南天の実

[園芸相談センター]の過去ログです

ときちゃん 【近畿】 2018/03/26(月) 17:16:10
鉢植えの南天、花は咲くのですが実になりません
なにが悪いのでしょうか

花梨 【関東】 2018/03/26(月) 19:13:30
花の時期はちょうど梅雨に当たります。
ナンテンは昆虫によって花粉が運ばれ結実しますが、長雨と開花期が重なってしまうと
虫も少なく、さらに花粉は水分に弱い性質を持っていますので結実しにくくなります。

家の近くにあるお寺にも大きなナンテンの木がありますが、山門のすぐ下に
ある木は毎年たくさん実をつけますが、屋根のない塀の脇にある木はちらほらとしか
つきません。

鉢植えでしたら開花前に雨の当たらないような場所に移動してみては如何でしょうか。

普段から雨が直接当たらないような場所で管理されているのであれば、根詰まり等
他にも原因があるかもしれません。

その際は苗の大きさ、鉢の大きさ、栽培年数、施肥などの情報を追記してください。

ナリテン 2018/03/26(月) 21:15:42
南天の花が満開になる時期が、日本では、ナンテンにとっては、運が悪く、丁度シトシト雨が続く、梅雨の時期と重なります。

草花は、動物と違って、移動することができません。移動できないという事は、より最適な伴侶を見つけられなくなり、近親結合するしかなく、過保護と同様に、井戸の中のカエルのような世間知らずとなります。これは、井戸の中が、永遠に快適な状態が続くのならば、良いのですが、
井戸水が枯れ、一瞬にして崩壊埋没すれば、子孫が絶えることにつながります。そこで、編み出した良い得策が、子孫繁栄の為に、有益な情報や巧みな業を花粉に凝縮させ、拡散させる事により、新天地の雌蕊と結合させれば、少なくとも2ケ所の情報と業を身に着けた新たに優秀な子孫へと引き継きができるだろう。この発明がすごい事だとなり一躍有名になり、一斉に広まりました。他方、花粉はどこへ飛んでいくのやら、解らないから
鉄砲玉は嫌いですという草花もいる。そこである程度解放しつつ、ある程度腰ひもで縛っておいた方が良いのではとなり、その家庭家庭で、自由に選びなさいとなった。

いずれにしても、花粉は、細かくて、ほどほどに乾かないと、足もなければ羽もありませんから、飛ぶことも移動する事もできません。

この、小さくて乾く(軽い)こと必須条件の花粉が、雨に濡れたら、くっついて大きな塊になったり重く成ったり、水死になったり、、低体温症等や雨粒で叩き落されたりで、花粉としての役割を果たせることが不可能となります。
更に、南天の花も、時期同じくして、一斉に咲きますから猶更の事です。

そこで、雨降りの時には、雨傘をさすとか、雨の当たらない軒下や木陰へ移動するとか、雨の降らない日に、茎を揺さぶる(人工授粉)とかすればよいでしょう。

晴天そよ風が一番望ましいかも。

ある意味、南天の難は、天からの雨による災いの事かもしれません。
その雨から、逃れた花粉が孝行者として、赤く色き
その赤は、朱雀の不死鳥としての象徴なのかも。
朱く色づけば、子孫繁栄につながるし、赤は、目立つことから、食べ物の少ない冬場に、小鳥に見つけられやすく食べられたら、施しとして、広い意味で社会貢献にもつながるかもしれない。

花が、咲かなくなれば、茎を30cm以上残して、秋ごろまでに切り詰めれば、新芽が生えて、その新芽が梅雨頃に花が咲きます。

なお、南天の品種でも、厚かましく欲深い名前の「お多福南天」は、実が付きにくい部類です。名前一つとっても、程々の中庸が良い。

>なにが悪いのでしょうか
栽培者さんには、気配りが足らないかもしれませんが、何も悪い事はしていません。
あえていうなれば、運が悪いだけです。

気配りの一つが、雨対策不備です。

花が全ての茎に、咲かなければ、自然任せの放任主義で、株元(表土付近で切らない)から、概ね30cm以上残して、又は1/3残して、葉を残さない位置で、花後〜晩秋までの時期に、切り落とせば、新芽が生えて、全ての茎に、翌年の梅雨頃に花が咲く可能性が大です。

色ずいた実房を、正月に飾りたければ、今度は花とは逆に、乾燥し冷たい季節風から、守って、実が乾燥しないように、すればよい。秋雨は、良い事です。
比較的、湿気の多い谷あいや木陰付近は、実が乾燥しにくく正月を過ぎても瑞々しい実なりです。

そういった意味で、土塀や庭木で薄暗い内庭や不浄な手水鉢の厄除け目隠しワンポイントとして、昔はよく利用されていました。
今は、正月盆栽のお下がりが、あちこちで鬱蒼と生い茂っています。

挿し木でも簡単に、根付きます。

一番厄介なことは、要らなくなった時の撤去です。
根掘りです。根掘りが甘いと、再び鬱蒼と茂りだします。
七五三程度の茎数に収めておいた方が無難です。
間引く場合には、茎を一本一本株元表土付近で切る。株元付近からの新芽も株茎更新で必要ならば別として、地際で刈り取る。
その捨て茎は、昔は、メジロウグイスカナリアの止まり木や草花の支柱に使っていました
葉は、近所親戚への祝い印お披露目お裾分けとしての赤飯重箱の飾り?防腐材?としていた。
実を正月の生け花、観賞用以外に利用するようになったのは、のど飴からです。

ときちゃん 2018/03/27(火) 11:00:26
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鉢の置き場を変えてみます
ありがとうございました


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