オルトランについて

[園芸相談センター]の過去ログです

たま 【九州】 2006/05/06(土) 10:35:11
オルトラン液剤を使ってみようと思うのですが、オルトランには粒剤・液剤・水和剤がありますが、どれも成分は同じですよね?てことは粒剤を水で溶けば液剤になるんですか?どなたか教えていただけませんか?

ぱぱ 【関東】 2006/05/06(土) 15:00:44
たまさん こんにちは
私はオルトラン粒剤しか持っていませんが、とりあえず判る範囲で。
先ず、成分は有効成分はアセフェートで全て同じです(http://www.sumika-takeda-engei.co.jp/guide/guide01.html)が、その他は微妙に違います(http://www.anzen.metro.tokyo.jp/tocho/report/report_104.html、P88)。
粒剤:アセフェート‥5.0%、鉱物質等‥95.0%
液剤:アセフェート…15.0%、有機溶剤、界面活性剤等…85.0%
水和剤:アセフェート‥50.0%、鉱物質粉末等‥50.0%
(注)アセフェート:O,S-ジメチル-N-アセチルホスホロアミドチオエート
粒剤と水和剤は似ていますが鉱物質等、鉱物質粉末等が何かは判りません。
これらの成分がどのような効果を持つかも判りません。
また、メーカのHPにありますように(http://www.sumika-takeda-engei.co.jp/guide/guide01.html)、それぞれの効果のある害虫も、対象作物も異なります。
農薬は対象作物や使用方法を違えて使用することやそれを推奨することは違法になりますので、この質問に対する回答としては残念ながら駄目ということになると思います。
他の農薬をお持ちの方や農薬に詳しい方のレスがつくといいですね。

たま 2006/05/07(日) 00:05:01
ばばさん。ご親切にありがとうございます。対象作物や使用方法を違えて使用することやそれを推奨することは違法なんて、考えてもみませんでした。もう少し勉強します。

ハッピ−マン 2006/05/07(日) 07:43:44
たまさん。おはようございます。ばばさんのお話におまけです。
オルトラン粒剤を撒いた後で、すぐに雨が降ったらどうなるんだろう? という問題もありますよね。オルトランは植物に吸収されて長い期間効き目を発揮するタイプですが、人間で言えば、化膿止めの薬も、塗るタイプと飲むタイプとしろいろある。根から吸収さして植物の体全体に薬をいきわたらせたほうが良い場合、葉から直接吸収させて葉の部分に効果を高めたい場合、など対象となる害虫の種類や植物の成長度合いも含めた農薬のより効果的な使い方の研究成果が農薬の形、種類になっています。オルトランのタイプはその点で加工しやすいのです。ただし即効性にかけるので即効性のある薬剤と混合させて効果をあげるようにしています。
雨が降ったらどうなるか? 農薬のうちとくに殺虫剤は天候・天気も考慮して使用しないと目的とした効果はでません。

ぱぱ 【関東】 2006/05/08(月) 19:40:25
たまさん まだご覧になってますか〜
ハッピーマンさん お久しぶりですぅ!
過去ログ漁ってたら、とても面白いスレ見つけました:
http://botany.cool.ne.jp/log/200405/04050245.html
オルトランでここまで盛り上がるここの人たちって一体何なんでしょうね?!
ご参考まで。

gardenfan 【近畿】 2006/05/08(月) 19:56:05
ぱぱ様
>粒剤と水和剤は似ていますが鉱物質等、鉱物質粉末等が何かは判りません。これらの成分がどのような効果を持つかも判りません。

多分ステアリン酸ゆパルミチン酸のカルシウムやマグネシウムのことだと思います。効果は分散剤として薬に混ぜて使用されています。
人間用の粉末の薬にも使われています。

たま 2006/05/09(火) 00:17:39
遅くなってすみません。ハッピ−マンさん、ぱぱさん、gardenfanさん。いろいろありがとうございました。勉強になりました。今回オルトラン粒剤を庭木(桜、エゴノキ)に使ってみようと思っていたのですが、過去ログみていると、どうも庭木には向いてないようで・・それで水で溶いて散布してみようかと思い質問させていただきました。ありがとうございました。

Iwasaki 【近畿】 2006/05/10(水) 04:28:40
過去ログでは解決マークが付いていたので見なかった為 あんなに盛り上がっていたとは知りませんでした。
未だ解決マークが付いていないので 一言書きますが オルトラン粒剤と水和剤では 鉱物質の粒の荒さも違うのと アセフェート剤の吸収補助剤としての役割も違ってきます。
根からの吸収と葉からの吸収では 外因による影響は大きく異なってきます。
葉からの吸収の場合は 雨等に洗い流されるのと紫外線に因る分解を考慮しなければいけませんから 添加剤もそれに合せた物が添加されています。
逆に 粒剤の様な土からの吸収される物は バクテリアや土中の成分による化学分解や生物分解を考慮しなければいけません。
其の為使い方によって 添加物の割合や内容が変わっています。
質問の内容は 粒剤を水で溶けば液剤になるんですかと言う事だったのですが 粒剤を水に溶いて使用した場合 粒度の関係で噴霧器等のノズルが詰まる原因に成る事も有ると思います。
庭木に対する 農薬取締法の適用とは別にして 一部野菜等の適用品目では オルトラン粒剤は葉面撒布でも使用でき効果があります。
直接乾いた物に撒布しては 粒が地面に落ちますが散水してぬれた状態では葉の上に良く残ります。
粒剤の葉面撒布は別にして株元に撒いた場合樹木では苗木等の 確か1メートル50センチ位迄が効果が有ったと思います。
それ以上ですと 根が回りに張り巡らされている為の吸収濃度と 枝数等による分散等の影響で効果は期待出来ないと思います。

たま 2006/05/16(火) 00:19:31
[[解決]]
Iwasakiさんありがとうございます。昨日液剤を購入してきました。今年は雨が多そうなので時期をみて散布してみようとおもいます。みなさんありがとうございました。


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