レッドカラント(フサスグリ)が枯れそうです・・・
まめ
【関東】
2005/08/02(火) 00:20:35
ベランダでレッドカラントを育てています。今年の春に苗を購入して50センチ位まで順調に成長していたのですが、暑くなってきたころから成長が止まり最近では葉やけ(?)して下の方の葉から黄色くなってきてしまいました。ちなみに苗を買ったときは花がついていたのですが、すべて落ちてしまって今年は実がつきませんでした。
本来寒い地域に適していると聞いたので日陰に置いたりしていたのですが・・・日中は家の中の方がまだ涼しいかと思って家のなかに入れています。(クーラーはきいていませんが。)水遣りは夕方涼しくなってからして、夜の間は外に出しています。
素焼きの鉢なので、気化熱で涼しくならないかと鉢の表面にも水をかけていますが効果はあまりないようです。どうにかして夏越しさせたいです!どう対処したらいいでしょうか??
たちつ
【近畿】
2005/08/02(火) 04:49:35
他所の学術論文から無断抜粋。 <(_ _)>
挿し木後2〜3年で結実し、5〜6年生で成木に達する。耐寒性は極めて強く、−35℃に耐える
開花時期 5月 収穫7月中下旬
(1) 繁殖
繁殖は取り木、株分け、挿し木。取り木は、春先に若い枝の根元に土をかけて発根させる。株分けは、親株の周辺に発生した枝の根元に発根が認められてから切り離して苗木にする。挿し木(休眠枝挿し)は、春先の発芽前に穂木を15〜20pの長さに切り(芽は2〜3芽付けて上部は芽の上で切る)、基部(土に挿す方)を45度程度の斜めに切り、排水の良い日陰の場所に地上1芽残して、穂木の長さの3分の2までさし込む。
(2) 植付け
植付けは発芽前の春植え(2-3月)が望ましい。土壌に対する適応性は広いが、排水の良い有機質に富んだやや粘質の土壌に良く生育する。栽植距離は、2m四方。植え穴は直径60p、深さ30cmとし、1穴に堆肥6〜7kgとようりん2握りを施して土と混合し、その上に表土を入れ、根を四方に広げてやや深めに植える。
3)結果習性
ふさすぐりは当年伸長した枝に花芽が着生し、翌春にそれが開花結実する。枝齢が進むと花芽が密着し、果房は短く貧弱になる。
大部分の品種は、自家結実性で単植でもよく結実する。
4)病害虫
ふさすぐりは、斑点病とナミハダニが発生する。斑点病は、葉に小さな褐色の斑点が現れ、次第に拡大し、周縁部は紫褐色、中央部は灰色となる。防除は、開花直前から収穫直後まで3回程度殺菌剤を散布する。ナミハダニは、成虫態で根際や落葉の下で越冬し、5月中旬ごろから葉を吸汁する。多発しないうちに殺ダニ剤を散布する。
以下は、私の四方山話。
簡単に言えば。地上部(樹冠)には、日当たりが必要。当家大阪では、遮光していないが元気。少なくとも、関西は、関西流の特別な用土配合があるくらいに高温多湿です。それに比べれば、関東は比較的ましかも。
ベランダの照り返しを防ぐ為に、すのこ などの台を敷くか、大きい鉢の中に植木鉢を入れて(二重鉢) 断熱保護するとかして、地下部を涼しくすれば良いのでは。私は、置く場所が無いので、必然的に寄せ鉢して、地下部を保護している。私は、用土保湿よりも、大気湿度にかなり神経を使っている。といって葉水はうどん粉病に結びつくので、植物同士の葉からの蒸散湿度に頼っている。昔なら夜露ということでしょう。
最近は、ヒートアイランドというか、鉄筋と道路舗装で、夜露がまず期待できない。夕立もきわめて少ない。(^_^;)
東南アジアへ旅行したときには、夜には毎日シトシト雨が降っており、昼間はカラット晴れていた。そこで「此れだ・夜露だ・大気湿度だ」と気が付いた。又、伊豆の山葵畑を見ていて、水は絶えず流れないと腐るのだ。だから、山の草花はジュクジュクでも水が流れているから、元気に育っているのだ。鉢は水が淀むから腐る(酸欠)。水が腐るから、根が腐る。(枯れる)。同じ枯れるのなら、しんどいめをして、苦労してまで水を遣らなければ楽と考え。萎れるまで潅水しない事にした。此れが成功した。
綺麗に・立派に育てようと考えずに、枯らさない・弱らせないようにすれば、それなりに、花も咲けば、実も成る。此れが私流の秘術。
ハッピ−マン
2005/08/02(火) 14:04:23
カラントは、周年日陰でも大丈夫な果樹です。我家のカラントは地植えですが、半日陰で盛夏に二時間ほど直射日光があたります。一年目の今頃、葉っぱが先から茶色くなり全部落ちてしまいました。てっきり枯れたものと思いつつ水遣りもせず諦めていましたが、翌年の春になって芽を出しました。枯れ木状態で8ヵ月立っていました。ですから涼しいところに置いて来年を待ちましょう。、
まめ
2005/08/03(水) 00:03:23
ありがあとうございます!すのこや二重鉢やってみたいと思います。ところで質問ですが、葉水はうどんこ病に結びつくというのは本当ですか?私はハダニの予防にと思って毎日朝と晩にしています。
今年はズッキーニに始まり、ハーブとプチトマトをうどんこ病で亡くしました。葉水をやっていた事と関係がある??んでしょうか?
