チュ−リップのウイルス

[園芸相談センター]の過去ログです

紀子 【東海】 2006/03/28(火) 16:28:35
今までは一年限りで抜き取っていました。
今回は原種を育てています。
若しウイルスに対して耐性があるのなら肥培させたいと存じます。
親指姫、シャ−リ−、クリサンタ等です。
お教えください。

花kei 【北海道】 2006/03/28(火) 22:38:10
こんばんは、原種のほうが丈夫なようですね。
品種別にはわかりませんが、このページの下のほうに、ウイルス予防など出ていますよ。
http://www.tosetsu.co.jp/interior/flower/01turip/01turip.htm

北海道では植えっぱなしでも毎年立派に咲くので、植えるスペースがなくて、新しい品種を増やせないのが悩み?ですね。

たちつ 【近畿】 2006/03/28(火) 23:41:09
以下は想像の領域です。若干の経験値を含む。

原種系は、日本においても、可也耐病性がある。
葉か歪んだり、虫食い程度は発生しますが、花は咲きます。
自生地でも、蔓延して死滅するほどのことはないと思う。
 ここが改良園芸品種と異なる。
輸入に頼っていて、日本では栽培繁殖していないと思う。
従って、簡単な輸入消毒程度はしているでしょうが。
オランダ北欧系品種は、貿易協定があるので、規定が比較的ゆるいと思う。
今厳しくしているのは、低開発国からの家電製品の流入。デフレ対策。
家電業界優遇処置の余波として、今話題のリサイクルの問題が浮上した。尤も、他に国民の目をそらす役目も見え隠れする。

チュウリップの繁殖は、球根の分球と種撒きで、いずれも、知識や設備・立地条件が無いとムリ。
理由。
1)花後の高温で、短期間で、枯れる。次世代の球根が育たない。
 夏涼しく、冬凍結しない多湿地域。湿度が循環する(酸素供給)、立地条件が太平洋岸には無い。北陸地方が環境的に良い。簡単に言えば低地でも花の咲く高山と考えた方が楽。
2)チュウリップは花を咲かせ鑑賞する為に、植えるもの、通常は、蕾で切ることはできない。栽培では、蕾を切り捨てる。この屑ハナビラが、ハナビラ絵画祭りに利用される。球根肥大を促成させる。
3)来春にも、花を咲かせるためには、分球させてはダメ。通常は、親が割れて分裂する。この時点で、親がなくなり2-4つの子供になる。この子供は枯れるまでに成熟しないので、春に発芽しても葉が一枚で花が無い。又 押し競饅頭状態で肥大するスペースもない。
初年度植え付け・・・翌春に開花分球する・・・植え替えする1年目・・・肥大する2年目・・・翌春に開花。と2年半掛かる。
ここが水仙やヒアシンスと異なる。又クロッカスやグラジオラスの分球繁殖方法とも異なる。大蒜のイメージですが、ニンニクは肥大が早い。
4)種蒔きはわからないのでムリ。種が付くかも解らないし、生えても開花までには4-5年かかると思う。
5)原種系を育てて、4年になりますが、増えた試しがない。4年間毎年花が咲いていますが、いつも一株一花しか咲かない。葉も一株分しか出ない。園芸品種は、一葉の未成熟が沢山生える。ほりっぱなしで5年目に初めて一つ花が立ってきた。(園芸品種) 生態が解らないので下手に植え替えられないのでほりっぱなし。
一重の赤黄の2色咲きは、理解したので、秋に球根を選別して植え替えている。これもたまたま分球しなかった球根ばかりで運が良かったと云う事。これは3年間に渡り、毎春には咲いている。(園芸品種)

