多肉植物とは?
HM
2007/02/01(木) 05:25:08
多肉植物という表現がありますが、定義というか、定まった分類があるのでしょうか?
ばんざいうさぎ
2007/02/01(木) 11:37:36
簡単に見分けるのは、植物の全体か一部が膨らんで水分が溜まるようになっているということでしょうか?
葉っぱだけ分厚かったり、茎が異常に太かったり、根元が丸く木質化していたり・・・
そのほとんどが、熱帯の砂漠や荒地などの雨が極端に降らないところが原産で、生きるために必要な水が手に入る雨季などに水を沢山取り込み、他の時期はなるべく水蒸気を飛ばさないで生きられる工夫が進化の過程でできるようになりました
大まかな分類だとサボテンや肥大性のユーホルビアも多肉植物になりますが、これらは多肉植物とは区別する事が多いですね
とにかく太った植物なら良いわけで、キク科・ユリ科・キョウチクトウ科・・・などなど沢山の分類から多肉植物があげられます
簡単に言うと球根植物以外のどこかが膨れていて水遣りは気をつけて辛めに与えるべき植物ということでしょうね
おおまかな分類ならセダム類・センペルビウム類・クラッスラ類・アロエ・ハオルチアなどがメジャーですが、観葉植物のサンセベリアも含まれますし、カタバミの仲間やゼラニュームの原種にも茎が膨らむ変わり者もいるんですよ
はまるととっても奥が深すぎる植物です・・・
HM
2007/02/01(木) 14:36:48
ばんざいうさぎさん、ありがとうございます。
じつは園芸仲間に多肉さんが大好きな方がおりまして・・・でいったい多肉植物ってどういう分類になっているんかな〜と思い返してみると学問的にはそんなものはない。そんでもって太っちょさんの総称かなと思ったらサボテンは入らないとのことだから、質問させていただきました。
>はまるととっても奥が深すぎる植物です・・
たしかに形がユニ−クだしコンパクトで場所も取らないし、きれいな花もつけるし、性質上も乾燥に強いものが多そうだし〜♪
そしたら、トックリランとかトックリヤシも多肉さんなのですかねえ〜??
あるびの
【北陸】
[URL:http://albino.sub.jp/]
2007/02/01(木) 19:10:59
手前味噌ですが・・・
http://albino.sub.jp/whatsucc.html
多肉植物の定義は人によってバラバラです。
肉肉しくて、観賞価値があるものは勝手に多肉として扱っているようです。
トックリランは微妙な所です。
トックリヤシは普通多肉植物とは扱いません。
HM
2007/02/01(木) 20:25:06
[[解決]]
あるびのさん、おおきにです。
いろいろ見せてもらいました〜♪ あるびのさんはどうやら肉屋さんやったんですね。
「多肉植物は特定の科・属の植物群を指すわけではなく、50余りの科からなる明確な区分がされていない極めて雑多な集団である.」というので良く分かりました。
たちつ
【近畿】
2007/02/01(木) 22:04:31
・
考え方の方向を決めてから、自分なりに納得すれば良いと思う。
学校は、能力・環境・立場など異なった人をある一定のルールに従って、集めて、教えますから、科学的(定義を先に決めて、善悪正否を判断する。)な考え方・教え方をします。・・・基準が先に存在して、後から事象を区別します。基準は絶対的なもので、事象が誤っていると考える。基準を与えてもらって、初めて判断できる。模範解答が無いと何も出来ない。過去の事しか教えていないので、今日明日のことには対応できない。
文明社会では、殆どの考え方・行動は、そのルールに従って判断されます。
非文明社会・初期の文明社会では、自由に考え、行動し、表現します。
その都度ルールを決めていきますから、その集団に入っていない、知らない人には通用しません。その結果、力の強い集団・影響力の強い集団に合わすか、付き合いしないという事になります。・・・事象が先にあって、後から基準を決める。事象こそ絶対であって、基準が誤っているという考え方。昨日は過去の事、今日は今日・明日は明日と、割り切って対応していこうという考え方。
