つるバラの根がほぼ壊滅・・・
ぽー
【関東】
2006/07/16(日) 18:30:46
ベランダで鉢植えで育てている5年目のつるバラ(品種はエバーゴールド)です。
ネキリムシ(たぶんコガネムシの幼虫)に食害されたらしく、健全な根がほとんどありません。
もう少し詳しく、状況を説明します。
ほかのバラはもうちょっとマシな育て方をしているのですが、このつるバラは10号鉢に植えっぱなしで、5年間、ほとんどほったらかし同然。
根元は軒下ですが、枝は半分以上、雨に当たる環境です。毎年少し黒点病が出ますが、基本的に強健な品種のため、たいして悪化することもなく、去年、今年とよく咲きました(咲かせちゃいました)。
花後はバラの肥料を少なめに施していました。
黒点対策として、春からいままで3回ほど消毒しています。
先月から、黒点とは違う感じで黄変・落葉する葉が目立つようになり、一部枝枯れするステムも出てきました。「さすがに植え替えしてないので、根詰まりしてるんだろうな〜。ごめんよ〜」と思ってみていたら、1週間ほど前から鉢土に変化が。
それまでいかにも根が張り詰めている感じだったのが、急に土の色が黒く・スカスカした感じになったんです。砂の多い土のような、おがくずのような感じ。土の乾き方も少し遅くなりました。
で、今日、根元の土に小さな空洞ができて、アリがたくさん出入りしているのに気づいたんです。
「鉢中に巨大アリの巣ができたか・コガネの幼虫大発生か!」とアセって、土を掘ってみました。
結果、やや小さめ(体長3センチぐらい)の幼虫が7匹出てきました・・・。
根をいためないよう、薄手のビニール手袋をはめた手で、そ〜っと土を取り除いていき、鉢底石にぶつかったところでやめました。
(つまり、土はほとんど取り除いたことになります)
根は、表面に近いところから太い根が3本出ていましたが、1本は完全に黒く枯れていたので取り除きました。残り2本も長さがなく、また白い健全な細根はほとんど見当たりません(1〜2本チロチロ見える程度)。
植えつけ時、台木がゴボウ根の輸入苗だったので、トグロをまくようにぐるぐる鉢底に押しこんだのですが、それは鉢底にかなり残っています。なので、ほとんど土を取り除いても、株自体は支柱なしでも自立しています。(が、その底根もほとんど黒く変色してます)
根が乾くといけないだろうし、かといって鉢から抜いて水に漬けるのもこわいので、とりあえず新しいバラの土(元肥なし)を軽く入れて潅水しました。
幼虫対策としては、明日、ダイアジノン粒剤を買ってこようと思っています。
これ以外に、何か打つ手はありますでしょうか。
根がほとんどないのだから、枝を切る・葉をむしる、などしたほうがいいのでしょうか。
枝の状態は、根元から出ている太いつるが2本、うち1本が枝分かれしているので太いつるは計3本です。そのうち1本は先から半分ほど枝枯れしたので、先日そこまで切りました。
残り2本もやや色が悪くなっています。また、そこから出ているステムの何本かは、枯れたので先週切り落としました。
葉の量は、健康時の1/3〜1/4ぐらい。そのうち半分ぐらいは黄変しています。根に近いほうが落葉がひどく、元気な葉は先端部に多いです。
もう手遅れかもしれませんが、できる対処法があればご教示ください。
gardenfan
【近畿】
2006/07/16(日) 19:43:44
ぽー様
幸い枝がしっかりしているようですので、この時期に活着するか微妙ですが、挿し木保険をお勧めします。
日陰でしっかりと保湿すればなんとか...
