クンシランの根が腐ってる?
ともきち
2004/09/17(金) 12:50:01
はじめて相談させていただきます。購入して3年目のクンシラン、ずっと室内で育てています。何度か花も咲き(茎は伸ばせなかったけれど)、昨年春に植え替えもして元気に育っていたのですが、ここ1ヶ月ほど(7月ごろに花が咲いた後)土の表面に顔を出している根がじくじくと腐ったようになってきて、カビのようなものもついています。新しい葉が出ているものの、ほとんど育っていません。今は根腐れを警戒して水遣りを抑えているのですが、状態は変わりません。なにか良い対処方法がありますでしょうか。
犬塚信乃
2004/09/17(金) 15:54:29
先ず、花茎が伸びずに開花したということは、低温に置かれた期間が
なかったことによるものです。
クンシランの花茎を伸ばして咲かせるためには、外気温が5度を下回る
ようになるまでは外で育てるようにしたいものです。
次に7月に咲いた、とありますがそれも室内で育てていることに由来する弊害だと思います。
根が飛び出しているとのことですが、それは根が空気を求めている、根詰まりの症状ですので、通気性優先の用土での植え替えが必要です。
根腐れのようですが水遣りを少なくするだけでは完治しません。
植え替えの際に根をよく観察して、腐った部分を完全に除去した後
ベンレート水和剤の2000倍液に1時間ほど漬けたのち陰干ししてから
植え替えし直すことをお勧めします。
花kei
2004/09/17(金) 15:55:31
高温多湿時期に発病しやすい白絹病,根腐れ病などが考えられます。白絹病では鉢の表面に薄いくもの巣のような菌糸が発生して株元が薄茶に変色、根腐れ病は高温期に水のやりすぎでおきる。根が段々腐り株が倒れてしまう。株元はしっかりして固い。どちらかに当てはまらないでしょうか?トップジンというクスリで回復可能のようです。
白絹病・・・侵された部分を綺麗に水洗いしてからトップジンM水和剤1000倍液を塗布し、4,5日陰干ししてから新しい用土と新しい鉢に植える。
根腐れ病・・・葉元部をナイフで切り直し、トップジンM水和剤1000倍液につけて、4,5日陰干ししてから新しい用土と新しい鉢に植える。根がなくなって倒れやすいので、支柱を立てる。
以前に咲かせたとき、茎が伸びなかったのは低温に当てなかったせいではないでしょうか。5〜10度の低温に2ヶ月ほど当てないと花茎の伸びに影響が出ます。
花kei
2004/09/17(金) 16:22:11
私がもたもたとカキコミしている間に、犬塚さんからのすばやいレスがあって、私もお聞きしたいのですが、ベンレート水和剤とトップジンM水和剤では殺菌と菌の侵入予防という点ではどちらでもいいのでしょうね?ともきちさんが余計な悩みを抱えてもいけないと思いまして・・・
犬塚信乃
2004/09/17(金) 17:55:59
花keiさん、こんばんわ。
トップジンMはチオファネートメチル剤、ベンレートはベノミル剤で
どちらもベンゾイミダゾール系の農薬で、化学的組成もほとんど同じ。
病気に対する作用点もほぼ同じですのでイコールと考えて良いようです。
一昔前は、守備範囲の広い農薬としてもてはやされましたが
今では、灰色カビ病やウドンコ病には交叉耐性が明らかで、効果が
ありませんが、シラギヌ病や褐班病立枯れ病などにはまだ卓効が
あるように思えます。
ともきち
2004/09/17(金) 18:42:59
早速のアドバイス、どうもありがとうございます。観察したところ、根が変色して菌糸のようなものも認められ、「白絹病」のようです。根ぐされも病気も同じ方法で対処できるのですね。すぐ手当てしようと思います。これから秋にかけて屋外に出してみようと思いますが、植え替え後すぐは良くないですか。安定するまで待つと気温が低くなって、3年間一度も寒さを味わったことが無いうちのクンシランが耐えられるものか心配なのですが・・(札幌在住です)
犬塚信乃
2004/09/17(金) 19:04:25
植え替え後2週間くらいは日陰で、それからだんだん明るいところに移動して
一ヶ月後くらいに外でいいかも?だけど10月中旬の札幌は?
ちょっと微妙なような気がしますね。
花keiさん、どうなんでしょう?
花kei
2004/09/17(金) 19:47:25
犬塚さんよくわかりました。農薬も耐性ができるので次々新薬が必要なのですね。
ともきちさん、私も札幌ですので同じ空気でカキコミしています。
本当は9月中の植え替えはお勧めではありません。花芽の分芽期なのです。けれども7月に咲いてしまったし、病気の治療が先決だと思いますので、今度の春先の花はあきらめて植え替えしてください。新葉の展開も悪いようなので、根がそうとう傷んでいるのでしょうね。
水遣りはしていないようなので根は柔らかくなっていて作業はしやすいと思います。犬塚さんのおっしゃるように植え替え後2週間は日陰です。水やりは表面が乾いたら十分与えます。3週間たったら、新根も伸びるのでごく薄い液肥をやり、置肥もやります。問題はどこで管理するかですよね。我が家では5月から10月中は外です。最低気温が8度ぐらいで、そろそろ家に入れる準備です。今の時期でも直射日光はかなり葉にきついですから、遮光ネットをつかいます。いきなりでは葉が焼けます。特に外に出たことのない、箱入りクンシランですものね。心配でしたら、今シーズンは今までどおり家で経過をみて、ただし、花芽が見えるまではずっと寒い部屋の窓辺というのがいいと思います。
札幌の家は暖かですから、結構この時期に置き場所がないです。
我が家もセントラルヒティングにしてからは、寒い日当たりの部屋がなくなり、シンビジュームやクンシランなど、寒さに当てて花芽を成長させる鉢物には苦労しています。来年の春からはぜひ戸外でネットを使って管理してみてください。
ともきち
2004/09/17(金) 20:36:45
[[解決]]
犬塚信乃様、花kei様、ありがとうございました。
そうなんです。うちも昨冬セントラルヒーティングにしてから、「寒い場所」が無くなってしまい、鉢植えはもちろん、冬場は野菜や漬物の置き場にも困るようになりました。札幌の条件に合ったアドバイスをいただけてうれしいです。
まずは、急いで殺菌&植え替えをしてやることにします。
どうもありがとうございました!
VITA
[URL:http://vita.easter.ne.jp/]
2004/09/17(金) 23:50:50
私も札幌に住んでいるときは花茎が短かったです。
なんせ、札幌の冬は「暖かい」ですからね(^_^;)
ウチでは階段室に置いてました。
日照がたりないんですが、唯一暖房が入ってなかったので。
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