カベルネ・ソービニヨンの育て方
バイン
【東海】
2006/01/30(月) 23:46:14
底面給水鉢のブドウ、ワイン種のカベルネ・ソービニヨンを1鉢、去年の11月に購入しましたが
不注意で受皿の部分を破損してしまいました。
底面給水鉢ではない鉢に植え替えて育てようと思うのですが
底面給水ということは、潅水に気を使って下さい、のメッセージと
受け取れるのですが、よろしくお願いします。
尚、植え替え鉢は、素焼き鉢、駄温鉢、プラ鉢、スリット鉢を用意しています。
ヴァンデカンプ
2006/01/31(火) 11:00:26
底面給水は、どちらかというと、初心者にも水遣りの失敗をなくし、
管理が楽になるように開発されたものであります。
底の皿が壊れたのであれば、通常通り、鉢土の上から水を与えれば
よく、タイミングも普通に、土の表面が乾いたら、でかまいません。
乾いてきたころが、植物ものどが渇きかけで、タイミングがちょうど
良いこと、そして、たっぷり与えることで、古い空気が出て、新しい
空気を吸い込み、また、土の中の老廃物や余分なものを洗い流すこと
から、こちらのほうの水遣りのほうがメリットがある、とされること
がおおいですね。
底面給水のものもたまにはこのような水遣りをしましょう、と
説明があるものもあります。
流れ出ないようでは足りませんが、流れた水は都度捨てることが
肝心です。
なお、底から紐みたいなものが出ているかと思いますが、
ここから吸い上げるので、鉢の底が直接水に浸らないよう
気をつけて、別のお皿にレンガなどをしいて、紐だけ水に
浸るようにすれば、底面給水の鉢として管理は可能です。
蒸発しやすいので、手間は水遣りと同じかもしれませんが。
バイン
2006/01/31(火) 12:51:23
[[解決]]
丁重なお答え、参考になります。
根が上部の隙間から出ていましたので
水耕栽培的なもの?と思い込み、慌ててしまっていました。
植物に対する水遣りの意味が理解できました。ありがとうございました。
ブドウについては、ワイン連想でヨーロッパ種なのかな、と判断して
調べようと思います。
M2
【中国】
2006/01/31(火) 13:45:36
ヴァンデカンプさん、ちょっと意見。
底面給水は初心者の為でなく、生産者が潅水時間を短くする為に生まれたものです。手で水遣り鉢が多いと時間がかかりますよね。そこで、専用の水の流せる棚に底面給水の鉢が並ぶと水を流すだけで多くの鉢に水が確実にいきわたる事になります。そうなる事で、より多くの鉢を管理できるようになる。という事で生まれたのが、底面給水です。
ですので、水を溜めて栽培する鉢でもないですし、ましてや、必ず初心者に易しい鉢ではないのです。
コニー
2006/01/31(火) 14:16:30
底面給水の手法そのものはそうですが、売られているものは
水が無くなったら入れてください方式になっており、
なくなるころまで、溜めて育てるようになっていますね。
植物によっては向き不向きもあるのですが、家庭用には
応用した水管理の簡略化 の意味が大きいのだと思います。
少なくとも一鉢ずつタンクになっているので、水遣りを
簡略化することについては意味は失われています。
また一定時間すわせて捨てるように書いてある説明書きも
みたことないですね。
クリス
2006/01/31(火) 14:35:51
市販の鉢の場合は、受け皿が要らない、水遣りの回数が少ない、
数日の留守にも安心、となっており、一鉢単位の便利さを強調したものですね。
本来は適正なやり方なら、上からの水遣りのほうがよく成長すると思います。
これに引き換え、底面給水鉢は水が少なくなったら足せばよいので、楽なことは楽です。
M2
【中国】
2006/02/01(水) 06:48:22
>溜めて育てるようになっていますね。
なっていません。その方法が取れる鉢なだけで、そのための鉢ではないのです。生産者も水は3〜6時間くらいで排出します。それなのに、溜めて栽培するとどうなるでしょう?水に強い根の植物以外は根を痛めるのは明らかです。
>家庭用には応用した水管理の簡略化 の意味が大きいのだと思います。少なくとも一鉢ずつタンクになっているので、水遣りを簡略化することについては意味は失われています。
意味が失はれているのはもちろんの事です。ですから、元々は生産者がと答えているのですが、生産者と全く同じ環境で栽培出来る方はいないでしょう?全く同じ意味を持っている方がおかしいです。
>また一定時間すわせて捨てるように書いてある説明書きもみたことないですね。
そもそも、書いていないことがおかしいのですがね。私は、おかげでシクラメンなんかは「1ヶ月以上底面給水で育てる事が出来た」と聞く事が少ないです。だからと言ってそれでいいのでしょうか?私は生産者のためだけにあるに等しいこの方法も知ってもらう必要があると思って書いたのですが。
>市販の鉢の場合は、受け皿が要らない、水遣りの回数が少ない、数日の留守にも安心、となっており、一鉢単位の便利さを強調したものですね。
