カイガラムシはどこからくるの?

[園芸相談センター]の過去ログです

あこ 【関東】 2005/10/15(土) 11:39:02
9月ごろからベンジャミンが落葉を始め、カイガラムシを発見しました。 竹串と素手で根気良く取り(歯ブラシでは取れませんでしたので)根元にオルトランを撒き、木には、家にあったベニカXをスプレーしました。
まだ100%取りきれてはいませんが、落葉はほぼおさまり、新芽も次々に出ています。
今後、カイガラムシの発生しない環境におきたいとおもいます。
現在は、リビングの窓際のレースのカーテン越しに置いてありますが、
夏場は全く陽が入らないので、週に2度ぐらい庭に出し、ホースで水を掛け、半日陰に半日置いて、夕方室内に入れるようにしていました。
室内環境としては、真冬でも10度以下になることは無く、真夏は30度以上になることはありません。 いつも反対側を網戸にしていたので、ベンジャミンに直接風が当たることはありませんせでした。 
夏に外に出している間にカイガラムシが付いたのではないかと思っているのですが、もしそうなら、来年からは外に出さないようにしようかとも考えています。
これで良いのでしょうか?アドバイスをお願いいたします。

やよい 【北陸】 2005/10/15(土) 12:17:16
ホントにカイガラムシってどこから来るのでしょうね。
風に乗って飛んでくるのでもなさそう........
というのはうちでは去年の春までずっとリビング(リビングの中をあちこち移動。最後は南窓側でカーテン越しの日が午後から少しはいる場所に落ち着く)で育てていました。こんな育て方を15年以上もしていて昨年初めて“ヒラタカタカイガラムシ”が葉の裏に。しばらく気が付かなかったのですが透明な粘液が葉に付くのでおかしいとよく見たらム、ムシが(^^;)
で薬剤散布をしたのを契機に昨年から春〜秋はベランダに置いています。もちろん真夏も。午前中3〜4時間は日が当たっています。
カイガラムシは風通しが悪いところで発生するとのこと。
で昨年以来、生育期にはベランダに置くことにしています。外の方が新芽の芽吹きも良いようです。昨年以来我が家の観葉植物にカイガラムシを見ることは有りません。
生育期に戸外で育てると株もしまり健康な株になるのでかえって害虫が付き難くなると思っています。

それにしても一番初めはどこから湧いてくるのやら.....
私にも教えてm(_ _)m

VITA [URL:http://vita.easter.ne.jp/] 2005/10/15(土) 19:09:38
>生育期に戸外で育てると株もしまり健康な株になるのでかえって害虫が付き難くなると思っています。

私も同じように思っています。
環境とか管理方法とかが原因でちょっと調子を崩すと被害がひどくなりやすいですね。
逆に言えば、健康な状態なら付きにくいように感じています。

部屋の中なら付かないとか、外だと付くとかも関係なさそうです。
私も室内で育てていた植物に発生したことがあります。
ベンジャミンじゃないですけどね、多肉です。
挿し穂を取って新しい用土で育てたにもかかわらず、です。

カイガラムシは短期間しか移動ができないものの方が多いそうですから
見えないところに卵が付いていたのでしょうね、きっと。

pinetree 2005/10/15(土) 19:19:39
「カイガラムシ 生態 移動」のキーワードでGoogle検索すると,以下などがヒットします。これはトップの2つですが,10件も読めば,あらかた解るようになります。
http://www.afftis.or.jp/kaigara/top.html
http://www.syngenta.co.jp/support/gaichu/gaichu08_kaigara.html

 カイガラムシと一口に言ってもいくつかの種類があります。
 すぐにイメージされるロウカイガラやカタカイガラ(だったかしら?)の類は,孵化直後は歩行しますが,定着すると移動しません。コナカイガラ,ワタカイガラなどでは,成虫になっても歩きます。

 カイガラムシは半翅目で分類上はセミなどの仲間です。オスは羽根を持って移動できるらしいのですが,極めて短命で植物に大きな影響を及ぼすことは無いようです。目にするほとんどのカイガラムシはメスで,羽根が無く,移動範囲も限られています。ただ,メスだけで単為生殖する種類もありますので,一匹でも入り込めば,気づかない間に増えている場合もあるでしょう。

 で,お尋ねの件ですが,
1.他の植物とともに持ち込むこと
2.マンション等のベランダであれば,風によって運ばれる可能性
3.アリとの共生関係にある種類では,アリによる移動(引っ越し?)
などが考えられます。ただ,専門家ではありませんので,そのおつもりで。

 防除に関しては,最初に示したHPの「カイガラムシの防除」などを参考にされると判りやすいと思います。

pinetree 2005/10/15(土) 19:28:24
 そうそう,VITAさんもお書きの件,肥料切れ,水切れ,日照不足などで植物が弱ると,確かに発生は多くなります。これは,ハダニなどでも言えることです。
 大発生してからあわてて薬剤を使うより,健全に育ててあげることの方が大切なのかも知れませんね。

