発芽の方法

[園芸相談センター]の過去ログです

岡田祐二 2017/02/07(火) 09:02:42
昨秋拾ったモクレンの種ですが発芽させる方法をお教え願います。

ハニー 2017/02/07(火) 13:35:49
初めての種子に出会った時には、すぐに概要を聞いたり調べる。
主に、発芽温度と発芽反応(好光性種子と嫌光性種子、低温高温覚醒。)

1) 健康な種子をできる限り数多く集める。(虫食い、完熟、乾燥)

2) 解らない時には、集めた種子の半数を、時節に関わらず蒔く(表土に並べる、浅く覆土する、厚く覆土するなどや一部はぬるま湯に浸し皮を軟らかくするなども試みる)。
残り半数は、春に蒔くとか4-6回に分けて巻きます。
時節に関わらず、採取即蒔きが原則です。私たちは、学校で蒔き時がある事を先に教え込まれますから、実務と先入観の板挟みに悩まされます。更に、最先端技術やプロ仕様と持っている技能との板挟みなど

3) 解ればそれに従う。 保存するにも保存の仕方(種子寿命)があり、
一番の注意点は、紛失してしまうことです。



初めての種蒔で、一番不安になるのは、いつになったら生えて来るのかが疑心暗鬼になることです。
草花や野菜のように、数日で生えてくれれば安心するのですが、発芽するまで数年かかる種もあります。
生えたとしても、地中で、すぐに枯れてしまって、いつ生えていつ消滅したのかが、気付かなかったり、枯れた原因が解らないなどもあります。
目的の草木と雑草雑木と区別が付かなかったり・・・




モクレンの種蒔に関する参考サイト
木蓮(マグノリア)の種まきと苗植え!鉢植えと地植えの時期と
http://horti.jp/8535

タイサンボクがたくさん発芽 | WooHoo! - wixsite.com
http://horobon.wixsite.com/woohoo/single-post/2016/05/31/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%81%8C%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%81%95%E3%82%93%E7%99%BA%E8%8A%BD-1

2017/02/07(火) 16:35:16
モクレンの種子は乾燥に弱いとされているので、取り撒き(秋に採種して、果肉をよく洗い落とした後、すぐ土に撒く)が基本です。
ですので、管理方法によっては発芽率がかなり落ちている可能性もあります。

今現在どのように管理されているかは分かりませんが、私でしたら、今すぐ種子を湿らせたガーゼに包んで、ラップやビニール袋をかけて冷蔵庫にて保管します。
弱っているかもしれない今の状態で慌てて撒くより、発芽の時期まで適切な方法で保管してから撒いた方が良いと考えるからです。

そして4月も下旬に差し掛かり、本格的に暖かくなってきたら種を蒔きます。
赤玉土やバーミュキュライトのような清潔な土に、1cmほどの深さを目安に植え、風通しの良い明るい日陰に起き、乾燥に注意しながら管理すれば、遅くとも5月中には発芽します(種子が生きていれば・・・)。

発芽後も株がしっかりするまでは直射日光(特に西日)や乾燥に万全の注意をはらって管理し、適当な大きさになったら市販の培養土に植え替えて、徐々に大人の木と同じような管理方法に慣らしてあげて下さい。


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