たちつ
【近畿】
2005/08/03(水) 00:36:55
黴は、多湿で発生する。ハダニは、乾燥すると発生する。アブラムシは新芽が出ると発生する。と何事も程ほどに。
ハッピ−マン
2005/08/06(土) 15:27:31
人間が暑いとき汗をかいて体温を下げようとするのと同じように、植物も暑いときは葉っぱからたくさん汗?をかきますよ。葉にある気孔という器官(葉の裏側に多い)からでます(蒸散)。葉水は、これの手助けです。暑いときにシャワ−をあびるのと同じですね。ですから根っこから充分水分の補給があれば必要の無いものです。必要最小限でいいのです。ハダニが怖いのなら、三日に一度、夕方の水遣り時に葉水を兼ねてあげれば充分です。
病気を防ぐためには、植物を強く育てることです。その基本は根っこを丈夫にすることです。根っこは水分や栄養を吸収しますが、その原動力は、地上部の葉の先ほどお話した蒸散の力なのです。根が成長する力は、水分の不足というストレスです。根は水を求めて伸びるのです。乾燥したら水をたっぷり与えましょうと言われるのは、根の成長を助けることなのですよ。また根も酸素を取り入れて呼吸をしています。水切れの良い土が良いといわれるのは、たっぷり水をあげたときその水が鉢底から抜けて古い空気を追い出し、新しい空気が土の表面から入るのですよ。 ながながと書きましたが、分かりきったことが、花や植物を愛す
るが故に行過ぎてしまうことになるのでしょうね。
sabu
【東海】
2005/08/06(土) 16:57:40
うちのは、半日陰で地植えなのですが、やはり夏の間に葉が茶色になってしまいます。重い土で水やりは雨だけです。それでも年々株は大きくなっているし、実も増えています。もともと冷涼な土地の植物なので仕方ないとおもっています。多少汚くなっても来年はまた復活してくれると思いますよ。ただ、鉢植えとのことですし、下の葉から黄色くなってくるということなので、鉢が小さい場合は根詰まりってこともあるかもしれませんね。葉やけなら、日当たりのよい上の方の葉が、ふちから茶色になってくると思いますので。この時期植え替えは禁物だけど、スポッと抜いて大きめの鉢に植え替えかえてあげたほうがいいかもしれません。土が増えれば水もちもよくなるし、管理が楽になります。それから、あまりあちこち置き場所を変えない方がいいですよ〜。室内もあまり良くないように思います。
りっこ
2005/08/06(土) 19:20:44
カラント大変懐かしい思い出があります。昔昔のことです。50年ほど前北海道の親戚の庭に赤い実が付きこっそり食べた記憶があります。7年ほど前、埼玉で20cm程度の苗を2株を購入し、プランターで育てていましたが、さっぱり成長せず(適当な土でほったらかし)葉は落ち、いまにも枯れそうでした。4年前に千葉の庭に移植しました。途中で場所を移動し、おそらくこのまま枯れると思っていましたが、そのご息を吹き返し、昨年から懐かしい赤い実をつけ1mほどに成長です。大変丈夫な果樹です。枯れても枯れても生きかえります。半日くらいしか日が当たりません。ちかくにはムクゲが咲いています。そんな環境でも元気です。是非復活させてください。
野いちご
【関東】
2005/08/13(土) 19:25:12
はじめまして。子供の頃、カリンズと呼んでいました。
たちつ様、ハッピーマン様のコメントは他の植物にも当てはまりますよね。大変参考になりました。有難うございます。
私自身レッドカラントは育てた事は無いのですが、
りっこ様のコメントとも合わせると、「今年の春の購入」ということですから
レッドカラントにすれば、今年は「この環境に馴染むのに精一杯」とう心境ではないでしょうか。「暑すぎて成長するなんてとんでもない!」
30℃以上の日が毎日・当たり前というのは、北海道出身の私からすれば大変異常です。
だからといって日中は室内へ夜は外へ、では植物も目が回ることでしょう。
住んでみて内地(本州)は、かなり湿度が高いと感じました。
