きましたので、そのまま投稿させていただきました。

当初、皆様からのレスが頂けなかった事と、自分自身も販売元へ問合せたほうが良いだろうと判断し、住化タケダ園芸様に問合せておりました。

>たちつさん
上の方はクミアイ化学のエムダイファー水和剤ですね。
これだと総使用回数8回ですね。
バラも食用にするという発想は私にはなかったので、そう言われればその通りですね。
ローズヒップの利用なども考えられますし。

>gardenfanさん
きっとわざわざお調べいただいたに違いありません。
大変失礼いたしました。またありがとうございました。
住化タケダ園芸株式会社様より上記の回答を頂きました。
また、こちらを利用されている方々との情報共有ならびに蓄積に貢献できると考え、かつ、レスを頂きました皆様へのお礼として住化タケダ園芸株式会社様の回答を投稿させていただきました。

>R・ひろきさん
有効成分が同じであっても総使用回数が違うということは、私の知る範囲ではなかったので予想外でした。
サンケイエムダイファーだけなら10回散布してもよいが、クミアイ化学のエムダイファーを散布したら総使用回数は8回になってしまうということになってしまいますね・・・ちょっと違和感あります。
おなじマンネブで総使用回数が変わるという事は、有効成分によって総使用回数が決定されているわけではないということですね。
総使用回数が製造元によって変化しているということについてはクミアイ化学の方へ問合せしてみようと思っております。
回答の掲載が許可されましたら、またこちらに投稿させていただきたいと思います。

「食用ミニバラ」初耳でちょっと調べてみましたが、スピノエース顆粒水和剤がそれで登録されているようですね。
食べるために作るミニバラは「野菜類」ですか・・ちょっと面白いですね。


皆様、大変ありがとうございました。

gardenfan 【近畿】 2007/03/09(金) 00:01:51
バラ薔薇様

>きっとわざわざお調べいただいたに違いありません。
大変失礼いたしました。またありがとうございました。

決してそういうことではありません。笑い
昨年サプロール耐性ウドンコに悩まされて今年は「ひろき様」のHPを参考に勉強させていただいています。
銅剤としてZボルドーがあったので500g袋を購入しましたが、バラに適用ありませんでした。トホホ
その時に調べた時に「−」表示に気付いていただけです。

一応解決済みのようなので解決マーク宜しく。

バラ薔薇 2007/03/09(金) 22:12:06
>gardenfanさん

なるほど、gardenfanさんのように真摯に栽培をされておられる方にはご存知の内容だったと言うことですね。
私も最近のオーソサイド水和剤が「−」になっているのは知っていたのですが、ローテーションに入れていなかったので特に疑問視していませんでした(汗

解決マークですが、クミアイ化学工業株式会社様に総使用回数を8回に設定していることについて問合せをしており、回答も頂いております。
現在、回答内容の掲示板掲載について打診をしている所ですので、掲載にご了承いただければ、このスレッドに投稿させていただきますので、今しばらくご猶予ください。

gardenfan 【近畿】 2007/03/09(金) 23:22:44
バラ薔薇様

多分ご存知だと思いますが、農薬のことなら独立行政法人 農薬検査所のHPがあります。
http://www.acis.go.jp/

農薬登録情報がダウンロードできます。2月末での失効を反映した情報です。ご参考まで

バラ薔薇 2007/03/19(月) 21:53:59
クミアイ化学工業株式会社様に、エムダイファー水和剤の花卉の総使用回数が
8回で設定されている理由について問合せし、以下の回答を頂きましたので
投稿させていただきます(改行は適宜訂正させていただきました)。

----引用開始----
お問い合わせいただきました、
「エムダイファー水和剤のマンネブの使用回数が他社と異なるのですが、花対象で8回の理由は?」
についてですが、過去の経緯を記載致します。

弊社の独自の判断でではなく、
使用回数「−」では無制限となるため、各県から使用回数設定の要請があったことが理由です。
農薬検査所と打合せ後、平成8年12月に登録変更手続き申請をし、
平成9年6月に登録拡大となり、新規に登録票が交付されております。

以上、現状、確認できた内容をご連絡いたします。
----引用終了----

バラ薔薇 2007/03/19(月) 22:00:23
[[解決]]
遅くなりまして申し訳ありませんでした。

上記、クミアイ化学工業株式会社様より掲載許可を頂きました。
ありがとうございました。

本件につきましては、自分なりに納得が出来ましたので
解決とさせていただきます。

回答いただきました皆様、大変ありがとうございました。


[園芸相談センター]の過去ログです

初心者用掲示板@園芸相談センター園芸相談センター