ときわしのぶ

[園芸相談センター]の過去ログです

しのぶ 【近畿】 2005/12/05(月) 14:58:20
今年の春から「ときわしのぶ」を大切に育てております。
ほっておいても大丈夫と聞いたのですが、冬の間は室内に入れたほうが良いのでしょうか? 
日当たりの良い南側のベランダにつるして灌水は土が乾いたらやっております。
時々、葉の色が茶色に変色して茎からポロリと落ちております。
又増やし方を教えてください。
どうぞよろしくお願いいたします。

夢丹 2005/12/05(月) 21:41:34
ときわ=常葉字のごとく冬でも枯れません。日当たりを避け明るい日陰で育てます。マイナス0度くらいまでなら十分に耐えるはずですが凍らせない事が前提です。乾きには余り強くないので乾いたらたっぷり水を与えた、時々霧吹きで葉に水を与えるのも有効です。肥料は余り与えませんが芽だし期に液肥2〜3000倍に薄めた物を与えます。植え替えは冬場から芽だし前用土は軽石か水苔で十分だと思います

しのぶ 2005/12/05(月) 23:52:04
夢丹 様

ご丁寧は回答ありがとうございます。
@「芽だし期」とはいつごろでしょうか?
 「白い根っこ」から今も細い芽が出ております。

A植え替えですが「根っこ」が鉢を囲んでいたり、鉢の下の穴からも
 根が出て鉢を囲んでいるのですがどうしたらよいのでしょうか?
 現状のままでも差し支えないでしょうか?

B炭に水苔を巻きその上に「切り取った根っこ」を置き、Uピンで留め て置くと新しい芽が出てくると聞いたので春にその通りにしたのです が失敗しました。灌水は霧吹きでしたが夢丹様のお話では乾きに弱  いとありますので水が足りなかったのかも知れません。これについて もご意見をお伺いしたいです。
 よろしくお願いいたします。

ぽー 【関東】 2005/12/06(火) 08:02:32
詳しいことは夢丹さんかほかの方がフォローしてくださると思いますので、吊りしのぶの水やりについてだけ・・・。

去年の秋に、しのぶさんがお書きの(3)の方法で吊りしのぶ仕立てにしたものを、オフ会でいただきました。(トキワシノブとデンドロビウムを、炭とミズゴケに植えつけてあります。ミズゴケ玉は、全体を軽くタコ糸でしばってあるようです)
ハンギングになりますので、かなり乾くのが早いです。また、ミズゴケは一度カラカラに乾くと水をはじいてなかなか吸水しないので、しっかり吸水させる必要があります。

こういう状態で、私の場合、いまの時期だと水やりはおよそ3〜5日に1度くらい。ジョウロの水をじゃばじゃばかけます。
夏場はほぼ毎日のように水やりが必要でした。うっかり乾かしすぎた場合はジョウロでは水がいきわたらないので、バケツの水にドボンと10分ぐらいつけておきます。
ミズゴケは乾くとすぐにわかるので、水やりのタイミングはつかみやすいです。

置き場所は、デンドロビウムとの寄せ植えなので少しは日に当てたいと思い、午前中数時間日が当たる軒下にずっと吊るしっぱなしです(真冬だけ室内に入れます)。
日当たりがムラにならないよう、ときどき位置を回転させてます。
また肥料は、デンドロ優先で夏場に「有機肥料の置き肥+たまの液肥」。晩秋から早春までは肥料はやりません。

こういう育て方で、デンドロもシノブも元気ですよ〜。
>時々、葉の色が茶色に変色して茎からポロリと落ちております。
うちのもときどき、そんな感じでポロリと落ちますが、それ以上に新芽が育っているようで、全体的にはきれいな姿を保っています。

というわけで、最初の植えつけがうまくいけば、その後の管理はそれほど神経質にならなくても大丈夫な植物のように思います。
植えつけ方は、なにしろ私は経験がないので、アドバイスできません。ごめんなさいね。

(この場をお借りして・・・桝本さん、いただいたデンドロ吊りしのぶ、こんな感じで元気に育ってます。今年は少し寒さに当てて、来年こそ花を咲かせたいです!)

