土の扱いについて

[園芸相談センター]の過去ログです

ロベリア 2005/09/30(金) 16:42:22
土って難しいですよね。次に空いたプランターにお花を植えようとして植えたら、一つだけお花がつかないのがあって、土を掘り返してみると何か幼虫さんがたーくさん出てきました。植える前に土を掘り返した時には何もいなかったようですが・・・とりあえずオルトランをまいて次のお花を植えようと待機しているのですが、大丈夫でしょうか・・・前日父はどなたかに聞いて土を洗えばいいと言ってバケツに土をつけていたら。。。なんと上にカビのようなものが浮いていたような感じです。洗っていいのでしょうか?
新しい土を使えばいいのですが、前の土もあるし・・・
土の再利用を教えてください。

園芸は2年目です 2005/09/30(金) 18:51:17
ロベリア さん こんばんは

下記は近くの畑を耕していた農家の方から聞いた話です。

鉢やプランターで一度使った用土は、次に使う前にブルーシート等の上に広げ、日光に当てて紫外線による消毒をすれば良いとか。
その方も次に植える土地を耕した後、1週間ほど寝かしていました。
(同時に与えた肥料が土に馴染む為の時間が必要だったのかも?)

布団を太陽に当てるのと同様かなと自分では納得しました。
現在、朝顔が植わっている土も、そうするつもりです。
新しい土を使い、古い土は庭に捲いても良いのですが・・・・。

私も初心者故、これが最善かどうかは分かりません。
また、地中の虫のことは全く不明です。ミミズなら、土壌改善に役立つ事は知っていますが・・・・。

Sub-Rosa 【関東】 2005/10/01(土) 04:37:56
画像があるほうが具体的にわかると考え、アドレスを貼り付けてみました。他にも方法もありますが、このサイトが検索した中では良い方でしたのでご覧下さい。
http://www.10-40.jp/how-to/engei-tokusyuu/engei-1/engei-1.html

Sub-Rosa 【関東】 2005/10/01(土) 15:13:14
上の方法で再生しても虫が死なないのなら、土に熱湯をかけて虫を殺してください 虫が居るのでしたら、できれば焼き土するのが望ましいですが難いことですので、この方法が無難でしょう。また、他に有効なレスが付くと思います。

ぽー 【関東】 2005/10/02(日) 04:26:17
こちらのサイトも参考に。↓(「4.土の再利用方法」をクリックしてください)
http://yasashi.info/tuko_top.htm
内容的にはSub-Rosaさんご紹介のサイトとほとんど同じです。
いちばんポピュラーな方法、ということですね。

再利用にあたって、新しい土を混ぜたりすることもありますので、「再利用」以外のページも参考になるかなと思って目次ページをご紹介しました。

ハッピ−マン 2005/10/05(水) 17:37:30
ロベリアさん、農家や園芸家は毎年広い同じ場所で植物を育てているように見えますね。また、植物そのものがどういうものであるか、どういう育て方がベストなのかを研究している学者もいます。そうしたプロの人たちの中では、極論として、「土はいらない」派と「土こそがすべて」派に分かれています。
さて、どういう土がいいのか、どうしたらよい土が出来るのか、ということになるのですが、基本的な考え方は定着しています。大切な順番は
@水はけがよいこと・・・土の中に非常に小さな粘土のようなものが増えてくると水はけが悪くなりますね。しかし、鉢植えで水はけが良すぎると肥料が流れ出てしまいますし、土の乾燥も早く進みます。液肥の場合は、施した成分の約10%が植物に吸収されるというのが平均です。鹿沼土や赤玉土は粘土が顆粒状になって隙間ができて水が通りやすいので重宝しますが、顆粒の中はあふれるほどの水分があります。ですから鹿沼土を粉々にして使用すると悲惨なことになります。腐葉土を入れる大きな目的のひとつはこれです。植物の根は、地上部の温度より高い状態が続くと急激に弱ります。土に水があると冷たいのではないかと思ってしまいますが、鉢に真夏の日光が当たると土のなかはそれはもう温泉状態です。

A土の酸度・・・大抵の植物は中性で元気に育ちます。ところで植物は成長過程で老廃物を出します、この老廃物は酸性です。また、土の中にある動植物が分解されてゆくときも酸性になります。それから最近の雨は酸性雨といわれるように酸性です。ということで、土は少しずつ酸性になってきます。園芸書で石灰を撒いて酸度を調整しなさいと書かれているのはこれを実現することです。

B土の消毒・・・普通の土の中には、1グラム中に100万個の微生物がいるといわれています。この中の大半は無害なのですが、植物に害を与える病原菌がいることも確かなことです。また、人間と同じように空気中の酸素で生きるものと、空気中の酸素を必要としないで土中の成分を分解して呼吸源としている二種類のタイプの微生物がいます。大抵の植物は丈夫であれば細菌に負けたりしません。空気中を伝播する病原菌が圧倒的に多いのです。ということで趣味の園芸では、土壌の消毒に大きなウエイトはありません。ただ問題は、植物が成長過程で出す老廃物は、有害性なものがあります。有害だから老廃物を体内から排出していると考えると分かりやすいかもしれません。ということで同じ植物を同じところで続けて植えると障害が出ます(連作障害と呼ばれています)。この老廃物をすばやく分解することは出来ないか?ということで多くの農業機関が研究をしています。プロの農家にとっては大きな問題です。

C土の肥料・・・ほとんどの植物は水に溶けた栄養分を根から吸収します。鉢植えの場合は、与えた肥料のほとんどが鉢底から流出します。ですから水に少しずつ溶ける緩効性肥料が有効的です。有機性肥料は植物にとっては直接的な栄養にはなりません。まず微生物が有機性肥料を食べ、その分解物が栄養になりますから効き目がでるまでに時間が掛かります。ですから最初に元肥として土に入れるのは、緩効性肥料か有機肥料です。わたしの友達に、植え付けのときに、わざわざ鹿沼土を乾燥させてそこに液肥をしみこませて使っている人がいます。ある程度の効果があることは確かなようです。肥料で大切なことは、与えすぎないことです。「過ぎたるは及ばざるがごとし」とは、肥料の諺だと思えばいいでしょう。 

最後に、植物が上手く育つかどうかは環境です。基本は日照条件と水です。最初にこれを誤れば苦労が待っているだけです。せっかくあなたの手元にきた植物ですから、まずそのことを第一に考えてあげましょう。
ともに頑張りましょう。


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