サルビアの移植について

[園芸相談センター]の過去ログです

もちまる 2016/11/19(土) 17:21:15
今年の五月、花壇の何ヵ所かにブルーサルビアを植えたのですが、一ヶ所チューリップの球根を植えるため、サルビアを別の花壇で咲いているサルビアの近くに移植したいと考えています。(チューリップは市販の球根の土を使って植えます。)今の時期、サルビアを移動させるのは難しいでしょうか。また移動が可能な場合、注意点はありますか?よろしくお願い致します

朝吉に清次 2016/11/19(土) 19:53:30
栽培地が表示されていませんね(出来れば 市名を)

一般的に、Sサルビアが一年草の春の種蒔き栽培(そのまま開花)で、Bサルビアは、紛らわしく、小苗を春に買い付け栽培の挿し木増殖開花が、慣例です。
更に、紛らわしい事に、非耐寒性宿根草であり、栽培地により、越冬する場合と冬に死滅してしまう場合がある。・・・自然下における露地栽培
違った意味で、解説も、耐寒性の表現意味について、曖昧なもので、ニュアンスとして、理解する事になる。
例えば、暖地とは、南九州以南の比較的冬知らずの暖かい地域なのか、
関東以南の太平洋岸の温暖な地域なのか(温暖地域の温を省略した暖地)
意味不明。
更に、その年その年の気候変動(寒い冬もあれば、暖かい冬もある)によりBサルビアの生存率も異なり、一株生き残れば、挿し木して増殖させれば良い。
概ね凍土凍結しないようなら、越冬する可能性が大きい。

詰まり、完全宿根草(簡単に冬越しする)でもなければ、一年草(春夏蒔き1年草で冬に枯れる、又は、秋冬蒔き1年草は、2年草とか越年草という)でもないという、中途半端な耐寒性のある植物群です。
本来は、宿根するもの(生物学的分類)が、日本では宿根しない(四季があり環境が異なる)これらの植物群を、園芸一年草と言うらしい。

という事で、越冬する栽培地域なのか、ほぼ越冬しない地域なのかにより、植え替えの適否が異なる。・・・越冬しないのなら、植え替えしてもムダな行為です。
それで無くとも、同じBサルビアにも、いろいろな園芸品種があり、それぞれの耐寒性の度合いも多少異なります。

鉢上げして、凍土凍結しない陽だまりや室内や簡易フレームへ移動するのなら、植え替えの是非を考えずに、強制的に移植しないと仕方が無い。

植え替え時の注意点や方法を細かく言えば、個人個人の趣がありますが、適当に、でたらめでも良い。
無難なのは、根の土を崩さないように、植木鉢へ移し変える。
私なら、横着なので、スコップで適当に引抜いて、できるだけ茎葉や根や土を切り捨て、コンパクトにして、移し変えます。大きいと邪魔になる。息絶え絶えでも、かろうじて越冬すれば良い。冬の間生かしておくだけ、心配なら、別々の植木鉢へ2-3個生かしておけば良い。
セージ系は、比較的丈夫なほうですから、あまり神経質にならなくても良く、仮に死滅しても、安価で、時節になれば容易に手に入り易いものです。

チュウリップの球根の埋め方は、好みにより、球根の方向をそろえた方が良い。
面白い解説 さてどちらが正しいでしょうか?

A)
富山県花卉球根農業協同組合概要 当組合は昭和23年12月6日創立し、
富山でチューリップ栽培が始まってから98年となりました。
http://www.tba.or.jp/staffblog/wp-content/uploads/2016/05/a884cda300931c8dd94e26627846e414.jpg

http://www.tba.or.jp/staffblog/?p=1348

B) 一般的な解説
http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/6cb7b47ecd6464ca9fa3fad7b7e05ecce1aa2174.71.2.9.2.jpeg
http://www.fujimi-engei.co.jp/start/img_005/img04b2.jpg

上のAとBとでは、球根の並べ方は、共通しているものの、葉の出る生長する方向が90度異なる。結果的としては、同じようなものですが、解説には。違和感がある。

他に、鬼皮を剥く取り除く方法と、取り除かない鬼皮のしっかりした球根(ひび割れしていない)を埋めるなどや
殺菌消毒してから、埋める、消毒無しで埋めるとかいろいろ・・・・

表現の仕方には、いろいろと個性や流行があり、面白いものです。


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