スパティフィラムの葉っぱが変化

[園芸相談センター]の過去ログです

ことこ 【東北】 2006/07/26(水) 19:52:25
昨年の9月ころから、株分けしてもらったスパティフィラムを室内で育てています。
5月ころに植え替えをし、今はぐんぐんと新しい葉っぱも出てきています。
しかし、元々生えていた葉と比べると、葉っぱの質が全く違うのです。
元々の葉はやわらかく、つやつやすべすべだったのですが、最近生えてきた葉は硬く、つやつやではあるのですが、なんだかぼこぼこした感じで、葉の形も以前のものより細いです。
以前ならば、新しく生えてきた葉も同じような質の葉っぱだったのですが・・・。
育て方はずっと変わっていません。
参考までに、
・明るい窓辺。窓を開けているので風はよく通ります。
・水はよほど乾燥したり湿っていたりしていない限りは5日〜1週間おき。たっぷり与えて水をきっています。

これは何が原因なのでしょうか。
できれは元の葉っぱに戻って欲しいものなのですが・・・。
なにか知っていらっしゃる方がいれば教えてください。

ロザリンデ 2006/07/28(金) 16:10:31
ちょっと難しいですが、スレ上げもかねて可能性のみ。

育て方を変えていなくとも、季節の変化に伴い、また植物の成長に伴い環境は変化します。ずっと同じ管理をすると逆に成長に差がでます。
日差しが強くなると、新しく出る葉は緑が濃く、厚く、面積は小さくなります。
根詰まりしてくると、新しく出る葉は小さくなります。
その他は・・・・
肥料が不足してくるとやはり新しく出る葉は小さくなります。極端になると色艶も悪くなります。
ウイルスに感染してしまった場合(種類にもよりますが)、葉の奇形、ねじれが発生することがあります。
その他生理的な刺激(肥料とか)でも、一時的に葉に変化があったりします。
あとは・・・、害虫とか・・・。

まだまだ情報もなく、推測でしかありませんが・・・。

ことこ 2006/07/28(金) 21:39:46
レスありがとうございます。勉強になります。

>日差しが強くなると、新しく出る葉は緑が濃く、厚く、面積は小さくなります。
見てみましたが害虫もおらず、この状況に一番当てはまっているようです。
置き場所を変えて、もう少し気長に様子を見たほうがいいのかもしれませんね・・・。

それと質問を重ねることになってしまうと思いますが、
この場合での葉の変化は、スパティフィラムにとって日光が多すぎるために対抗策をとっている、というものなのでしょうか。
それとも葉が変化するだけで適している日光量なのでしょうか。
わかる限りでも教えていただけると幸いです。

ロザリンデ 2006/07/29(土) 07:14:08
スパティフィラムはやや日光を好みます。
特に花をつけさせるためにはある程度の日光が必要です。

日差しが強くなると、という表現はやや正しくなく、どちらかというと
日照が足りなくなると、本来の大きさより大きな葉を作り、より日光を得ようとする、といったほうが正しく、ある程度の日光では、その種類の本来の大きさになります。
日光が適しているかどうか、はその種類の本来の大きさの葉がでていることとか、花が咲くものであれば、十分花が咲いていること、あたりが目安です。強すぎるかどうか、は葉が日焼けしないあたりが目安ですかね。

去年の9月からお育てなら、根詰まりしているのではないか、と思わないでもないです。スパティ不ラムはかなり根の回りが速いので。
根詰まりすると養分が十分吸えなくなります。

もし、今ある程度の日照があり、それ以外の要因がないのであれば、それまでが日照がたりず、大きな葉がでていた、という可能性もないではないです。

植え替えの有無、植えてある土とかそれ以外の情報がないので、これ以上はわかりません。

ことこ 2006/07/29(土) 09:51:42
株分け以前は半日陰のところに置いてあったようです。
思ったのですが、元の葉はそのときに生えた葉が多いのでしょうね。

今年5月に植え替えを行いました。
根詰まりを起こしかけていたので主根(と思われるもの)を半分ほどで切り、一回り大きな鉢に植え替えました。
土は観葉植物用の培養土を使っています。
水をあげる時は水をかけ流した後、HB-101を薄めたものを同じようにかけ流し、水を切っています。
7月の頭に花が一本だけ咲きました。