しのぶ 2005/12/09(金) 13:54:45
ぽー 様

参考になるご意見ありがとうございました。
御礼が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
今は室内にいれ、暖かい日中は外に出しております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

たちつ 【近畿】 2005/12/09(金) 17:59:10
雑談程度の私事の話。

先に参考サイト。
http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-k/naiyou/sinobu-tokiwa.htm
余り乾燥が酷い様なら、グラニュウトウ粒の砂を混ぜれば、通気しながら、さらっとした保湿具合もも向上する。と考えます。
砂って、乾きやすそうですが、堆積・集まり になると、結構乾き難いものです。小豆粒の炭も、さらっとした湿り気と、水分の吸排調節をする。炭も硬ければ、軟らかい炭(消し炭)よりもサラッとする。軟らかければ、べた付く。

以下雑談と想像の世界。
トキワシノブの生態に関して、いつもながら、ネットトラベル(バーチャル)に行って、小笠原旅行や研究所視察して、増やし方も、胞子からの発芽まで行って仕舞い、とんでも無い事柄にまでのめり込んだ。あれこれ想像しているうちに、(-_-)zzz しまった。 (^_^;)

シダも、着生寄生種は別として、土がないと上手く育たないし、落ち葉や株元が日影で、土が乾燥することは少ない。又風通しや、大気湿度も必要。多分葉・茎でも、吸水していると思う。
根も粗いし、産毛がないので、太い根が2重構造になっていて、表皮が保水して、根肉が吸水するのではないかなぁ〜 と想像しました。
だから、植え替えや株分けが難しい。直ぐに水に浸けて置いて、乾燥を防ぐとともに、手際よく作業を進める。滞留水には弱いと思う。水も対流・清水が良い。貯水には弱い。この問題を解決して、耐性を持ったのがたのが、ソテツやヤシなどの高木種と思う。だから、胞子で繁殖して、あちこちと飛び散らさずに、大きい種子を転がすだけで、子孫が残せるようになった。乾燥を防ぐ為に、油を貯め、種硬くして、より遠く転がるのを待つような容で子孫を守った。土が要る。
キノコは、土が少し要る。固着安定の為。温度と湿度に神経質。空気が流れないとダメ。湿った風通しが必要。固着の為に、土を選んだか、樹木を選んだかによって、土着性と朽ち木性とに分かれた。だからスポンジ質の体質とヌメリを保持して、乾燥を防いだ。最も確認できるキノコは、花のようなものですから、種を育てる期間だけの短命で良い。ヌメリ効果が薄れれば、過剰保湿・過湿で自滅する。
黴は、土が要らない。腐れ有機質と水分があれば良い。空気は対流しない・淀みが必要。光は必要が無い。
苔は、光と湿度が必要で、常に湿度型も保たれれば、大きい種類が育ち、乾燥すれば休眠して、次の湿度で成長する、紙状の種類に分かれた。通気が悪いと育たない。光は間接光の弱い光が必要。直接光(強い光)や高温に脆い。気温が低ければ、直接光でも良い。
いずれも、改革派と保守派に枝分かれして、それぞれの道で、生き残ってきた。
等とイロイロ想像しています。
知らないことは、イロイロと想像できて、楽しいものです。(^_^;)

しのぶ 2005/12/09(金) 19:07:02
[[解決]]
たちつ 様

”雑談と想像の世界”面白く拝見したしました。
私はネットトラベルは苦手です。
ご紹介いただいた参考サイト見て、納得しました。今まで「葉もの」は全く興味がなく、咲く花オンリーだったのですが、年のせいか急に「葉もの」に興味を抱くようになりました。育てやすい、室内でもOKのものがございましたら教えていただけると大変嬉しいです。
ありがとうございました。

夢丹 様 ぽー 様 たちつ 様 貴重なご意見ありがとうございました。  しのぶ


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