花壇に施すものは?

[園芸相談センター]の過去ログです

おこちゃん 2005/10/22(土) 23:42:02
花壇の土作りのことでお伺いします。
よくわからないまま、毎年、腐葉土や牛糞をたっぷりと、有機石灰をまいていました。植えつけ後は肥料もぱらぱらまきました。植物がすごく大きくなり、友人に「肥料のやりすぎじゃないの?」と言われたので、去年は土作りをほとんどせず、耕して、肥料だけまきましたが、今度はあまり花が咲かないものも出てきました。今年も土作りの時期になりましたが、このような場合、どんなものを施してやったらいいでしょうか?鶏糞などは使ったことがないのですが、腐葉土を少なめにして、鶏糞を混ぜ込んだらどうかと、考えています。まとまりがない文章で申しわけありませんが、ご意見をお聞かせ下さい。

薔薇ン 2005/10/23(日) 00:52:52
花専用にするか観葉専用にするかで結構ブレンド変わりますよ。
感じ的に花を咲かせたいそうなのでデータでいうと燐酸Pを多く含んだ土がいいと思いますよ。理想的なのはある程度成長するまで窒素NカリウムK、だんだん生殖成長つまり開花に向けて生育するときに燐酸Pが多く取れるのがいいんじゃないかと。
鶏糞を混ぜると腐葉土のときより養分が多くなりそうな気がします。
鶏糞は一応追肥であげるみたいなので・・・それに臭いですよ〜。
追肥の回数を減らしてみてもいいかもしれませんね。
何を育ててるんですか?

たちつ 【近畿】 2005/10/23(日) 01:52:00

肥料や石灰の与え過ぎで、土が固く硬化し易くなっているのではないのでしょうか。野菜は元肥や1-2回の追肥が必要ですが、花壇の花には、余り必要ではありません。鉢植えは、鉢底から水がドボドボと流れるほど潅水しますから、肥料分が流れてしまいますから、追肥や置き肥が必要です。

植物にも寄りますが、通常は、端境期に、良く耕す。
石灰を薄く雪化粧させる。・・・2週間から1ケ月寝かす。石灰中和
腐葉土や元肥を好きこんで、良く耕す。
整地して、植え込む。潅水して、根や株元を引き締める。

石灰と鶏糞は、仲が悪く・喧嘩するので、施す間隔をあける。

今年は、だまされたと思って、草花花壇なら、腐葉土を3割り程(花壇に腐葉土の袋を置く、袋を裂いて、倍に広げる。バークなら量が多いので4倍に広げる)混ぜる・耕して、整地して植えつける。これだけで十分。

今ひとつ、理屈が解っていないように思われます。
 1) 深く広く耕して、土を解す。
    土に新鮮な空気を入れて、不必要な有害な腐敗ガスを抜く。
    排水や保湿を調和させる。
    病害虫を分散・忌避・殺菌する。・・日光消毒・換気酸素消毒・乾燥消毒。
    植物の根や雑草や粗塵・小石を取り除く。

 2)石灰散布 
    酸性土壌を中性土壌かやや酸性土壌に改善する。
     日本の土壌は、鉄分や火山灰等酸性土壌で出来ている
     酸性雨や物が腐食したり、植物が育てば酸性に傾く。
    アルカリ殺菌する。
    元々セメントの材料なので、土が硬化する。
    根がアルカリ焼けする。
    有機物を溶かす性質や脱水させる性質がある。
    カルシュウムやマグネシュウム(苦土)を補充する。

 3)腐葉土。
    有機腐食質で、微生物が住み着き・集まったりして、土を豊かにする。フカフカになる。砂漠のオアシスのようなもの。
    微生物の作用で、有機質が分解され、イオン化・水溶化されて、栄養として、根に吸収される。

後は、適当な雨や日当りや保湿があれば良い。
根張りが良ければ、草丈や横幅は大きくなる。
    

たちつ 【近畿】 2005/10/23(日) 20:45:10
ここにも、多少書き込みしました。
http://engeisoudan.com/lngb.cgi?print+200510/05100123.txt

ハッピ−マン 2005/10/24(月) 10:22:38
おこちゃん、おはようございます。肥料をやって植物が大きく育つ。いいことですよね。ところで植物も子孫繁栄をめざしている生物ですから、成長に合わせて必要なときにいる肥料成分というのがありますよ。理科で習いましたね。太陽の光を受けてどんどん茎をのばし葉を茂らせる時期は窒素です。栄養を吸収して地上部の土台となる根はカリで丈夫になります。花を咲かせ、果実を大きくするのはリンでしたね。

 それ以外にも植物に必要な栄養素がありますが、根っこから吸収できる養分の量には限界があります。植物は好き嫌いをしませんが、腹八分目といいますが、植物も同じで、肥料が多すぎるといろいろ問題が出ます。真夏の暑い時期にどっと肥料をあげると食中毒とおなじようにぜんぜん肥料を吸収しないで枯れることがあります。肥料は薄めのものを分けて与えるのがポイントです。それから植物は膜(外皮)で覆われていますから、外皮の成長以上に中身が成長すると皮が破れることがあります(妊娠線みたいなもの)。植物が成長を止める頃や果実が大きくなるころに肥料を与えすぎると外皮が破れることがあります。

 たちつさんのお話しは勉強になりますね。植物は環境を整えてあげることが世話ですから、人間の子育てとよく似ています。HCなどへ行かれたときに肥料置場へ行き、ひとつひとつ袋を見て何が書いてあるか、見るだけでも勉強になります。頑張りましょう。

おこちゃん 2005/10/24(月) 10:41:58
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薔薇ンさん、たちつさん、ありがとうございます。
花を楽しむような花壇を作っているのですが、肥料のたくさん必要な(と、思っている)バラやボタンを混植しているので、ついでに周りにも肥料をまいたりして、肥料が多すぎたかもしれません。
張り切って酸度を計る道具も買って、計ってみると毎年酸性に傾いているので、せっせと石灰をまいていました。
たちつさんのおっしゃるように理屈がわかってなくて、腐葉土は土をふかふかにするというより、最近は窒素肥料のように考えていました。
肥料のやり過ぎを指摘された友人の庭の植物は、うちよりひとまわり小さくそれでも健やかでしっかりしています。妹にも何もかもが大きいねと言われます。腐葉土の分量を、たちつさんのアドバイスにしたがってやってみようと思います。これまでは腐葉土が多すぎたのかもしれませんので。有機石灰はまいたあとすぐに植え付けができると聞いていたので好んで使っていたのですが、今年は苦土石灰に変えてみようと思います。化成肥料は土が堅くなるとか、塩が蓄積されてしだいに土が痩せていくとか聞いたので、有機と謳われているものしか使っていないのですが、今年はバラとボタン以外は肥料をひかえてみます。
いろいろありがとうございました。

おこちゃん 2005/10/24(月) 11:06:08
ハッピーマンさん、ありがとうございます。送信したあとでお返事に気がつきました。やはり、肥料をあげすぎているのだと思いました。
それも気まぐれに思い付いたときに、花咲か爺さんよろしく盛大にまいていたので…。肥料さえあげていればなんとかなるというような気持ちもあったと思いますし。皆さんのお話で、きちんと勉強しなおしてみます。肥料のやりすぎでおこる害についても具体的に知りませんでしたので、ハッピーマンさんの説明がありがたかったです。
まだ、きちんと頭の中が整理されていませんが、みなさんのアドバイスをよく読んで、ちゃんと勉強します。ありがとうございました。


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