突然オリーブの葉が散ってきた

[園芸相談センター]の過去ログです

佐々木幸子 【関東】 2017/05/09(火) 11:14:20
昨年の夏に友人に頂いた鉢植えのオリーブについてご質問です。
丈は140cm位で先月たーくさん蕾を付けました。
土が完全に乾いたらたっぷり水遣りを行なっていますがそれ以外は全く何もしていません。
植木屋さんからきたままの植木鉢(直径25cm、高さ30cm位)に植えてあります。
東のベランダに置いてあるので午前中はたっぷり日光浴、少し風当たりは強い環境のところにあります。
3日前に突然バラバラ葉と蕾が落ちてきました。
少し落ち着いてきましたが矢張り青いままの葉が落ちてきます。
対応の方法を教えてください。
宜しくお願い致します。

落ち葉 2017/05/09(火) 17:19:19
回答スペック(モバイル系)

水不足による防衛反応と想定されます。
根の戦闘力と毛根域の品目との不一致による敗退。




回答スペック(大画面PC系)・・・推奨
>土が完全に乾いたらたっぷり水遣りを行なっています

1)まず、オリーブ栽培の大原則の一つは、温暖地域の地植え向きでありノビノビと大きく育てるべきものです。
当初日本では、専門プロ管理の地植えでさえ困難であった。唯一小豆島でしか有益栽培目的としては育てられなかった。

ただし、今では、自由性が極めて限定される鉢植えでも、一寸した気配りさえすれば、容易に育てられる温暖系の常緑樹群でもあります。
・・・鉢植え(積極的な人為的な配慮が必要、人為的保護を絶てば極めて短命に終わりやすい)と地植え(温度条件を除けば自立性に委ねても生存する)の違いを再確認する

植物の生存最低条件は、太陽(日曜日)・温度(火曜日)・水(水曜日)・酸素及び栄養素元素(土曜日)のバランスで時系列周期(月曜日)が成立する。動物の場合は、他に食べ物たる植物が必要(木曜日)で、人間は、火曜日の温度が調理加工となり、更に蓄財たる金曜日も必要となる。すなわちカレンダーの意味となる。
このカレンダーの並べ方が科学の進歩から遅れている。少なくとも2方向の要素が入り乱れている。
絶対配列ではなく、体感自然感覚配列となっている。イメージとしては、
太陰暦(第一次産業向けの尺貫法、変動基準、表意文字)であり、太陽暦は万能世界共通基準(物理的な絶対値基準、固定基準、メートル法、意味不明な根拠ある表音文字)

微生物が解体掃除屋の部品供給担当なら、植物は組み立て屋さんですが、分解加工も担当しいます。植物の根がある程度分解する機能も持っています。つまり根が広範囲に探しに行き、分解加工します。従って生存に条件として、基本的には、人為的な施肥の必要はありません。ちなみに、動物は、捕食消費専門担当です。
鉢植えは、植木鉢に、極めて狭い場所へ閉じ込め、隔離制限することが原則とされていますから、基本的な探す能力が発揮できません。
特に、日曜日火曜日水曜日土曜日の内、水曜日のバランスが解りにくく、土曜日の質も解りにくい事です。従って、月曜ボケが発生する。
水曜日の意味は、水分補給(吸水)と貯水(体内備蓄)と排水(蒸発)の循環ですが、その植物の担当部署は、主に根の最先端付近の毛根部分にあります。
この毛根は、耐久性に極めて弱く寿命も極めて短く常に新陳代謝させないといけません。
水は、土に与えるものではなく、この毛根に与えなければなりません。
更に、水の中継地たる土の性質も、混合物ですから、基礎資材の多様性の上に、更に混合物としての多種多様な性質が加わり、管理しやすい混合物としないと、後々の管理が面倒になります。
ここに、培養土の種類の多さと簡易な植物群別培養土が併存することになります。