もちろんです。でも、ホントは受け皿がいらないのでなくワンセットになっているだけですし、水遣りの回数は従来どうり必要でし、留守の時も一時的なものでその後のケアは必要です。
>本来は適正なやり方なら、上からの水遣りのほうがよく成長すると思います。これに引き換え、底面給水鉢は水が少なくなったら足せばよいので、楽なことは楽です。
こちらが適正です。ってことは、ホントはないのです。あくまで、方法であってどの方法がその人にとってメリットがあるかで決めるものでしょう。それが生産者では設ける事が出来るようになるための方法、購入者ではより綺麗にする、より大きくなどさまざまです。それによって変えていくだけの事なのですが、、、、、
念のため、底面給水のメリットは空気感染の病気になりにくい、潅水時間が減らせる、これに尽きます。
手潅水は鉢の中の空気、水、肥料を新鮮な物と入れ替えやすい。(やり方でも変わりますが)土壌感染の病気になりにくい。
こういう特性を踏まえた上で皆さんも改めて底面給水について考えてみて下さい。
ぽー
【関東】
2006/02/02(木) 00:16:11
「解決」マークがついたあとに、トピ主さん不在で本筋から離れた部分で盛り上がるのもどうかなあとは思うのですが・・・。
底面給水鉢について、実際に使用した実感としては、コニーさん、クリスさんのご意見に近いです。
この鉢が生まれた最初のきっかけは、M2さんがおっしゃるように生産者の便宜のためだったのかもしれません。
でも、底面給水鉢に植えられて販売されている花鉢はある程度品種が決まっていること、初心者や数日間留守にするときなどは、(説明書通りにやれば)失敗が少なくて便利なこと・・・から、それなりに合理的な鉢だと思います。
ただ、説明書がついてなくて、初心者さんは間違った給水→失敗、ということはあるようですが。
底面給水鉢でいちばんよく見かけるのはシクラメンでしょう。
シクラメンは、上から乱暴に潅水して球根に水がかかると病気になりやすいため、手潅水ではかなり神経を使います。底面給水なら、少なくともこの失敗は防げますから、底面給水鉢が多用されるのも納得です。
>シクラメンなんかは「1ヶ月以上底面給水で育てる事が出来た」と聞く事が少ないです。
それは底面給水だから、ではなくて、ほかの理由もあるんじゃないでしょうか?
シクラメンは意外に置き場所も選びますし。底面給水鉢で1か月しか育てられなかった人が、普通の鉢で1か月以上もたせられるかは疑問です。
ちなみに私もいただきものなどで底面給水鉢のシクラメンも育てたことが何度かありますが、ちゃんと1シーズンもちますよ(^_^)。
M2さんがおっしゃるような、給水して数時間で排水する方法ではなく、一般的な説明書にあるように「鉢の半分〜7分目ぐらい給水。水がなくなったら注ぎ足す」というやり方です。(ただし、月に1度くらいは、土中の老廃物を押し流すつもりで上からたっぷり潅水も併用しますが)
ちなみにシーズンが終わったあとは、底面給水鉢は入る土の量が少ないので、普通の鉢に植え替えて夏越しさせますけど。ちゃんと2年目以降も育っていますよ〜。
シクラメンになぜ底面給水鉢が多用されるかというと、上からの潅水が難しいというのに加えて、ギフトの需要が多いからかもしれないなと思ってます。
ギフトだと、もらうほうは園芸に慣れていない(水やりのイロハも知らない)人も多い。また、1シーズンもてば上等。だったら、多少コストがかかっても、失敗の少ない底面給水鉢のメリットが出る、ということではないでしょうか。
シクラメン以外でよく見るのはエラチオール・ベゴニアですが、これもシクラメン以上に神経質で、長持ちさせるのが難しい花。華やかですからギフト需要も多いのでしょう。そういうことを考えると、最初にパインさんが
>底面給水ということは、潅水に気を使って下さい、のメッセージと受け取れるのですが
と疑問を持たれたのも、もっともだと思います。
でも、底面給水で育て、底面給水鉢で売られているシクラメンは、それでいいとして・・・(説明がついてないのは困りますが)。
私が最近腹を立てているのは、ガーデンやミニのシクラメンに多いのですが、球根をすっぽり土中に埋め込んで売っているやつです。鉢苗にもありますが、ポット苗にすごく多い。
最初「球根が土に埋まっています」というご相談を掲示板で1、2度見かけて「そんな馬鹿な〜」と思ったのですが、その後お店で観察したら、そういう株がけっこう多くて驚きました。昨シーズンまでは気づかなかったので、今シーズンから急増してるんでしょうか。
この手の苗は、生産段階では、トレーにポットを並べて底面給水してるんですよね。だから球根が土に埋まっていても、球根が腐ることはない。
でも、その状態のまま出荷して、買った人が普通に上から潅水したら、腐る可能性がすごく強いと思うんですよ。
これはいくらなんでもひどい。何とかしろ〜!と、怒っている私です。
うう、すごい長レスおまけに脱線、失礼しました!