ということで、原種系は、毎年花が咲きやすいですが繁殖は難しい。
原種系も輸出のため、自生地では、裏山から、掘ってきていると思う。
従って、日本以外では、買ってまでして育ててないと思うのと、繁殖力が弱いので、後10-20年すれば、絶滅すると思う。日本は鳥小屋住居とコンパクト好み、何でも珍しければ良いので、よく売れる。
ビトンやロレックスのようなもの。売り上げの殆どは日本が占めている。自然物の環境保護でも騒いでいるのは、日本ぐらいと思う。極少数の学者や団体程度と思う。世界遺産も日本が一番多いと思う。軍隊の派遣ができないので、政府の苦肉の策。人口は多い・資源が無いので仕方が無い。
日経新聞を読めば世界がわかる ではありませんが、草花を育てれば、世界が読める と思う。

長く育てる方法。
チュウリップの球根を使い捨てにしなくても良い方法。

1)芝生の下に埋め込む。
 理屈。芝生の根の圧力が球根の分球を防ぐ。
    芝生が断熱・放熱して、涼しくし、湿度や通気を適切に調節する。
    根の位置や草丈が違うので、住み分けする。
    これをネジリ花方式といっている。
2)落葉樹の株元に植える。
    夏涼しく、冬暖かく、保湿・通気が良い。
    最初に鹿の子百合で成功したので、鹿の子百合方式。
3)鉢植えの落葉樹の株元の根に絡み付ける。
    八重咲きのムクゲ・紫式部・クフェァが良い。
    65cmのプランターを寄せ集めて、断熱する。鉢と鉢の間が隙間が空くので風通しが良い。大きいので寄席植えしやすい。
    最初に、ポリアンタ次にヒアシンスで成功したので、ヒアシンス方式という。

あくまで、増やすというより、毎年咲かすということです。
欠陥は、植え替えができない。しいて言えば秋が楽。特に一番相性のよいクフェアは、根が詰まって硬い。ムリにすれば球根が潰れる。クフェアが又増える。クフェァも赤系より白花が増えなくて楽。ピンクは毀れたねで増えまくる。植える場所がなくなる。鉢の中で野放しにしておけば、親は大きく(幅20-30cm)子供は小さく(幅2-3cm)育つので良い。

園芸品種は地植のアストロメリアの根の切れ目(淵)が良い。程よく喧嘩するのか、住み分けするのか、チュウリップやヒアシンスを避けて繁殖するし冬に刈り込むので、日当たりが良いし、夏は生い茂って地面を涼しく冷やす。程よく保湿し、空気循環もする。芝生が一番楽。
 と考えます。

たちつ 【近畿】 2006/03/28(火) 23:51:06
>簡単に言えば低地でも花の咲く 高山   と考・・・
簡単に言えば低地でも花の咲く 高山植物 と考
に訂正。
>空気循環もする。芝生が一番楽。
空気循環もする。 結局芝生があれば、芝生が一番楽。
に訂正。 <(_ _)> 

紀子 2006/03/29(水) 12:38:53
[[解決]]
花kei様 有難うございます。熟読して身につけたいと思います。北海道の自然を味方につけて花咲kei様ですね。
たちつ様 これだけの長文のお返事、さぞお時間をとらせた事と恐縮です。繁殖できればそれに越した事は無いのですが、来春花が見られるだけでも嬉しいです。
生憎芝生はございません。アルメリアやアッツ桜と同居させています。
アッツ桜達に芝の代わりを務めるよう言い聞かせてみます。
有難うございました。

VITA [URL:http://vita.easter.ne.jp/] 2006/03/29(水) 12:41:34
この中で育てたことがあるのはクリサンタのみですが、翌年も咲きますよ〜。
地植えでしたらたくさん増えるのでしょうけれど、コンテナだったので
そんなに増えず、というか、先細りでだんだん消えていきましたが(^◇^;)
球根が小さいので肥大はしやすいんですけど、他の小球根と混じって
しまうのが難点です(ーー;

紀子 2006/03/29(水) 13:58:59
[[解決]]
VITA様ありがとうございます。
4・5日前の暖かかった日からクリサンタが咲き出しました。
昨日今日の寒さで花が長持ちしそうです。
来春の望みが見えました。


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