たちつ 【近畿】 2005/10/15(土) 19:30:36

あなた方のような、高級グルメ族は、良く食べていますよ。
高級食品添加物。高級チョコレートに使うらしい。甘くて、綺麗な艶がでて、ほんのり紅がさして、美味しいらしい。

下の205-207番
http://www1.odn.ne.jp/~cak40870/add-kizon11.html

カイガラムシの多くは、羽があるので、とんでぇ〜 とんでぇ〜 飛来して、来るのです。2年性完全変体昆虫。

あこ 2005/10/16(日) 16:22:15
[[解決]]
たくさんのレス有難うございました。
人間と同じで、健康な木は病気に強いということですね。

少し陽に当てて丈夫な木に育てようという目的で外に出したのですが、その結果がカイガラムシでしたので、ちょっとしょげてしまったのでした。
隣の公園に桜、梅、椿、生垣、雑草と手入れをしていない木がわんさか生えているので、そのあたりからやってきたのでしょうね、きっと。

うちの木に付いたのは、茶色い木のこぶのようなものです。濡れ雑巾片手に毎日チェックしていますが、まだいます。 しつこい!

来年の夏は、リビングからベンジャミンちゃんがいなくなるのは寂しいのですが、2階のベランダに出してみようと思います。
出したら出しっぱなしのほうが良いのですよね。

さとまる 2005/10/17(月) 12:47:13
あこさん今日は。
解決されていますが私の経験からですが。
私は花木を多く植えていますので油断をしていると良くカイガラムシがつきます。
冬の間に硫黄合剤で消毒しておくと良いと、園芸の本に出ていましたので毎年実行しています。あまり見られなくなりました。
多肉植物等には、硫黄合剤は使えるかどうかは知りませんので悪しからず。硫黄合剤を使用されたら消毒機をよく洗っておかないと黒くなつてきます。よく効きますがそれだけが悩みです。

あこ 2005/10/18(火) 01:05:33
さとまるさんありがとうございます。
硫黄合剤ですね、さっそくホームセンターへ行って探してみます。

たちつさん、面白いサイトの紹介ありがとうございました。
綺麗な艶が出て…ん〜わかるような気がします。

ぽー 【関東】 2005/10/18(火) 08:23:19
石灰硫黄合剤についてなんですが。
私は農薬関係は全然詳しくないんですが、ベンジャミンに使うということには激しく「?」を感じます。
石灰硫黄合剤は昔からある農薬で、安くてさまざまな病害虫に効くようですが、強アルカリ性で臭いもきつく、また使用法を間違えると薬害が出やすい。したがって一般家庭で気楽に使う薬ではないと認識しています。
使用するに当たっては、適用植物(どの植物には使ってよいか、という法的な制限)や使用法をよくチェックすること。それはどんな農薬でも共通の原則ですが、石灰硫黄合剤は、とくにその必要の高い薬だと思います。

適用範囲ですが、たとえばネットショップのHPによると↓
http://www.rakuten.co.jp/gardensk/436158/430119/430120/430128/
参考過去ログ
http://botany.cool.ne.jp/wwwlng.cgi?print+200311/03110160.txt
http://botany.cool.ne.jp/wwwlng.cgi?print+200401/04010014.txt

この薬はいろんなメーカーから出ていますが、おそらく適用植物は似たようなものではないかなと思います。
私もバラのために石灰硫黄合剤を持っているのでラベルを見てみましたが、適用範囲はいちばん上のサイトと同じでした。ご覧のように果樹がほとんどで、あとはチャ、ムギなど。それ以外の、たとえば花卉や観葉植物に使えるかどうか、ラベルには記載がないので、農薬メーカーに問い合わせないと正確なところはわかりません。

この薬をバラに使っている人は多いのですが、実はバラには登録がありません。したがってバラに石灰硫黄合剤を使うのは、厳密に解釈すれば法律違反、よくある言い方をすれば「自己責任で」ということです。
使う時期は冬期限定。ベニカ〇〇とか、カイガラムシ用薬剤でもボルン、ポロポンVなどお手軽な家庭用農薬を使うときは、横着してマスクすらつけずにシューする私ですが、石灰硫黄合剤だけはマスク・手袋・エプロンなど厳重装備。マンションのベランダでは近隣にも気を使うので、早朝に、刷毛でぬりぬりします。

ぐだぐだ書きましたが、簡単にいうと、石灰硫黄合剤はよく効くかわりに、適用植物や使用法はかなり限られるということです。
ベンジャミンのように常緑で、冬季は室内に入れる観葉植物には、私だったら使いません。
pinetreeさんが紹介されているサイトを、もう一度よくご覧になることをお勧めします。


[園芸相談センター]の過去ログです

初心者用掲示板@園芸相談センター園芸相談センター