芝生をはがした後の土の改良について
梅子
2004/09/02(木) 22:16:49
庭一面に芝生がはびこってしまって雑草が生えてしまったので
一部約1坪くらいを芝生をはがして花畑にしました。
これをやったのが6月下旬のことで
土を耕して腐葉土を2袋入れただけでした。
知識も無くあまり研究もしていなかったので何を入れれば良いか
分からなかったものですから。
そこにヒマワリ・アサガオ・ガザニア・バーベナ・キンギョソウ
ケイトウ・日日草などを少しずつ植えていました。
ヒマワリ・アサガオは結構大きくなり花も咲きました。
小さい花達はあまり大きくならず枯れてしまったものもあります。
夏も終わるので来年の準備をしようと思います。
来年の春チューリップ・フリージアを咲かせようとおもいます。
が、今鉢に7月に買ったクレマチスが2鉢あるのでこれも
植えたいとおもいます。
ヒマワリを抜いたら大きな穴があいたのでそこに植えようかと
思っています。
今ある小さな花達は抜いてもう一度耕して土の改良をしなければ
なりませんが、
どんなことに注意してどんな肥料を入れれば良いでしょうか?
球根類とクレマチスは同じ肥料で良いのでしょうか?
周囲にはいちい・百日紅・さつきなどの木が植えてあります。
アドバイスよろしくお願いします。
pinetree
2004/09/04(土) 10:53:09
一般的な畑地での土壌改良の話を基本とした場合ですが
有機物は良質の完熟堆肥を、年2t/10a施します。今まで有機物を入れていなければ、初年度は5〜6t/10aくらいでしょうか。
面積が1坪とのことですので、一年目に16〜20kg、2年目以降様子を見ながら7kg弱と言う事になります。未熟な腐葉土や堆肥ですと、カナブンの巣になったり、キノコが生えたりしますので、あくまでも「良質」な完熟堆肥や完熟腐葉土をお使いください。私は、腐葉土は、本当に質の良い物に出会った事がありません。葉の形が残っていたり、チップが混入されているような物を多量に使うのは避けた方が無難です。
有機物の肥料分は、5〜6年をかけてゆっくりと溶出し、肥料をたくさん必要とする植物では不足する可能性があります。考え方にもよりますが、少なくともチッソ、リン酸、カリについては、化成肥料で補う事が必要と思います。チッソ成分10%の化成肥料で一坪なら、年間300〜500gくらいでしょうか。土壌条件や育てる植物によって異なりますので、最初は少なめに与え、様子を見ながら増減します。
石灰については「1平方mあたり○○g施す」と書かれている園芸書もありますが、植物や本来の土壌PHによっても異なりますので、一概には言えないと思います。
土壌改良は、有機物と石灰や熔燐など不足する資材を施しますが、家庭菜園などでは一度にそれらを施す事はまれです。多くの人は、植え替える場所ごとに、堆肥を入れたり肥料を入れたりしているでしょう。いまある植物を抜いてまでの改良に、あまりこだわる必要はないと思います。
肥料についても同様です。植物によって要求量は異なりますが、同じ肥料をやられる方がほとんどでしょう。もしやってみて生育に支障があるなら、変えていけば良い事です。あと、施肥時期や肥料の種類は、あなたのこだわりと勉強次第と思います。
なお、芝生はこまめに刈り込めば、雑草はかなり少なくなるはずです。きれいな芝生を維持するのはとても大変ですが、気持ちいいものです。
梅子
2004/09/04(土) 16:30:51
pinetreeさま
御丁寧な御説明ありがとうございます。
完熟堆肥とは牛糞・とか鶏糞のことでしょうか?
それとも腐葉土だけでも良いのでしょうか?
苦土石灰と消石灰を買ってきたのですがどちらかをいれても
良いのでしょうか?
球根とクレマチスは同じ土地で良いと言うことですよね。
チューリップが終わったら夏には何を咲かせようか
考え中ですがそれもあまり考えなくて良いということですよね。
来年綺麗な花がたくさん咲いてくれるのを楽しみにやってみます。
pinetree
2004/09/04(土) 18:49:54
まず「完熟」ですが、発酵を終えたと言う意味でご理解ください。
先にも書きましたが、葉の形やチップがそのまま残るような「腐葉土」は「未熟」です。
土壌改良に用いる有機物は「熟度」が問題で、量にもよりますが未熟な物は、先に書いたカナブンの発生や発根阻害など、害になる場合もあります。
つぎに「堆肥」ですが、厳密にはワラや草を積み上げて発酵させた物です。敷草、敷ワラとして使い、家畜の糞尿などと一緒に発酵させた物は「厩堆肥」です。市販される「牛糞」は多くの場合は「牛糞堆肥(厩堆肥)」だと思います。ですから、これを使えばよろしいかと。
純粋な「鶏糞」は、チッソやリン酸分が高く、有機物としてよりも、化学肥料に近い効きを示します。もし坪当たり20kgも入れれば、とんでもない事になりますのでご注意ください。
ただし、堆肥と混合し発酵させた形の「鶏糞堆肥」のようなものもあります。こちらの場合は、混合割合にもよりますが、堆肥と鶏糞の中間型の効きになります。
石灰は、カルシウムの補給と土壌酸度の矯正の2つの目的がありますが、先にも書きましたように「絶対に入れなければいけない」ものではありません。その要否は土壌条件次第で、花壇の条件を知らない私には解りません。
肥料の3要素はもちろん微量要素も、必要に応じて補うべき物です。酸性に弱い植物が育ちにくい、あるいはカルシウム欠乏の症状があるなど、現状で、問題があれば入れたら良いと、私は思います。
苦土石灰と消石灰は特性が異なります。WEB等で検索すれば結構出てきますので、調べてみてください。
梅子
2004/09/04(土) 19:08:06
御親切なアドバイスありがとうございます。
腐葉土を2袋買ってあるのですが葉の形が残っているので
まずいですね。
牛糞用意します。あと1ヶ月くらい前に野菜や花の苗を売っている
お店で「オリジナルの5年もの堆肥」というのを15kg買ったのですが
内容がなんだか分かりません。
粉状にさらさらしていて袋にも何が混ざっているのか
書いてないので。何に使っても良いと思って買っておいたのですが。
石灰について調べます。
pinetree
2004/09/05(日) 08:27:22
堆肥あるいは厩堆肥ですが、最終的には
>粉状にさらさら
になります。
簡単な見分け方は、大きな有機物(炭化していないチップや草の繊維など)が無い事。臭いがしない事。などでしょうか。本当に未熟な物は、見てすぐに解りますし、条件もよるでしょうが湿らせて袋に入れておけば再発酵を始めます。
無責任な言い方で良ければ、買っておいた堆肥でよろしいかと思います。あとは貴方がお店をどの程度まで信用されるかでしょう。
すでに入った腐葉土の量が解りませんが、今年はその堆肥で十分ではないでしょうか。
未熟な腐葉土は、多量に入れれば問題ですが、少しづつつかえば大きな問題にはなりません。深く耕す時に使われたらいかがですか。
でも、あまり神経質にならずとも、家庭園芸程度なら、適当にやってても何とかなるものですよ。
梅子
2004/09/05(日) 08:39:19
[[解決]]
ありがとうございます。
お店といっても農協みたいなところで
多分そこで作っているのだと思うので信用はできると思います。
これでやってみます。
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