ギンギアムの育て方

[園芸相談センター]の過去ログです

田村 【関東】 2006/08/04(金) 16:14:37
花が咲きません。水苔で植えておりますが、一回潅水すると2、3日
水苔が乾きませんが、毎日水遣りをして良いのでしょうか。
また、8月頃の夏の暑さが厳しい時は水遣りをしないでコンポストを
乾かしぎみにすると良いと言う話も聞きますが本当でしょうか。
11月頃は5℃〜10℃位の温に合わせると良いとも聞きますが如何
でしょうか?宜しくお願いします。

ゆえ 【関東】 2006/08/04(金) 18:59:21
こんにちは、田村さん。埼玉県在住のゆえです。

ご質問は、デンドロビウム・キンギアナムのことで宜しいでしょうか?
また、田村さんのキンギアナムは、何年くらいお持ちで、
最後に花が咲いたのはいつでしょうか?


ご質問にある、水遣りに関してですが、「毎日水遣り」ではなく、
水コケが乾いたら、水をやる感じで良いですよ。
デンドロビウムは、いつも根っこが湿っているのはあまり好みではありません。
だからといって、からからに乾かしすぎてはダメですよ。

これからの季節、30〜40%遮光してやり、葉焼けしないように管理してください。
この光量で、1日5〜6時間、100日くらい日に当てると、
花芽が沢山あがると栽培書には記してありました。
私は遮光はしてあるものの、西向きの場所にあるのでもっと日に当たっています。
そのため、夏に弱りっぽい状況に毎年陥ります(^^;


また、晩秋から初冬にかけて、低温(5〜6℃)に1ヶ月くらい当てないと、
花は咲きにくいです。
水コケを乾燥気味に管理するのは、この時期なんですよ。

デンドロは、年間の水遣りに、メリハリがあって、
水をやる時期、あまりやらない時期がはっきりあるんですよ。
覚えるのが面倒そうに思いますが、人間と同じで、
夏には喉が渇く(水遣りが必要)、冬には喉が渇かない(水遣りの間隔が空く)んです。
夏から冬への移行の時期は、水遣りも徐々に減らしていけば良いのです。


ちなみに室内に取り込むのは、霜が降りる直前です。
霜には、くれぐれも当てないでくださいね。
室内に入れても、無化温の日の良くあたる場所に置いてくださいね。
室内に入れてからも、夜間から早朝5℃を下回らないように配慮してください。

また、今の時期からの施肥は必要ないですよ。
適度なお日さまと水だけを与えてください。

花が咲かない原因に、肥料遣り(時期)の失敗、日照不足、温度管理の失敗、
この3点のいずれかに問題があること多いんですよ。

デンドロビウムは、ランの中では育てやすいほうで、
1度管理のしかたを覚えてしまうと、失敗が少なくなります。

1度、年間の栽培サイクルを調べてみて、
田村さんの栽培方法で、なにか問題点は無かったか、
検証してみることが必要かもしれませんね。


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