返信を待っている間やわらかい葉も出てきていたのですが、なんだか細いものが多いです・・・。


質問が長引いていてすみません。
できるかぎりでよろしくお願いします。

ぽー 【関東】 2006/07/29(土) 12:12:03
うちのスパティフィラムは室内の日照不足の場所に置いてあり、大きめでつややかな葉が出ています。当然、花は咲きません(苦笑)。去年、猫にいたずらされて激しく根をいためたので、まだ養生中なのです。
根がいたんだ直後や、何らかの理由で株が弱っていると、葉が細くなる傾向はあると思います。

ことこさんの状況を聞くと、肥料不足もあるかな?と思いました。
植え替え後に1輪とはいえ花も咲いているわけですから、根のいたみは、あまり心配しないでよさそうですが・・・。

5月の植え替えで使った培養土は、元肥入りでしょうか?
元肥入りだとすれば、観葉植物用の土はチッソ(N)多めに配合されていますから、花を咲かせたいスパティフィラムにはやや不向きです。成長期にはリン多めの肥料(たとえばマグアンプKなど)を少々、追肥として置き肥するか、液肥を月に1回程度やったほうがいいと思います。

元肥がはいっていない土なら、完全に肥料不足ですね。
花を咲かせるというのは、スパティフィラムにとっても、すごく体力を使う仕事。開花のためにかなり力を使い果たして、いま元気な葉を出せないんでいるんじゃないかと思います。
HB-101は活力剤であって、肥料ではありません。おやつばかりじゃなく、ちゃんとごはんをあげてください。

ことこ 2006/07/29(土) 21:56:55
ぽーさん、ありがとうございます。
日光の問題と肥料が原因なのでしょうか・・・。
あまり肥料に詳しくなかったのでホームセンターのパンフレットを貰い、少し勉強して参りました。

花を咲かせるつもりがない(単純に葉を大きくしたい)場合、チッソが多めの肥料の方がいいのでしょうか。
それとも花を咲かせるつもりがない場合でもリンが多めの肥料の方がよいのでしょうか。

少しズレていているかもしれませんが、もう少しお付き合い願えればと思います。
というか、どの段階で解決とすればいいのか迷っています・・・。

ぽー 【関東】 2006/07/31(月) 18:59:20
ことこさん、返事が遅れてごめんなさい。
ホームセンターのパンフレットで肥料の勉強をなさったとのこと、よかったです。(^_^)
↓こちらのサイトでも、初心者向けにやさしく解説してありますので、参考にしてください。
http://yasashi.info/index.html
「栽培の基礎→肥料について」をクリック。ちなみに、五十音表の「す」をクリックすると、スパティフィラムの育て方のページにいけます。

ついでにここの過去ログで、今回のご質問に関係ありそうなもの↓
(ほかにも肥料に関する過去ログは、勉強になるものがいっぱいありますよ)
http://botany.cool.ne.jp/wwwlngb.cgi?print+200408/04080044.txt
http://botany.cool.ne.jp/wwwlngb.cgi?print+200605/06050006.txt

>花を咲かせるつもりがない(単純に葉を大きくしたい)場合、チッソが多めの肥料の方がいいのでしょうか。
>それとも花を咲かせるつもりがない場合でもリンが多めの肥料の方がよいのでしょうか。

え〜と、ズバッと明確にお答えできないので、グダグダ書きます(爆)。
肥料の三大要素のそれぞれの役割は、すでに勉強されたのですね。
チッソN=葉、リンP=花、カリウムK=根の肥料、とそれぞれ言われます。
どれも植物には必要ですが、そのバランスは、植物の種類や環境、生長段階によっても違ってきます。
たとえばトマトのような実もの野菜を育てる場合、初期はまず枝葉をしっかり作ってちゃんと光合成のできる株にする、そのためにはNが必要。時期が来ればちゃんと花を咲かせるためにPを効かせ、実を充実させるにはKも大事。ということで、農家の方は元肥や追肥のタイミングと種類を工夫されているんだろうと思います。
人間だってそうですよね。炭水化物・たんぱく質・脂質の三大栄養素はどれも不可欠ですが、たとえば体力仕事をするときは、すぐエネルギーになりやすい炭水化物をしっかり摂る。成長期の子供なら、良質のたんぱく質を多めに。どれも必要な栄養素だけど、過剰になると肥満や生活習慣病のような弊害も引き起こしてしまう・・・。

