アグラオネマの種のとり方について教えて下さい
ガミラ
【北海道】
2006/08/05(土) 21:51:02
去年購入したアグラオネマに蕾がいっぱいついてきました。花もぼちぼち咲いています。手元の本には「花が咲いた場合、結実するのを待って種をとってもいいでしょう」と書いてあるのですが、具体的なタイミングなどがわかりません。朝顔などは表面がカラカラになったら取ればいいのでしょうが「結実」という事は朝顔みたいな種が出来るわけではないのでしょうね?赤い実がなる、というところまではわかったのですが、その実をいつまでぶら下げて(?)おけばよいのでしょう。どなたか種を採った経験がある方、いらっしゃいましたら教えて下さいm(_ _)m
ウミユスリカ
2006/08/06(日) 12:18:03
私はアグラオネマ自体は育てたことがないので、サトイモ科一般に言えることを記します。
サトイモ科の植物の多くは花の穂の中の雌花が受粉すると、瑞々しい果肉で覆われた液果をつけます。つまり、液果が軸に並んだ果実の穂になるわけです。そして、その果実が鳥に食べられて種が運ばれるタイプのものでは、赤く熟します。ミズバショウやカラスビシャクのように鳥に食べられないタイプだと緑色に熟すものもあります。ミズバショウの場合には自然に果実が崩壊して種子が水で運ばれたり、熊に食べられたりすることで種子が運ばれるようです。カラスビシャクの場合、生物学的にちゃんと研究されたことはないようですが、私は個人的にアリに果実が運ばれる例があるのを観察しています。
アグラオネマの場合、赤く熟すようですので、鳥によって運ばれるタイプなのでしょう。それならば、果実のつやつやとした赤系統の色がもっとも鮮やかになった時点で熟したと判断して収穫しましょう。余談ですが、緑色に熟すタイプの植物では、手で触れてぽろぽろ落ちる、あるいは果実の穂が簡単に崩れる段階を目安にすればいいでしょう。
検索してみると、朱色に熟した画像が見つかりました。
http://www.botanic.jp/plants-aa/aglele.htm
これよりもう少し色が濃くなった時点がよいかもしれません。よく観察して、色がこれ以上濃くならなくなった時点が収穫のポイントとして最適だと思います。
次に、果肉をよく洗い流します。ガーゼにくるんで洗面器の中ででも何度も揉み洗いすればいいでしょう。果実が洗い流され、種子の表面のぬるぬるが取れたら、すぐにまきます。サトイモ科の種子は通常乾燥に弱いので、乾かしてしまってはいけません。小粒の赤玉土の篩で微塵を除いて、3割程度の腐葉土を混ぜたものに浅く埋めて、乾燥しないようにこまめに水遣りをして管理すればよいでしょう。
ガミラ
【北海道】
2006/08/07(月) 00:24:30
[[解決]]
ありがとうございました〜〜〜m(_ _)m種を取るタイミングに加え、その後の処理まで、丁寧に教えて下さってありがとうございましたm(_ _)m実は「緑の手」には程遠い手しかない私(母はとても緑の手なのですが)、我が家の日当たりの悪さと過度な湿気も影響してか、枯らしてしまった植物も数知れず。なのですが、なぜかアグラオネマちゃんだけはスクスクと育ってくれるのです。それで、アグラちゃんを求め歩き(なかなか見当たらないのです(>_<))、やっと3鉢になりました。近々引っ越す事が決まり(といっても市内ですが)、環境の変化に耐えてくれるか心配ですが、より良い環境を作ってあげられるよう、立派な花を咲かせてくれるよう、愛情込めて育てたいと思います。本当に、充分すぎるほどのアドバイス、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。
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