更に、水やりは、毛根への水分補給とともに、酸素の供給も兼ねています。液体気体の置換法による換気循環。
老廃物や捕食敵対菌たる悪玉菌の排出も兼ねています。

そこで、理屈としての水やりは、植物の根毛の状態をより活性化させるために、どうするかです。
1)視覚できない土の中にある根毛のご機嫌伺いをする
根毛の状態は、新芽や若葉に敏感に表れる。
お腹を壊せば、腹痛下痢嘔吐するようなもので体感できるイメージ。母親は、赤子の鳴き声のみでその度合いを判断し対応する。
2)水やりは、培養土を洗う気持ちで、鉢底からドボドボと流れ出る排水の状態(水の色汚水の匂いなどや根毛の香り)で判断対応する。
水受け皿は、床を汚さないためのものであって、水をためるものではない。
併せて、肥料は、与えるものではなく、流失消費した減量した分だけ補給するもの。成長度合いに応じて植物の要求量を調節するもの。
生まれたての赤子には、それなりの健康母乳であり、や病人に流動食や輸液、であって、山盛りの、高級和牛でもグルメを与えられても体調を破壊する。根腐れ死滅現象。
いくら豊富にあるといっても、海水や洪水の水は、飲めません。
いくら名水と言っても、お腹満腹感なら、飲めないし、のどが渇けば、嗽だけで納得する。

3)水やりと酸素供給
水を流し込むと土の粒子と粒子の間の空間(真空ではない、空気の層となっている)の空気(酸素)が水圧で排出され、水と置き換わる。
次に水が重力で、排出されると入れ替わりに、空気が吸い込まれる。この繰り返しで、強制置換により換気される。

以上の3点から、水やりは、定期的に機械的にするものではなく、乾湿のメリハリを付ける。
与えるのなら、たっぷり土を洗う気持ちで取り組み、また間欠泉のように、ONoffのメリハリを付けて換気し新鮮な酸素を送り込む。
培養土が乾燥しすぎたら、土の微粉末や有機質が、水をはじくので、しばらく鉢土ごと水に水没させてから、水を切りをし改めて、水やりをする。
土が硬化陳腐化しているようなら、竹箸金箸で、簡単に突っ突いで土を丁寧に解し、固定した排水路を破壊し排水路を拡散させる。

他に、鉢植え環境という制限区域ですから、成長に応じ(水やりでは洗浄できない、不要な根の掃除や根密度の調節、根詰まり改善)又、培養土の陳腐化を改善するために、植え替える。
植え替えは、急激な環境変化と根や茎葉の切除を伴いますから、枯れる死滅するリスクが一番高い。
植え替える時でしか視覚化できない、根の様子をじっくりと観察し、根の分布状態と根の成長新陳代謝を自覚理解し、よいよい根毛の環境づくりのために、基礎資材の選択や混合比率を改善したり、施肥や水やりの是非を再考する。
植え替えは、土を入れ替えるだけではない。

今回の対策は、水やりの不手際が原因と思われますから、半時間ほど、鉢土とも水に水没させ、新芽が生えてくるか様子を見ないと仕方がありません。
根の働きとして、株元近くの太い根は、木を支える支柱を担当し、次の中根は、太い根の補佐役で、細根は毛根の製造担当で、
毛根は、水分と栄養素を吸収して、栄養素から養分に変える葉へ送り出す。
ここで、ダメージが中根の死滅まで進んでいれば、これから細根根毛を作らなければなりませんから、製造修復日数もかかり、木が枯れる確率も高くなってきます。脱水栄養枯渇などのほかライフラインも寸断されます。
更に、弱いものはイジメの対象になりやすいのは、人の社会ですが、人以外の社会では、餌となり自然界から抹消されやすくなります。駆逐される腐るとなる。

個人的には、鉢植えを買った貰ったらしばらく鑑賞し、開花中であったとしても、季節外れであったとしても、直ちに植え替えます。
たとえ、この植え替えが原因で、枯らしたとしても、根の状態や土の性質の確認を最優先としていますから。

と、どうでもよい事を羅列しました。

要は、末永くお付き合いするのならば、静物としてではなく、生物として、家族並みの人権?を付与し、対等に対話しなさい、保護しなさい、そうすれば、お互いの気持ちも理解しあえ仲良くなれるでしょう。オリーブの気持ちになって、尚且つ栽培者の顔を立つような対等等価定期間条約を締結しなさいということです。
お互いにそれが嫌なら袂を分かてばよい事です。簡単に結えば、栽培者優先の原則から、廃棄処分となる。
身勝手に、一方的に、枯れたり枯らすことは、条約違反であり、平等の原則に反する卑怯な行為であり断じて許すことはできない。通常はがっかりしたり、遺恨が残ったり、悲壮感が漂うことになるかもしれない。

落ち葉 2017/05/09(火) 17:28:38
一般的には、過湿気味より乾かし気味の方が長持ちする傾向がありますが、何事にも許容範囲があり、度が過ぎるとトラブルになりやすい傾向にあります。
トラブル解決の近道は、早期発見即時対処が最善と思います。


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