M2
【中国】
2006/02/04(土) 07:26:50
もう書き込むのは(本筋と外れてますし)止めるつもりでしたが、先ほどぽーさんとチャットでも話が出来たので改めてレスします。
>水が無くなったら入れてください方式になっており、なくなるころまで、溜めて育てるようになっていますね。
これをどのようにとっておられるか解りませんが、無くなってすぐですと水栽培と変わりませんというか、私からすれば、水栽培です。ここに最初にあげられてる葡萄なら大丈夫でしょうが、底面給水鉢を普及させたシクラメンですとまず根腐れで枯れます。せめて、通常の手潅水をする時の様にある程度土を乾燥させましょう。
>少なくとも一鉢ずつタンクになっているので、水遣りを簡略化することについては意味は失われています。
家庭でも簡略しようと思えば出来ます。鉢は2重か、または蜂底が外れるようになってます。そこで別の受けを使えばいい訳です。
>底面給水鉢について、実際に使用した実感としては、コニーさん、クリスさんのご意見に近いです。
ぽーさんとはチャットでここの事話す機会が出来たので詳しくないよう聞けましたが、少なくともクリスさんとは近くないと思います。この方は
>底面給水鉢は水が少なくなったら足せばよいので、楽なことは楽です。
書かれていて、完全に水栽培してますので。この方が育てているもののみの事でしょう。底面給水蜂でほぼすべての植物に通じる栽培ではありません。
>底面給水鉢で1か月しか育てられなかった人が、普通の鉢で1か月以上もたせられるかは疑問です。
それはどうでしょう。結構いますよ、私の周りにはできる様になった方は。結局は、底面給水でなく水栽培にしてしまって痛めてた、1つのアドバイスで3年目に突入してますし、今一番身近の方は。
>生産段階では、トレーにポットを並べて底面給水してるんですよね。だから球根が土に埋まっていても、球根が腐ることはない。
え〜と、「無いです。」とはっきり言えませんが普通はしないですね、この場合はメリットが少ないです。ポット苗って底面給水に向かないので。植え込み資材が浮いたり、鉢上げのもっとも多い時期ではありますので。ただし方法が無いわけでもないです。不織布を敷いてそれを水に漬けて給水する方法もありますが時間もかかるのでやっぱり向かない、この方法は水栽培(寄り)向きの方法です。
まぁ、熱くなった所もありますが、どんな方法でもうまく使える事を願っています。お粗末さまでした。
ぽー
2006/02/04(土) 13:59:08
>ポット苗って底面給水に向かないので
あ、そうですね。ごめんなさい、わたし用語の使い方間違えてました。
球根が埋まったシクラメンの育成、底面給水ではなくて「腰水潅水」と書くべきでした。
シクラメン農家ではチビ苗の栽培に、わりにポピュラーに取り入れられているのではないでしょうか。
私も実生のシクラメン苗は、数が多いこともあって腰水潅水してます。
「潅水」ですから、もちろん一定時間がたったら排水します。うちの実生苗はまだ苗も鉢も小さく、すぐ水が上がってくるので、30分以上漬けておくことはないです。
不織布を使った底面給水の場合は、土が腰水潅水ほどすぐにぬれてこないし、ずっと湿りっぱなしという感じもしません。ほどほどに水分がある、という感じ。そのへんが底面給水の特徴で、腰水潅水や水栽培(水耕栽培)と微妙に違う気がします。
M2
【中国】
2006/02/05(日) 06:45:12
あ〜、腰水潅水ですか〜。う〜〜ん。
其処は私はよく知らないです。
植え付け量が多い場合(ってどのくらいだろ)必要になるでしょうが、私は経験上ではプラグトレイ(120穴、私は200穴を好むけど)に播種、播種前に腰水をして後は手潅水でした。(約1万株)トレイに100枚くらいですから1部屋くらいかな。このくらいですとわざわざ腰水にする方が面倒な時もあります。1月くらいか長くても6週くらいで鉢上げしますしね。
M2
【中国】
2006/02/05(日) 06:45:45
あ〜、腰水潅水ですか〜。う〜〜ん。
其処は私はよく知らないです。
植え付け量が多い場合(ってどのくらいだろ)必要になるでしょうが、私は経験上ではプラグトレイ(120穴、私は200穴を好むけど)に播種、播種前に腰水をして後は手潅水でした。(約1万株)トレイに100枚くらいですから1部屋くらいかな。このくらいですとわざわざ腰水にする方が面倒な時もあります。1月くらいか長くても6週くらいで鉢上げしますしね。