いずれも、納得をする事ができ、優劣の附け難い考え方ですが、其々の事象には、その見かた・捕らえ方によって、イロイロな思いもありますし、ルールを定めるといっても限度があります。更に基準を定めたときには知らなかったので漏れたり、時代の変化も予想していません。・・・基準を決めた時点では合致していても、その後合わなくなる。
科学的な思考は、共通基準・再現性として便利なものですが、それだけでは解決されるものではない。絶対的で無い事象を、絶対的基準として定め理解しようとする事にこそ問題がある。しかしそれ以外に良い方法も無い。
中心となる幹は絶対的としても、枝葉は、曖昧なものです。其処は個人個人が勝手に理解すればよい。
例えば、明暗に関して、黒色(暗い)と白色(明るい)は、絶対なものとして、その中間的なものを灰色(曖昧なもの)と決めたとしましょう。
極めて黒に近い灰色は、黒といえるかどうかという事です。
ある人は、黒と言い、又ある人は黒では無いという。そこで物差し尺度を決めて、其々の色に、番号なり、呼称を附けて、できるだけ絶対化仕様とする。
「多肉」という植物用語に関しては、それほど重大な社会的混乱を引き起こさないし、必要性も無いので、万人に統一されるような物差しも無い。従って、「多肉とは・・・・・」と理解するより、概ね「多肉」の「主な性質」を一つの基準として、このようなものがあると曖昧に、理解した方が楽。同じように、球根とは何かといわれればその定義も難しい。拡大解釈すれば、竹笹の根は球根という事にもなりかねない。
多肉とは、その個体的生態のうち、長期間の乾燥に耐える為に、茎や葉に貯水肥大層を持ち、乾燥の時節を生き延びる事の出来る植物。
乾燥から身を守り、生命維持をする植物群。
これらの植物群のうち
種子は、世代交代の手段なので含めない。
宿根球根は、乾燥以外に耐寒目的があるので含めない。
蘭のバルブやトックリランは、茎というより、根の延長線との考え方なので含めない。
広義の多肉の内、サボテン科を除いて、狭義の多肉という。多肉には、広義・狭義の2つの意味がある。サボテンには、葉が進化(退化)して、棘状・細糸状の葉の痕跡のみがあり、緑葉が無い。茎の葉緑素で光合成をする。ここでややこしいのは、バイナップルアナナス系の多肉とヒユ系とか、ヒガンバナリュウゼツラン系等の多肉は多肉に含まれていますが多肉との認識が一般的ではない。
同じように、タカトウダイ科花キリンは、サボテンに近いですが、サボテンではなく多肉。概ねアフリカ系の多肉には、葉が棘状のみで緑葉がなく柱サボテンと思い込みやすいものが多い。
多肉は、極地を除く全世界に生存し、サボテン科は、メキシコを中心とした、一部の厳寒地を含む南北アメリカ大陸と周辺の島々を原産地とする。と割り切れば楽。
サボテン科植物=アメリカ大陸原産のみ。 と割り切る事。
私は、このように理解しています。
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たちつ
【近畿】
2007/02/01(木) 22:11:33
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X-Files SPA-Dana.Sを見ていたら、(^^♪
すでに解決していた。(^_^;)
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HM
2007/02/02(金) 09:38:34
あらら、お手間をとらせたようです。気が付きませんですみません。
詳しい説明ありがとうございました。
たちつさんとこもぎょうさんの多肉さんがいるような気がします〜♪
しっかりとした多肉植物の定義を決めたらどうか・・・というような硬い話ではないのですよ。いきな趣味人たちが生み出した総称ということ、逆にいえば一種の専門用語なんでしょうね〜♪
それからもうひとつ不思議に思うのは、意外に古風な和名が付いているのが多いですよね。これもまた面白く興味のあるところです。
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