ぽー
【関東】
2006/07/16(日) 20:57:17
gardenfan 様
さっそくの返信、ありがとうございます。
そうですね、親株はやはり厳しそうですね・・・。
マンションの上層階のせいかコガネムシの被害はほとんどなく、チュウレンジも今年初めて見たという環境ゆえ、油断があったんです。反省・・・
ダメモトで挿してみます。
R・ひろき
【関東】
2006/07/16(日) 21:04:56
こんにちは。
上の方の柔らかい枝葉は、根をやられた場合、枯れ込んでくることがあります。また、水分が蒸発しますので、切っておいた方がよいのではないかと思います。
私でしたら、葉がかなり少なくなっても、すでに枝色がやや悪くなっているとのことですから、思い切って切り詰めると思います。枝色が変わっていない場合は、少し長く残すと思います。
根が少なく、鉢が10号で、バラ用の土ですから、なかなか乾かないと思います。水やり頻度をかなり少なくしてみてはと思います。
ご参考までに、もうひとつのやり方を書いてみます。
切り詰めたあと、バラの土ではなく、赤玉に多少パーライトを混ぜたくらいの挿し木にも使える土で、根に見合った大きさの鉢に植える方法があります。8号くらいです。
そのまま、大きい挿し木だと思って、半日陰くらいで様子をみて、夏を越させるようにします。
ここまでやると、ほとんど植え替えと同じで、コガネムシの幼虫は残らないので、農薬等は、使わずにすみます。
コガネムシによく効くとされるダイアジノン粒剤、カルホス粉剤とも、バラへの適用がありません。適用外はお勧めできませんので、回答としては、ほとんど植え替えるほどの大手術なら、もう少し土を取り替えて、コガネムシ類を全部取り除く方法を、ご参考までに、書いておきます。
コガネムシの幼虫の被害は大きいですが、カミキリムシの幼虫が根の中身を食い荒らした場合よりは、軽いと思います。あまり強い日光に当てないようにして、水やりに気をつけて様子を見られてはと思います。
ぽー
【関東】
2006/07/16(日) 22:36:37
[[解決]]
R・ひろきさん、返信ありがとうございます。
あ〜ほんとだ、ダイアジノンはバラへの適用がないんですね。
であれば、弱った根によけいな負担をかけるかもしれないわけですね〜。
お書きの2番目の方法、つまり「大きな挿し木だと思って」植え替えてみます。
切り詰めた枝葉での挿し木と、両面作戦でいってみます。
観葉植物の根がひどくいたんでいるときなど、枝葉を切り詰めて鉢もサイズダウンして復活させたことがありますが、バラの場合はそれが可能かどうか、わからずにいました。
観葉植物の復活より難しそうですが、このまま何もしないで枯らすよりは、試してみます。
土も、バラの土が最善とは思えなかったので、再度の入れ替えを想定して、ふわ〜っと入れてあります。赤玉土もパーライトもストックがありますので、明朝早く、涼しい時間にやってみます。
せめて、気温が少し下がってくれるといいのですが・・・。
いったん「解決」を入れますが、引き続きアドバイスがあればお願いします。
このスレが過去ログ倉庫入りする前に、いい経過報告ができるよう頑張ります。
とおりすがり。
2006/07/17(月) 08:17:56
すいません、どうでも良いことを書きます。
常連ぽーさんなら許容してくれるかなと・・。
>ネキリムシ(たぶんコガネムシの幼虫)
ネキリムシとコガネムシの幼虫は別物です。
コガネムシの幼虫は白いやつ、ネキリムシはもっと黒っぽい色をしていて少しフニャフニャした感じです。
「まず敵を知ろう」ということで、お粗末。
今、思った。
マンションの高層階。
なんでコガネムシの幼虫が出たのだろう・・?
藍植男
2006/07/17(月) 09:18:47
>あ〜ほんとだ、ダイアジノンはバラへの適用がないんですね。
適用がないということは儲かりそうも無いので、大金かけて適用を取らないいと考えられます。
果物や野菜なのどは沢山栽培されていているので適用があれば大量に売れますが、花卉類はそれほど沢山栽培していないので採算を考えると、あえて取ろうとしないという風にも考えられます。
>マンションの高層階。なんでコガネムシの幼虫が出たのだろう・・?