だから、植物の種類や時期によって、ほんとは肥料の種類ややり方もいろいろ変えたほうがいいのかもしれません。が、私たち一般のアマチュア園芸好きは、ぶっちゃけそんな詳しいところまではわからないし、そんなに何種類も肥料を揃えて使い分けるのはとても無理。
ということで、お店の肥料の棚から、「野菜の肥料」とか「観葉植物の肥料」「草花の肥料」なんていう、比較的汎用性の高そうなものを選ぶわけです。
場合によってはもっと細かく、「バラの肥料」「ペチュニアの肥料」なんてのも売っていて、こういうのはだいたいお値段高め。でも、わざわざそう書いてあると「すごくよさそう」って気になって、私もついふらふら買っちゃった経験が何度かあります。(^^;)

でもまあ一般的に、ベランダや室内でこぢんまりと楽しむ程度でしたら、
・花を咲かせる気がない観葉植物には、N多めの「観葉植物用」肥料
・花を咲かせたい場合は、P多めの「草花用」肥料
・追肥として、ハイポネックスや花工場の一般用液肥(原液)
ぐらいがあれば、たいてい対処できちゃうと思います。

私の場合は、観葉植物にはN多めの緩効性化成肥料を、元肥にも追肥(置き肥)にも使い、生長力のあるものだけ必要に応じて液肥を少々。
草花のコンテナには元肥としてPが多い化成肥料+有機肥料(バッドグアノ)、追肥は状況に応じて化成肥料や液肥を。
多肥をきらうハーブだと、元肥に有機肥料を少し入れる程度で追肥はなし。
みたいな感じでやってます(バラとランだけは特別待遇で専用肥料)。
スパティフィラムは草花用と同じ施肥ですが、今年は上記のように養生中なので、観葉植物の肥料でしっかり葉を育てているところです。

そういえば、こんな過去ログもありましたね。みなさんが、どんな肥料をどんなふうに使っているかの情報交換スレです。
http://botany.cool.ne.jp/wwwlngb.cgi?print+200410/04100049.txt

>どの段階で解決とすればいいのか迷っています・・・。
答えをもらって新しい疑問がわいてきたら、最初の質問からよほどかけ離れた質問でないかぎり、納得いくまで質問されたらと思います。
最初の質問からぜんぜん別方向に行っちゃったら、いったん「解決」にして、新規質問されればよいのでは。

ぽー 【関東】 2006/07/31(月) 20:25:16
一つ書き忘れてました。
>花を咲かせるつもりがない場合でもリンが多めの肥料の方がよいのでしょうか。

リン多めの肥料のほうがいい、とは言えないでしょうが、リン多めでもそれほど問題はないんじゃないかなと思います。わざわざそんな施肥をする必要は、まったくないと思いますが。

肥料の過不足による障害についてはあまり詳しくないんですが、N過多の場合はいくつか病気にかかりやすい、という話はよく聞きます。が、リン過多による障害というのは、あまり聞いたことがないような・・・。
まあ人間でいうと、炭水化物や脂質を摂り過ぎると肥満などの弊害を招きやすいけれど、たんぱく質がちょっとぐらい多めでもそれほど問題にならない、みたいなことでしょうか。

私のレスが間違っている場合は、きっとどなたかツッコミを入れてくださると思いますので、もうしばらくお待ちくださいね。

ことこ 2006/08/01(火) 08:31:27
[[解決]]
詳しいご説明、ありがとうございます!

>もうしばらくお待ちくださいね
とのことですが、一旦解決とさせて頂きます。
肥料関連のことはしっかり覚えるためにも、ぽーさんのご意見をもとに自分で探してみることにします。

スパティフィラムは明るい日陰に移動させました。
大きな葉がでてくれると嬉しいのですが・・・。
肥料はもう少し調べてから与えてみることにします。
ロザリンデさん、ぽーさん、ありがとうございました。


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