私も樹木を鉢で育てていますが、野生の植物は人工的扱いをされる(鉢に植え付けられる)と枯れはしないが成長が鈍くなると感じます。水やりにしても人間が与えるのと自然界からの雨とではイキイキさがまったく違います。
鉢の管理では、土の上に直に置くと鉢底から根を伸ばして来ます。
コンクリートはかなり暑く根がやけど状態になり、ついうっかり置いといて「綺麗に咲いている」と見とれている内に枯らしてしまったことが何回もあります。
ウドンコ病・ハダニは私も経験ありますが、ここ数年試しているのですが、特に野菜など口に入れるものには有機質系の肥料を使い、更に肥料切れにならないように気をつけています。
化成肥料は、よ〜く観察してみると肥料切れになると途端に虫がついたり、病気になったりし易い。そして いまひとつ植物に活力が無いと思いました。口に入れるものには薬剤は使いたくないので、有機質系肥料にしてみたのですがハダニは今年はまだ見ていません。ウドンコ病は風通しが悪いと出易いですね。トマトとバジリコは共生植物でお互い助け合って虫が近寄らないと知ってからは一緒に植え付けています。長くなりましたが参考になればうれしいです。
たちつ
【近畿】
2005/08/13(土) 22:00:35
>化成肥料は
農薬と一緒で、便利ですが、何か一味足りませんね。科学で解明できない何かがあります。
何事も楽をすれば、後がしんどい と云う事ですね。二乗に反比例するという事でしょう。どの地点が X=Y なのかなぁ〜 (・・?
政治で云えば、好き嫌いは別にして、共産主義も資本主義も、それぞれ長短があります。共産主義は権力者の利益が優先されるし(物が末端まで行き渡らない。)、資本主義は無駄が多い。(不必要なものを造りすぎる。)
何事も、お互いの欠点を補いながら、有効に利用するのが本来の姿かもね。
堤防もコンクリートで護岸工事すれば、洪水は防げますが、水は自然浄化しないので、川や海は死んでしまいますしねぇ。ところでダムに堆積したヘドロはどのように始末するのでしょうか。まさか山へ戻す訳にも行かないし。これからの温暖化局所豪雨や干ばつで、飲み水がなくなる。琵琶湖に近かったので良かった。60年でダムが埋まるかぁ〜。自然の力は凄いものですね。オッドロキィ〜。
Aを褒めれば、Bが焼餅焼くし、Bを宥めれば、Cが行方不明になるし・・・困ったものです。(^_^;)
何事も程ほどに!!
ハッピ−マン
2005/08/14(日) 08:36:21
植物を見て生き生きしていると感じる時というのは、見る人の精神状態も生き生きして感受性が高いのでしょうね。
化学肥料は、田畑や山林で機械を使って撒きやすいように顆粒状に成形してあります。液体状の化学肥料は、輸送、保管、使用のどれをとっても固形肥料にかないません。ところが植物は栄養素を水溶液の形で吸収しますから、効果という面では液肥がまさります。
ところで、植物の必要とする栄養素は成長段階で量、種類が異なってきます。また栄養素の根からの吸収能力も限られています。
いったい、何がいいたいのか? 即効性肥料としての固形肥料はムダが多いことです。そうかといって市販されている液肥というのは、含まれている成分から考えると超割高です。ということで家庭園芸で化学肥料をお使いになる場合は、水遣りの水の中に固形肥料をほんの少し溶かして使用するのが効果、費用の両面で得策です。また土壌のためにもそのほうが良いでしょう。
もともと化学肥料の開発は、農産物を短期間に効率よくまんべんに育てるための農業資材として使用しやすいように研究されたもので基本的ににプロの農家用です。家庭園芸は個人的な趣味と実益を兼ねた楽しみが主体ですから、化学肥料の使い方にもひと工夫して欲しいと思います。たとえば、即効性の固形肥料を鉢土の表面にばら撒いている方がおられますが、鉢土にほんの少し埋めるだけで効果がかなり違います。
何事もお互いの欠点を補いながら・・・というのはまったく同感です。両極端とまでいかなくとも、物事を為すに、最低ふたつの考え方がないと、良いかどうかの考察ができませんよね。
(ハッピ−マンは本日、滋賀県からの投稿でした。)
初心者用掲示板@園芸相談センター