隣近所から飛んできた、或いはエレベーターで運ばれてきたとも考えられます。外にも考え方が色々在りますがとりあえずそんな所で…
ぽー
【関東】
2006/07/17(月) 18:37:51
>ネキリムシとコガネムシの幼虫は別物です。
その通りですね、どうも失礼しました。
自分が回答する立場のときは、一応区別して書いたり「ネキリムシの類」という表現をすることが多いのですが、今回はアセって手短に書いてしまいました。でも初心者板なのですから、気を使わないといけないですよね。
とはいえ、ネキリムシって現物を見たことがないので(コガネムシの幼虫はポット苗に潜んでわが家に侵入しかかったのを2度見ました)、正直、見分けがつくかどうか自信がありません。頭でっかちの都市ベランダーの限界ですわ〜(^^;;)
>適用がないということは儲かりそうも無いので、大金かけて適用を取らないいと考えられます。
な、なるほど! そういう考え方もあるわけですね。
ただ、こういう公的な掲示板で適用外の薬品名を私が挙げてしまったので、R・ひろきさんが「適用外はお勧めできませんので」というアドバイスをくださったのでしょう。
掲示板に出入りしていると、ほんとうにいろいろ勉強になります。
マンションの高い階にどんな虫が来るか・・・。
本職は建築家という回答者さんから以前聞いたのですが、代表的な害虫の飛来可能階はだいたいわかっているらしいです。
うちは5階ですが(建築の分類でいうと高層ではなく中層階になると思います)蚊が来れる限界がこのくらいとか。でも蚊は、よくエレベーターで出入りしているのを見ますね〜。
チョウやガはよく来ます。去年は山椒についたアゲハチョウの卵から、無事に成虫が羽化しました。
コガネムシはうちでは年に1匹くらい、夏の夜に成虫が飛んできます。でも東京の7階に住む友人のベランダには、わんさとやってくるそうなので、周囲の環境次第かも。
クチナシを偏愛するオオスカシバは、14階のベランダにも来ると、大阪の花友達が言ってました。
山椒、バラ、クチナシ・・・いずれも強い香りをもつという共通点があるので、虫も気づきやすいのかも???
ぽー
【関東】
2006/07/27(木) 08:33:26
「根が食われちゃったよ〜」とこの掲示板に泣きついて、ほぼ10日。
今日は嬉しいご報告です。
例のつるバラに、新芽発見! 半分ほどに切り詰めたメインのつるの両方から、すでに「若葉」と呼んでいいようなしっかりした葉が3か所展開していますし、それより小さな芽も数か所から出ています。
古い葉は挿し木をするためにほとんど切ってしまったのですが、残した葉も枯れ込みがとまりました。
これはもう、「復活」しつつある、と考えていいと思います。
梅雨が長引いて、いまの時期にしては低温・多湿が続きましたが、その気候も幸いしたのかもしれません。が、それ以上に、エバーゴールドの生命力に驚嘆しています。
この調子で夏を乗り切って秋までもってくれれば、「完全復活」となるのではないかと思っています。まだまだ油断はできませんが・・・。
とり急ぎアドバイスをくださったgardenfanさん、R・ひろきさんに、感謝のご報告です。本当にありがとうございました!
R・ひろき
【関東】
2006/07/28(金) 13:02:11
こんにちは。
復活しつつあるとのこと、よかったですね。
枯れ込みも止まったとのことで、一安心です。
以下は追記です。
> コガネムシによく効くとされるダイアジノン粒剤、カルホス粉剤とも、バラへの適用がありません。
最新の適用変更を見ていましたら、7月19日付けで、第13873号カルホス微粒剤Fに、「花き類・観葉植物のカブラヤガに定植時一回」として、適用拡大されていました。
カブラヤガって、ネキリムシの一種かな……。
コガネムシへの適用ではないのですが、ご参考までに。
初心者用掲示板@園芸相談センター