レモン、アオムシ対策、有効な薬は?

[園芸相談センター]の過去ログです

バラ美 【近畿】 2016/07/24(日) 21:51:27
数年、育てて、170センチほどのレモンです。
昨年まで、鉢植えにして、玄関横に置き、一日に何度も観察して、あげは蝶の卵を、取り除いていました。
が、のびのび育てたいと思い、地植えにしました。すると、玄関脇のように、しょっちゅう、卵を見つけることはできず、大量のアオムシ、子虫にやられて、無惨な姿です。
オルトランDXを何度かまきましたが、効果ないようです。
これまで、何十匹も幼虫をとりましたが、近頃また、あげが蝶がたくさん来訪してきます!
物理的に、卵とり、子虫とりのほかに、有効な薬はないものでしょうか?

毛虫芋虫薬 2016/07/24(日) 23:33:17

オルトラン
顆粒
は、目に見えるような効果を期待する事は出来ません。
長年にわたる大手メーカーのロングヒット農薬ですから、それだけの効果はあるでしょうが、経験的には、効果は無い農薬と思っています。

反面、経験的に、
オルトラン
水和剤

オルトラン
打ち込み剤カプセル
は、同じ成分ですが、効果絶大です。

水和剤は、グンバイムシの成虫蛾に、カブセルは、桜のアメリカシロヒトリには、効果絶大ですね。
http://www.greenjapan.co.jp/orutoran_capsule.jpg

さて、柑橘のアオムシ(黒又は黄アゲハの幼虫)駆除農薬なら、お手持ちの液状殺菌農薬又は液状殺虫農薬で十分駆除できます。
お手軽スプレータイプ農薬は、ダメです。
噴霧器で、隈なく雫が垂れるほど噴霧する事です。
一匹見つけたら、直ぐに噴霧する事が大切です。

成虫(アゲハチョウ)の飛来は、食喰では無く産卵目的です。
花にではなく、葉に止まった瞬間に、産卵してしまいます。
産卵後4-7日で、孵化しその後黒幼虫で、ボチボチと葉を齧り、大型黒幼虫や羽化蛹前の緑幼虫になれば、見る見るうちに葉は食べられてなくなります。
緑埜幼虫の数が、飛来し産卵した回数(卵の数、産卵数ではなく回数)です。

尚、農薬は、卵には駆除能力はありません。効果が無いものは、期待しても何の役にも立ちません。
物理的に、小さな卵を見つけることも大変困難な事です。
こちらもムダな行為です。
となれば、孵化した幼虫をいち早く見つけ駆除することです。

農薬は、水和剤又は乳剤を噴霧器で噴霧できるのなら、どの農薬でも良い。

>近頃また、あげが蝶がたくさん来訪してきます!
年に四回の訪蝶ブームがあるようです。

さんごう 2016/07/25(月) 09:58:44
ご質問に対する答えではありませんが、
1本ならば、いっそのこと、物理的に周りをネットで囲ってしまってはいかがでしょうか。

バラ美 【近畿】 2016/07/25(月) 21:10:57
毛虫芋虫薬さま、ありがとうございます。
どの農薬でもよい。ーとのことですが、殺菌剤ではだめですよね?たとえば、サプロールとか。

バラ美 【近畿】 2016/07/25(月) 21:13:51
さんごうさま、ありがとうございます。
その手がありましたね!

pine 【九州】 2016/07/25(月) 23:14:16
 私の住む県での防除薬剤ですが,以下などがあります。
アニキ乳剤 (マクロライド剤)
エクシレルSE (アントラリニックジアミド剤)
ダントツ水溶剤 (ネオニコチノイド剤チアニコチル系)
フェニックスフロアブル (フルベンジアミド)
マッチ乳剤 (IGR剤)

 幼虫発生期に使用するのが基本ですので,アゲハの産卵が多いようなら7〜10日おきくらいに定期散布します。
 ただ,いずれの薬剤も比較的新しく,比較的に高価ですので,捕殺で対応できないようなら使う程度にしておいた方が良いかも知れません。
 また,散布回数の制限がありますので注意して下さい。

 質問内容にはありませんが,レモンはかいよう病に弱いため,ミカンハモグリガ(エカキムシ)の防除を怠ると,ひどい落葉を生じて,極端な場合は枯死します。
 雨を避けられる軒下から露地に移した場合は,これまでになく多発することになりますので,こちらの防除もお忘れ無く。

バラ美 【近畿】 2016/07/26(火) 00:29:57
pineさま、ありがとうございます。
薬剤、参考にさせていただきます。
そういえば、エカキムシも、よく見ます。
アドバイスありがとうございます。環境をかえたら、色々、気をつけないといけないのですね!