通行人
2006/02/05(日) 08:43:49
なんだか盛り上がってますが、M2さんの言われる「底面給水」
は鉢の底を水につけて、一定時間給水するものかしら?。
ヴァンデカンプさんが言われているのは、紐をつけて、植物が
水を吸うのにあわせて紐から給水する、というものですよね?。
これは鉢の底は水に浸りません。
というか、市販で腰水するように給水する受け皿付き鉢、って
出てないと思うので。
だとしたら、そもそも議論、かみ合ってないのでは?。
で、市販の紐ですわせるものは、業者の狙いは、あくまで、
水遣りの簡便さ、と売りとしています(すべての業者がそうとは
いえないかもしれませんが)。
普段の水遣りが苦手で枯らしてしまう人、向けに、簡便化を目的に
して、売り出しています。
だいぶ前になりますが、開発担当したときの企画目的ががそうでしたから。
葉に水がかかると病気が出やすいエラチオールベゴニアにはぴったり
合いました。最初からそういう環境で育てていると、特段根腐れも
しません。
水やりが上手にできるようになったかたには無用の長物でしょうね。
夏に4,5日留守にするときには重宝します。
その間水遣りできないので水がなくなるまでの間は楽してます。
M2
【中国】
2006/02/06(月) 02:28:37
えっと、底面給水鉢は2種類あります。
鉢の底の一部が出ていて、ここから給水するタイプと紐(実際は殆ど不織布)から染み込ませて給水するタイプです。どちらも、底面からすることには違いませんし、効果の程も違いありません。鉢の底が水に付くかではなく、鉢の底から給水させる事なのです。問題ないですよ、議論の方は。
後、普通の鉢でも不織布を使うと簡易の底面給水は出来ますので、私としては、家庭用はわざわざ鉢が底面給水用でなくてもいいとも思います。
それと、通行人さんが思われたほうはたぶん「腰水潅水」のほうと思われます。 (失礼ながら私はそう取れました)
M2
【中国】
2006/02/06(月) 06:40:45
すいません、よく見たら二重投稿になってましたね。ごめんなさい。
ついでに、「底面給水」と「腰水潅水」の違いについて
まず、方法
底面給水は鉢の「底面」から毛細管現象を利用して鉢の中に水を行き渡らせます。
腰水潅水は鉢の「底から真ん中辺りの位置まで」水を溜め、鉢の中に水を染み込ませます。
効果としては基本は似てますが共通のものとしては
一度に多くの鉢を管理できる上に、水の遣り残しが無い。
空気感染し易い植物・地上部が病気になり易い植物にとっては病気になりにくい。
水が鉢の中に入る時間がかかるが、人の手の架かる時間は少ない。
のが大きな特徴です。
個々の違いとしては
底面給水は鉢の中の不純物・老廃物を逃がしにくいが、腰水潅水はそれを逃がす事ができます。
数多く管理する場合、底面給水は水が溜める場所が出来ると大体場所を選びませんが、腰水潅水は均一にする為には水平なところが必要になります。
ま、主だったところはこんな所と思います。(書き残しがあるかな〜、あったらどうしよう)では
軍艦
2006/02/06(月) 11:48:01
初心者掲示板に、そんな難しいこといっても意味ねえべ〜。
ほんとの初心者には、解説通り、水なくなったら補給、でも
十分だっぺ。
少なくとも市販のものは全部そう書いてあるんだし。
それからの話は、植物の扱いになれた人にすればよく、でもそういう人
は自分で調べられるでしょ。
回答としては最初の回答で十分なんでは?。
ROM
2006/02/06(月) 17:52:09
軍艦さんと同意見。解決後に書き込んでいるのはプロなのか知りませんが、生産者と言っても使っている資材も様々、理論も様々でしょう。プロ側の立場から自論が正しいのだと一々反論していては、スレ主のみならずこのスレを読んだアマチュアは皆動揺してしまいますよ。「園芸初心者用の掲示板です。回答者はやさしく教えてあげてください。」と言うこの板の主旨に反するのではないですか。底面潅水鉢について議論したいなら管理人さんに許可を貰って別スレを立てるかもしくは他板でなさっては。少なくともここは個人の意見に正負を決定づけるための場ではないはずです。
初心者用掲示板@園芸相談センター