毛虫芋虫薬 2016/07/26(火) 00:38:25

>どの農薬でもよい・・・・たとえば、サプロールとか。

薬事法の主旨から言えば、目的外使用に該当しますから、犯罪行為の疑いもあるでしょうね。
サプロールにて、殺菌消毒をした場合の副作用として、併せて、アオムシ芋虫も除去できます。
現実的に、害虫の中でもトップクラスのカイガラムシも、根絶されてしまいました。

ある意味、生態系の環境破壊をして、新たな環境を構築することです。

簡単な例で表現すれば
針のムシロに座らせることです。
もしあなたが、ある日友人から無粋、豚、臭いと毎日決まった時間に言われたとしたら、耐え切れますでしょうか?
ある種その言葉に陶酔する趣味が無ければ、最初は反抗するでしょうが、そのうちに嫌になり、怖くなり、会いたくないと思うようになってきます。
言葉の一つでさえ、奈落に落とす事が出来ることですから、増して、殺菌剤といえども、毒物ですから、尚更の事です。
もし、その事が無ければ、人的な植物的な薬害の注意書きは別格として、
広く環境汚染たる、安全使用上の注意書きなどを表示する必要性は全くありません。
表示されているという事は、何らかの悪影響がある(反意として効果が有るかもしれない)ということです。

リスクとメリットを天秤にかけながら、あらゆる角度を思い浮かべながら、取扱説明書を隅から墨まで、熟読しないともったいない事です。

農薬は、危険物毒物ですから、コレクション化するものではありません。
必要にして、最低限度のみ手元に置くべきものかと

となれば、数少ない手持ち資材を有効に使うしか断捨離は出来ませんね。
自由が最大の幸福なら、空間こそ最大の贅沢であると考えています。
最大の贅沢たる空間を広げるのなら、絶対に持ちこまない、素早く処分する事です。

あくまでも、STサプロール乳剤は、

葉の中に成分が浸透し、予防効果と治療効果を発揮します。
黒星病・うどんこ病の専門薬です。
乳剤のため計量しやすく、また散布後の葉の汚れもなく観賞価値を  損いません。

とメーカー販社の指導指針( 売りフレーズ )ですが、ここも深読みしないと、期待はずれになったときに、どこに脆弱性があるのか見失ってしまいます。
リスクの本質と対応のしかた見極め、素早く臨機応変に行動する癖を付けておかないと、大変な事にもつながります。
メリットは、執拗に追求しなくても、後から勝手についてきますが、リスクは、一寸油断すれば、背後霊となり付きまとってきます。
素早く解決するか、逃げ回る事です。
戦うより避けるかかわらない事が尤も簡単な手立てです。

という事で、機会があれば、散布し経過観察し体験してみるのも、確信を持つ一つの方法かも。

ちなみに、アゲハチョウの結婚(子孫継承率)など1/10000以下ではないでしょうか、成虫までの生存率1%以下ですから、葉が無残になるということは、元々の環境からして、天敵がいない、自然体系が崩れているという事につながってきます。
アゲハチョウ側から見れば、安心安全な快適環境に有るということです。

話は飛びますが、環境と青虫の生態観察として
クチナシとアオムシ(スカシバの幼虫)の関係も、一度も消毒をした事の無い(諸事情によりする事ができない)近所の児童公園では、殆どいませんが、中途半端に管理の行き届いている?垣根には、葉が無残に食べつくされている場面を見ることも多いです。
やはり、自然環境が産卵孵化羽化を抑制しているのかもしれません。
児童公園では、水遣りをしませんから、日照が続けば、葉が乾燥する(硬い、エグ味が濃くなる美味しくない、萎れて瑞々しさがなくなる、新芽が伸びにくくなる)、更に、幼虫を捕食する鳥ハチ蜘蛛や寄生虫病原菌も氾濫しているのでしょう。熾烈な生存競争も生じているのかも。

広大なミカン畑をみても、管理農園は、消毒していますから、別格として、管理畑に囲まれている広い放棄農園でも、葉の虫食いはあまり見つかりません。
しかし、雑草も新梢も伸び放題ですからスス病が蔓延しています。
あわせて2-4年もすれば、カミキリ虫の被害で、徐々に枯れてしまいます。
果樹園のはずれの雑木林には、へクソカズラが生い茂り、アゲハチョウの乱舞も見受けられますが、放棄ミカン農園へは、産卵していないですね。
草ぼうぼうですから、捕食動物も多いからなのかも。
隅から隅まで、隈なく観察したわけではありませんから、必ずしもそのようになっているとはいえませんが、一場面としてはそのようにみうけられます。

前任者の提案のような、防虫ネットなどは、害虫忌避にとしては、最高によいですね。
反面、いろいろと、面倒な一面もあります。
何を利用しても、一長一短はありますから、どこに落ち着くかです。

話が飛び飛びになりますが、
今年は、私の花壇の10年に一度の整理処分の年にあたりますから、断水して枯れさせ1/3以下にしいたく思い断水させています。
その結果、生き残ったものを育てる手法です。
草もぼうぼうです。
その結果、日照続きもあり、大変弱ったり枯れたりもしていますが、柑橘もクチナシも今のところアオムシの発生はありません。
バラの一角は、チュウレンジが発生したのでしょう、葉がなくなっていました。無病無害の一角もあります。
又、サツキの一角もハダニが発生しているようです。こちらも無害区画も沢山あります。
離れているといっても、1m程度ですが、やはり何かの原因が有るのでしょうね。
今年のバラには、冬剪定以前から、事細かく管理した為か偶然なのか、黒星病は、今のところ見受けられません。
という事で、いろいろと観察しながら、もっと手軽な解決方法を発見するのもよいかと。

先入観も大切ですが、先入観や教科書崇拝主義を捨て去る事も一つの方法かもね。

バラ美 【近畿】 2016/07/27(水) 00:29:19
毛虫芋虫薬さま、ありがとうございます!勉強になります。


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